【チャリ】自転車24時間ラリー2013 「アタック日本海」
 昨年、一昨年と走らずに過ごしていましたが、3年ぶりに「自転車24時間ラリー」を敢行してきました。
 今回で通算4回目の挑戦です。

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 そもそも「自転車24時間ラリー」とは、数年前、仕事をなくして暇を持て余していた時に「自転車で24時間走ったらどこまで走れるんだろう?」という、素朴な探究心からやり始めたチャレンジです。
 それまで、自転車ではせいぜい隣町くらいまで足を伸ばすくらいしかしていなかったのですが、考えてみたら歩くよりもずっと速い自転車だし、なにも近所じゃなくて、もっと遠くまで乗っても良いんじゃない? というなんだかよくわからない動機がきっかけでありました。

 今までは千葉県周辺で、ぐるりと一周して自宅へ帰ってくるルートでしたが、久々の復活ということで今年はなんと 「海が見たかった」 ので、日本海を見に行くことにしました。
 場所は景勝地で有名な出雲崎海岸。
 自宅はほとんど東京湾岸に近いところなので、実質列島横断、距離にして約320kmです。
 千葉県一周は大体480kmくらいなので、それに比べたら少し短い感じもありますが、今回は標高1100mまで駆け上がる三国峠という難所もルートにあるので、なかなかにタフなコースです。

 ラリーということで、大体30キロ前後でタイムコントロール(TC)を作り、コースを区切って走っていくことにしました。

TC01 自宅>埼玉県岩槻市「東武野田線・岩槻駅」
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スタートは午前10時半、自宅近くのコンビニをスタートして岩槻駅近くのセブンイレブンまで、だいたい30km程度の最初のステージです。
 まだこのへんは都心のベッドタウンということで、主に住宅地を通る幹線道路を伝ってゆく感じです。
 もちろんフラット。
 信号待ちが多いのがちょっとつらいかな。

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▲岩槻駅前ではちょうど東武野田線がやって来ました。

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▲とまぁ、当然順調に走って2時間弱くらいで到着。
 ちょっと背負っていたザックが重くて、自転車のキーや財布、カメラなどをジャージのポケットやサドルバッグへ収納しました
 まだまだ元気!!

TC02 岩槻>埼玉県羽生市「道の駅はにゅう」
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 岩槻を過ぎてからは、国道122号線、郊外へ伸びてゆく都市間を繋ぐ道路をひたすら走ります。
 特に曲がったりというような難しいところはなし!

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▲景色も住宅街から、こんな感じで畑や田んぼが目立つようになってきます。
 のどかな田園地帯、しかし、幹線道路なので、交通量も多く気を遣います。
 天気も良くて気温も上昇、暑いです

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▲TC02も特に滞り無く、順調に走破、道の駅はにゅうに無事到着です。
 ここでは少しばかり水分補給と、それに合わせて便所休憩。
 ここの道の駅は、思っていたよりもこじんまりとしたものでした。

TC03 羽生>群馬県伊勢崎市「JR両毛線・伊勢崎駅」
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 TC03では引き続き国道122号をしばらく走り、群馬県へ突入、館林市を過ぎると進路を西へ変えて、県道2号線「古河街道」を行くルートです。

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▲出発してはや4時間、最初の疲れを憶え始める頃です。
 まだまだ明るく、気温も非常に高く、道の交通量も予想よりも多く、なかなかに慎重な走りを心がけます。

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▲まだまだ難なくTC03にも到着、この地点で16時、スタートして5時間弱が経過です。
 駅前に適当なコンビニがなかったので、ちょっと行った先のミニストップで休憩です。
 思ったよりも遠いのね、伊勢崎って……

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▲あまりにこの日は暑かったので、ハロハロのラムネ味。 ちょっと贅沢をしました(笑)

TC04 伊勢崎>群馬県渋川市「JR上越線渋川駅」
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 伊勢崎から引き続き県道2号線で、県庁所在地の前橋へ、前橋からは今回のメインルート、新潟まで延々と続く国道17号線「三国街道」に合流します。

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▲前橋市街地での走り。
 さすが県庁所在地というだけあって、高いビルも多く、大きな町でした。
 畑や田んぼの景色から、大きい街へ入ってゆく感じはやっぱり旅するものとしていいものです。

