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【チャリ】リベンジ400km
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 再びブルベのお話。

 前回、無念のリタイアになってしまった木崎湖600km……今度こそは完走!ということで参戦したのは同じくAJたまがわ主催のBRM620石廊崎400kmナイト。
 前回と同じナイトスタートですが、前回が深夜0時スタートだったのにたいして、今回は20時スタートで大体走行時間は24時間程度。
 走行距離も短く難易度的には少し下回るものの、それだけに今回こそはスウィープに走りきりたい所。

 ルート的には東京、二子玉川をスタートし小田原から南下し、伊豆半島の先端、石廊埼灯台まで行き、そこから折り返してくる総走行距離402.3km、制限時間27時間のラリー競技です。

 前回の木崎湖でマイナートラブルが頻発したのもあり、装備品に関してはちょこまかと変更。
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▲手書きペースノート(キューシート)も、ハンドル直付からTopeakのiPhoneマウントに固定になりました。
 iPhoneマウントなのに、iPhoneつけないんかい!っていうツッコミはなしで……
 この方が上ハンドル握りやすいんだよね……

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▲それからサドルをプロロゴのスクラッチPROに変更。
 職場の同僚に譲り受けたものなのだけど、事前に50kmほど走ったところ、座りは上々、上位モデルではないので重量的にはそれなりにあるものの、前回のような痛みが低減されればなあということで投入。
50kmそこそこじゃわからないとは思うけれど……

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▲とまぁ、そんな感じで今回の自転車の仕様。
 前回のブルベでどろんどろんに汚れてボロボロになってしまったので、半日かけてオーバーホールしました。疲れた……


 迎えた当日、集合前にりんすずで冷やし中華食べていたら、再び集合時間ギリギリになってしまい、すでにウェーブ1スタートの人たちはスタートした後に、スタートサインにチェックをする始末。
 結局最終組のウェーブ3スタートにぎりぎり間に合う始末で、さらにそのウェーブ3でもスグにスタートできず、クイックの締りのチェックや、ブレーキのあたり調整、サドルマウントのチェックなどをして、最終走者としてスタートしていきました。

 今回も前回と同じく追い上げブルベに……
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 やはり梅雨時ど真ん中ということで、天気予報はあまり芳しくない中のスタートでしたが、とりあえずのドライコンディション。
 多摩川の土手沿いを走り、途中で国道1号線に右折、小田原までは主要幹線道路を進んでいきます。
 途中、横浜の手前辺りでようやくウェーブ3スタートの集団をキャッチ、なんとか遅れを取り返しました。
 今回もオーバーペース……

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PC01 50.3km地点 ファミリーマート逗子渚橋店
 幹線道路から、裏街道を縫うように走りつつ、順調なペースでPC01に到着。
 通過チェックのレシートを受け取りに「姫」を止めて買い物をし、かえってくるとなんと、そこには同じBianchiの自転車が2台並んでるではないですか!
 手前から自前のVia Nirone7、白いInfinitoCVに、奥はクロモリのImora。

 更にはImoraのユーザーさんは、なんと昨年出走したAJ千葉のブルベで一緒した方だったとは驚き!

 自分の手書きのペースノートを見て気付いてくれたんだとか……いやぁ、ご縁に感謝です。
 ヘッドライトが暗かったため、電池を新調して戦線に復帰。
 なんとここまで信号の多い中グロスで24kmという脅威のハイペース、なんとかこのPC01でスタートの遅れをほぼ取り返した形になりました。
 
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 ライトも明るく、交通量も減った道を進んでゆきます。

PC02 154.4km地点 ローソン伊豆高原店
 なんと、PC02まで、チェックポイントなし、100km以上のロングコントロールです。
 さすがに一気に走り切るとダメージも大きかろうということで、一箇所、大体50kmすぎくらいの地点で休憩を入れようという計画で走っていきます。

