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【趣味】続・怒涛のスロットカー遊びの様子(遠征編)
 怒涛のスロットカー遊び更新。
 コミケが終わり、少し時間が出来そうだとういうことで、年明けから少し名古屋と大阪のショップまで足を伸ばしてスロットカーをやりに行ってきました。

 関東で自分の走らせているコース、レーシングパラダイス町田に、東雲サーキット、柏PitIn、博品館レーシングパークはすべてサーキットはウッドトラック(木製)のスムースなコース。
 それぞれコンディションの違いはありますが、関東から離れるとウッドトラックではなく、Ninco製のプラスチックサーキットなので、果たしてどんな感じなのか非常に興味深いことでありました。
 海外で開催されている大きいイベントも、多くの場合Ninco製のサーキットであるのも、とりあえずどんなムードなのか、果たして自分のマシンやテクニックでどれくらい攻められるのか……

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 青春18きっぷを乗り継いで、まず向かったのは名古屋、徳重・名古屋芸大駅から徒歩で10分ほどの住宅街の中に突然現れる倉庫にあるサーキット「スロットカーパーク

 Blogもいつ更新するのか怪しい感じの(というかスロットカーのお店は、全体的にどこも怪しい雰囲気満点感ありますが)物がありますが、過去ログはなかなか初心者には興味深い記事が多いです。


 扉を明けると、大きなサーキットがそこに……Ninco製の6レーンのコース、いつものことながら平日ということでお客は自分一人です。
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・店主さんは気さくな人で、色々お話しつつ、ザックに入れてきたSlot.itランチアLC2とFLYフェラーリF40の2台と、少しばかりの工具とコントローラをピットに広げて、早速試走してみる……前に、Ninco製トラックについていろいろ相談してみることに。
 タイヤは何がいいかとか、セッティングの持って行き方はどういうのがいいかとか……

 話してみると進められたのはNSRのウルトラグリップと、Slot.itのN22コンパウンド、とりあえずどちらも試してみようということで、購入、若干N22の方がファットな感じです。
 Slot.itは他にもFコンパウンドっていうのもあって、若干NとFでは特性が違うよということでしたが、オールラウンダーなN22をチョイス。
 つけて見る感じ、ウルトラグリップのほうがロープロフィールというのもあって、マシンに対しての収まりは良い感じ。
 FLYのフェラーリではSlot.itのタイヤではモーターシャフトにあたってしまい使用不可でした。

 
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・コースは極めてバンピーで、テクニカルなコースだなというのが第一印象。
 コースの台座がダンボールというのもあって、とにかくうねりがすごく、路面にマシンを設置させて走るのがすごく難しい。

 サーキットのイメージとしてはアメリカ、IMSA-GTでよく使われるライムロックパークやミッドオハイオに近い雰囲気。
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 ――実際のライムロックはそんなにテクニカルレイアウトって感じでもないのですが、90年台のIMSA-GTでは、非常にバンピーでレイアウト以上にテクニカルなコースという評価でした。
 特にスロットカーパークでものぼりや下りがあり、バックストレートのコブで軽くジャンプする部分なんかも、ライムロックぽいムードがありました。


 このバックストレートの二箇所のコブ、ここでスロットルを若干抜かないと、ガイドが抜けてしまいコースアウトしてしまいます、全開区間はインフィールドのストレートの一箇所くらい。 瞬間的に全開に入れるポイントは他にもありそうだけど……

 マトモに走ろうとしても、コンスタントに周回することがとにかく難しい……Slot.itのランチアLC2(N22)は基本的な性能が高く、走らせやすいマシンというのもあり、ある程度コツを掴めばある程度うまく走ってくれましたが、FLYのフェラーリの方はかなり厳しい。
 マシンが跳ねてしまい、うまくトラクションが安定してかからず、タイトターンでの動きがなかなか苦しい所。

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 どれくらいバンピーかというと、クラッシュしなくても、走行中のピッチングから後ろのバンパーがもげてしまうくらい跳ねます。
 ネジもガタ出ししようと緩めるとネジそのものがピッチングでもげます。
 そのピッチングを逃がすようにガタを出そうにも、そういう部分はやはりFLYでは苦しい様子。

 ウッドトラックに比べると、Ninco製のコースはマシンの基本性能差が出るなあと。

 色々基本的なセッティングの進め方や、スロットカーのイロハを色々教わりながら、最後の方にはある程度走るようになり、なんとか11秒台入るか、それくらいのタイムでコンスタントラップができるくらいまでに進歩。
 しかし、速い人は10秒切るというのだからオドロキです。

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 ショップのデモカーの、NSRのバンテージGT3も運転させてもらいました。
 非常にスムースな作りで感心、ボディも軽い軽い、こりゃあ速いわけだと思いました。 自分もNSR買うか……

――とまぁ、スロットカーパークを走っての感想。
・とにかくテクニカルで、速く走らせるにはマシンもテクニックも高いレベルが必要。
・マシンを上手に仕上げるのは当然として、調整の幅の広い車体が必要、FLYなどのレースユースに適してない車体と、NSRやSlot.itの車両などではウッドコース以上に顕著に差が出る。
・コース全体のリズム感を掴んで走らせる、カーブではウッドコースよりも早めにスロットルを抜き、旋回中にスロットルを煽りながらトラクションをかけていく走りが良さそうだ。
・モーターパワーの差は出にくい?

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 日が変わって……大阪。
(オレンジ色の環状線を見ると、大阪来たって感じしますね)
 いつものなかおか珈琲に立ち寄ってから、珍しく平日にサッキーズコレクションさんがOPENされるということで、おじゃましに行ってきました。
 
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・顔を出すと、人が多くてオドロキ!!
 自分は平日に行くことが多かったとは言え、自分以外の人がコースで走らせているなんて稀なケースだったので、普通に平日にレーンが空く順番待ちなんてあると思わなかった。

 コースも非常に凝った作りで、Ninco製の4レーンコース、スロットカーパークに比べるとフラットな作りで、ジオラマも気分を盛り上げてくれます。
 また、おそらく国内の営業用コースでは唯一と思われるクロスレーン(平面レーンチェンジ)があります。

 自分は先に大阪へ宅配便で送っておいた荷物を別所で受け取り、そこから補修やセッティングパーツ、Slot.itのF40などマシンなど取り出してピットを展開。
 
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 この日はSlot.itのF40とFLYのF40の2車種をメインで走らせることにしました。
 ランチアLC2も少し走らせましたが、どうもガイドがコースに合わないみたいで、カーブの途中でガイドが詰まって進まなくなってしまう様子……

 話してみると、どうもウッドコース用の深いガイドではカーブで失速してしまい、ガイド削りなる作業が必要だという話……なんてこった! ガイドのことなんて考えていなかったよ!!