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▲しかし、渋川到着目前でこの陽の高さ……このままでは夜の峠攻めになってしまいます。
 ちなみに渋川駅近くは少し道が変わっていて、1回大きくミスコースしてしまいました。

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▲無事に渋川駅に到着。
 しかし、ここまで来て気づきました、休憩の間隔をもっと短くするべきだった……
 30kmごとくらいに休憩してたんですが、やはり自分にはちょっと距離的に長いような感じで、そう走行距離も100kmを超え、疲れがだいぶ溜まってきていることに気づきました。
 短い距離ならそれでもいいのですが、今回は割と未知のルートの長距離なので、余裕を持って走らないと行けないのですが……

TC05 渋川市>群馬県みなかみ町「上毛高原」
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▲このTCからしばらくずっと登り基調で進みます。
 勾配的には大したことはないのですが、すでに100km以上走ってきた体に、淡々と続く坂道に、ここでガーンと負荷がかかるような、そんな感じのステージです。

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▲そして見事に夕焼け、日没です……何も考えずに出発しましたが、見事に夜の峠攻め決定です。
 しかし、妙義に沈む夕日はいい景色だった!!

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▲道は渓谷の川沿いのワインディングで、ずっと上りというわけでもなく、時折下ったり上ったりのウィットのあるルートでした。
 周りは山林で、人里を離れていきます。
 しかし、走っていて楽しかったものの、交通量もまだまだ多く、走りやすい道……ではありませんでした。

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▲上越線、岩本駅で便所休憩、かなり暗くなってきてしまいここでヘッドライトを点灯させました。
 渓谷沿いにある小さな無人駅でしたが、駅舎自体は新しく、便所も清潔感あるところでした。

 途中、沼田市を過ぎてから急激に交通量が減り、走りやすくなってきたものの、上りがややキツくなって参りました。

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▲暗くなってきたものの、なんとか上毛高原駅近くのファミマに到着。
 ここで食事補給をすることにしました。
 いよいよここからは本格的な上り、三国峠のスタートです。

TC06 上毛高原>猿ヶ京温泉>新潟県湯沢町「苗場スキー場前」

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 いよいよ今回のラリーの最大の難所、三国峠へ突入です。
 標高1100mまで一気に駆け上がる約20kmの上りです、以前なら相当に躊躇したんでしょうが、今まで碓氷峠やヤビツ峠を攻略しているだけあって、頑張れば登れるんじゃね?みたいな気持ちで挑戦です。

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▲ヘッドライトはジェントス・閃355の二本差しのライトポッドに、Knogのいつものライトをポジションランプ用として点滅で使用。
 しかし、TC06を走りだして早々、15分ほどでヒトツのライトが消えてしまいました。
 十分に充電されていなかった……? 電池を交換して再スタートです。

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▲猿ヶ京温泉付近から平坦や下りがほとんど無く、5%前後の上りが延々と続く峠に本格的に突入。
 ちょっと上りがゆるいタイミングのトンネルでシャッターを押しましたが、基本的にそんな余裕なんかありません(汗)
 ハンドルの持ち方を変えたり、座るポジションを変えたり、体をよじってみたり……
 途中、猿ヶ京温泉PAで少しばかり休憩、その後また走りだして、淡々となんとか三国峠のピークに到着

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▲峠の山頂には三国トンネルがあり、そのトンネルをくぐると新潟県です。
 交通量はほとんどありません……

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▲トンネルからはひたすら強烈な下りで、苗場スキー場前へ到着。
 標高が1000m付近というだけあって、なんと外気温は10度を下回っています。
 寒い!!
 このタイムコントロールで一枚上を羽織ることにしました。

TC07 苗場スキー場前>新潟県南魚沼市
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 ここからは一気に下る深夜のダウンヒルです。
 しかし、とにかくめちゃくちゃに寒い……グローブが指切りのため、指先がもう寒くて寒くて……昼間はあんなに暑かったのに、まるで夢のようです。

 
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 ▲とにかく三国峠の下りは想像以上に度胸の試される下りで、深夜ということで街灯もなく、自分のヘッドライトの照らす範囲のみが視界と言う状況で、時速50kmを超える状態で下り続けるシチュエーションは相当にクレイジーなセクションでした。
 