 しかし、スタート前に食べたりんすずがちょっと重たい……

 国道1号線、早川口交差点を左に曲がると、景色が変わり、街頭も一気に少なくなり真鶴半島の入り口へ。
 真鶴有料道路の入り口を過ぎる辺りで、ちょうど50km程度ということで、適当にその辺にあったローソンで補給をすることにしました。
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 やはり考えることは皆同じで、適当なコンビニの割には、先客が大勢……ちょうどこの先からは補給ポイントとなりそうなコンビニも減るということで、ちょうどいいコンビニだったようです。
 飲みきってしまった水を補給。

 15分ほどの休憩をしたあとリスタート、根府川、熱海、伊東と、数えきれないほどのアップダウンを繰り返しながら次のPCを目指します。
 伊豆半島のアップダウンは強烈で、こうもアップダウンが多いと、下りでスピードが乗っては上りで失速して……の繰り返しでリズムが作りにくく、なかなか淡々としたペースで走れず気持ち的に苦しい展開に。

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 ちょっと空が明るみを帯びてきたところで、なんとか伊豆高原のPCに滑り込みました。
 随分とお腹が空いたので、朝食を食べる。

通過チェック 石廊埼灯台(209.3km地点)
 伊豆高原というだけあって、標高があり、雨は降り出していないものの気温は低く、前回の反省から足にレッグウォーマーを身につけていたのがここで功を奏する事に。

 特に下りの風た冷たく、やはりブルベはフィットネスだけでは乗り切れないなあと……

 ここから下田の街までは強烈なアップダウンが多く、体力を削られたものの、時折雲の切れ間から太陽を見せるほどの天気で、下田市街からは比較的平坦で、リズムの作りやすい道に。
 ちょうど、折り返しのルートということで、上位を走る人たちともすれ違い会釈。
 数えてみるとどうやら自分は15番手前後の位置で走ってると理解。

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 ここがちょうど折り返し地点の通過フォトチェック。伊豆半島のほぼ先端です。
 ルートラボのマップで見る限りはさほど強烈なアップダウンではないように見えたけれど、実際に走るとかなり辛いです……伊豆半島、侮りがたし。

 ちょっと休憩で自販機で飲料を買うと、なんとあたりが出てしまいました。
 さすがに二本は飲めないので、ジャージのポケットに突っ込んでスタート。
 なんでこういう時に当たるかな……

 折り返して、ちょっと走ったところでPC03です。
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PC03 217.7km地点 セブンイレブン南伊豆弓ヶ浜入口店
 この地点でまだ天気は曇り空で、ドライコンディション。
 ブルベ前に変えたサドルがやはり合わないのか、尿道が痛むもののペース的には順調で、貯金は3時間弱。
 ここまで走ってきたアップダウンをもう一度やるのかと思うと、気分が滅入るものの、天気と順調なペースは自分を奮い立たせるものでした。

 すれ違う後続のランドヌールたちと会釈しながら下田の街をあとにしました。

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 天気が崩れてきたのは、お昼前くらいになってから。
 ちょうど復路の伊豆高原の登りを登ってる途中で、とうとう大粒の雨が……一旦止まって雨具を身につけるべきか、それとももうちょっと走って着るべきか……
 少し迷った後、近くのミニストップに止まって雨具を取り出し、次のPC まで待つこと無く着ることにしました。
 ただ、上のウィンドブレイカーだけで、シューズカバーはつけずに行くことに。
 ちょうど長い登りの途中だったので、体温は上がっていたものの、やはり前回のブルベで冷えから動かなくなってしまった苦い思い出がありました……

 伊東まで降りてくるとすっかりの土砂降りになりました。

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PC04 291.9km地点 セブンイレブン熱海下多賀店
 すっかり濡れネズミになり、梅雨時らしいウェットブルベになってきたPC04。
 一応お店に熱海の名前は付いているものの、熱海市街というわけではなく、どちらかと言えば熱海と伊東の中間辺り。
 お腹は空いていたものの、胃腸の調子がそれほど良いわけではないので、適当に軽く食べたのみでPCをスタート。
 それにしても尿道が痛い……

 良かれと思って変えてきたプロロゴのサドルですが、座りは良くて骨盤の痛みは無いものの、とにかく尿道が擦れて猛烈な痛み……ああ痛い!!

