【チャリ】念願のブルベ初挑戦!BRM719千葉400km
 そもそも、ブルベという言葉、イベントを知ったのは数年前のこと。
 その頃はまだロードバイクを持っておらず、クロスバイクのBianchi Roma2 「飛鳥たん」 であちこちを走っていたのですが、スピードを争う競技ではなく、ただ、単純に自分はどれくらい長距離を走れるだろうかという指標として、いつか挑戦したいなと思って、掲示板やコミュニティを遠くから眺めていたのでした。

 自分一人でただロングライドに出かけて、クロスバイクでも300㎞、400㎞、今年には600km近い距離も走りましたが、結局は自分一人の都合で楽しんでるだけなので、主催から決められたルート、決められた制限時間内にファストランすると、自分は一体どれくらい走れるのか?
 また、そう言った競技に出るというのはどういう感じの景色が見えるのか、あこがれでありました。

 12年に貯金ほぼ全部はたいてBianchiのInfinitoを買い、そして時間的にも経験的にも、チャレンジできる状況になった今年、いよいよ挑戦してみることにしました。

 挑戦したのはAJ千葉主催のBRM719千葉400㎞、話によると比較的難易度の高い400kmクラス……制限時間は27時間、途中、複数の峠を超えないといけない山岳区間も序盤と後半にあり、獲得標高は3500m
 初挑戦で完走するにはなかなか手ごわいルートです。

a0293131_1413298.jpg

・そんな今回のブルベに用意したのは、いつもの杏珠たん(Bianchi C2C infinoto'12)です。
 ほとんど、東京~大阪キャノンボールランやった時と同じスペック、装備です。
 ただ、あの時はツール缶を、トライアスロン用アダプタで後ろに積んで走りましたが、ギャップ越えの時に落としてしまうことがあったので、今回ツールやスペアチューブなどの補修キットは、サドルバッグを取り付けて納めました。

a0293131_14123778.jpg

・ペースノート(キューシートに登坂距離や、ペース配分などの支持を加えたもの)も、今回からユポ紙を利用して、雨天での仕様を想定。細かいルート確認はアイフォーンを利用。
 今考えられる、理想の装備です。

a0293131_14255889.jpg

・スタートは袖ケ浦海浜公園、初めての参加なので、いろいろ主催の方に教えてもらいながら、手続きを終わらせて、7時に順次スタートしてゆきます。

■PC01 40.7km地点「セブンイレブン富津更和店」
 当然のことながらここまでは慣らしみたいなもので、マイペースに走ってゆきます。 ルート多少のアップダウンのみで順調に到着。 周囲に人も多いですが、このPCあたりから人がばらけてきます。
 自分もベルギーワッフルとレッドブルのいつもの組み合わせ……(というか、原稿中に取ってる軽食と同じメニュー……)でささと片付けてPCを出ます。
 
 ここのPCを出てからが、最初の関所になる山岳区間に入っていったのですが……

■PC02 94.1km地点「セブンイレブン天津小湊店」
 大山千枚田まで向かう最初の峠、梨沢を難なくこなして県道182に合流した直後の、大体51.7km地点、交差点で加速した瞬間に、右足が「バキッ!!」と猛烈な痛みに襲われます。

「なんだこれは……!何が起きたんだ!!」


 最初はスジを違えたかなくらいに思ったのですが、全く引かず、更には左足まで全く同じように痛くなってしまい、動けなくなって転んでしまいました。
 足が攣ったと理解するのに、そう時間はかかりませんでしたが……今まで、自転車に乗っていて、足が攣ったことなど一度もなかった自分は、完全に気分が動転してしまいます。

「困ったな、どうしたものか……」

 100mほどまた跨って走ってみるも、すぐに足が攣ってしまい、まともに進めません。
 近くに自販機がたまたまあり、そこまで行って、一旦シューズを脱ぎ水を飲んで、15分ほどよくわからないけれどマッサージ的なものをして、走れるかどうか……

a0293131_14501883.jpg


 Lineでも同じBianchi仲間に「足が攣っちゃった!どうしよう!」とヘルプを求めたところ、どうやら自分をよく知ってる皆様の結論が 「お前は補給しなさすぎるんよ」  というお話でした(汗)
 確かに走り始めてしばらくしてから頭痛もずっとあり、ミネラルや水分不足が顕著だという指摘が……

a0293131_145591.jpg


 大山千枚田とかいい景色だったんですけどねえ……
 結局、PC2まで足が痛くて痛くてどうしようもなくて、景色楽しんだり、気分よく走ったりとか全くの状態でした……

■PC03 142.5km地点「ローソン一宮海岸店」
a0293131_150516.jpg

・天津小湊では食べないと走れないので、とにかく食べます。冷やし中華にメンチカツを突っ込んで、おにぎりまで頬張ります。
 この先更に養老渓谷方面へ抜けるので、激しいアップダウンがあるということなので、覚悟してスタート。
 時間的に早く出発したかったものの、足の回復を優先させ少し長めに休憩、時間的な余裕は大体1時間ほど。

 太平洋側から再び山の中へ入り、アップダウンを繰り返しながら、千葉県の秘境「上総中野駅」へ。
 そこから大多喜方面へ抜けていくルートです。
 左足はそこまでではないものの、右足は相変わらず痛いままで、頭痛も収まらないままです。
 とにかくしんどい……気分は思うように走れず、悔しい思いでいっぱいです。
 
a0293131_156244.jpg


 途中、湧き水を見つけたのでここで水を浴びました。
 天気は時折雨がぱらついたりしてますが、しかし気温は高く、更に体のコンディションも悪く、ここで一休みで少し救われました。