 もちろんリスクは負わず、完全にコントロールできる領域でのスピードで下っていたのですが、あんまりスピードが遅いと、時折猛スピードで下ってくるトラックも居るので、逆に危険というのもあり、ひたすら緊張感を伴う感じでした。
 冬季は積雪量が多い地域ということで、道も非常にアスファルトの状態が悪く、足を取られないように、適切なラインで走る必要がありました。

 しかし、人里離れた山奥をひたすら登って、そして下り続けて、湯沢の市街の明かりが見えてきた時は、思わず声を出してしまいました。

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▲越後湯沢駅に到着。
 スタートして12時間以上が経過し、駅もほぼ終電の時間ということで、ひっそりとしていました。
 しかし、湯沢の市街に降りてきた時の、あのホッとした感は代えがたいものがありましたなぁ……

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▲石打の手前に健康ランドがあったので、ここで少し入浴と仮眠をすることにしました。
 あんまり休みすぎても、到着が遅くなってしまうので、2時間ほどの仮眠です。
 夜の3時過ぎには出発をします。

TC08南魚沼市>新潟県長岡市・越後川口
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 明るくなる前に出発。
 基本的に平坦>下り基調なので、楽ちんなところかとおもいきや、雪国ということで道の状態が非常に悪く、またトラックが多く、走りやすいとは言い難い道すがらでした。

 特にここまで200km弱を乗ってきた尻には、この路面は非常に苦しい(汗

 峠も超えて新潟県に入ったとはいえ、湯沢から長岡市街までの区間は非常に今回の旅で一番きつい部分になりました

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▲しばらく走っていると夜が明けてきて朝になりました。
 確か浦佐駅のちょっと前くらいだったと思います。

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▲夜明けとともに越後川口付近コンビニで休憩、朝食にすることにしました。
 周りは魚沼地方ということで、見事に田園風景、水田に映った朝日がなんとも言えない素晴らしい景色でした。
 疲れはかなり来ていましたが……

TC09 越後川口>新潟県長岡市・長岡市街
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 ここも苦しい部分でした。
 石打の手前で休憩したとはいえ、全身の疲れはなかなかにピークです。
 ただ、太陽も上がってきて、気温も上昇、標高も下がってきたということで、走りやすくはなって来ました。

 信濃川沿いをひたすら淡々と漕いで行きます。

 しかし、帰ってきてから気づいたのですが、小千谷から信濃川の西岸を走ったほうが良かったなぁと。
 かつての国鉄魚沼線の走った後を走ってみたかった……

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▲午前7時前に長岡駅に到着、出発からすでに20時間半が経過していました。

TC10 長岡市街>新潟県出雲崎町・出雲崎海岸
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 長岡市街から、今度は日本海を目指します。
 最後の区間ですが、ここに来て最後の最後にちょっとした上り……というか山を超えないといけません。
 しかし、幹線道路を離れ、交通量もそれほど多くなく、逆に走りやすいような、そんな感じでした。
 ゴールが近いという気分もあったかもしれません。

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▲この日も天気は快晴で、素晴らしい眺めです。
 もはやガシガシ漕ぐような元気はありませんでしたが、それでもインフィニート「杏珠たん」は自分の走りに応えて、それほど減速することもなく淡々とボクを日本海へ運んでくれました。
 やっぱり、インフィニートはこういう、体力がもうなくて疲れきっている頃に力を発揮してくれるんだなぁと。

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▲小さな山をヒトツ超えると出雲崎町に入ります。
 非常にのどかな里山の景色です、今回の旅で一番いい景色だったところかもしれません。

 そして、越後線の線路を渡り、丘を登る道を進んでゆくと……

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▲あっ……!!

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▲とうとう日本海が見えた!!

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▲ついにゴール!! 到着は午前9時前、所要時間は22時間30分弱くらいでしょうか。
 無事に日本海までたどり着きました!!

 しかし、本当は「日本海に沈む夕日」が見たくて選んだゴールなのに……到着時間はおもいっきり朝。
 しかも、併設されてる道の駅は開店前というね……
 もうちょっとよく考えて出発しましょうということでした(汗)

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▲その後長岡まで戻って食事しつつ、新幹線で東京まで。
 おすすめされたソバを堪能しました。
 しかし、自分が22時間以上かかった道を、新幹線は90分で走ります。

 なんていうかその……新幹線って速いな!!!(笑)
 
 
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by minagi_ichirino | 2013-06-06 01:30 | Bianchista
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