【チャリ】加島サドルでKASHIMAXをつくろう!!
 自分の所有している自転車は、なんと全部Bianchiなのですが、その中でも一番小回りがきくといいますか……一番下駄乗りされているのが、BianchiのMinivelo7の2012モデル。
 コイツは2012年に、当時Velo&Oxygen青山と呼ばれていた、BianchiStore青山で購入したもので、そもそもはストアメンバーズカードが欲しくて買った「Bianchiの一番安いやつ」っていうシロモノでありました。

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 特色としては

・当時出たばかりだった新色「チェレステクラシコ」というパステルの強いチェレステカラー
・一部でファンも居るらしいハイテンスチールフレーム
・最近のBianchiミニベロでは見られなくなったラグ溶接フレーム
・謎のSunrace製変速機+7Sカセットスプロケット(ボスフリーではない)

 という、なんだか良いのか悪いのかという、4万円そこそこの自転車でありました。
 ハンドルをNittoのストレートバーに変えたり、タイヤもミニッツタフに変えたりと、愛着がないわけではないんですが、いかんせん下駄乗りしてるので、ついてるパーツも余り物だったり、寄せ集めだったり……

 クラシック風バイクに今日もが出てきたりで、せっかくだからサドルもあさひのWeekendbikesのものじゃなくて、もうちょいいいもの入れてやろうということを思い、大阪の加島サドルで特注してもらうことにしました。
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 そう言って向かったのは、大阪、松原市にある加島サドルの工場です。
 近鉄線で近くの駅で降り、そこから徒歩で2~30分位でしたか……

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▲コレが加島サドルの本社

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▲軒先にはママチャリ用のサドルが売られてます
ものすごい激安、自転車屋が直接仕入れに来るそうです

 何時に行きますよ、というアポを入れての訪問でしたが、あいにく詳しい担当者は席を外していて、他の方のサドルの注文の対応をしていただけました。
 2Fにある事務所に通されると、そこには壁一面にいろんなサドルが……

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 主に競輪用のサドルを手がける加島サドルは、現代的なロードレーサーに似合うかといえば、なかなかセンスが問われるものではあるんですが、数多くの生地から、非常に低価格で、好みに合わせたメイドインジャパンのサドルを作ってもらえるのはなんとも魅力的。
 ミニベロもせっかくクラシカルなフレームの佇まいなわけで、加島サドルのカシマックスは似合うんじゃないかなと思ったわけです。

 本当はカシマックスAeroを注文するつもりで来たのですが、実際手にとって見るともともとトラック向けのサドルだけあって細い!!
 こりゃあツーリングする感じじゃない!!
 というわけで、選んだのはカシマックスKX-2Aと言うモデル。
 サドルのスキンはタンカラー、ヌードスキンカラーに近いベージュを選び、パッドはありのモデルです。
 
 これで合わせて……確か6800円だったか、それくらいだったか(注:生地書いてる半年前なのでそれくらいの記憶です)
 うん、安い! 大阪まで来てる費用のほうが3倍くらいかかってるね!!(汗)
 とまぁ、実際実物を手にとってどんなもんか見てみたかったのですね。

 注文して大体1週間か、それくらいで無事に納品。
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 う~~~~~ん!!どうよこの感じ!
 普通な感じといえば、普通な感じではあるんですが、やっぱ好きなように注文して、それが形になるのはいいものだね。

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▲後ろからちらりと鎮座ましますKASHIMAXのレター!

 ちなみにサドルの後ろには、サドルバッグを引っ掛けるフックがちゃんとついていました、ツーリングサドルだね、OK!
 クラシカルなサドルならブルックスものが有名だったりしますが、やはり全天候対応で、メンテナンスに気を使わずに使い倒せるビニール皮のサドルはやっぱいいね!



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# by minagi_ichirino | 2017-01-24 01:05 | Bianchista | Comments(0)
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(最終回)
 Bike Across Japan2400参戦記
 今回は最終回、秋田県からリタイアする顛末までのお話です。
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▲道の駅かみこあに、ここで雨がやんでくれて助かった……

 5/4の未明から降り始めた雨は、午前中の間ずっと振り続けていたものの、お昼ごろ、ちょうどこの道の駅かみこあにの休憩中に上がり、2時間ほどの睡眠休憩の後にスタートした時には、ところどころウェットパッチがある程度に乾いており、雨具を脱いで走ることにしました。
 とは言え、晴れ間があるほどではなく、どんよりとした曇りのままで、気温も東北ということで、肌寒さを感じる程度には低いまま。

 天気と相まって秋田の風景はどこか物悲しく、集落も小さく、道路も作りかけで放置してあるものが目立ち、自治体としてもお金がないのかな~という感想。
 

 そんな雰囲気の秋田内陸を走り、いくつかちょっとした峠道を超えて、大館のPC(PC17ローソン大館桂城)に到着は午後3時頃。
 
 さすがにこの時間では、時折BAJランナーと出会うこともあるものの、ローソンのコントロールで出会ったのはせいぜい3~4人ほど。


 宮崎県から時折一緒に走っていた、青いBassoの西川さんも、自分が到着して5分後くらいにチェックインし久しぶりの邂逅。

 自分が先にコントロールを出発したものの、ナイトポッドの光軸がずれてることに気づき、携帯工具で少し直してるうちに追いつかれる、すると……


「この後のフェリーどうします?」


 大館の次のチェックポイントのあとは、青森のフェリーターミナル直前のチェックポイントということで、そこからは津軽海峡をフェリーで渡るルート……
 
 正味な話「何も考えてない」というところで、まさか自分がここまで走れると思っていなかったので、計画もガバガバだったというのが実際のところでした。


 信号待ちで話してると、20時30分のフェリーに乗りたいが、そのフェリーに乗るには19時30分には受付に来ないといけない。
 15時30分頃に大館のコントロールを出発しているので、4時間で約90kmを走らないといけないという計算に。


 途中には標高270mほどと高くないものの、矢立峠を超えないといけないのもあり、ありがたくもTELで予約を入れてもらうと、全速力に近い感じで巡航開始。

 西川さんはPBPフィニッシャーというのもあり、こちらもまぁまぁいいペースで踏んでるものの、安全マージンで走ると、どんどん千切られていってしまう体たらくで「いや、ここでちぎられると、せっかく良くしてもらってるのに顔が立たない!!」と奮起し、歯を食いしばりながら、Ave.20kmキープで矢立峠を超え、大鰐温泉を下って行き、弘前の林檎畑を駆け抜けました。

