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【趣味】続・怒涛のスロットカー遊びの様子(遠征編)
 怒涛のスロットカー遊び更新。
 コミケが終わり、少し時間が出来そうだとういうことで、年明けから少し名古屋と大阪のショップまで足を伸ばしてスロットカーをやりに行ってきました。

 関東で自分の走らせているコース、レーシングパラダイス町田に、東雲サーキット、柏PitIn、博品館レーシングパークはすべてサーキットはウッドトラック(木製)のスムースなコース。
 それぞれコンディションの違いはありますが、関東から離れるとウッドトラックではなく、Ninco製のプラスチックサーキットなので、果たしてどんな感じなのか非常に興味深いことでありました。
 海外で開催されている大きいイベントも、多くの場合Ninco製のサーキットであるのも、とりあえずどんなムードなのか、果たして自分のマシンやテクニックでどれくらい攻められるのか……

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 青春18きっぷを乗り継いで、まず向かったのは名古屋、徳重・名古屋芸大駅から徒歩で10分ほどの住宅街の中に突然現れる倉庫にあるサーキット「スロットカーパーク

 Blogもいつ更新するのか怪しい感じの(というかスロットカーのお店は、全体的にどこも怪しい雰囲気満点感ありますが)物がありますが、過去ログはなかなか初心者には興味深い記事が多いです。


 扉を明けると、大きなサーキットがそこに……Ninco製の6レーンのコース、いつものことながら平日ということでお客は自分一人です。
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・店主さんは気さくな人で、色々お話しつつ、ザックに入れてきたSlot.itランチアLC2とFLYフェラーリF40の2台と、少しばかりの工具とコントローラをピットに広げて、早速試走してみる……前に、Ninco製トラックについていろいろ相談してみることに。
 タイヤは何がいいかとか、セッティングの持って行き方はどういうのがいいかとか……

 話してみると進められたのはNSRのウルトラグリップと、Slot.itのN22コンパウンド、とりあえずどちらも試してみようということで、購入、若干N22の方がファットな感じです。
 Slot.itは他にもFコンパウンドっていうのもあって、若干NとFでは特性が違うよということでしたが、オールラウンダーなN22をチョイス。
 つけて見る感じ、ウルトラグリップのほうがロープロフィールというのもあって、マシンに対しての収まりは良い感じ。
 FLYのフェラーリではSlot.itのタイヤではモーターシャフトにあたってしまい使用不可でした。

 
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・コースは極めてバンピーで、テクニカルなコースだなというのが第一印象。
 コースの台座がダンボールというのもあって、とにかくうねりがすごく、路面にマシンを設置させて走るのがすごく難しい。

 サーキットのイメージとしてはアメリカ、IMSA-GTでよく使われるライムロックパークやミッドオハイオに近い雰囲気。
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 ――実際のライムロックはそんなにテクニカルレイアウトって感じでもないのですが、90年台のIMSA-GTでは、非常にバンピーでレイアウト以上にテクニカルなコースという評価でした。
 特にスロットカーパークでものぼりや下りがあり、バックストレートのコブで軽くジャンプする部分なんかも、ライムロックぽいムードがありました。


 このバックストレートの二箇所のコブ、ここでスロットルを若干抜かないと、ガイドが抜けてしまいコースアウトしてしまいます、全開区間はインフィールドのストレートの一箇所くらい。 瞬間的に全開に入れるポイントは他にもありそうだけど……

 マトモに走ろうとしても、コンスタントに周回することがとにかく難しい……Slot.itのランチアLC2(N22)は基本的な性能が高く、走らせやすいマシンというのもあり、ある程度コツを掴めばある程度うまく走ってくれましたが、FLYのフェラーリの方はかなり厳しい。
 マシンが跳ねてしまい、うまくトラクションが安定してかからず、タイトターンでの動きがなかなか苦しい所。

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 どれくらいバンピーかというと、クラッシュしなくても、走行中のピッチングから後ろのバンパーがもげてしまうくらい跳ねます。
 ネジもガタ出ししようと緩めるとネジそのものがピッチングでもげます。
 そのピッチングを逃がすようにガタを出そうにも、そういう部分はやはりFLYでは苦しい様子。

 ウッドトラックに比べると、Ninco製のコースはマシンの基本性能差が出るなあと。

 色々基本的なセッティングの進め方や、スロットカーのイロハを色々教わりながら、最後の方にはある程度走るようになり、なんとか11秒台入るか、それくらいのタイムでコンスタントラップができるくらいまでに進歩。
 しかし、速い人は10秒切るというのだからオドロキです。

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 ショップのデモカーの、NSRのバンテージGT3も運転させてもらいました。
 非常にスムースな作りで感心、ボディも軽い軽い、こりゃあ速いわけだと思いました。 自分もNSR買うか……

――とまぁ、スロットカーパークを走っての感想。
・とにかくテクニカルで、速く走らせるにはマシンもテクニックも高いレベルが必要。
・マシンを上手に仕上げるのは当然として、調整の幅の広い車体が必要、FLYなどのレースユースに適してない車体と、NSRやSlot.itの車両などではウッドコース以上に顕著に差が出る。
・コース全体のリズム感を掴んで走らせる、カーブではウッドコースよりも早めにスロットルを抜き、旋回中にスロットルを煽りながらトラクションをかけていく走りが良さそうだ。
・モーターパワーの差は出にくい?