 とにかく今回のブルベ、少し前の白馬木崎湖600の反省を入れての参戦だっただけに、マイナートラブルも少なく順調な走りだったのですが、唯一の誤算がこのサドルでした。
 事前に走った50km程度じゃ評価できないものですね……

 尻の痛みに苦悶をしながら熱海市街を過ぎ、ゴールまであと100kmを切ったかの地点でまさかのパンク。
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 逝ったのは後輪。
 上り坂をダンシングでえっちらおっちら上ってる途中のことでした。

 いったい何が原因……?

 自転車をひっくり返し土砂降りの中、後輪を外し、刺さりものがないかチェック、チューブをスペアのものに変え、久しぶりに使う携帯ポンプで補充。
 大体15分ほどで戦線復帰し、ほとんどロスにはなりませんでした。
 さすがに毎日仕事でパンク修理しているだけあって、特に滞り無く……しかし、自前の携帯ポンプを使って空気を補充するのは約3年ぶりだったので、果たしてきちんと空気圧を確保できるのか不安だった!

 熱海から先の道路は平行道路が殆ど無いこともあって、道路は大渋滞。
 思うようにペースが上げられず、少しペースダウン。

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 最終PCを前に、意地悪な江ノ島の鎌倉山を登るルート。
 疲労もかなりたまってる中、悪態をつきながら登りましたが、モノレールと平行する道は、どこかゲーセンで遊んだリッジレーサーの世界にやってきたようでした。 辛かったけど……

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PC05(最終PC) 365.3km地点 ファミリーマート鍛冶ヶ谷二丁目店
 横浜までやってきて、あとは市街地を走り抜けるだけ。
 ゴールまであと40km弱ということで、目処も立ち、やっとここでまとまった昼食、カレーライスを食べました。
 美味かった……
 さすがにある程度動けなくなっても、惰性で完走出来るだろうという見込みです。
 時間的にも前の区間の渋滞で遅れたものの、それでも貯金は4時間程度。
 少しゆっくりしたあとリスタートしました。

 雨は江ノ島を過ぎたあたりで止み、横浜あたりからは路面もドライの状態に。
 チェーンオイルも前回よりも入念に添加しただけあって、オイル切れということもなく、ラストスパートでペースを上げました。
 目標は22時間台……!明るいうちにゴールを! ということでしたが、最後の多摩川を渡るまでは明るかったものの、そこからの土手沿いであえなく夜の帳が下りてしまいました。

 再びライトを点灯させながら無事二子玉川駅前のゴール地点へ。

 記録としては23時間10分!目標の22時間には及ばなかったものの、サドルの痛みに耐え、ペースを乱しながら走ったのを考えれば上々の結果でした。
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 ゴールではなぜかビアンキ仲間のあらいさんが記録係に居ました……

 今回の反省点としては、通勤用の自転車をブルベに使うのではなく、ブルベ仕様として自転車をカスタムし、それを通勤に使う、っていう考え方で更に「姫」をカスタムしようというのを決意。

 サドルも、軽くて快適なちょっといいものをつけないと……

 更にはタイヤも見てくれ重視でチェレのラインの入ったエクステンザを使っていますが、実戦重視でもう1グレード良い物を投入したいなと。
 更にはサドルバッグやサドルマウントも一考の余地ありだなあと。 

 次回のブルベは200kmの予定。
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by minagi_ichirino | 2015-07-07 19:35 | Bianchista | Comments(0)
【チャリ】チャレンジ600km
 突然のブルベ!!!

