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【チャリ】ランドヌール宮城 BRM820羽前陸前周回400km【ブルベ】

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 コミケも終わって一段落したところで、ランドヌール宮城主催の、BRM820羽前陸前周回400kmに参加してまいりました。
 初の前泊遠征ブルベです。


・天候:曇り2:雨7:晴れ1
・走行距離:420km(ミスコース3回)
・認定時間:21時間22分(3rdFinisher)


 自転車はいつものViaNirone7のベルキンモデル。
 前回6月の白馬木崎湖600からの変更点は、主にヘッドライト。
 Gentos閃3552本差し+シマノPROイリウム300から、CATEYEのVOLT8002本差しにチェンジ。
 夜間の光量アップ!


 それからタイヤも以前から使いたかった、IRCのASPITE PRO24CDRYにチェンジしました。

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▲ミシュランに不満はなかったけれど、試してみたかったIRC


 ただ以前から変えたかった、ハンドルバーマウントは新しく買ったものが、アームが短くて、VOLT800をつけるとハンドルにぶつかってしまうという使えないシロモノだったので、以前のままです。
 このミノウラのハンドルバーマウント、以前フレッシュの時に振動が原因で折ったことあるので、変えたいなあと思いつつ、なかなか強度と、使い勝手を両立したものがないのでした。


 コースは山形市のおおよそ隣にある寒河江市をスタート、いきなり月山を上るKOMを消化して日本海側の酒田市に抜け、BAJでも走ったルートに合流。
 そこから鳥海山をかすめながら、内陸に入っていき真室川町から、一旦秋田の雄勝町に足を踏み入れつつ、宮城県の松島まで列島を横断。
 松島からは仙台市内を通り、作並方面、関山峠を越えて、山形、寒河江市に帰ってくる400kmです。


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▲山形駅に到着、時期的に家族連れが多かった

 夏場ということで新幹線で輪行するものの、列車は混雑していて、行きも帰りも立ち客がいる状況。
 強引にキャスターバックを自転車にぶつけながら通る人が多くて、STIレバーが折られないか少し心配でした。
 アルミフレームのNironeで良かった……


 前日はホテルに宿泊、寒河江温泉も堪能したものの、飯は適当な食事するところがなく、コンビニ弁当。


・当日は朝5時に起きて出発、実はゴールしてから知ったのですが、朝6時~7時が受付だと思ってたんですが、5時半~6時半受付だったんですね……
 6時過ぎに受付につくも、周囲に参加者は折らず「へぇ~受付したらブリーフィングなしに、一人づつスタートしていくのか~」と思ってました。
(実際にはブリーフィングは5時50分頃からやってたそうです)

 結構余裕を持って早く来たつもりが、またしてもほぼ最後方からのスタートになってしまいました……

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▲スタートの最上川ふるさと総合公園
別に僕の故郷ではありませんが……

 スタートしてすぐに登り基調、チンタラとした登りを淡々と登って、月山の五色沼まで。
 ここまでにだいたい10人位を追い抜いて、なかなかいいペースです。

 途中、前方に何やら独特の乗車姿勢で登りを行くランドヌールを見つけ、接近し挨拶しつつチラ見すると、なんとオルディナリー型の自転車……!!

 あまりの衝撃に言葉を失う……普通に走るのすら大変だろうに、アレでブルベとは、恐れいった……


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▲月山のワインディングからのランドスケープ
時折通り過ぎる霧雨に虹がかかる

 月山の下りは、非常に勾配がキツく、霧雨も振ってたりでかなり慎重な下り、慎重に下っていても、途中2回位オーバーランしかけたりしたので、丁寧に走る必要がある道でした。
 PC1までは非常に順調、天気も雲は多いものの好天です。
 PCではヤクルトと大福、カロリーメイトゼリーを食べて水を500cc飲んで、ボトルに500cc補給。


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▲PC01直前、山形のピーカン晴れに晒されました


 PC02は鶴岡市から酒田市まで走る基本平坦&下り基調のボーナス区間。
 一気に稼げるかとおもいきや、向かい風が強く、日差しも強く、一向にペースが上がらず苦しい展開に。
 特に海に近く海抜標高の低いところを走るために、いちばん気温が上がった区間でした。1度ミスコースして2~3kmをロス。
 PC2について、自転車を降りると、猛烈な立ちくらみに襲われ、壁に寄りかかりながらデイリーヤマザキに入りました。
 