 

 弘前では少し通り雨に見舞われたものの、概ね雨は上がったままで、時折太陽が雲の切れ間から姿を見せます。

 道路事情も何故か良好で、青森県、特に弘前周辺は、車も運転が乱暴な人はあまりなく、抜かれる時も安心して走れるような感じでした。


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▲PC18ローゾン青森神田3丁目(1774km地点)
西川さんと同じパックでチェックインしました


 終盤、いいペースで走ったのもあって、少しばかりペースダウン、途中からはいつの間にか追い抜いていた奈古さんも青森の市街地で合流し、3人で本州最後のPC、セブンイレブン青森新田3丁目に到着。

 ここで念のため、函館のホテルにドロップバッグが届いているか問い合わせるものの「まだ届いていない」というお話に……!

 慌ててクロネコヤマトに連絡すると、ドロップバッグの到着は早くて午前8時頃、いま場所がわかれば取りに行きたいと告げるものの、正確な場所まではわかりかねるという返答……


 そうなんですね、この青森と北海道をつなぐ津軽海峡は、道路による横断が出来ないので、船便か鉄道貨物しか運搬手段がなく、いつもよりも位置に多く配送にかかってしまうことを失念していたのです。

 青森で受け取る予定にしていれば……

 

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▲青函フェリーの積載風景


 フェリーターミナルも、余裕を持って到着、青函フェリーの乗船時間は約4時間ほどということで、久しぶりにまとまった休憩、フェリーの到着後、北海道ではどうしましょうかという話に。

 北海道のルート、長万部までの道は昼間は大変混み合い、走りづらいので、深夜の到着後、交通量の少ないうちにそのまま走ってしまったほうが良いんじゃないかと言う話に。

 しかし、こちらは到着後、函館でホテルの予約をしており、そこでまとまった睡眠を取る予定であったので、とりあえず朝早く出発すればいいかなという判断でした……


 フェリーの乗船時間は4時間ほど。
 ……なので、8時半出発のフェリーは夜の12時半頃に函館に到着……フェリーの大広間は毛布も借りることが出来、加えて幾つか枕も使えるというホスピタリティだったので、乗船してまもなくごろりと横になって、すぐさま爆睡。

 前日は山形県で睡眠に失敗していただけあって、かなりぐっすりと寝られたのですが……
思えば、4時間もたっぷり寝られたのであれば、函館からそのまま走るべきでした……

 逆に前日は本当に、由利本荘あたりでホテルを確保して寝るべきだった……難しいものです。


 フェリーが函館に到着し、そのまま奈古さんや、西川さんと別れ、自分は数キロ先にあるコントロールのサンクス函館港店に先にチェックイン。

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▲PC19サンクス函館港町(1775km地点)


 レシートを貰い、多少の夕食をサコッシュにかかえて、今度はコースを逆走、函館駅前まで走り、予約していた東横インに転がり込みました。

 シャワーを浴びて、汚れたジャージやバンダナ、タオルを適当に洗って部屋干し。
 4時間寝たとはいえ、ベッドに倒れこむと結局午前5時過ぎまで爆睡しました。


 ホテルの本来の出発時間は朝の午前5時前を予定。
 しかし、問題のドロップバッグの荷物が届くのは、話によると朝の8時以降という状況です。
 なので、ひたすらクロネコヤマトの窓口が開く午前8時までホテルでステイ……


 結局このミスが今回のブルベの致命打になってしまいました。

 まず、ドロップバッグを受け取って荷物を入れ替えても、ヘッドライトを充電しないと、点灯時間がなく、夜間走行で詰まってしまいます。


 更には、今回最後に予約を入れた宿が函館で、それ以降の宿ももう一箇所探したのですが、GW期間というのもあり、満足の行く宿を確保できておらず、ドロップバッグはそのまま稚内の局留めの予定。

 しかし、最低でも2回の夜間走行があり、コンビニの極端に少ない北海道ではヘッドライトの充電不良は致命傷……

 仮に今から充電しても、チェックアウトの10時位まではなんとか色々粘ってみても、満充電は不可能。


 宿もない、装備も確実に不足するのがわかっている状態。 

 さらにここですでに予定よりも半日近く遅れてしまっているので、走りきったとしても帰りの飛行機に間に合わない可能性が非常に高い……

 おそらく、身体の状況と飛行機の都合を考えれば、札幌くらいまでは走れるだろう、うまく行けば羽幌、幌延あたりまではいけると思うが、そこがせいぜいかも知れない……


 行くところまで行くか、ここでリタイアするか。


 チェックアウト時刻の10時まで部屋で充電器にライトをかけながら考えた末、結局、ホテルのチェックアウト直後に主催にリタイアを告げ、コースを外れ帰路に向かいました。

 最終的にPC19、サンクス函館港町通過後のリタイア、走行距離にして1775km地点でのDNFでした。

 原因はドロップバッグの手配ミスによる装備不十分で撤退。

 しかし、実際のところは、自分自身がここまで走ってこれると思っておらず、北海道の走行計画がきちんと出来ていなかったというのが大きな要因でもありました。


 昨日の夕方に乗り込んだ青函フェリーに再び自転車を載せて、北海道を去り、あっけなくも、自分のBike Across Japan2400は幕を閉じました。  

 ブルベは順位のないライドイベントで、完走するか、リタイアするかしか評価はありません。

 なので、1800km程も走っておいて、結果はDNFで、何の認定もつきませんでした。


 とはいえ、自分自身の足でこれだけの距離を走り、リタイアしたライダーの中でも、2番めに長い距離を走ってDNFになったというのを思えば、よくやったなあという気持ちが強く、帰りの新幹線でも悔いは感じませんでした。

 

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 次があれば、また、必ずチャレンジしよう、もっと、もっとステディに走れるように、成長しよう。

 そう強く思ったブルベでした。



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# by minagi_ichirino | 2017-01-23 02:55 | Bianchista | Comments(0)
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(後半戦)
 Bike Across Japan 2400参戦記その5
 日本縦断ブルベも新潟県に突入しいよいよの後半戦、5/3からのことです。

