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【チャリ】AJたまがわ BRM604白馬木崎湖600km【ブルベ】

 Bike Across Japan2400から1ヶ月、AJたまがわさんのBRM604白馬木崎湖600kmに参戦してまいりました。

 今回はそのその覚え書きです。


・天候:晴れ6>雨3>晴れ1
・走行距離:607km(ミスコースなし)
・認定時間:37時間3分(10thFinisher)


・昨年リタイアしている白馬木崎湖600、是非チャレンジしたいということで今年も申し込みました。
 季節柄、悪天候や寒暖差に殺されることもあるので、昨年以上に対策しつつも、実際にはBAJ装備を割とそのまま持ち込みと言う感じ。


 BAJで1900km近く走っているので、600kmくらい割となんとかなるべという楽観的な思考で参戦、しかし終盤の峠は経験していないので、木崎湖までで疲れ過ぎないようなペースがキモという狙いがありました。


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▲ウェーブスタートを待つ様子、スタートの天気は良好


 スタートは深夜0時スタート、やや受付が遅れて最終組ウェーブ3で0:30のスタート。天気は晴れ。
 ウェーブ3ではほぼポールポジションからのスタートで、比較的ハイペースの人達についていきつつ多摩川を上流へ。
 昨年よりもすこし先に行ったところの飯能市のローソンでPC1、時間は2時半前ぐらい、ここまで50kmをグロス25kmペースなので、なかなかいいペース。


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▲PC01の様子、夜スタートは得意なだけあってまだまだ元気!


・埼玉県をさらに北上し、群馬県へさしかかり夜が明けます。
 天気は良く、昨年よりもいいコンディション。
 途中で、後ろから来たキャノボクラスタのフィリップさんにぶち抜かれ、なんとかついていこうかなと思うものの、ジリジリと離されつつ、高崎郊外のPC02へは5時40分頃着、ここでだいたい125km弱

 PCでフィリップさんのMTBを見るとシングルギヤで、ぶったまげる。


「なんてやつだ!!」


 BAJで会った西川さんと再び出会う。


 ここまではひたすら平坦だったものの、PC02からは安中市を抜けて碓氷峠、横軽の長い登り区間を経て軽井沢へ。
 意識的にペースをやや落とし、最初の峠ということで、頑張り過ぎないことを意識にペダルを回す。

 以前、Bianchi仲間と碓氷峠には一度来ていたので、その時のコースとほぼ一緒ということもあり「この峠は死ぬような激坂はなかったはず……」と言い聞かせ淡々とゆく。


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 途中、信越線の遺構であるめがね橋のフォトチェック(155km地点)には7時30分に到着。
 碓氷峠をつらつらと登り、標高900mの軽井沢は好天でやや涼しく、時間帯的にも、交通量はそこまで多くなく快適走行。
 軽井沢からPC3まで思ったより距離があり、途中二回ほど便所と給水のため停車で若干ロス……(碓氷峠で思ったより水を飲んでしまっていた!)

 PC03の直前で西川さんとまたしても合流。
 わかりにくかったPC03をオーバーシュートしてしまうものの、なんとか気付きほぼロス無く滑りこむ。
 ここまでで約200km、体は快調。


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▲上田市をゆくルート、概ね走りやすい時間帯

 PC03から04はひたすら国道18号に付き合う千曲川沿いのルート。
 昨年は向かい風が苦しかったので、やや覚悟していたものの今年は平穏な感じ。
 西川さんとパックを組んで淡々と走るものの、前のPCで食べたヤクルトとアイスのせいか、突然下ってしまい、一度セブンイレブンで排泄物停車。
 ブルベ中はあまり出ないんだけどね……どうも序盤の補給が良くなかったせいか、このブルベ、どうにも胃腸の調子がベストコンディションではなく、この後ひたすらお腹をいたわりながらの走行になりました。