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 コースはやはり非常にテクニカル……と、言っても、スロットカーパークとは異なったムードで、とにかく直線とタイトターンの組み合わせというのがこのコースの特徴。
 しっかり減速して曲がるというのが、コースの攻略のキモで、わずかでもオーバースピードだとガイドが抜けてしまいます。

 スピンというよりもガイドが抜けるという感じ……やはり、ガイドが合ってないんだろうなあ。

 コース自体もバンピーで、直線で車体がパタパタピッチングしているのが見えるものの、やはりここもスロットカーパークとは質が違う感じ。
 立体的でない、フラットなコースや西海岸風のジオラマというのも相まって、コースのイメージとしてはロングビーチ市街地コースのような感じ。
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 ウッドコースでは、ここまで、ほとんど止まるくらいまで減速して曲がるっていう操作をすることなんて無いので、鋭角なヘアピンとシケイン、ピッチングしながら駆け抜ける比較的長いストレートを組み合わせた感じは、ロングビーチ市街地の雰囲気そのものという感じ。

 いや~、NINCO製コース来るときは、IMSAで活躍したマシンを持って行きたいね……

 サッキーズさんは店のムードもよく、お子様がいっぱい居て、開放的なムードだったのが印象的でした。
 どっちかといえばスロットカーのコースといえば、どこかムードが暗くて言葉少なに、少し余所者に厳しい雰囲気な所が多かったので、こういうところもあるんだなあと。
 BGMでイーグルスのホテルカルフォルニアなどのオールディーズがかかってるのも良かったね。

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 この日はSlot.itのF40で15秒5~6くらいのタイムがベストタイム、コンスタントラップでは16秒フラットくらいがなんとか安定してギリギリという感じ。
 タイヤはNSRのウルトラグリップ。
 ただ、結構マシン自体や、運転の仕方も最後はセットをかなり詰めてきてたので、もっとタイムは詰められるはず。

 ただ、一緒に走ってたFLYのポルシェたちにすらついていくので手一杯ってくらいなので、なんというかトホホと言う感じでした。
 
――サッキーズコレクションを走っての感想。
・スロットカーパークのコースに比べると、バンピーだけれども、ひどく荒れてるわけではない。
・タイトターンが多く、ほぼ止まってしまうくらいまで減速するようなコントロールが必要。
・ガイドピンの重要性、NINCO用のコースに合わせたガイドを考えてみる。
・サスペンションキットを組むとかなり効果あるのでは……

 と言った感じで、名古屋と大阪、それぞれのコースで遊び倒してきました。
 どちらもまた近いうちに顔を出してみたいところです。
 もちろん、マシンもそれ用に仕上げてきてね!!
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by minagi_ichirino | 2015-01-11 14:55 | Slotcar | Comments(1)
【趣味】続・怒涛のスロットカー遊びの様子(改造編)
・ネタが溜まっていたので、激しく連続投稿。
 前回の記事ではグロカップの見学をしに行き、更なるレベルアップを誓ったわけですが、その前にほぼ不動状態になってしまっていました、FLYのフェラーリF40をカスタムして、スピードアップを試みてみました。

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 ……という成れの果てがこの姿。
 なんてこった、魔改造もいいところじゃないか。
 
 前後のホイール、シャフト、ブッシュ、モーター、駆動系、タイヤ、総取り替えで、ガイドとシャシー、ボデー以外はすべて別物になってしまいました。

 例によって、シャフトとホイールはすべてSlot.itのものに換装。
 ギア周りはNSRのFLY用のものを利用……本当はSlot.itのものも買って試したんですが、18mmではスーパーの大きさが足らずに失敗……
 それと、Slot.itのF40用のリムインサートも探しましたが入手できず……

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 モーターももっとパワーを!ということで、NSRのシャーク25000に換装。
 そのパワーを受け止めるためにシャシーも魔改造、グラスファイバー板でモーターマウントの弱い部分を補強です、果たしてどうかな?うまく走るようになってくれると良いのですが。

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 というわけで完成したのかこちらの姿。
 ボデーは相変わらずの激重仕様ですが、まだまだこの状態でもタイムは縮められるはず。
 前輪は一応ロープロファイルのZ0タイヤ、後輪はコースによってチョコチョコ変える予定。


・加えてランチアLC2ももっとパワーを!ということで更に改造。
 
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 こちらはロング缶のインラインに換装です。
 Slot.itのいわゆるスリム缶ってやつですが、このモーター、やはりショート缶に比べるとトルクフルでいいよね。
 もともとニッサンR390についていたやつをこんなところに持ってきました。
 マウントは、1.0mmという深いオフセットで低重心化、これはなかなか走ってくれそうです。

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 シャシーもEVO6シャシーに換装、フロントアクスルでの車高調整が出来るようになりました。 剛性感なかなかいい感じ。
 駆動系もうまく慣らしが出来たのでスムースな感じ。

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 LC2はF40よりも早く仕上がったので、いつもの柏PitInでシェイクダウン。
 タイムはなんとか9秒を切って8秒9くらい? なかなか素直で走りやすい感じにまとまりました。
 ただ……木製コースではモーターはもっとパワフルでもいいかな……?
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by minagi_ichirino | 2015-01-11 01:58 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】怒涛のスロットカー遊びの様子
 タイトルで出落ち感ありますが……なんというか、あまりにもBlogを更新していなかったら、ネタがずいぶんと溜まってしまったので、まとめて更新です。

 まずですね、FlyのエネアのF40買ったあとに、更に色々買いました。
 Slot.itのフェラーリF40LM(ル・マン1994)と、同じくSlot.itのランチアLC2(ル・マン1984)の二車種です。

 ともに比較的思い入れのあるレーシングマシン、ランチアのマルティーニカラーのロードラッグカウルは廃盤になってましたからこれは買っておこうというわけで……
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 因みに、ランチアLC2っていう名前は正式名称ではなく「俗称」だという事、知ってました?
 じゃぁ、一体このマシンの何が正式名称なの?と言われると「ランチア・マルティーニ」だったりします、なので当時のTVや雑誌を見ると、特に最初の頃は「LC2」っていう記述や名称はされてないはずです。
 更に言えば、G5/75(LC1)も同じく正式名称は「ランチア・マルティーニ」
 さすがにあんまりにあんまりなので、そのうち俗称としてLC2と呼ばれて行き、それがいつの間にか実質上の正式名称となっていったのでした。
(昔からランチアって名前に無頓着なんだよねえ)


 近所の柏PitInでシェイクダウン、シャシーは旧型というわけで、調整機能が少なく作りもちょっと粗め……?
 でもまぁ、Slot.itということで走りの方は間違いなしと言う感じも。
 せっかくなので新型シャシーの方に載せ替えてしまおうということを決意。

・そして対してSlot.itのフェラーリF40。
 コレも廃盤モデルで、今後はPolicarブランドのほうで展開予定なのでしょうか、パーツのサプライ関係も少しあやしい感じもありますネ……

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 Totipカラーといえば、やはりジョリークラブがプリペアしているマシンです、そして最期のTotipカラーのマシン……と思われる。
 レーシングフェラーリF40のウンチクは、前回散々口上をのたまったので割愛。
 これは組み立てキットですが、非常に不親切な説明書がついてて、適当に組み立ててください的な感じです。 内容が非常に単純なので、そんなに難しくはないですが、初めての人にはハードル高いかもしれません。
 因みに、完成モデルの販売権自体はMattel社が持ってるらしく、完成品で売ることが出来ない措置なのだとか……いずれにしても走らせるにはバラさないと行けないスロットカーなので、割と何でもいいですけどって感じありますが。

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 リムインサートは削って若干深リムにカスタム。
 純正のままだと、ホイール表面の表情が乏しくて、のっぺり気味なんだよねえ。 これだけでもかなり表情が変わる感じあります。

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 FlyのF40と並べてみると、若干モデルが違うとはいえ、それぞれのディフォルメの違いが見えて面白い。
 Slot.itの方が丸みを帯びたラインで、スマートな感じ。
 それに対してFlyの方はシャープで、ワイドに張り出したイメージです。

 
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 こちらもインラインシャシー、ただ、最初から一応のオフセットマウントなのかな?
 ストック状態からオフセットクラウンにグレーのモーターマウントでした。
 将来的に東雲のグロカップなどレースユースをイメージしてセッティングを詰めていこうかなという感じです。

 
 ……というわけで、そのグロカップの最終戦。
 東雲サーキットで開催されたグロカップを、勉強がてら見に行ってきました。
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 Glowup Slotracingが主催されてるこのイベント、毎回お題はあるものの、主にGT3クラスとLMPクラスが通年を通して開催されており、LMPクラスは自分のアキュラARX01b、GT3クラスはFlyとSlot.itのF40が参戦可能だったりします。
 更にはレベル差を少なくするために、デッドタイムの制限があり、基準タイム以下のタイムで走らないといけないというデッドタイムを設けることにより、マシンやテクニックの絶対的な性能差をある程度是正していたりと、なかなかフレンドリーなイベントです。

 さてはどんなもんなのか、自分がどれくらいのレベルなのか、練習走行時に一緒に走ってみることにしました。

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 が、やはり普段から参戦されてる方たち相手では、さすがにレベル差を痛感せざる得ませんでした……
 デッドタイム基準が7秒8だったわけですが、こちらも同じグロカップ仕様ではガンガンに攻めて7秒台に入れるのが精一杯って感じで、コンスタントラップでは大体8秒3前後くらい。

 マシンの仕上がりの差……?