 5/2の夜8時頃にルートイン上越にチェックイン
 あらかじめドロップバッグとして送っておいたバッグを受け取り、荷物を入れ替え。
 尻の具合が芳しくないので、ニベアを塗って就寝。 疲労蓄積しており、予定では明るくなる前、午前4時かそれくらいにはスタートする予定だったのですが、前日に満足に寝られなかったのもあり、ガッツリと7時間以上の睡眠。

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 5/3の天気は大丈夫と言われていたものの、翌日5/4は天候が崩れるという予報のため、朝晩の冷え込みに使っていた長袖をドロップバッグに詰め込み、その代わりモンベルのゴアテックス(レインダンサージャケット)上下をサドルバッグに積み込む。

 更には東北地方ということで、朝晩の冷え込みも考慮し、ドンキホーテで買った普通の冬物のタイツを、レーパンの上に履いて行きました。
 これはスポーツ用のものではなく、ちょうど股間に用を足す用のスリットが付いてたりと、なんだか、なんだかというものですが(汗)まぁ、旅の恥はかき捨てってやつです。

 脱いでもいいように、ストレッチ生地のサコッシュもポケットに突っ込む。

 尻痛は、どうやら座面に触れるところが腫れてしまってるようで、気休めになるかなということで、一枚だけ持ってきていたキズパワーパッドを貼りこむ。

 朝の6時前にホテルをスタート、時間的には結構ギリギリまで休憩した形になりました。
 次のPCのセーブオン寺泊のクローズは5/3の11時30分頃で、75km先……5時間半で75kmなので、順当に行けば大丈夫ではありますが……

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▲ペースノートがめくれてるけれど
これは朝方、追い風が吹いていて止まるとめくれてしまう程だったということ。

 やや追い風の中、朝もやの中をしばらく走って行くと、少し前にしまなみ海道で見かけたりしていた、ノルウェーのお役人さんのキャノンデールが淡々と走っているのを見かけ、軽く会釈をする。
 ハウアーユーという中学英語を交えつつ、Very Beautiful Dayとか、Very Very Tiredとか、いくつか単語を拾いつつ、なんとなく喋ってるのを半分くらい聞き取りつつも、かなり足に来ているようで……さようなら。
 まだ上越のPCを超えて10kmも行ってないところで、あの調子だったので、この区間75kmと短いものの、タイムアウトは午前11半……

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▲出雲崎周辺の景色
雪の多い地方だけに、道路は融雪剤で茶色くなっています

 大丈夫かなと思いつつ、自分も時間ギリギリなので、少しペースを上げつつ、上越地方、柏崎の原発を過ぎ、日本海岸に出て、淡々と走っていきます。  途中5人くらい追い抜いたところで、14カ所目のPC、セーブオン寺泊には、なんとか貯金2時間で到着。
(ちなみに、朝に出会ったノルウェーのお役人さんは、この区間であえなくタイムアウト、リタイアと相成ってしまいました)

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▲PC14セーブオン寺泊(1295km地点)

 このPCで気温が上がったこともあり、タイツを脱ぎ、軽装にしてサコッシュを背負いリスタート。
 ここからも新潟市街までは日本海岸沿いを進んでいきます……弥彦山を抜けて新潟市街へ、しかし、やはりどうしても尻が痛い。
 タオルを挟んで300km走ってきたものの、さすがにもう限界。

 たまらず新潟市内でドラッグストアに駆け込み、キズパワーパッドの大きい物を購入、便所で、腫れてしまった局部に貼り付けました。
 ジョンソン&ジョンソンのキズパワーパッドは、いわゆる湿式のキズバンドで、患部の汗や膿を含むとブヨブヨのジェル状のものになるので、ひょっとしたらそれが尻の痛みを何とかしてくれるんじゃないかという、苦し紛れの対策でした。


 しかしコレが大正解?!


 いや、正解なのかどうなのかはわからないですが、いずれにしてもこれで、尻の痛みはかなり解消されました。
 骨盤の圧迫による痛みは多少あるものの、表面にできてしまったアザや、皮膚の荒れによる痛みはコレで解消。

 

 今回の経験から知ったことなのですが、スポーツバイクで「尻が痛い」っていうのも幾つか種類があって、単純に骨盤が体重で圧迫されて尻が痛いという、圧迫そのものが原因になるもの。

 それから、長時間乗ったことでペダリングや振動によって皮膚が被れたり擦れたりして、皮膚そのものがダメージを受けて痛いという、皮膚の被れが原因になるもの。


 もともとアトピーやアレルギー持ちで、皮膚の弱い自分は前者よりも後者の痛みが深刻だったんですね。

 だから、直接皮膚と触れないようにキズパワーパッドを貼るのは、皮膚を保護するという面では効果があったということ。

 尻の痛みはいろいろあるんだね……


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▲新潟市街で阿賀野川を渡る、昼は気温も高く走りやすいが……

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▲山形と新潟の県境、PC15はこの県境のすぐ先にあった

 寺泊のPCから、次のPCのあるローソン鼠ヶ関までは160kmというロングコントロール 途中、新潟市内と、村上市で一度づつ15分ほどの休憩をはさみつつ、尻の痛みも解消し順調なペースを取り戻し、淡々と日本海を北上していきます。
 村上市街から笹川流れに入る頃には、雲が多くなり、下り坂の天候。
 夕方6時前にPC15ローソン温海鼠ヶ関に到着、目標の時間からは3時間ほど遅れているものの、貯金は再び7時間ほどまで回復し、食事をしながらどこで休憩を取るかを思案します。

 尻の痛みを解消し、調子は上げ調子だったものの、この先天気は下り坂。
 ここからさらに行けるところまで走るか、それとも無料休憩所がある5km先の「道の駅温海」で仮眠をとるか……
 
 雨雲レーダーによれば、あと5時間、深夜12時頃に雨模様になってくる様子。
 前日、敦賀で休まず富山でゾンビのようになってしまったこと、それから、走行中に雨が降ってきて、濡れネズミになり休むに休めなくなるんじゃないかというリスクもよぎり、少々早いものの、数キロ先にある「道の駅あつみ」で数時間の仮眠休憩を取ることにしました