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 AJたまがわ主催、BRM606白馬木崎湖600kmに参加してまいりました。

 自分、一梨乃みなぎは、いままで600km以上走ったことがなく、最高が昨年の東京~大阪間の585kmですから、いったい600kmってどういう世界なのか……どうなってしまうのか?
 自分のロングライド力はどれくらいのものなのか? そんな興味の赴くままちょうどいい600kmブルベに申し込んだのでした。


 自転車は4月にFlecheを走った「姫」ことニローネ7のBelkinモデル。
 非常に調子よく走れたということで、基本的にそのままの仕様……しかし、サドルだけは軽量なサンマルコのコンコールを使用。
 コンコールは軽量でなかなか気に入ってるサドルなのですが、ちょっと合わないところがあって……しかし少し前に150kmほどのテストランした所、比較的ベストに近いポジションを見つけて、好感触を得ていたので実戦投入。

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 スタートは夜スタートということで、早朝の袖ヶ浦スタートとかいう、現地行くのが辛いものとはちょっと違ったものの、思いの外いろいろ手間取りクローズギリギリのスタートサインになりました。

 更には梅雨時というのもあり酷い土砂降りの中のスタート……
 一応ウェットブルベということで、ウィンドブレイカー兼のレインジャケット着て、シューズカバーも装備、6月ということで下半身は多少濡れても走ろうという感じでスタート……したのですが、スグにビタミン剤とiPhoneのスペアバッテリーをコインロッカーに忘れるというポカをやらかし、二子玉川駅まで戻り、再スタートで、一気に20分ほどのビハインド。
 いきなり最後方からの追い上げブルベになりました。


 
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PC01 44.1km地点 ファミリーマート海田岩蔵街道店

 PC01までの区間は早々と市街地を抜け、郊外の幹線道路を縫いながら走り抜けていくルート。
 路面状態も比較的よく、深夜12時スタートということで、道も非常に空いており、打ち付ける雨は厳しい物の、淡々と快調なペースで走っていきます。

 多分この区間で前走者を3人位抜いたんじゃないかな……

 PCにつくまでは、大きく遅れてスタートしたため、ほとんど走ってるランナーたちを見ることはなかったのですが、このPCで前の集団と思われるグループをなんとかキャッチ。
 とはいえ、自分もお腹が空いてたため、ドーナツとヨーグルトを補給、結局彼らから少し遅れてPCを出たため、やはり独走になってしまいましたが……

 貯金はだいたい15分位。かなり巻きの状態です。

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PC02 89.7km地点 ファミリーマート ヤマキ花園店

 ここに到着する少し前あたりから夜が開け始め、相変わらずの雨脚のまま朝を迎えました。
 一度ジャンクションをオーバーシュートするミスをしたものの、特に大きいミスもなく、前方の集団をキャッチし追い抜き再び独走状態に。
 貯金的にも多少余裕が作れただろうということで、PC前に若干ペースダウン。
 さすがにオーバーペースです。

 しかし気温が異様に低く、雨で濡れた体というのもあり、止まって休んでられないような気温です。

 なんか適当におやつを買って出発。

 
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PC03 138.8km地点 ローソン下仁田馬山店

 PC02を出発してしばらくすると雨脚が若干、気持ち弱くなり、高崎を過ぎたあたりか、富岡周辺で雨が上がりコンディションが上向きに。
 基本的に登り基調のの区間のため、淡々とマイペースで走るものの、120kmを越え、最初の疲れも出てきます……そりゃそうだ、6時間以上走ってるわけですから(汗)
 
 PC03のローソンで朝食を取り、この先下仁田から田口峠という厳しい上りに突入。
 しかし、走りだしてどうにも自転車の調子がおかしい……思うように進まないというか、重たいというか……

 その原因は雨。

 ウェットブルベということで、出走前にナスカルブで仕上げた上にフィニッシュラインのウェット用オイルをチェーンに添加してきたわけですが……
 どうやら激しい雨に加え、ブレーキダストと巻き上げる砂でチェーンのオイルが全部流れてしまうか、ダストがオイルを吸ってしまい、チェーンが硬くなってしまうトラブルに……

 なんてこった!! しばらく走っていると、キュルキュルキュル……とまるで町中のママチャリのような音が!
 