 いや、それもあるだろうが、それ以前にコースをきちんと攻めれてない感じもあり、もっと走りこむ必要があるなぁと。
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by minagi_ichirino | 2015-01-11 00:37 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】Flyslot Ferrari F40 LM (Le Mans24H 1996)
・今回もスロットカーのお話。
 FlyslotからフェラーリF40GTEの96ル・マン仕様が出た!ということで、居てもたっても居られず買ってしまったわけですが……!!

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・かねてから、FlyのフェラーリF40は出来が良いと言う話だったので、走りはちょっと初心者な自分には少し懸念ではありましたが、サイドワインダー車なのでOKじゃないかということで、ちょっと考えてポチッとしてしまいました。
 しかも一般的にF1仕込みのスプリンターを並べた45号車に比べ、地味と思われる44号車ですが、なんといってもこのマシンのエースアタッカーは、かつてニスモのワークスチームのスーパーサブであり、さらにはエッゲンバーガーのワークスドライバーだったアンデルス・オロフソン!
 
 これは胸が熱くならないわけがないでしょう!!
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 更には、このF40のGTレースカープロジェクトを率いてきたルチアーノ・デラ・ノーチェもオロフソンとコンビを組み、ル・マンのサードドライバーとして、ロークレーシングなどで腕を鳴らしたカール・ローゼンブラッドを並べるあたりが、なんとも渋いラインナップだ。

 もちろんモデルの造形も申し分なし、シャープなディフォルメはいかにもって感じ。
 しかし、やはりFlyだけあって、ミニカー要素が強くボディは激重(汗) シャシー精度もそこそこで、走りに関してはどうかなぁという部分も(汗)

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・一般的にフェラーリF40(にかぎらずフラッグシップ・フェラーリ)と言えば、赤い車両を思い浮かべる方も多いでしょうし、実際このF40の95年仕様、イタリアントリコロールカラーも魅力的なのですが、個人的にこのIGOLカラーの車両には強い思い入れがあるのです。

 このモデル化されたマシンは「フェラーリF40LM」と描かれてますが、厳密にはF40GTEと呼ばれるモデルで、先に述べたルチアーノ・デラ・ノーチェ氏が主導になって、93年からGTへの門戸が開けられたル・マン24時間レースへの参戦を目標に、グループB規定の車両だったF40をより改造範囲を広げモディファイされたGTレーシングカーが、このフェラーリF40GTE。

 95年からはFCI(フェラーリ・クラブ・オブ・イタリア)がバックアップに付き、実質上のセミワークス体制で当時の実質上の世界選手権「BPR-GT」へ参戦を開始。
 96年まで参戦を続けました。

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▲96年のル・マンを走るフェラーリF40GTE

 当時のライバルはマクラーレンF1GTR。
 日本語版のWikiにもそのへんは詳しく書かれてるのですが、確かにこのマクラーレンが強くて、フェラーリ勢はなかなか勝たせてもらえず、参戦した3年間で3勝を上げたにとどまったとのことですが……しかし、このフェラーリF40、実際にはスピードではマクラーレンを圧倒しており、95年のル・マンではGT1カーの最速タイムをマークしてますし、ポールポジションも数多く獲得しています。

 設計年度が古いのは確かで、そもそもグループBレギュレーションに則って作られた車両ですから、実質上のライバルはポルシェ959(961)と言えるでしょう。
 しかし、ライバルのマクラーレンF1はF40に比べて最新なのか?と言われたら、そういうわけでもないというのが現実で、あの車両も91~2年くらいに作られた億万長者向けの高級スポーツカーでしたから、レースを想定した車両設計ではなかったりします。

 じゃぁなんで、フェラーリF40はマクラーレンに勝てなかったのか??

 レースで勝てなかったのは、明らかにマクラーレンに対して燃費が悪く、ピットインのタイミングが早いんですね……
 BPR-GTは耐久レースなので6時間レースだと、ピットストップの回数が多く、レース中盤に逆転を許すという展開が多かった記憶があります。
 
 それからトランスミッションに決定的な脆弱性をもっており、結果として参戦した3年間で、晴れのレースで8時間以上ノントラブルで走行したレースは1度しかありませんでした(汗)
(ちなみにその一度はこの96年のル・マン、太田哲也乗り込むエネアSRLの3台目のマシンが14時間目まで走りました)

 ただレースを通して悪天候に見舞われた95年のル・マンでは、駆動系にかかる負担が少ないため、ミシェル・フェルテのアルデックス・レーシング(細かなマイナートラブルのみ)と、FCIのエネアSRL(トランスミッションの交換を一度やってます)の車両が1台づつサバイバルに成功して、チェッカーを受けています。
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▲ダンロップ先のエッセ(S字)を行く、エネアSRL(FCI)のフェラーリF40GTE(95年ル・マン)
 現在は大規模に改修され、このS字カーブはなくなってしまった。
(この95年のル・マン、Wikiではマクラーレンに28周差をつけられたと書かれてますが、レースを争う以前にF40を24時間走らせること自体が、非常に困難でしたので、ゴールした事自体を「奇跡的」と言っていいと思います……)

 ――なのでこのマシン……トラブルが出なければ。
 それからピットストップの作戦が上手くいき、ペースカーランなどのタイミングが合致すれば、マクラーレン勢をノックアウトするだけのスピードを持ち合わせていた……
 当時のBPR-GTではほぼ唯一のマクラーレン勢に対抗出来る車両でした。

 中でも非常にこのフェラーリF40が得意としていたのは、なんと鈴鹿。
 それもそのはず、エネアSRL(FCI)のエースドライバーだったアンデルス・オロフソンは、かつてJTCやJSPCでニッサンのワークスマシンを駆り、この鈴鹿を戦ってたわけですから、オロフソンの駆るフェラーリF40はとにかく鈴鹿で速かったのです。

 FCIのフェラーリF40は鈴鹿には(自分の記憶では)4回来日し参戦しており、94年の鈴鹿500kmでは総合優勝、再来日した同じ94年の鈴鹿1000㎞ではやはり案の定トランスミッションが壊れてリタイヤしてるものの、ある程度対策された95年から96年は連続して2位に入賞し、どちらもマクラーレンを追い込みながらも一歩届かずの2位でした。

 鈴鹿1000kmと言えばゴールには暗くなり、夜間走行があるレース。
 レース終盤にかけ、スプーンの侵入でバックファイヤを上げながら、マクラーレンを同一周回で追うオロフソンのフェラーリの姿には、TVに釘付けになったものでした。
(当時の鈴鹿1000kmは深夜に録画放映されてたのです)

 さらには、このマシンはセガのゲームにも登場しました。
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 人呼んで「スカッドレース」(海外のリリース名はSEGA SuperGT)
 BPR-GTのライセンスを取っており、このエネアSRLのフェラーリF40の他に、ガルフレーシングGTCのマクラーレンF1GTR、オレカのダッジ・バイパーGTS-R、エルフハベルターレーシングのポルシェ911GT2が登場します。
(しかし、なんでポルシェはラルブル・コンペティションではなくて、どっちかといえば弱いチームのマシンだったんだろう……)