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▲道の駅あつみ、裏はすぐ日本海になっている。

 7時前に休憩所に入ると、先客はおらず、横になれる座敷があったので、そこに荷物をまとめ、モンベルの雨具を枕と布団にする感じで横になります。
 とはいえ、この前日7時間寝ていて、更には時間も宵の口で、思うように寝付けません。
 
 さらにはうつらうつらしてると夜の9時頃に、何故かビニールシートを持ってきた家族連れが入ってきて、色々と寝そべりながら話しだした。
 5~6人くらいの大所帯……幼い子供も居る、GWで旅行しているのだろうけど、どうも会話を察するに道の駅で一晩過ごすようだ。
 ビールを開ける音も聞こえる……疲れていればそれでも寝れるところだが、やはりというか、タイミング的に早いせいか、思うように眠りに落ちてくれない。

 しかし、さすがにこういう宿代わりに好き放題している、民度の低い家族を見ていると、休憩所は夜になったら閉めないと風紀が乱れてダメだなと思ってしまった。


 宿に泊まろうよ、幼い子もいて、俺らみたいに一人で日本縦断してるわけじゃないんだからさ……


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▲道の駅あつみの休憩所、結局ここの休憩は失敗だった

 結局、何度か断続的に寝たり起きたりしながらの質の悪い睡眠を4時間ほどとって12時頃に出発。

 周辺では強い追い風が吹いており、走りやすそうだったが、夜に風が吹くというのは、気圧の谷が近いということなので、天気が崩れたり荒れたりする予兆。
 雨は降り出していなかったけれど、雨を予測して上だけゴアテックスを着て道の駅をスタート。

 夜間走行は得意というのもあって、淡々と走行。
 20kmくらい行ったところで、雨が降り始め、やや雨脚が強くなったため、コンビニでシューズカバーとボトムスもウェット仕様に着替える。
 ついでに少しお腹が空いたので食事。


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▲とにかく東北地方の夜間走行は、雨もあって辛かった!

 しかし、走行距離はすでに1200km近くなり、ただでさえ満足な仮眠が取れなかったこともあり、すぐに疲労が来てしまいます。
 風も、基本追い風なものの、道路のカーブによっては強い向かい風にもなり、海岸沿いの漁港を繋いでゆく道は、街灯も少なく、周囲に何があるのか何もわかりません。

 辛い、体力的にというより、精神的に気が狂いそうなほど辛い……

 先の道の駅あつみから、次のPCの秋田県の岩城二古まで約120km超……


 夜間走行は得意なつもりだったけれど、降りしきる雨と、何も見えない周囲に、走れど走れど見えてこない大きな街。
 さらに道の駅で5時間停車してしまったため、制限時間的に走ってガンガン行かないといけないという、精神的なプレッシャー。
 当然深夜の2時とか3時では、他のBAJランナーの姿も見当たらないだけでなく、対向車のトラックすらすれ違わない。


 庄内空港を通り、酒田市を通り過ぎ、コンビニ休憩のタイミングを逃し、山形と秋田の県境に近い吹浦駅の近くで、やっとのことで自販機を見つけ、缶コーヒーを買ってコンクリートの上にうずくまるようになって10分ほど休憩。
 すぐにまた走り出すものの、秋田県に入ってすぐ、象潟で見つけたローソンで力尽き、雨が一時的に止んでるのもあり、店の前でゾンビのようになって1時間ほどの仮眠。


 ああ、道の駅あつみで寝たのは失敗だったな。
 由利本荘か秋田まで走っていればよかったんだ……と、この時悟ったのです。


 明るくなって目を覚まし、再びスタート。
 雨というのもあり、気温は低く、やや凍えながらにかほ市を通りぬけ、由利本荘は朝6時過ぎ頃に通過。

 雨模様も相まって、酒田市を過ぎてからというもの、東北地方日本海側とにかく景色が物悲しい。

 6時半過ぎ頃に、秋田岩城二古のローソンのコントロールに到着。
 仮眠したとはいえ、この130kmあまりの区間に、結局12時間もかかってしまいました……


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 ▲まさかの奈古さんと邂逅
終盤を迎えようとする前、飄々としていてベテランらしい走りでした


 先着には一人、なんと、岡山県のPCで会って以来のTeam Infinitoの奈古さんが居ました。


「ああよかった、久しぶりに会うBAJランナーだ!」


 調子はどうですかと少しお話ししつつ、自分は寒さもありカップ麺にからあげクンを突っ込む、いつものブルベ飯で腹ごしらえ。
 奈古さんより10分ほど遅れて自分もスタート。

 雨脚は更に強くなり。気温は思うように上がらず、なかなか厳しいコンディション。


 それに、走っていて思ったのだけど、天気もあるのだろうけど、秋田県はとにかく走っていて寂しい。

 道の駅ともしもしピットとたまに訪れる集落くらいしか印象になく、隣をずっと羽越線が走っているものの「これは廃線になるんじゃないか」というくらい寂しい地域の印象を残しました。


 秋田市街に入り、ヨロヨロ走っていると、突如後ろから「BAJの人ですか?」と見知らぬローディに話しかけられる。

 ああ、ロングライドしている人なのかなと思い「ええ、そうですよ、いや~辛いですね」って話してみるが、考えてみれば天気は土砂降りで「この天気でロングライドしているとは、なかなかすさまじい人だなあ……」と思っていたら、どうやらなんと岐阜県からここまで自走できたとのこと。

 なんてこった!! とんでもないジャンキーや!!
(自分のことは棚に上げる)


 彼は弘前を目指しているらしく、秋田市街からしばらく時折会話をはさみながら彼と縦走。
 こちらは上小阿仁村を経由し大館にぬけるルートなので、五城目町の交差点まで、やく10kmほど一緒に走った後、お互い交通安全を祈ってお別れ。


 正直、精神的に参っていたので、かなり救われました。
 いつも一人で走っていたからわからなかったけど、伴走者がいるのって、ありがたいことだね……


 雨脚は強いものの、お昼前には止むということで、どこで着替えようか考えつつ、上小阿仁村への峠を越える。
 上小阿仁村と言えば、度重なるいじめで医者が居ないという「悪の村」だったな思いつつ、峠を下っているとウトウトしてしまい、一瞬落ちて危なく落車しそうになり、慌てて少し先に行った道の駅かみこあにで2時間ほど仮眠。