 PC04の善光寺(240km地点)からは、長野の秘境、鬼無里集落を抜けて峰方峠へ、そこから白馬へ降りてくるルート。

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▲善光寺の門前を通る、このブルベの好きな瞬間です


 PC間は50km弱ですが、昨年はここで非常に体力を奪われ、メカトラにも見舞われたので、気を引き締めてペダルを回します。
 善光寺の門前を過ぎて少しゆくと、すぐに山間の秘境のルートへ。
 昨年走った時はとんでもなく長く感じた鬼無里への道ですが、今年は覚悟して走ったからか、昨年一度体験しているからか、やや疲れを覚えて、ペースを落とすものの、難なくクリア。
 時間的にもルートが違うので比べづらいものの、昨年よりも2~3時間ほど速いペースです。


 しかし、白馬の山々の景色は絶景、まさに日本のグリンデルワルト。

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▲嶺方峠、向こうに見える白馬の山塊にはいつも息を呑みます。


 白馬のPC05(約290km地点)ではいちごオレだけ飲んで、そそくさと出発。
 安曇野アートラインの意地悪な上りをソイヤと登りきり、ほぼ中間地点(304km)である、木崎湖キャンプ場には15時50分に到着。


 ほぼ寄り道していないのもあって、非常に良いペース。


 体力的にやや余裕があるものの、ドロップバッグの関係もあり、この木崎湖キャンプ場で一度寝てしまおうということで、3時間ほどの大休憩を取ることにしました。

 近隣の施設のゆーぷる木崎湖で一度お風呂に浸かり、汗を流し落としてから、休憩室で座布団を敷いて2時間ほどの睡眠。
 ついでにアイフォーンも充電。

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▲木崎湖キャンプ場、順調なペースで到着した時は全然夕暮れ前でした

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▲しかしゆーぷるで寝て起きたら夜!スタッフ有志のBBQを頂きました

 それほど悪い睡眠ではなかったと思うけれど、ちょっとタイミング的に早かったかな……と、思いつつも19時頃に再びドロップバッグを預けてリスタート。
 ナイトポッドも点灯させるものの、ジェントスがご機嫌斜め。
 Volt800中心のライトで走行。

 ここから松本市街へは下り基調なので、ペースを上げられるかとおもいきや、途中からかなりの向かい風。
 無理の無い範囲で、頑張って踏んでいき、3人ほど前の走者を抜くが、抜くたびにことごとく風よけに使われ、自分の後ろに3~4人がついてくる予期せぬパック走行に。
 思うようなペースではしれないものの、後ろにピタリと付けられ、当然、30分以上誰一人前に出てくれない!!
 アァーッ!!!何じゃお前ら~!!!F*****k!!!!
 汗だくになって塩尻のPCに、ここでだいたい355km

 基本的に風は夜になると止むものです。
 上空の空気と地上近くの空気の寒暖差がなくなり、上昇気流が収まるためなのですが、夜でも風が吹いているということは、気圧の谷が近くにあるということで、すなわち「天気が崩れる予兆」ということ。

 スタート前の予報では、終盤二日目の午前中は雨にたたられるかもというのがありましたが、ちょっと早く天気が崩れてしまうなという感じが……


 塩尻のPCでジェントスのライトの電池を入れ替えてリスタート。
 塩尻峠の途中からまとまった雨が降ってきて、記憶よりも長い登りにぼやき倒しながら登頂、下りは完全なレインコンディションで、やや、水しぶきも気になったところで、降ってきた岡谷のコンビニで雨天用のゴアテックスを上のみ着こむ。
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▲諏訪大社前宮、ここも通るのですが、この時は土砂降り。

 上だけ? 今考えればこれは失敗。

 雨脚が強くなく、下も着こむと、走りづらくなるので少し先延ばしにしてしまったものの、案の定諏訪湖の周辺ではかなりまとまった雨になってきて、どうしたものかと思いつつ富士見峠へ。