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 いや~、このゲームも友人とゲーセンでよく遊びました!サントラも買いました!
 お気に入りは初級夜、ナイト・エアポートのトリップ感が良かった……
 ドリームキャストへの移植を期待していたのですが、結局移植されませんでしたね……この頃のセガのレースゲームは秀作が多く、収録してる車両もムネアツです。

 とまぁ、そういうわけでこのスロットカーも、整備しなおして、レーシングパラダイス町田で走らせてきましたよっと。
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 友人とお互いノーマグネット仕様にして、ガルフ・マクラーレンと並べて「リアルにスカッドレースだ!!」とか言いながら遊びました(笑)
 しかし、例によってガタ出ししたり、アクスルの調整、ピニオンを真鍮製に変えてる以外はほぼノーマルのFLYの車両ではSlot.itに勝てるわけもなく……もうちょっとカスタムが必要でした。
 
 ノーマルのSlot.itの車両が食えるくらいまではカスタムしていく予定!
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by minagi_ichirino | 2014-10-24 09:00 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】久々にスロットカーを走らせるつもりが……
 久々にスロットカーやるかー!!

 ……と言う感じで、週末休みが被り、東雲サーキットまで行ってきたのですが、なんと「臨時休業」の看板が(汗
 1Fのごみ処理施設もガンガンに動いて、ツンと来る腐臭とともに目が点に。

 困ったなぁ……ということで、このままでは気持ちが収まらないので、柏・光が丘のスロットカーショップのPitInに行ってまいりました。

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 通勤途中に通りかかるところなので、いつも気になっていたりはしたのですが、どうにも1/24メインのお店みたいなので、どうかなと思ってたのですが、さすがに気持ちが収まらないので(二回目)決断的意志で入店!!
 
 しかし、なんと店内ではクラブレースが開催中。
 これはちょっと走れないかなぁ……と、思っていたところ。、店の人がコースを開けてくれたのか、ちょうどヒートが終わったからなのか、1/32用のコースは走っていいよということで1時間ちょっとほど走らせてまいりました。

 この日のテストは、NINCOのアキュラARX-01bの熟成作業。
 クラウンがえらい摩耗していたので 「ひょっとしたら、白のオフセットクラウンが合ってないんじゃないか……?」ということで、通常の黒クラウンギアに換装し、車体裏にバラストを移動しての走行テストです。

 いままではバラスト(ウエイト、重り)は、ミニ四駆用のものを使っていたのですが、更に重心(ロールセンター)を低くするために、マッチモアのホイールバランス用のバラストを利用。
 シャシー下面に貼り付けて見ました。
 前回、前々回と問題になっていたマシンのバタつきは少し控えめになり、安定した動きにはなりましたが、しかしやはり、スロットルはかなり繊細な感じで、急激に加速をすると酷いピッチングが出る……

 どうもこのシャシーの、ちょっと簡易なモーターマウントが、ハイパワーモーターに耐え切れず、パワーがかかった時にモーターがかなり動いてしまって、それが原因でピッチングを起こしてしまってるんじゃないかという疑念……
 どうやらこれは、モーターを何ら頭の形で固定しないとダメじゃないかなという感じに。
 いやむしろ、それでかなり走りが改善されそうな予感!!

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 それからとうとうマイ・コントローラー(ハンドスロットル)を導入!
 DS ElectronicのPM Controllerってやつです、一応デジコン、スロットルレスポンス(抵抗値)とブレーキ機能、全開時のショートサーキット(直結回路)搭載で、ある種お手軽感あります( ง ˘ω˘ )ว

 コイツも早速使ってみたけど、やはりありがたい機能に、マシンの操作性アップ!
 デジタルコントローラーマジたまんねぇ!!
 だけど、あのレジスターシャカシャカ擦る感じも欲しいところなので、すこし調整してみようかな。


 ちなみにPitINのコースは狭い店内に、よくまぁ、あんなに大きいコースを展開できるものだというレベルで感心します。

 ガシガシに攻めて大体9秒5とか4とかそれくらい。
 今まで走ってきたレーパラ町田が6秒台中盤、東雲サーキットで7秒台中盤くらいなので、やはり長いコースです。
 長い直線が二本あり、それをカントのないヘアピンカーブとアプローチの直線で結んだような感じのコース。

 コースのイメージとしてはDRMやDTMで有名なドイツのノリスリンク走ってるようなイメージ。

 深いガイドだと少し底打ちする感じありますが、ちょっと音がするかなくらいで、走ってて支障が大きいほどではなさそう。

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・ノリスリンクということで、ベータモンテカルロも走らせた!
 このコースにはやはりこの車両が似合う!!
 Slot.itのニッサンR390もなかなか走らせやすいけど、個人的にコントロール感はこのSidewaysのマシンがいい感じ。 ほんと軽快に良く走ります。
(最期、スピンしてヒットした時にモーターケーブルを切ってしまい止まってしまいましたが!)

 
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 そして、更にはこんな車両も買いました。
 FlyslotのフェラーリF40GTE、Le Mans1996です。
 ただ、FlyはFlyということで、サーキットデビューはおあずけ、早くサイドワインダーギア届かないかなぁ……
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by minagi_ichirino | 2014-10-19 02:13 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】東雲サーキットにまた行ってきました
 前回のブログで書いたように、NincoのアキュラARX01bはまだまだ未完成。
 高速走行時のバイブレーションやブッシュ径が合ってないなどの問題からまだ、改善の余地ありということでは合ったんですが、それに加えて、Slot.itのニッサンR390もあわせてカスタムを進めてみました。
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後ろのブッシュを、ミリサイズからインチサイズのアルミブッシュに交換です。
 使用したのはSlot.itのアルミニウムブッシュ(PA32)、これがそのままNincoのものに使えるみたいです。
 表面はテフロン加工してるので、なかなかスムースな仕上がり。
 アクスルやクラウンはもちろんSidewaysのデイトナプロトからのチャンポンです。

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 それから前輪をZ0コンパウンドタイヤにチェンジ、サイズは19mm/10mm(PT07)、デイトナプロとの前輪にちょうど入ります。
 それとフレックスワイヤーも、Racerのデイトナプロトから移設して、セットスクリューで留めるやり方に変えました。
 しかし、このマシン、ボディ前方部が非常にシビアで、特にガイド周りがかなり低く作られてるので、果たして交換してメリット、合ったのかなという疑問も……

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 というわけで完成!
 右は完全に身ぐるみ剥がされたデイトナプロト。


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・ついでにニッサンR390もカスタムしました。
 モーターをもう一つパワーの有る、Flat-6S(MN13ch)に交換。
 前輪をZ1コンパウンドの17mm/10mmのロープロファイルタイヤに交換。
 ただ、前輪を普通に交換するだけでは、このタイヤサイズでは路面に設置してくれないので、アクスル高を調整しないといけませんでしたが……



・というわけで、早速それを走らせに東雲サーキットへやって来ました。

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 ちなみに自転車で現地に来たので、終電を気にせず走れるぜえ……
 早速NincoのアキュラARX01bをコースインさせると……なかなか、スムースに、今までになくスムースに走ってくれるんですが、ちょっとスロットルを奥まで握ってみると、かなりバタバタ車が暴れます……

 どういうことだ?