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 道の駅には運良く横になれる休憩所があり、きりたんぽを少し食べてから濡れた靴下や上着を整理して横になりました。



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# by minagi_ichirino | 2017-01-22 03:22 | Bianchista | Comments(0)
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(中盤戦)
 Bike Across Japan 2400参戦記その4
 ブルベもスタートしてまもなく中盤戦にさしかかろうという、650km地点の赤穂市からのことです。
 日付で言えば4/29にスタートして、赤穂市には4/30の深夜22時半に到着、そこから近くの東横インに宿泊し、ライトのバッテリーなどを充電し出発の準備や荷物の入れ替えをしつつ就寝しました。

 なんとか日付の変わる前に寝られたということで、起床は朝の4時半過ぎだったか……6時間弱ほどの睡眠をベッドの上で取れましたが、思ったよりも尻の回復が芳しくなく、重い足取りでホテルをチェックアウト。
 目の前のコンビニでおにぎりを2つ食べ、軽い向かい風が吹いている中スタート。
 
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▲5/1はセブンイレブン播州赤穂駅前からスタート


 やはり5月になったとはいえ、朝晩は寒い……

 先に書いたように、多くの人が都合よく赤穂市で宿を確保しており、時々BAJライダーとも顔を合わせ会釈をしつつ、相生に抜ける高取峠へ。
 高取峠は短い峠で、すぐに下って相生市街に、まだそれほど交通量の多くない国道二号線を走りつつ姫路城まで。

 途中、姫路市街に入ってすぐのファミマで、同じ絵描き仲間のたなべさんが応援に駆けつけてくれ、軽い休憩と一緒に軽く談笑。
 彼も絵描き仲間ながら、MERIDAのスクトゥーラを駆るサイクル仲間なのでした。
 こちらは千葉住まいで、彼は兵庫ということで、まだ一緒したことがなくなんとかタイミング合わせて一緒したいねえとお話しました。
 まだ午前6時位だったと思うので、本当にご足労感謝でありました。

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▲姫路城、よりみちでなく本当にルート上にありました

 姫路に入る頃には向かい風は収まり、姫路城をかすめて加古川沿いに内陸へ。
 加東市、西脇市……交通量の減った道を走っていきます。
 このへんは兵庫県でもほとんど足の運んだことのない地域でしたが、道も綺麗で走りやすく、なかなか景色も良い所でした。

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▲加古川沿いの道、日本へそ公園などありました、いい道。


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▲PC08ローソン氷上町石生(742km地点)


 丹波市の石生(PC08ローソン氷上町石生)のPCには、午前10時頃に到着、ここでスタートして742km地点
 ギリギリまでホテルで休憩したので、貯金はどうかなと思いましたが、なんとか3時間ほど作ることが出来、ホッと一息。
 しっかり休んだので眠気はないのですが、尻の痛みがどうにもならない状態で、まだここから1700km走らないといけないと思うと、完走は無理なんじゃないかという気持ちに……

 丹波市からは福知山の市街地を経由して綾部市、京都の山奥を通りつつ日本海、若狭湾へと抜けるルートです。
 
 この丹波市のPC8から福井県のおおい町のPC9までは長い登りもありましたが、特にBAJでも苦しかった区間で、耐え難い尻の痛みに合わせて、人里離れた綾部市の山奥は補給の自販機もなく、心身ほとほとに弱って疲れ渡ったルートでした。

 とにかく自転車が思うように前に進まないというか……

 綾部の山奥を抜けて、おおい町にに下りてくると、今度は若狭湾から吹き付ける向かい風で、下り基調ながら猛烈に体力を削られ、くたくたになりつつPC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前には15時半ごろに転がり込みました。
 時間的な貯金は5時間ほどあるものの、目標の時間からは1時間遅れ。
 この日の夜は越前海岸の温泉施設で仮眠の予定でしたが、閉店時間のあるところだったので、遅れていると思うように休めなくなるんじゃ……という心配もありました。

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▲PC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前(828km地点)

 このうみんぴあ前のPCにはAJ近畿のスタッフが来ており、色々お話する中で「尻がもう痛くて痛くて……何かこう、耐え難い痛みっていうのは、なにか対策とかないものでしょうか?」と相談するものの。

「痛いのは、我慢するしか無いよねえ」

 ……という、元も子もないアドバイスを頂く。

 そうだね、みんな辛いもんね……


 なけなしのアドバイスで「尻にハンドタオルでも挟んでみれば?」と言う言葉で、尻にハンドタオルを挟んで再スタート。

 たしかに走ってみると、サドル面の骨盤のあたり方が変わるので、痛みが減るわけではないけれど、幾分痛み方が変わるのでそう悪くないのかなとも……


 次のPCであるローソン越前海岸のコントロールまで100kmほど、若狭湾沿いは、尻の痛みを紛らわせるために、違うことを考えながら(主に夏コミの漫画のプロットどうしようかなあとかそんなの)いつの間にか走りぬけ、敦賀市で日没。

 綾部で時間を食い、更にはうみんぴあ前のPCでかなり休んでしまい、予定時刻から大幅に遅れ敦賀市の健康ランドで早めの仮眠をとるのもアリかと思うものの、まだ明るいうちだしここでの仮眠はゲテだろうというので、そのまま国道8号線「敦賀街道」に合流、暗闇の訪れた日本海岸を淡々と走っていきます。


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▲敦賀で日没、まだ太陽は高いけど若狭湾の夕暮れ


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▲電池不良で交換し全灯させたナイトポッド
ヘッドライトにはこの後度々悩まされることになる


 いつものようにGENTOSのヘッドライトを点灯させていくものの、右ライトの電池がすぐに切れてしまい、サドルバックに詰めていた新品に交換し再スタート。

 しかし1時間ほど走ったところで、今度はテールランプが何故か消灯……
 さすがに二晩も点けていたら消えてしまうかと思い、こちらも電池を入れ替えて再スタートするものの、30分ほどでまたしても消灯……
 浸水止めのパッキンが逆に挿入されていたというくだらない原因を発見するのに10分ほど停車と、なかなかマイナートラブルでさらに遅れ、予定していた仮眠施設には、予定よりも3時間遅れて到着。