 自転車に乗ってると結構大丈夫なんですが、降りると突然視界がブラックアウトしたり、まっすぐ立てなくなったりすることって、結構追い込んでたりするとあるんですが、今回はそんなに追い込んでたつもりではなかったのでびっくり。

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 やはりウィダーインゼリー的なものと大福、アイスキャンデー、ヤクルト、水を再び500cc補給。


 PC03までは酒田市街から再び内陸に入っていく山岳区間
 とにかく気温が上がり、胃腸に負担をかけると苦しい展開になるだろうなということで、ひたすら補給は胃腸に負担をかけないものをチョイス、なのでゼリー状の飲料と、消化がよく、すぐにエネルギーになる大福ばかりを食べてました。
 水も、塩熱タブレットと一緒に補給していて、この区間もすこぶる順調な走りでクリア。


 ただやはり、気温も高く登りは辛い……途中、一度、5分ほど自販機休憩でストップ。


 ダムから下ってきて20kmほどのアップダウン路をこなしてPCへ。
 やはりこのPCでもカロリーメイトゼリーとヤクルト、大福、水の補給のみでスタートしました。


 PC04までは40km弱ですがひたすら上りと下りしかない厳しい区間。
 奥羽本線にそって走る区間、厳しい上りは無いものの、ひたすらチンタラとした3~4%の上りがずっと続くような苦手なプロフィールでした。
 PCを出て、初めて速い人に一人抜かれる。

 秋田県にちょっとだけ入り、雄勝のファミリーマートがPC04。
 ちょうど200kmの中間地点。


 ここにランドヌール宮城のスタッフがおり、話すとどうやら先頭から5番目くらいのポジションに居るよとのこと。
 かなり後方からスタートしただけに、もうすでに30人位ぶち抜いたのか……しかし、千葉のブルベでも、上位5人くらいには結構入るけど、トップゴールはしたこと無いのよね……

 やはりカロリーメイトゼリーと大福とヤクルト、水を補給してスタート。


 PC04を出て国道108号、秋田と宮城を結んでいる道に入ると、すぐに雨がパラパラ。
 山に入っていくに連れて雨脚は強くなり、ゴアテックスを着ようか非常に迷うものの、気温はそれでも20℃前後あり、厳しい山岳区間、更に標高もせいぜい5~600mということで、このまま着ないで行こうと決意。
 雨が降りしきる中、そのままの装備で峠に突入。


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 途中10%を超えるような苦しい勾配も続き、悪態をつきながら鬼首温泉まで下りてくると、そこで日没、ヘッドライト点灯。

 しかし、キャットアイのVOLT800はほんとうに素晴らしい。
 ブルベの規定上ヘッドライトは2灯を装備しないといけないのですが、非常に余裕のある光量で、殆どの区間で一つしか点けていませんでした。
 ……まぁ、頭にペースノートを読むためのLEDライトをつけるので、その明るさもあるわけですが。

 鳴子温泉まで下りてくると、雨は弱まり、ところどこドライな状態で走って行きPC05着。
 気温はようやく低くなり、このブルベで初めてまともな固形物を食べる。


 松島海岸近くにあるPC06までは、頭にヘッドライトを装備した夜間仕様に手早くチェンジしてスタート。
 基本的に平坦区間ですが、全くの平坦ではなく、房総丘陵や尾根幹のような多摩丘陵を彷彿とさせる、丘超え多数。
 さすがに300kmも近くなってくると、前後にブルベライダーは見当たらず、松島海岸へ淡々と走ります。
 この辺りから、膝に疲れを覚え始め……以前BAJの時に、必要以上に膝をいたわってしまったゆえ、尻と手に体重を乗せすぎてしまい、かえって尻を痛めてしまったこともあり、今回は山岳が多かったものの、割と踏んで走っていたのでした。


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▲PC06
景勝地松島海岸も、ブルベではこんな天気のこんな時間に訪れることになる

 松島海岸付近で再び雨が降り始めたところでPC06着。
 やはりヤクルトと大福、ゼリー飲料だけ摂ってリスタート。
 後100km


 残すPCはなく、あとはゴールまで。多賀城をかすめつつ入っていく仙台市内は信号峠、1回ミスコース。

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 東照宮駅を過ぎてから、比較的走りやすくなり、仙山線に沿うような夜の作並街道を走ります。
 途中熊ヶ根駅近くのセブンイレブンが最後のコンビニという話があり、更にはゴールまで約100kmのロングスティントというのも考慮して、このセブンイレブンで休憩。