 とまぁ、あれこれ調整して試したのですが、結論としては、後輪につけていったタイヤS2コンパウンド20.2mm/10.5mm(PT18)のタイヤがやわらかすぎて、ヨレたり、コーナリング中に車両から外れるというトラブルでした。
 シリコンタイヤは接着剤が使えないので、両面テープで止めたりしましたがやはりダメ。
 途中から手持ちのPT03のS1コンパウンドのタイヤへ交換して、これで何とかある程度走るようにはなったのですが……

・この日の成果

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・Ninco / Acura ARX01b / 7秒14.46
 前回が7秒33だったので気持ちタイムアップだけども、やはりちょっと不満……
 というのも、とにかく車体が暴れるんですねこれ、特にコーナーの立ち上がりでラフにスロットルを開けると、ババババッ!!という音と共に車体が跳ねるんですよ……
 思うに、どうも車体がパワーとスピードを受け止められてないんじゃないかという……
 途中で後ろにウェイトをかなり増やしてみたりしましたが、おまじない程度の効果でした。
 ただ、かなりパワフルな走りになってきたので、丁寧なスロットルワークを心がければ、なかなかいいタイムでコンスタントラップを刻めます。
 車両の限界なのか、6秒台はコイツでは無理かなあ……

 退店間際の走行でホイールキャップをふっ飛ばしてしまいました、ショック。

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・Slot.it / Nissan R390GT-1 / 7秒08.14
 この日最速タイム、しかしモーターを変えた割には……もっとタイムは出てもいいはずなんだけどな。
 Flat-6SはNSRのキングEVO3と比べておとなしい印象、逆にアキュラについてたキングEVO3は、めちゃめちゃトルクフルで気持ちよく回るええモーターでした……

 もっとも、メインで走ってたのがアキュラだったので、もうちょっと走りこめば6秒台出そうか……?

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・Sideways / Lancia Beta-Montecarlo Gr.5 / 7秒33.85
 こちらは前回とあまり変わらないタイム。
 まぁ、マシン自体もそのままだしね、ただ前回と比べるとトラブルもなく楽しく走れました。
 駆動系のバックラッシュも決まって、なかなか走りやすい車両でした。
 ニッサンR390よりも静かな音になった。

 とまぁ、こんなかんじではあって……とりあえず、アキュラはなんだかこれ以上行くと袋小路に迷ってしまいそう……
 暫くはこの状態で練習かな……?
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by minagi_ichirino | 2014-05-20 22:09 | Slotcar | Comments(2)
【趣味】Nincoのアキュラをいぢくり倒す
 前回、東雲サーキットに行ってだいぶ速くなったNincoのアキュラARX01bですが、ギア比的な問題や、ホイールのディテール面の不満もあって、更に良くさせようと改造をススメました。
 ギアレシオを変えたいということなのですが、大阪のサッキーズさんで相談してみたところ

Nincoのミリ規格のギアやホイールはあんま流通してないんだよねえ、名古屋の人とかはもうSlot.itのインチ規格に変えてるみたいだよ

 というアドバイスを頂き……たしかにギアレシオもそうだけど、Slot.itならホイールの選択肢多いなというので、インチ規格をNincoのシャシーにスワップ(移設)することにしました。
 しかし、とにかくスロットカー、メーカーがいい加減というのもあって、どれがどのパーツに適合するのか、全然わかりませんね。
 そもそも今付いているパーツが何なのか、どんなサイズかも判らない……?

 一体どれを買えばいいのやらというので悩んだのが……
 Sidewaysのデイトナプロトカーの駆動系やホイール関係をスワップして合体させる、いわゆる「チャンポン」させる改造を思いついたのです。

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 というわけでなんと、車体を一台買ってしまいました。
 買ったのは適当に安売りになっていた一台、ダラーラのシャシーのグランダム・デイトナプロトです、ドライバーにウェイン・テイラーが居るあたりがちょっとそそります。

(余談:96年のデイトナ24時間を制覇したドイルレーシングのR&Sのエースドライバー、ウェイン・テイラーといえば……オフィス器具DANKA(日本で言えばコクヨみたいな……?)をパーソナルスポンサーに持つドライバー……のはずが、このマシンにはDANKAのロゴがないんですが、DANKAとはスポンサー契約もうしなくなったのかな~?)

 Sidewaysのデイトナプロトカーのシリーズは、比較的に円高の時期に発売され、国内でも結構残ってるので色んなとこでセール品として格安で手に入れることができたりします。
 このマシンも大体6500円位、それでシャシーに供用されてるSlot.itのFA130タイプのモーター、インラインシャシーにクラウン、ピニオンといった駆動系、インチシャフトに、ディテールに定評のあるRacer社のインチ規格のBBSのホイールが4つついてきます。
 しかも後輪はアルミやで。
 そう考えれば、パーツをバラに買うよりも案外安い……?

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 早速それぞれのシャシーをバラバラにしてチャンポンしていきます。
 前輪はオフセット量が異なるホイールなので、シャシー側を削る作業、だいたい片側2~3mmくらい削って、あとはスペーサーで調整。
 もちろんダウンストップ(車高、地上高)も調整します。

 そしてリア側なのですが……Slot.ItとNincoではブッシュが異なるので、そのままでチャンポン出来ないことが作業中に判明!!
 これは参ったなと思いつつも、なんと2.5mmのブッシュに、無理やり2.38mmのシャフトを突っ込むという、強引なソリューションでマシンは完成。
 後輪は多少ガタがありますが、まあ、ミニ四駆なんかこれくらいガタあるし、こんなもんでとりあえず走ってみるかと思います。

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 というわけで、行ってまいりましたレーシングパラダイス町田。
 前回あまり走れなかったベータモンテカルロと、今回のアキュラARX01b、そして新しく買ったニッサンR390GT1を走らせてきました。
 大体夕方6時位から5時間位ひたすら走りこみました。

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・この日一番早かったのは、Sidewaysのランチア・ベータモンテカルロ。
 タイムは6秒73くらいまで行きました、今回は工具もしっかり買ったので、パーツが緩み倒してトラブル続出ってわけではなく、それぞれのセッションで順調に走れました。
 ギアのバックラッシュなんか、もうちょっと行けそうなんだけども……

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・続いて速かったのは、Slot.itのニッサンR390GT1。 6秒91くらい。
 シェイクダウンなのに良いタイムでオドロキ、ただ車輪のバランスが良くないのか、少し高速走行時に神経質な動きになることが多かったです。
 こちらのマシンも、ドンドン手を加えて、いい走りをさせたい所。

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・そしてNincoのアキュラARX01b、タイムは7秒ジャストくらい。
 やっぱりまだチャンポンの良さを出せてないというか。ブッシュ径があってあいせいか、高速走行時バイブレーションがひどくて、トラクションもいまいち不足。
 もうちょっと、もうちょっとタイムは刻めるはず!

 次回の走行までにアキュラはブッシュをきちんとインチサイズにして、ニッサン390の方も手を加えてみようとおもいます。
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by minagi_ichirino | 2014-05-15 02:57 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】東雲サーキットに行ってきました
スロットカーの話。
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 以前から、足を運びたいなと思いつつ、行けていなかった、東雲サーキットへ行ってまいりました。

 マイミクの湾岸さんに、結構誘われていたのですが、このサーキット金・土・日しか営業していないので、サービス職な自分にはなかなかチャンスがなかったのですが、ようやく行くチャンスがあって早速改良したアキュラARX01bを持ち込んで走らせてみました。
(湾岸さん、今度是非一緒に走らせましょう、このブログ見てるかどうか怪しいですが!)