 ここで3時間ほど仮眠する予定が、到着が遅れたおかげで、15分ほどしか仮眠が取れない状態で、施設を追い出されてしまい、寝る場所をどうにかしないという状態に……


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▲PC10ローソン越前海岸(926km地点)


 PC10ローソン越前海岸には22時前に到着。

 一応目標時間に到着はできているものの、仮眠をすっ飛ばした上での到着時刻なので、一体どこで休もうというお先真っ暗な状態。
 PCで会った他のライダーに話を聞くと、少し先に行った道の駅みくにでは、休憩施設があるよということで、ここで仮眠が取れたらいいなということで、とりあえずがんばってそこまで走ることに。

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▲海外からの参加者のベストバイク
MOOTSのチタンバイク、なかなか決まってて良かった……

 道の駅みくにには深夜1時頃に何とか到着、そこで寝れたらと思ったのですが、何と非情にもここの休憩室は夜の9時で扉が封鎖。
 仕方ないのでベンチで横になるものの、あまりの寒さで30分で目が冷めてしまい「行くも地獄、留まるも地獄」という状況に。

 ハンドタオルを挟んで幾分気が紛れるようになったとはいえ、ひどい尻の痛みは相変わらずで、更には眠気からくる、酷い倦怠感から、ゾンビのような死相を浮かべながら金沢のコントロールを目指すことに。


 更に途中、加賀市の市街でイートインが開いているファミリーマートを見つけて、ここでも何とかiPhoneを充電しつつ30分ほど仮眠……イートインで寝れるわけ無いじゃん!!何やってるんだお前は!!と今更ながら思うわけですが、なんだかもうグダグダな走りです。

 GENTOSのヘッドライトも思いの外調子が悪く、ライト自体は付いてるうちはある程度明るいのですが、夜前にも変えたにも関わらず、明るくなってくるかなって時に、またしても消灯……


 結局ソンビのような走りを続け、小松空港周辺で夜が明け、朝7時過ぎにPC11の金沢駅前のローソン(ローソン金沢昭和町)に到着。

 目標は午前5時前でしたから、2時間遅れになっていました。

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▲PC11ーソン金沢昭和町(1036km地点)
疲れ果ててて、こんな写真しか撮ってなかった

 さすがにこのPCにこの時間になってくると、他のBAJチャレンジャーの姿もまばらになってきますが、とうとうこのPCでは自分以外の人とは出会わず……応援に来ていた、他参加者の知り合いさんといろいろお話しつつ出発。

 ほぼ満足に仮眠が取れなかったことを話すと「それは危ないですよ、この先親不知っていう難所がありますから、どこか、それまでにきちんと仮眠をとったほうがいいですよ」とのこと。


 彼は手書きのFight! BAJ2400と書かれたスケッチブックを持ってきたのもあって、なかなか励まされました。クタクタだけど頑張ろう……


 結局その後、少し先に行ったところにある倶利伽羅峠の手前にある、道の駅くりからで、ソファの上ながら3時間弱ほど仮眠をとることに成功。

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▲道の駅くりからで休憩
ビタミン剤の入った袋とコーラ


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▲倶利伽羅峠のピーク、ここから富山県に

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▲時には同じBAJライダーと邂逅
コリラックマさん……

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▲富山市街には立派なお城がありました

 多少リフレッシュして出発、倶利伽羅峠をえっちらおっちら越えて富山県へ、砺波市を抜け午後2時頃に12カ所目PC、ファミリーマート魚津北鬼江にチェックイン。

 ここで佐多岬からスタートして1123km地点です。

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▲PC12ファミリーマート魚津北鬼江(1123km地点)


 気温は非常に高く、風は時々追い風、時々向かい風という感じで、風向き、道の向きでリズムを乱されながらも、倶利伽羅峠を降りてからは概ねここまで平坦、なんとか明るいうち、16時半頃に富山~新潟の県境の難所、親不知に突入。

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▲難所、親不知の旧道で
親不知は交通量の多い道路ですが、一部徒歩と軽車両は車とは違う旧道を通ります


 親不知は富山と新潟の県境、10kmあまりの区間を連続したトンネルで繋いだ上り勾配の難所で、トラックや交通量も多く、今回のルートでは指折りの要注意なセクションです。

 なんとか、明るいうちにここを通過できてよかった……暗くなってたらどんな地獄だったか……

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▲糸魚川に沈む夕焼け、2日連続の日本海の夕焼けです


 親不知を通過して糸魚川で夕暮れを迎え、日本海の景色を眺めつつ日没、直江津の手前での少しばかりの登りに悪態をつきつつ、20時前に直江津改め上越市にあるPC12、セブンイレブン上越河原町に到着。


 道の駅くりからで休憩をとってからは順調に来ていて、ハンドタオルで尻の痛みも何とかごまかした状態で走れており、正直な話、前日に若狭湾を走ってる時は、この新潟でDNFかなと思っていたわけですが「もうちょっとやれるかも……」

と言う気持ちに。

 上越のローソンのPCでは何人か先客がいて、調子はどうかとか世間話を少々、足の具合がよくないと苦しんでる仲間にグリコのビタミン剤を分けてあげました。

 こちらも「ヘッドライトが思いの外良くない、すぐにバッテリーが死んで消灯してしまうんだ」とボヤくと


「GENTOSの355じゃ苦しいでしょう、乾電池タイプじゃ寒暖差ですぐやられちゃいますよ、(自分の使っている)こいつはいいよ!」


 彼のハンドルについていたのは、キャットアイのVolt1600。自分がロングライド始めた頃にはなかったヘッドライトです。

 光量もいいし、ランタイムもいい、寒くても昇圧回路で安定していると絶賛してました。

 そんな彼は、もう一つ先の街柏崎市での宿泊を予定しており、お互い健闘を祈りつつ出発、出て行く仲間たちの姿を見ると「やれるところまで走ってみよう」と言う気持ちになりました。


 ここで1225kmの走行距離、ちょうど半分ほどまで消化したということになりました。

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▲PC13セブンイレブン上越河原町(1225km地点)