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 日が変わって……大阪。
(オレンジ色の環状線を見ると、大阪来たって感じしますね)
 いつものなかおか珈琲に立ち寄ってから、珍しく平日にサッキーズコレクションさんがOPENされるということで、おじゃましに行ってきました。
 
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・顔を出すと、人が多くてオドロキ!!
 自分は平日に行くことが多かったとは言え、自分以外の人がコースで走らせているなんて稀なケースだったので、普通に平日にレーンが空く順番待ちなんてあると思わなかった。

 コースも非常に凝った作りで、Ninco製の4レーンコース、スロットカーパークに比べるとフラットな作りで、ジオラマも気分を盛り上げてくれます。
 また、おそらく国内の営業用コースでは唯一と思われるクロスレーン(平面レーンチェンジ)があります。

 自分は先に大阪へ宅配便で送っておいた荷物を別所で受け取り、そこから補修やセッティングパーツ、Slot.itのF40などマシンなど取り出してピットを展開。
 
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 この日はSlot.itのF40とFLYのF40の2車種をメインで走らせることにしました。
 ランチアLC2も少し走らせましたが、どうもガイドがコースに合わないみたいで、カーブの途中でガイドが詰まって進まなくなってしまう様子……

 話してみると、どうもウッドコース用の深いガイドではカーブで失速してしまい、ガイド削りなる作業が必要だという話……なんてこった! ガイドのことなんて考えていなかったよ!!

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 コースはやはり非常にテクニカル……と、言っても、スロットカーパークとは異なったムードで、とにかく直線とタイトターンの組み合わせというのがこのコースの特徴。
 しっかり減速して曲がるというのが、コースの攻略のキモで、わずかでもオーバースピードだとガイドが抜けてしまいます。

 スピンというよりもガイドが抜けるという感じ……やはり、ガイドが合ってないんだろうなあ。

 コース自体もバンピーで、直線で車体がパタパタピッチングしているのが見えるものの、やはりここもスロットカーパークとは質が違う感じ。
 立体的でない、フラットなコースや西海岸風のジオラマというのも相まって、コースのイメージとしてはロングビーチ市街地コースのような感じ。
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 ウッドコースでは、ここまで、ほとんど止まるくらいまで減速して曲がるっていう操作をすることなんて無いので、鋭角なヘアピンとシケイン、ピッチングしながら駆け抜ける比較的長いストレートを組み合わせた感じは、ロングビーチ市街地の雰囲気そのものという感じ。

 いや~、NINCO製コース来るときは、IMSAで活躍したマシンを持って行きたいね……

 サッキーズさんは店のムードもよく、お子様がいっぱい居て、開放的なムードだったのが印象的でした。
 どっちかといえばスロットカーのコースといえば、どこかムードが暗くて言葉少なに、少し余所者に厳しい雰囲気な所が多かったので、こういうところもあるんだなあと。
 BGMでイーグルスのホテルカルフォルニアなどのオールディーズがかかってるのも良かったね。

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 この日はSlot.itのF40で15秒5~6くらいのタイムがベストタイム、コンスタントラップでは16秒フラットくらいがなんとか安定してギリギリという感じ。
 タイヤはNSRのウルトラグリップ。
 ただ、結構マシン自体や、運転の仕方も最後はセットをかなり詰めてきてたので、もっとタイムは詰められるはず。

 ただ、一緒に走ってたFLYのポルシェたちにすらついていくので手一杯ってくらいなので、なんというかトホホと言う感じでした。
 
――サッキーズコレクションを走っての感想。
・スロットカーパークのコースに比べると、バンピーだけれども、ひどく荒れてるわけではない。
・タイトターンが多く、ほぼ止まってしまうくらいまで減速するようなコントロールが必要。
・ガイドピンの重要性、NINCO用のコースに合わせたガイドを考えてみる。
・サスペンションキットを組むとかなり効果あるのでは……

 と言った感じで、名古屋と大阪、それぞれのコースで遊び倒してきました。
 どちらもまた近いうちに顔を出してみたいところです。
 もちろん、マシンもそれ用に仕上げてきてね!!
by minagi_ichirino | 2015-01-11 14:55 | Slotcar
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