 コースはなかなか広々としていますが……よく見たらレーシングパラダイス町田とほぼ同じレイアウトやんけ!!!(汗

 
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 マシンのアキュラARX01bですが、前回の町田でのシェイクダウンではなかなかイマイチ感があって、もうちょっと気持ちよく走るようにしたいなというので、スロットカーはオーロラAFXを20年前に猿ように遊んで以降全く素人な自分なりに、いろいろ調べて考えて改装を加えてみました。

 エロい絵ばかり描いてる一梨乃みなぎですが、こう見えても元模型のプロショップの店員なのです!(実話)

・まず、なんだか遅い!
 ……というので、名古屋の名華祭に行った時に、スロットワールド32さんに立ち寄って相談した所、どうも「モーターの電圧が15Vでしょ?」っていう話だったので、業務用コース用の12Vのモーターに換装です。
 初めて知ったのですが、1/32スケールのスロットカーには15Vと12Vってあるんですね……

 NSRのKING21EVO3っていうのに交換しました。
 走りのスロットカーメーカーのNSRっていうんだから、ボクサーモーターならここで間違いないだろうということで、扱いやすそうな21400rpmのものをチョイス。

・タイヤのグリップが怪しい!!
 というので、タイヤをマックストラックタイヤのM15Xに後輪を交換。
 シリコンタイヤで、サイズもだいたい同じものを見つけてきてチョイスしたのですが……Nincoのディフォルメがもう、そうなのですが、どうもボディから少しタイヤがはみ出るんですよね。(ノーマルでもはみ出てる)
 こういうディフォルメだから!ッて言われたらそうなんですが、個人的にはきちんとツライチにしてあげたいなぁなんて。

・そのほか集電ブラシを、Nincoの硬いブラシからNSRのソフトブラシに交換。
 はんだづけしないとダメかなと思ったけど、意外とピンを差し込むだけできちんと接してくれてなかなか良さそうな感じ。
 ブラシのソフトな感じは、大昔にNRS(日本レーシングシステムズ)製の、ピックアップシューを思い出します……懐かしいこの感じ。

 その他前輪の並行を出すのでワッシャーでアクスルの精度を出したり細々と調整。
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・なかなか良さそうでしょう。
 ただ、コードの取り回しがどうもイマイチ宜しくないので、このへんは少し、次回以降変えようと思う!
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 サーキットを走らせると、なかなかにラバーが乗っていてハイグリップ。
 さすがに1レーンや8レーンはホコリが乗っていてグリップしませんでしたが、コースも大きくて気持よく走れます。

 最初のうちは8秒台前半で恐る恐る走ってましたが、そのうちにこちらもコースに慣れてきて、この日は7秒33までタイムを詰めました。
 だけど、どうも話を聞いてると常連さんはもう1~2秒刻んでそうな感じ……もう少しシャシーを弄くり倒す必要がありそうです。(腕もそうだがな)

 町田より大きなコースなので、ギア比がどうもあって無くて、直線でスロットルを握りつぶしちゃってる状況なので、もうちょっと高速コース寄りにギアを長くしてもいいかもしれない。
 けれど、Nincoのスペアパーツって多くないんだよなあ……

・…で、他にSidewaysのベータモンテカルロも持っていったんですが、こちらは早々に、ホロービス(M2セットスクリュー)が締めても締めても緩む(工具がなめてしまった)というくだらないトラブルでろくに走行できず。
 タイムはだいたい7秒5くらいでコンスタントラップ刻めそうだったので、こちらも詰めればもっとタイム出そう。
 せっかく中空シャフトや、スパーギアを金属製にしていったのに……

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・その他、なんとなく買ったスケーレックストリックのジャガーXKR-Sも走らせました、実質シェイクダウン。
 ほぼストックの状態で、しかも博品館の店員に「このジャガーは結構遅いっすよ……」って言われてただけに、どうかなと思ってたんですが、実際には思うよりマトモに走ってくれました。
(NincoのアキュラARX01bより全然マシでした……)
 タイヤがカピカピだったり、やたらボデーが重かったり、モーターがもっさりだったりとか、色々ありましたが……タイムは大体頑張って8秒台入るかどうかって感じでした。まったり仕様ですね。

 とまぁ、だいたい3時間たっぷり楽しんでほぼ終電で帰宅。
 次は自転車で来て、閉店まで遊び倒したいですね。
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by minagi_ichirino | 2014-05-09 00:40 | Slotcar | Comments(2)
【趣味】Ninco ACURA LMP2 ”Patron”
・スロットカーのお話

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 いよいよ以前からもう気になって、欲しくてしょうがなかったNincoのAcura LMP2"Patron"を某所で見つけて買ってしまいました!!
 このマシン、近年のLMPカーでは一番好きなマシンなので、もう手にしてみたくて……!!

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・しかし、このマシンのファンとしてはAcura LMP2という商品名はちょっといただけない!!
 ここはこのマシンの正しい名前「Acura ARX-01b」という名前にして頂きたかったものだ。

 チーム名もきちんとHighcroft Racing と表示してもらいたい……モデル化に当たっての、マシンやレースに対してのパッションが足りないぞ!Ninco!
 だってポルシェ962Cや956が一緒くたに「ポルシェグループC」とか書かれてたらイヤでしょ?

・日本ではあまり馴染みのないルマンプロトのカテゴリー、このマシン「Acura ARX-01b」はハイクロフトレーシングの手によって、2008年のALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)を戦ったものです。
 ドライバーにはデビッド・ブラバム、ステファン・ヨハンソン、スコット・シャープの3人の名前があるので、仕様としてはセブリング12時間をモデル化してるみたいだけど……

 どっちかといえば初のP2クラス優勝を遂げた第3戦ロングビーチ(初優勝記念Tシャツまで販売された!)か、ライバルのペンスキーポルシェやアウディR10を破りオーバーオールで優勝を遂げた、第5戦ライムロックパークの方をモデル化するべきだったんじゃないかとも……

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(もっとも、単純にカラーリングを担当したESBGデザインの開幕前のプレスキットから、モデルをでっち上げた感もして、モデル化に当たってのやる気をあまり感じないんだよなあ……)

そもそもアキュラARX-01ってどんなクルマ?
 日本語版のWikipediaに結構詳しくこのクルマの概要が記載されてるけど、北米ホンダが開発したル・マン・シリーズをターゲットとしたP2(上から二番目のカテゴリーになるクラス)マシン。
 というのも、ホンダはインディ(IRL)のシリーズに参戦していたけれど、このシリーズがホンダエンジンのワンメイクになるというので、スポーツマーケティングの都合上「新たなライバルを求めに」参戦を開始したのが2007年。

 エンジンは本田技研栃木研究所ではなくて、米国のHPD(Honda Power Development)によるもの。
 シャシーは06年当時、マトモに走るかわからないけれど、倒産寸前火の車状態で激安で投げ売りされていたクラージュ製のLC75と、大体はきちんと走る比較的常識的なシャシーであるローラB06/40の2種類を購入し、そのうちワース・リサーチ社で大幅にモディファイされて登場したクラージュLC75が「アキュラARX-01」という車両です。

 07年のウィンターテストで見たこのマシンの姿がカッチョ良くて、もうほとんど一目惚れだったんだな!
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▲その時のテンションで描いたアキュラ・クラージュLC75を、かつてのアキュラスパイスカラーリングでの妄想絵。

 走らせるチームは主にIRLのチームをALMSに連れてくるというHPDの構想で、1台のアキュラARX-01をAGR(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が走らせ、もう1台のローラB06をフェルナンデス・レーシングが走らせるという形で、この二台が実質上のホンダ・ワークス体制。
 IRLシリーズと無関係なハイクロフトレーシングは、3台目のアキュラとして「カスタマー扱い」としてアキュラARX-01を走らせました。

 え?なんでIRLともホンダとも無関係なハイクロフトがおるの?