 富士見峠の途中で一度補給のために停車するものの、胃腸の調子が芳しくなく、水分補給のみでリスタート。
 やっぱり下も着こむ。


・時間は深夜0時を回り、富士見峠の長い下りで、これは寝ないと事故るなと嫌な予感がして道の駅に駆け込む。
 ぼんやりした頭で適当な道の駅の屋根を見つると、そこにはすでに5人ほどのランドヌールたちの姿が……


「ここは寝るポイントなんだな、人類みんな同じだ」


 地面にダンゴムシのように転がり2時間半ほど睡眠、起きると最初に居た人達は居なかったものの、違う人が5人ほど周囲に転がっていました。


 南アルプス市を抜けて、土砂降りの切れ間が見えたところでPC07、ここで約450km地点。
 PCの手前で、再び西川さんとエンカウント。
 話を聞くとどうやらコインランドリーで寝ていた様子。
 こちらも予期せぬ睡眠で予定よりもやや遅れ気味のペース。
 PCで西川さんにモカ錠を恵んでもらう。

 PC07からは若彦トンネルを抜けて河口湖、山中湖へ。
 この区間は走る前から山場になるなと思っていたものの、やはりというか、猛烈に辛い上り坂、体力も疲労もピーク、天気は土砂降り。

 一体僕らはなんの罪でこんな刑に晒されてるのか……


 幸いPCを一緒に出た西川さんがペースを合わせてくれ、えっちらおっちらと、そう悪くないペースで峠を超えて河口湖へ。
 下りではマシンガンのような雨粒を全身に浴びて、今、生きていることを実感。
 最後のPC通過チェックの山中湖(511km地点)には9時頃の到着、貯金は1時間半ほど。

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▲山中湖のPC、ろくな写真を撮ってませんね……

・ここからは道志みちと尾根幹を走り多摩川沿いに出るという、走り慣れたルート(ただし逆走)なので、気楽な気分に。
 天候は最後の峠、山伏峠を超えたあたりで止み、津久井湖まで下ったところでコンビニたちより、そこで下のみキャストオフ。
(万が一もあるだろうということで、上は羽織ったまま)

 途中、市街地ではペースかなり苦戦するだろうと思ったものの、尾根幹を非常に良いペースで走り、なかなかゴキゲンなペースでゴールイン。
 終盤下り基調もあり、終わってみれば貯金は3時間、睡眠と休憩に失敗して遅れたものの、昨年の600kmは38時間半かかってましたから、過酷な600kmでこのタイムは、なかなか自分の成長を感じられる結果になりました。
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▲ゴールの二子玉川は晴れていました……

 終盤、ずっと一緒にパックを組んでくれた西川さんに感謝です。
 それにしても登り、もっと強くならんと、あかんよね。

 次回のブルベは8月のコミケ後、ランドヌール宮城の東北遠征を予定しています。

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■使用機材
車体:Bianchi Via Nirone7 2015 Belkin Ltd
コンポ:Shimano 105(5800系)&アルテグラ6800のMix 11S
ハンドル:ITM Millenium Wing Shape Carbon 400
バーテープ:Selle Italia Smootape Contlolo
ヘッドライト:Gentos 閃355 2灯+CatEye Volt800(借り物)
ペダル:Time i-Clic2 ファイバーフレックス
サドル:Astute Skyline VT Lime
ホイール:Campagnolo ZONDA 2015
タイヤ:Michelin Pro4GripV2(F) EnduranceV2(R) 23C
(with Panaracer R-Air Tube)
パッキング:Ortlieb サドルバックL+バックポケット
備考:今回はアルミコラムの純正フォークに、QRはカンパニョーロの純正を使用。ボトルゲージはTacxのDEVAのキャメルバックのPodiumChillを使用。