 自分はPCのチェックアウト後、そのまま予約していたルートイン上越で宿泊予定ということで、1kmほどコースをそれてホテルへチェックイン。

 ドロップバッグの荷物を受け取り、自転車をフロントに預け、傷んだ尻のケアに入浴施設を利用、ビタミン剤を摂取しすぐに眠りに落ちました。



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# by minagi_ichirino | 2017-01-22 01:06 | Bianchista | Comments(0)
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(序盤戦)

 Bike Across Japan 2400参戦記その3。
 前回からずいぶん間が開いてしまいましたが、今回はスタートしてから序盤戦の事の覚え書きです。
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 スタートは4月29日のAM9時、前回に書いたようにスタッガー方式(一人一人順番にスタート)ではなく、一斉にのスタートでした。
 佐多岬ロードパーク付近は強烈なアップダウンが多く、集団でスタートするものの、開幕5~6km、ホテル佐多岬の先、県道68号に合流するあたりですでに集団はバラバラになり、なんとなく同じくらいのペースで走るパックや、ソロ走になっていきます。

 この日の予定では佐多岬をスタートし、鹿屋を経由し、都城で最初のPC(約120km地点)
 そこから日豊本線に寄り添うように走り、宮崎市街を経由して佐土原の先、かつてリニアモーターカーが走っていた都農で2つ目のPC(約210km地点)
 都農から延岡を抜けてそのまま大分との県境、宗太郎峠を越えて下ってきた最初の町、佐伯で3番目のPC(約300km地点)
 佐伯から一つ山を越えた先にある臼杵のフェリーターミナル(約330km地点)から四国、愛媛県八幡浜へ渡ります。

 当然フェリーは時刻表があり、制限時間や宿泊も考えると、最低でも4時台のフェリーに乗る必要があり、スタートして最初の330kmを19時間以内に走るというのが、序盤戦のターゲットでありました。

 天気は快晴と言っていい天気で、スタートから20km地点で国道269に入るとややアップダウンも落ち着き、左手側に鹿児島湾、薩摩半島、雄大な開聞岳が見え、道路脇にはハイビスカスがちらほら咲いているという素晴らしいシチュエーション、風も無風に近い状態で、今までいろんな道を走ってきましたが「最高!」と言えるサイクリングです。
 気分も高揚し、ついついペダリングも力が入り、アップダウンが多かったにも関わらずグロスタイムは25kmを上回り(信号も少なかったのもあるけど)巡航ペースは30kmを越え、想定していたよりもハイペースで南国の道を滑走していきます。
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▲スタート直後、南大隅町の道の様子、交通量も少なく天気も良かった

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▲都城の手前、国道269号
左手ガードレールに平行する舗装路は、国鉄志布志線の廃線跡

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▲PC01セブンイレブン都城郡元4丁目店

 ……いずれにしても、結構いいペースで走らないと、フェリーの便に間に合わないわけですが……
 最初のPC、セブンイレブン都城郡元4丁目には14時前にチェックイン
 ここまで120kmあまり、多くのアップダウンがあるなかで、120kmを5時間切るペースで走ってますからはっきり言って、自分からするとかなりのハイペースです。
 普段のブルベでは、トップゴールを争えるような、それくらいのハイペースですが、周囲の話を聞くと、大体30~40番手程度のポジションで走っているということ……

 速すぎるよ!!(笑)

 さすが、周りの多くの人は1000kmのブルベやパリ・ブレスト・パリ(PBP)を完走してる猛者ばかりで、1000km以上のブルベは初出場の自分はルーキー中のルーキー。
 周囲のペースに惑わされてはいけないなというので、気持ち眺めに休憩を取り、都城からはややペースを意識してセーブし淡々と走行。
 宮崎市街に入る頃には西日になり始め、抜けて、都農のPCが近づく頃にはすっかり夕暮れに。

 その宮崎市街あたりから、水色のBassoに乗った方と脚が合うのか、大体同じくらいのペースでパックを組み、郊外の街道ではお互い先頭を回しながら30km程度の巡航ペースに。
 時折、信号待ちなどで彼と少し言葉をかわしてみると、西川さんという方で、このBAJ2400には北海道からエントリーだということ。
 昨年のPBPや、1000km超のブルベの経験も豊富だが、今シーズンはまだ走り込めて無くて、さらに暑さは苦手、九州の大地はこの季節でこの気温は調子が狂うねとのこと。
 
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▲宮崎市街の様子、少し先を行くのはこのへんからパックを組んだ西川さんのBASSO

 2つ目のPC、セブンイレブン都農寺迫には日が暮れきる前の18時40分頃に、西川さんとパックを組んだままチェックインし、多少の食事と水を補給しチェックアウト。
「このペースなら4時台の一つ前、深夜2時台のフェリーにも間に合いそうだ」
 とお話をしつつ、PC後もパックを組んで最初の夜間走行に臨んでいきました。
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▲PC02セブンイレブン都農寺迫、まだ明るいうちに到着できた

 延岡の街を過ぎると大分都の県境、宗太郎峠で、以前乗り鉄でこの峠は見てきただけに、結構登るかなと思いつつ、ずっとアウターで行けてしまうようなチンタラした登りが淡々と続き、途中まで西川さんと一緒に走ったものの、登りの苦手な自分は彼からジリジリと遅れてしまい、一人の走行に。
 気温も宮崎市街では30度以上あったものが、この峠では10度を下回る急転直下で、逆に寒いのがあまり得意ではない自分は思うように調子が出ず、さらには40kmあまりもこの低温の山奥をくねくねと走りました。

 下ってきた先の3つ目のPC、セブンイレブン佐伯神岡でも気温が低く、とても休める状況ではなく、カップ麺で暖を取りつつそそくさとスタート。
 時間は23時15分位。
 このPCで先に佐多岬で挨拶をしていた、BianchiのTeam Infinitoサポートを受ける奈古さんにも追いつかれ、更には佐伯から津久井、臼杵フェリーターミナルまでの登りですっかり置いて行かれてしまいました……
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▲PC03セブンイレブン佐伯神岡、とにかく寒かった……

 とはいえ、決して失速していたわけではなく、登りがあまり得意ではない自分はマイペースで走っていただけ、なのですが(汗)