ハイクロフトレーシングとは……?
 ハイクロフト・レーシングはミリオネアであり、オーナードライバーでもあるダンカン・デイトンが率いるチーム。 スポーツカーレーシングには90年台終盤から名前が確認できる。
 主にインタースポーツや、ナイトホークレーシングあたりのMGローラEX257に、ジェントルマンドライバーとして乗り込んでいて、主戦場は主にALMS。 2003年にはナイトホークレーシングからル・マン24時間レースにも出場している

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▲Highcroft Racing Lola EX257 (2006)
 そんな縁があったのかわからないけれど、06年に自身のチームハイクロフトレーシングを立ち上げ、5年落ちのMGローラEX257をダイソンレーシングから買い、ALMSに参戦。

 話題はそれるが……RSCの資料にはこの時のMGローラのエンジンがAER製の直四ターボエンジン(MG-XP20改型と思われる)と書かれてるけど、確かダイソンレーシングはドライバビリティがあまりに悪すぎるせいで04年位からジャッドの3400cc・V8エンジンに載せ替えていた記憶があるんだけど、イマイチネット上では情報が少なすぎて確証できない。
 06年当時、MG-XP20型はほとんど淘汰されており、AERの改良型の直四ターボを購入してない限り、ハイクロフトが走らせてたEX257もジャッドエンジンの可能性が高いはずなのだが……


 旧態然としたローラEX257よりもアキュラのスポーツカープロジェクトに興味が出るのは、野心的な側面において至極当然な成り行きで、ダンカン・デイトンがどう口説き落としたのかわからないけれど、HPDは3台目もARX-01をハイクロフトに託すことになった。

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▲Highcroft Racing Acura ARX-01 (2007)
 
 それに応えるように、ハイクロフトはアキュラ・HPDのコーポレーテッドカラーである青のカラーリングをまとい、ドライバーもワース・リサーチ社と関係の深い、元F1のスプリンターであるデビッド・ブラバムと契約、ダンカン・デイトン自身と組み07年のALMSを戦った。
(アキュラのシャシー開発を務めてたワース・リサーチ社はご存知奇才デザイナー「ニック・ワース」のファクトリー、かつてニック・ワースが代表を務めたF1チーム「シムテック・グランプリ」で、そこでエースドライバーを務めていたのがデビッド・ブラバム)

 この当時、アキュラのライバルとして立ちはだかったのは、同じP2カテゴリーに君臨していたポルシェRSスパイダーと、P1クラスの王者アウディR10。
 細かい話は割愛するがALMSの性能調整の関係でカテゴリーは違えど、この3車種がトップ争いを繰り広げたのだが、アキュラはもともとひどい失敗作だったクラージュLC75をベースにした車両のため、コースによってはひどいピッチングに悩まされ、シーズンを通して時折俊足を見せることはあったものの、パワフルなホンダエンジンに頼ったアキュラは、ポルシェやアウディを打ち負かすことは敵わなかった。

(いくら激安で投げ売りされてたとはいえ、そこそこきちんと走るローラB06ではなく、失敗作であったクラージュLC75を、ニック・ワースは開発の軸に据えたのか、今となっても謎であるが、一梨乃みなぎ個人の好みから言わせれば、クラージュのほうが好みとしてかっこよかったのでヨシである)


・アキュラは06年の企画立ち上げ時から、ル・マン24時間への出場も長期的な視野として捉えていたが、まずはALMSでポルシェを打ち破ることが絶対的な条件と言えた。
 2年目となる08年、前年のARX-01を全面的な改良を施しARX-01bと名付け、コレを4台ALMSに送り込んだ。
 主に空力面(サイドボディの分離構造)やトランスミッション、電磁式パドルシフトなどが多く改良されたが、モノコックや多くの基本構造はクラージュLC75の物を流用する。(あくまでも勉強と言う意味だったからなのだろうか??)

 ハイクロフトもそれまでオーナードライバーだったダンカン・デイトンは一線を退き、もう一人のスプリンタースコット・シャープがデビッド・ブラバムとコンビを組むことになり、ソフト面でも充実を図った。

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▲Highcroft Racing Acura ARX-01b (2008)
 コレがNincoがモデル化したハイクロフトのアキュラARX01。
 この年から、新たに加わったスコット・シャープが持ち込んだと思われるスポンサー「Patron」のカラリングをまとってALMSを戦う。

 開発の進んだアキュラは、この年、ポルシェやアウディ勢と互角以上の戦いをALMSで繰り広げた。
 ハイクロフトは先に書いたように第5戦のライムロックパークでアキュラ勢として初の総合優勝を果たし、他にも多くのポールポジションを獲得し、もはや第3のカスタマーチームではなくなっていた。

 この年アキュラはタイトルには届かなかったものの、ライバルとは五角以上の戦いをしたことからか、全くの新車ARX-02を制作しいよいよP1カテゴリーへ進出する。
 そのとき、アキュラのワークスチームとして指名を受けたのはハイクロフト・レーシングと、ジル・ドフェラン・レーシングの2チーム。
 クラージュLC75用のものではなく、新たなモノコックを設計し、秋口にはパーツが完成し年内にはテストがスタートする計画だった。
 しかし、この年に起きた経済危機がアキュラのプロジェクトを、そしてハイクロフトを揺さぶることとなった。

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▲Highcroft Racing Acura ARX-02 (2009)
 2009年アウディはシーズンを通しての参戦を取りやめ、ポルシェもALMSから撤退、せっかく作った意欲作ARX-02は前年までの濃密なバトルに比べると、やや拍子抜けしたALMSを戦うこととなった。
 
 そして肝心のマシン、アキュラARX-02は果たして成功作かどうかという部分については、意見が非常に別れるところだ。
 まず、セブリング12時間とプチ・ル・マン(ロードアトランタ)でしか、アウディやプジョーといった強力なライバルたちと対峙していないということ。
 確かにそのセブリングではポールポジションを獲得しているし、ALMSのシーズンタイトルも獲得している。
 だが、ロードアトランタではアウディやプジョー勢の後背を喫するどころか、クラージュLC70(先に挙げたLC75の姉妹車両)モノコックを流量するAIMエンジンのオレカにも負けている。
 インパクトの有る活躍が出来たかといえば、ARX-01bの方に軍配が上がるだろう。

 どちらかと言えば、このARX-02がもたらした技術的なインパクトの方が大きいかもしれない。
 何より、世界初の前輪と後輪が全く同じ径を持つ=大径タイヤを前輪に装備したレーシングプロトタイプカーだということ。
 それから、この年からレギュレーション化された小型(1.6m幅)のリアウィングの効果を上げるために採用された、スワンネックと言われる吊り下げ式のステー。
 しかし、この2つの革新的なソリューションを有効に活かせたか? アドバンテージはあったかと言われてみれば、なかなか難しい。
(あくまでも卓上ではアドバンテージはあったが、実戦での結果は伴わなかったといえる)


 いずれにしても経済危機の影響だろうか、アキュラは2009年を持って、ル・マン24時間への出場という宿題を残したまま、ALMSでのワークス活動を終了、アキュラARX-02は1年のみで、十分な熟成やポテンシャルを見せたかどうか……はっきりしないまま表舞台から去っていった。
 
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▲Highcroft Racing Acura ARX-01c (2010)
 アキュラはALMSを去った。
 しかしハイクロフト・レーシングは、ダンカン・デイトンは2010年もアキュラによるP1活動を望んでいた。
 それは、彼等がIRL(インディカー)とは繋がりのない、元々ALMSを拠点とし、アキュラのカスタマーチームだったという部分があるからかもしれない。

 経済危機によるチームの解散、撤退、ファクトリーの倒産が相次ぐ中、ミリオネアであるダンカン・デイトン自身が比較的潤沢な資金を持っているというのもあって、オフシーズンにはハイクロフトに多くのメーカーやファクトリーからのオファーがあった。
 そこにはル・マン制覇に意欲を燃やすオリビエ・ケネルのプジョー・スポールもあったし、ローラやザイテックも魅力的なプランを提案していた、更には林みのるの童夢もハイクロフトと接触していた。
 