 これから峠!!

 肝心な区間だというのに……!!

 大幅なペースダウンは避けられない……ッ!!

「ああ畜生畜生……このブルベ、敗色濃厚……ッ! こんなはずじゃ……!」

 という悪態をつきながらなんとか足をつかずにチンタラと峠を登って、通過チェックの写真を撮る。
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 曇っているのは、峠で自分の体から出る蒸気のためカメラが曇ってしまったのでした。

 たまたま後ろから上ってきた他の参加者に「チェーンオイル、分けていただけないでしょうか……」とお願いし、ほんのちょっとだけ残っていたオイルを頂きました。
 完璧じゃないにしろ、なんとか危機は脱出。

 峠を下ると佐久平で、とてもよい天気でしたが、向かい風という困ったコンディションに。
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PC04 203km地点 セブンイレブン小諸水押店
 風は弱まるどころか、強烈な向かい風になり、ここから善光寺までの国道18号線の向かい風は、ランドヌールたちを苦しめることになりました。

 自分もなかなか思うようにスピードの乗らない自転車を走らせましたが、いつの間にか、計ったわけでもなく、前と後ろに一人づつの3人の集団に……するといつの間にか一人が先頭を引き、二人が後ろにピタリつけるトレイン状態に。

 定期的に自分も含めた3人は先頭交代のローテーションを始め、まさにジェットストリームアタックで国道18号を行くことになったのです!!

 この作戦は功を奏し、あまり体力を使わずにこのPC05までの区間で、多くの貯金を作ることが出来ました。

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PC05 258.3km地点 ローソン長野善光寺下店
 ここでやっと中間地点、しかし自転車は多少注油したとはいえ、チェーンの油は少ない状態であまり良好なコンディションではありません。
 体力的にも田口峠で随分使ってしまい、先行きは不安な状態に……
 まして、この善光寺から先、PC06までに向かう区間は、このブルベで最も険しいと思われる区間。峰方峠と秘境である旧鬼無里村を走るというのに……
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 鬼無里までに向かう道はこんなかんじの、本当に人里離れた山に分け入っていくような道。
 疲労や自転車の不調から、少し気分は沈みがちですが、やはりこういう道を進んでいく感じは、自転車旅ならではの物があっていいものですね。

 鬼無里の集落は一言で言えばとても「にゃんぱす」でした。

 鬼無里から白馬に通じる嶺方峠越えも淡々としたペースでクリア。
 昨年あった地震の震源近くということで、道は半分崩落してたり、ダート区間あり、裂け目ありと、特に下り区間は酷い路面状況でしたが、ちょうど今年の冬にMTBダウンヒル遊びをしたということもあり、あの時の感覚を思い出し、エイヤーッと気合のダウンヒル。
 特にリスクを負うこともなく、快調なペースで下り、なんとか夕暮れ前にはPC06にたどり着きました。

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PC06 305.3km地点 ローソン白馬神城店
 ようやく中間地点、ここの地点で貯金は約3時間半。
 なかなかに順調なペースではあるんですが、さすがに鬼無里周辺の道でかなり体力を使ってしまい、ずっしりと疲労が……
 しかし、木崎湖の中間有人チェックまであと少しということで、気持ちを奮い立たせてリスタート。

 わずか15km弱ほどの距離なので、ちょっと走れば到着できるかと思ったのですが……

 なんとここで、痛恨のミスコース!! 曲がる交差点を一つ間違えてしまい、かなり走ってから気づくことに……結局このミスで2時間弱ほどのタイムロス。
 更には道の振動でウィンドブレイカーや輪行バッグを積んでいたサドルマウントを折ってしまい、更にはそれの応急処置でも遅れてしまいました。