 途中、1度便所休憩&ミスコースしたのもあり、後方とは約20分ほど離れていたものの、ここの休憩中追いつかれたらしく、コンビニを出ようとしたところで、後方から来た二人のパックに追い抜かれる。

 二人のパックはあまりペース的に早くはなく、ツイていこうかと思ったものの、途中から自分が前に出て引き離す展開に。
 しかし、一人、遅かったのに何故か自分が前に出ると、突然奮起して追いかけてくるので、ここまで360kmを走ってきた最後の関山峠で、突然アタック合戦に。

 一緒に走るのはやぶさかではないのだけど、それまでちんたら走ってたのに、自分が抜いた瞬間にペースを上げてついてくるという「お前、一体何なの?!」という気分に。
 こちらも勾配がキツくなるタイミングを見計らって、シッティングのまま思いっきり踏み込みアタック。
 
 しかし踏み込んでペース上げても、彼はどんどんついてくる状態で、アタック合戦はどんどんエスカレート。
 途中作並駅を過ぎてからの急勾配区間で、自分がアタックを成功させて、途中1分近く引き離すものの、持続できず、再び追いつかれさすがに白旗。
 
 あまり一緒に走る気はなかったので、必要以上にペースを落とし先に逃しました。
 いったいあの関山峠のアタック合戦は何だったのか……

 峠を下ると山形県天童市、ここまで来るとあと20kmほど。
 時間は深夜というのもあり、時間調整するのもありでしたが、とりあえずゴールしてしまおうということで、そのままペースを維持してゴール。
 時間は21時間20分ほどで、3番目のゴールでした。

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▲ゴールはしたけど時刻は午前3時半
とりあえず朝帰るとして、それまでゴール地点でしばし休むことに


 ちなみに関山峠で競り合ったランドヌールは、下ってきた天童市のコンビニで補給してました……


 しばらく休んだ後、最上川ふるさと総合公園に併設されている温泉施設で朝風呂を浴びてリフレッシュ。

 朝8時位の左沢線で帰りました。

 ランドヌール宮城のブルベは初めてでしたが、ホスピタリティやコース、スタッフも良くて、また出たいなあというブルベでした。


・総括
 コミケ太りがやばくて、体も調子よく、足も回ってるのに、全然走りにキレがないな~と首を傾げてて、体重を測ってみたら、BAJの時より7~8kg太ってしまっていて、痩せないとダメだなと思った所存。
 普通の人と違って、病気になっても食欲は変わらないので病気になると太るっていうのがあるのと、夏場になると出かけないので太るというダブルパンチ。
 しかし、そんな状態でも、良いタイムで走れたので、きちんと秋にかけて体を作っていかないとなあと思いました。

 本当に太るのは一瞬、以前相撲やってたのもあるけど、自分は2週間位で簡単に10kgくらい太っちゃうんだよなあ……


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■使用機材
車体:Bianchi Via Nirone7 2015 Belkin Ltd
コンポ:Shimano 105(5800系)&アルテグラ6800のMix 11S
ハンドル:ITM Millenium Wing Shape Carbon 400
ステム:ITM Millenium 4Ever 100mm
バーテープ:ODIハイパフォーマンス
ヘッドライト:CatEye Volt800ダブル
ペダル:Time i-Clic2 ファイバーフレックス
サドル:Astute Skyline VT Lime
ホイール:Campagnolo ZONDA 2015
タイヤ:IRC Aspite PRO 24C DRY
(with Panaracer R-Air Tube)
パッキング:Ortlieb サドルバックL+バックポケット


Memo

・IRCのAspiteはDRYというだけあって、ウェットは不得手、ウェットグリップは悪くないけど、滑り出しが顕著なので、ブルベで使うならWetタイプのほうが良さそうだ。

 ミシュランよりもやや硬い印象だが、それほどネガティブな感じではない、下りのカーブで自転車を倒した時のグリップ感は一貫性があっていい。

・バーテープもODIのハイパフォーマンスバーテープのものに巻き替えたものの、コレもイマイチ。

 蛍光チェレステに近い発色でなかなか綺麗で巻きやすいのだけど、いつものように食器洗い用のジョイ君で洗うと色落ちが凄まじく、買って間もないのに結構汚く見えるようになってしまった。(パークリならなおさら色落ちてしまうんじゃなかろうか……)

 バーエンドのロゴもプラハンで叩いて入れると、ロゴがすぐに剥げてしまった、結構いろんな個人店がおすすめしてるけど、個人的にはちょっとなぁ。


@Strava


by minagi_ichirino | 2017-01-26 15:14 | Bianchista
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