■PC04 215.4km地点「セブンイレブン犬吠埼店」
 一宮海岸を過ぎると、今度はひたすらフラットな九十九里浜を走ります。
 ここはクロスバイクでも何度も走ってる場所ですし、infinitoでも走ったことがあるので、感覚もつかみやすく、少しは足が休めるかな……と思っていたのですが、実際のところはそんなことはなく。
 やはり足は痛いままです……

 さすがにコレではどうしようもない、まだ半分も来ていない状態でこの状況では限界に近く、ゴールできるかどうかというより「いつリタイアするかどうか」という状況です。
 そこで、イチかバチかで途中で持ってきていたビタミン剤を飲むことにしました。
 本来走り終わった後に、飲むつもりで持ってきていたビタミン剤でしたが、銚子の街に入る直前、大体190km地点くらい、ここで何錠か飲むと……なんと、今まで不足していたビタミンが補充されたからか、しばらくすると頭痛も治まり、100%ではないものの、足の痛みもかなり引き、ここに来てようやく自分本来の走りができるようになって来ました。
 時間はすでに夕方を周り、犬吠埼に付く頃には12時間を経過していました。

■PC05 281.1km地点「ローソン一宮海岸店」(折り返し)
a0293131_1518972.jpg

 銚子でカップ麺にメンチカツを突っ込んで食べてると、いよいよ天気が崩れてきて、土砂降りの雨に……
 この日は低気圧が関東に接近しており、大気が不安定という予報があり、いつ降ってきてもおかしくないような天気ではあったのですが、ここでいよいよのウェットコンディション。
 それも、パラパラではなく、バケツをひっくり返したような土砂降りです。

 テールランプが暗かったので電池を交換し、比較的調子を取り戻した体で土砂降りの雨の中、一宮を目指しました。
 あとで聞いた話のよれば大雨洪水警報が出るほどだったそうです……
 しかし、気温が下がり、もともと雨対策で粘度の高いチェーンオイルを注しており、登坂区間のない九十九里浜なので、雷すら鳴る中、ライオンのような走りで次々と全走者をパス。
 この雨の中の激走でだいぶ遅れていた時間を取り戻し、一宮海岸につく頃には時間的余裕が3時間ほどまで回復しました。

 到着時刻は午後11時前くらい、ここで30分ほど仮眠して眠気を払うことにしました。

■PC06 356.6km地点「セブンイレブン富津更和店」(折り返し)
a0293131_15275683.jpg

 一宮から、再び千葉の内陸部へ入り、再び養老渓谷へ、しかし今度はなんと日付の回った深夜の林道です。
 正直、あまり生きた心地がしませんでした。
 当然街灯も皆無で、ミスコースも2回ほどやらかし、夜が明ける前に山岳区間を抜けられればと思ったのですが、結局抜けられたのは明るくなってからの6時前にPC06到着。
 PC05で3時間あった貯金は一気に2時間吐き出してしまい、再び1時間ほどになってしまいましたが、なんとかここまで来ると完走が見えて参りました。

 途中、この時間になると、ルートのそこかしこに仮眠で寝転がってる人もちらほら見つけ、多くのランドヌールたちが疲労と戦ってるのが垣間見えました。

 最大の難所はマザー牧場へ至る道、今回の一番の難所で平均9%の上りが3600m続くという峠です。
 自分はこのルートを走って「二度とマザー牧場なんか行くものか」と思いました。

■ゴール 404.3km 「袖ケ浦海浜公園」
 途中何度か一緒に走った、パナソニックのオーダーフレームに乗った方と、PC06をほぼ同時に出発し、その後ゴールを目指してランデブー走行で走りました。
 ここからはほとんどアップダウンもなく、ゴールペース……かと思いきや、途中、通過チェックの富津岬からは向かい風になり、のこり20kmほどが果てしなく遠く感じられたものでした。

 だいたいあのへんは景色も非常に単調でしんどい……

a0293131_15383713.jpg


 とまぁ、かなり辛い道のりになりましたが、なんとか制限時間内にゴール。
 タイムは25時間50分ということで、はっきり言って不本意なタイムではありますが、いやしかし、無事ゴールまで辿りつけてよかった……
 途中かなり一緒に走り、お互いに声を掛け合ったパナソニックのフレームの方と、ゴール後に握手、健闘を讃え合いました。


・しかし、今回の反省点としては、全くロングライドを走ることに関して、体を上手に使えてないなぁというのを実感しました。
 足が攣ってしまったり、ひどい頭痛に悩まされたりというのは、補給や栄養不足からくるものなので、そう言った部分をもっと配慮して走らないといけないなと、勉強しないとなと強く思うのでした。

 走ってる途中は「もう二度と出ないぞ!!二度と出ないぞ!!」と思ったのですが、走り終わり、こうしてブログを書いてると、やっぱまたチャレンジしてみたくなるものですね(笑)

 
[PR]
by minagi_ichirino | 2014-07-22 15:43 | Bianchista
<< 【雑記】九州をうろつく一週間(甲) 【趣味】ジャパンカップ群馬大会... >>