 結局この15kmほど先の有人チェックまで2時間半以上かかってしまい、大幅なタイムロス。
 更にはそのチェックポイントで、折れてしまったサドルマウントのリビルドする作業を30分ほどやり、ちょっと手前にあったPCでは3時間半あった貯金をほとんど吐き出してしまう自体に……

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 結局、このミスコースと、サドルマウントのトラブルが、今回のブルベの致命傷になってしまいました。
 モチベーションを大きく失ってしまい、加えてサドルマウントの修復のため、長く足を止めてしまい、その間に足の筋肉が冷えて、動かなくなってしまったのでした。

 木崎湖の有人チェックを出たあと、ライトを点灯させ次のPCである松本まで走り始めたものの、眠気に疲労も色濃く、果たして自分はどこまで走るのかという状態。
 いつ、どこでリタイアするのかという気持ちになっていきました。

 途中何度か眠気に襲われ、コンビニで立ち止まり少しウトウトしようかと思うものの、周辺一帯の大町、安曇野の気温は10度を下回る冷え込み。
 とてもではないですが寝れるような環境ではありませんでした。

 まさかこんなに寒いとは……

PC07 371.3km地点 ローソン松本流通団地南店
 なんとかPCに辿り着いたものの、ほとほとに疲労困憊しており、まとまった休みを取らないと苦しい状態に。
 かと言って、時間的な余裕も殆どなく、貯金はわずか20分ほど。
 どうするか、走るか、やめるか……コーヒーを飲みながら、自分はへたり込んでしまいました。

 時計を見れば深夜12時をまわり、ここでリタイアしてもどうしようもないので、とにかく行けるところまで走ってみようとほぼ最下位ポジションで戦線復帰。
 身を捩りながら塩尻峠を越え、辰野へ、諏訪湖畔を走っているあたりで、空が薄明るくなっていきました。

 見れば最下位に近いところを走っているつもりだった自分でしたが、ところどころのコンビニ前では、疲労で倒れこんで休憩している仲間の姿も……時々すれ違ったり、一緒になったランドヌールたちとは力なく労いつつ会釈。

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 結局朝が明ける午前6時まで走るものの、富士見峠を超えたあたりで、疲労困憊が著しくリタイヤ決定。
 富士見峠は大した上りではないのですが、本当に足が動かず、加えて合わないサドルによる尻の痛みもあり、思うように動けなくなってしまい、主催の方へと連絡を告げました。
 走行距離にすると、だいたい430km地点くらいでしょうか。

 途中、小淵沢駅から輪行をすることにしました。
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 リタイアを告げたあと、自転車を袋にまとめて、最初に食べたのは小淵沢駅のえきそば。
 いやぁ、本当に美味かった……


・走れなかった敗因としては――
 気温が想像以上に上がらず、夏用のボトムスでは冷えてしまい、下半身の筋肉が固まってしまったこと、または雨で体力を失ってしまった。

 サドルが合わず尻がとにかく痛い。

 休もうとしても気温が低く十分休む場所が得られなかったということ。

 サドルマウントの破損や、チェーンオイル切れ、ライトマウントの緩みなどのマイナートラブルが多く、加えてミスコースで精神的にも参ってしまったということ。


 リタイアは悔しいというよりも、なんとも言いがたいモヤモヤとした気持ち。
 全力で動けなくなるくらいまで走ったわけで、不思議と悔しさはないものの、もっと出来たことがあったんじゃないかと反省。

 以前400kmブルベに出た時は満身創痍ながらゴール出来たのだけど、その時よりも今回のリタイアはなにか自分の中で強い印象を残すものになりました。

 幸い2週間後には400kmブルベ、今度こそはスウィープな走りをするぞと、特急あずさで帰ったのでした。
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by minagi_ichirino | 2015-07-06 03:14 | Bianchista | Comments(0)