 メーカーからの資金に頼らずに活動できるハイクロフト・レーシングは、冬の時代、非常に注目される存在になっていた。
 彼等には様々な選択肢があったが、結局ハイクロフトはアキュラは撤退したものの、北米ホンダ(HPD)独自のプロジェクトとしてアキュラ改めHPD ARX-01cとして、HPD独自による進化型のモデルをALMSで走らせることとなった。

 そして、経済危機や紆余曲折、進路変更があったにしろ、いよいよこの年、スポーツカーレースの最高峰、ル・マン24時間にハイクロフトは挑戦する。

 本来、ワークスではなく、カスタマーチーム扱いであったハイクロフトだけが、ワークスチームの最終目標だったル・マン24時間に唯一辿りつけたという事実は、なにかなかなか数奇な運命を感じずにはいられないね……

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(Photo by Eric Gilbert From Motorsport.com)
 ル・マンに登場したハイクロフトのHPD ARX-01cは、同じARX-01cを駆るストラッカ・レーシングと予選から激しいバトルを繰り広げた。
(スコット・シャープはル・マンには来ず、そのためか、いつものカラーリングながら、テキーラPatronのロゴは描かれていないという遠征仕様。代わりに書かれたマラリアの意見広告というのが、なんともミリオネアのダンカン・デイトンらしい。 ドライバーにはかつてアウディR10で、なんどもハイクロフトの前に壁として立ちはだかったマルコ・ヴェルナーがデビッド・ブラバムとともに乗り込んだ、まさにALMSオールスターチームと言える)

 結果、予選は二日目に僅差でストラッカレーシングに逆転を許し、P2クラス2番手から決勝をスタートすることになったが、それまでLMSで活躍していた他P2カー勢を圧倒するスピードで、HPDのマシンはサルテの森を駆け抜ける。
 ハイクロフトはストラッカレーシングとHPD勢でタンデムを組むように、どんどん上位へ進出、上位クラスのP1カーを出し抜いて行く様は、まるでかつてのアキュラ・スパイスがIMSAで活躍した時のよう。
 
 ハイクロフトはレース中盤にトラブルで遅れ、結果、下位に沈んだもののなんとかチェッカーにたどり着く。
 もう一台、ストラッカのHPDが順調に走り、ワークスチーム以外のP1カーをほぼ全車出し抜く圧倒的なスピードでクラス優勝を遂げる。
 総合でも5位に入賞し、91年にアキュラ・コンプテック・チームが立ち上げた「F1以外のホンダ・レーシングプロトタイプカー」において、20年年来の思いがこの時、やっと達成したといえるかもしれない。
 
 その後HPDは独自にALMSやWECようにARX01を改良、現在ARX-03cまで進化を遂げALMSを戦っている。
 ハイクロフトは2011年までHPDにコミットした後、独自にデルタウィングプロジェクトを始動し、HPDとは袂を分かつ。
 しかし、ハイクロフトのチームからスピンアウトする形で、スコット・シャープは独自にエクストリーム・スピード・モータースポーツ(ESM)を立ち上げ、今もPatronカラーのアキュラARXをALMSで走らせている。

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 ……とまぁ、マシンやチームに歴史ありなわけですが、ともかくもこやつはまだまだ走りが実車負けしてるので、ガンガン作りこんで、熟成して気持ちよく走れるようにしてやりたいですワァ
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by minagi_ichirino | 2014-03-26 17:46 | Slotcar | Comments(0)
【趣味】スロットカーに火をつけろ
 スロットカーを久々にやりたくなったのです

 ――というのも、ミニ四駆自体がすごく先端化してしまって、走らせるのにすごく労力を使うようになってしまったということ。
 それから、ミニ四駆はコースにマシンを置くと何もやることがないということ。
 あと、どうせミニチュアカーとして楽しむなら、実車としての実感のあるスロットカーを楽しむのも良いんじゃないかなという思いもあって、本当、思いつきで、銀座博品館のスロットカーコースへ足を運んでみました。

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 たまたま、友人のハムと思いつきで行ってみただけなので、なにも深いことを考えずに行ったのですが……いざ走らせてみたら想像以上におもしろい!

 トリガーでスロットルを操作することで、サーキットを攻めるという感覚があるし、何よりそのコントロールすることが楽しい。
 これはまた走らせたいな!!ぜひやりたい……!
 というわけで、マシンを買ってしまいました。


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・GS Sport Lancia Beta Montecarlo Turbo Gr.5
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 DRM(Deutsch Rennsport Meisterschaft)1980 Driven by Hans Hayer

 マニアック!なんともマニアックな車種!!
 とは言え、逆に日本よりも海外のほうがおさかんなホビーであるスロットカーだけに、逆に海外のドメスティックな車種がラインナップされてて普通なのかも?

 ちなみにこのDRM(Deutsch Rennsport Meisterschaft = Deutschland Racingsports Masters)とは、ドイツのGT、スポーツプロトカーなどで行なわれてた国内選手権です。
 ドイツ国内のスポーツカー選手権は他にインターセリエなどがあるけど、DRMとインターセリエはどういう関係のある選手権なのか自分はよく知りません。

 ちなみにドイツの国内選手権ですが、この時代は当然西ドイツです、サーキットも西ドイツ国内だけでなく、ゾルダー(ベルギー)やザントフールド(オランダ)など、ベネルクス諸国でも開催されていました。

 んで、出走してるチームやドライバーもなかなか世界選手権で活躍するような、強豪チーム(ザクスピードやヨースト・レーシング、ポルシェワークスチームも居るし、かつてのザウバー、ジョン・フィッツパトリックやクレマーレーシングの姿も)が多く、彼らが国内選手権用のカラーリングをまとって戦う姿は、見ていてどこか新鮮ですよね。

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・今回買ったのは、このDRMに出場していた、GSスポーツチームの、ランチア・ベータモンテカルロです。
 実質上のHFスクアドラコルセワークスチーム、ドイツ勢の中に切り込んでいったイタリアの刺客です。

 この構図は80年台中盤に散発的に日本国内選手権を走った、伊太利屋ランチアLC2にも似てますね。

 ドライバーも耐久選手権でも名を馳せた名手ハンス・へイアー、この当時はランチアのワークスドライバーでした。

 世界選手権ではゼブラカラーだったり、あるいはマルティーニ・スポーツラインだったりと、王道のカラーリングではあったんですが、このドイツ国内戦でのフルーツ・オブ・ザ・ルームの青いカラーリングがまたそそるでしょ?

 何よりこのベータモンテカルロ、エンジンが直列4気筒の名機「ランプレディ・ユニット」を搭載しているのがやはりレーシングランチアの正統な感じがあって良いですね。
 ランチア・ストラトスやLC2も好きではあるんですが、あの二台はエンジン……マシンの心臓部がフェラーリなのですから。

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・Racer/Sideway製のモデルということで、モーターはアングルワインダーでの搭載。
 早速開けて構造を見てみようかと思ったのですが……なんと完成車の地点で、ボディ取り付けのネジ穴が割れてます、しかもトラクションマグネットやモーターにワッシャーがモリモリついてる……
 ネジの締め込みもバラバラで、車軸が傾いてます、正直完成車の精度としては酷いものです。
 さすがメイドインチャイナだぜ……

 というわけで、バキバキと軽く調整できるところは調整。
 非常に小さいイモネジがついていて、コイツを回す工具を持っていないので、どこかで用意してこないといけませんね……

 近いうちに走らせてみたい所!!
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by minagi_ichirino | 2014-02-25 05:24 | Slotcar | Comments(2)