 臼杵フェリーターミナルには深夜1時半頃に到着、西川さんや奈古さんからだいたい15分ほど遅れての到着でしたが、乗り込むフェリーの便は一緒ということで、目標としていたフェリーよりも一便前をキャッチ出来て、ここまで想定よりもいい調子、いいペースで来ているから良かったかなと。

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▲九四オレンジフェリーに乗船
サドルバッグは外して客室に持ち込んでました

 臼杵から八幡浜までのフェリーは2時間ほどの航路で、GPSやマッピング、走行ログとして使ってるiPhoneの充電や、予備バッテリーの充電も出来、暖かい部屋で横になって、質のいい睡眠をとることが出来ました。
 もちろん330kmも走り、獲得標高も6000m近くありましたから、それ相応のダメージは有りますが、ビタミン剤を飲んで、まとまった休憩を取ればOK。
 朝からの四国の旅路に備えます。

☆ ☆ ☆

 フェリーは深夜2時40分出港で、5時前頃に八幡浜に到着でしたから、大体睡眠時間にして2時間超くらいで、当然一日中自転車を漕いでましたから、一瞬で眠りに落ち、乗船員に叩き起こされるまで熟睡していました。
 5時過ぎにフェリーを降りて、四国は温かいという淡い期待を壊すような肌寒さの中リスタート。
 臼杵にはコンビニがなかったのもあり、何人かは、八幡浜のコンビニで補給したりもしていましたが、次のPCまで50km程度という短いコントロールなので補給なしで瀬戸内海沿岸を走っていきます。
 
 国道378は瀬戸内海沿岸の漁村をつないでいる道ですが、標高の高いところには行きませんが、思いの外アップダウンが多く、更には海からの吹き付ける風も思ったよりもあり、気温も低く、思うようなペースで走れません……

 午前7時50分頃に4番目のPC、松山市の手前、ローソン伊予インターにチェックイン。
 予定よりも一便早いフェリーに乗ったわけですから、そこまで頑張らなくてもよかろうということで、このPCで35分ほど停車し、同じフェリーの便に乗った人たち全員よりも遅れてPCをスタートしました。
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▲PC04ローソン伊予インター
実はこのPC停車中、ちょうど画像の後ろの自転車の台湾の方に自転車を倒されてしまい
サドルの修正したりもありました。

 この日は愛媛県の瀬戸内海沿岸をを走り、今治からしまなみ海道に、広島県の尾道に抜けて、福山市からは内陸寄りに道を変え井原市、総社市を経由して岡山へ。
 岡山からは海沿いへ向かい、赤穂市で宿泊する計画でした。

 松山市に差し掛かる辺りになると、午前9時前になり、気温も上がり始め、交通量も増えたものの、ペースも出来てきて、疲労感はあるものの順調なペースのまましまなみ海道に。
 今治のコンビニで小休憩して、評判のいいしまなみ海道へ入って行きましたが……このしまなみ海道が、個人的には苦しいポイントとなりました。

 しまなみ海道はゴールデンウィークということもあり、人が多く混雑しており、また道も複雑で、あまりスイスイと気持ちよく走れるような道ではありませんでした。
 途中広島1000kmのブルベの人たちとすれ違い、会釈を送りつつ、生口島のPC(ローソン瀬戸田中野・481km地点)で買い物をし、広島県の因島、尾道へ。
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▲しまなみ海道、かなり今治側のほうです
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▲これもしまなみ海道、青い線が引いてあるけど、やっぱり道はちょっと複雑で迷いやすい。

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▲PC05ローソン瀬戸田中野、気温もピークなくらい暑かった


 ほぼ全ルートを舐めるように走ったしまなみ海道ですが……サイクリストの聖地とか言われてますが、正直な話、先に書いたように僕自身としては、少なくともブルベで走る上であまり気持ちのよい道ではありませんでした
 景色は確かに天気もよく壮大でしたが、写真を撮ろうにも道が狭く、それと酷い坂道と多くの一時停止を求められ、道も複雑、あまり快適な道ではありませんでした。


 更には幸谷峠という10%超の激坂峠もあり……


 実際この区間はグロスタイム15kmを下回り、寄り道していないにもかかわらず、ひどくブレーキになってしまい、渡り終わり尾道の交差点に降りてきた時には西日になっていました。

 思うに、ロードレーサーでスイスイ気持ちよく走るというよりも、ミニベロやクロスバイクでのんびり流して走るようなのが似合うんだろうな……

 尾道からは国道二号線にやや付き合い、福山市街からは井原市方面へ。
 しまなみ海道でも時々顔を合わせていた西川さんとは、福山市街あたりから再びパックになり(本当に平地は同じような脚なんでしょうね……)矢掛町にある6番目のPC「セブンイレブン矢掛東町」(約560km地点)には17時45分頃チェックイン。

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▲PC06セブンイレブン矢掛東町
井原鉄道沿いは交通量は多かったけど走りやすい道だった

 やはり本州、しまなみを過ぎてからは交通量も多く、いつものブルベらしくなってきた感じです。
 全身、体の節々にだるさは感じるものの、概ね好調で、強いてあげれば尻が結構痛いということくらいでしょうか。

 PCを出てしばらく行った先、総社市からはライトオンの夜間走行になり、岡山市に入る頃には再び西川さんとパックを離れ単独走行に。
 走行距離も岡山からは600kmを越え、とにかく疲労感と眠気もあり「早く走れば長く休める!」というのもあって、宿を確保している赤穂市まではペースアップ。
 岡山市街の信号峠でやや遅れたものの、7番目のPC、セブンイレブン播州赤穂駅前(約650km地点)には22時30分頃にチェックイン。
 そのままPCの目の前にある東横インに崩れ込むようにして入り、予め佐多岬から送っておいた荷物を受け取り、シャワーと同時に着替え、パッキングしなおし即就寝。

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▲PC08セブンイレブン播州赤穂駅前
自分以外にも多くの参加者が周辺で宿泊していた

 やっと600kmブルベ一回分となりましたが、まだまだ序盤戦、全体の1/4が終ったにすぎないのでした。


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# by minagi_ichirino | 2017-01-21 16:05 | Bianchista | Comments(0)