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by minagi_ichirino | 2017-01-24 23:33 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(最終回)
 Bike Across Japan2400参戦記
 今回は最終回、秋田県からリタイアする顛末までのお話です。
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▲道の駅かみこあに、ここで雨がやんでくれて助かった……

 5/4の未明から降り始めた雨は、午前中の間ずっと振り続けていたものの、お昼ごろ、ちょうどこの道の駅かみこあにの休憩中に上がり、2時間ほどの睡眠休憩の後にスタートした時には、ところどころウェットパッチがある程度に乾いており、雨具を脱いで走ることにしました。
 とは言え、晴れ間があるほどではなく、どんよりとした曇りのままで、気温も東北ということで、肌寒さを感じる程度には低いまま。

 天気と相まって秋田の風景はどこか物悲しく、集落も小さく、道路も作りかけで放置してあるものが目立ち、自治体としてもお金がないのかな~という感想。
 

 そんな雰囲気の秋田内陸を走り、いくつかちょっとした峠道を超えて、大館のPC(PC17ローソン大館桂城)に到着は午後3時頃。
 
 さすがにこの時間では、時折BAJランナーと出会うこともあるものの、ローソンのコントロールで出会ったのはせいぜい3~4人ほど。


 宮崎県から時折一緒に走っていた、青いBassoの西川さんも、自分が到着して5分後くらいにチェックインし久しぶりの邂逅。

 自分が先にコントロールを出発したものの、ナイトポッドの光軸がずれてることに気づき、携帯工具で少し直してるうちに追いつかれる、すると……


「この後のフェリーどうします?」


 大館の次のチェックポイントのあとは、青森のフェリーターミナル直前のチェックポイントということで、そこからは津軽海峡をフェリーで渡るルート……
 
 正味な話「何も考えてない」というところで、まさか自分がここまで走れると思っていなかったので、計画もガバガバだったというのが実際のところでした。


 信号待ちで話してると、20時30分のフェリーに乗りたいが、そのフェリーに乗るには19時30分には受付に来ないといけない。
 15時30分頃に大館のコントロールを出発しているので、4時間で約90kmを走らないといけないという計算に。


 途中には標高270mほどと高くないものの、矢立峠を超えないといけないのもあり、ありがたくもTELで予約を入れてもらうと、全速力に近い感じで巡航開始。

 西川さんはPBPフィニッシャーというのもあり、こちらもまぁまぁいいペースで踏んでるものの、安全マージンで走ると、どんどん千切られていってしまう体たらくで「いや、ここでちぎられると、せっかく良くしてもらってるのに顔が立たない!!」と奮起し、歯を食いしばりながら、Ave.20kmキープで矢立峠を超え、大鰐温泉を下って行き、弘前の林檎畑を駆け抜けました。

 

 弘前では少し通り雨に見舞われたものの、概ね雨は上がったままで、時折太陽が雲の切れ間から姿を見せます。

 道路事情も何故か良好で、青森県、特に弘前周辺は、車も運転が乱暴な人はあまりなく、抜かれる時も安心して走れるような感じでした。


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▲PC18ローゾン青森神田3丁目(1774km地点)
西川さんと同じパックでチェックインしました


 終盤、いいペースで走ったのもあって、少しばかりペースダウン、途中からはいつの間にか追い抜いていた奈古さんも青森の市街地で合流し、3人で本州最後のPC、セブンイレブン青森新田3丁目に到着。

 ここで念のため、函館のホテルにドロップバッグが届いているか問い合わせるものの「まだ届いていない」というお話に……!

 慌ててクロネコヤマトに連絡すると、ドロップバッグの到着は早くて午前8時頃、いま場所がわかれば取りに行きたいと告げるものの、正確な場所まではわかりかねるという返答……


 そうなんですね、この青森と北海道をつなぐ津軽海峡は、道路による横断が出来ないので、船便か鉄道貨物しか運搬手段がなく、いつもよりも位置に多く配送にかかってしまうことを失念していたのです。

 青森で受け取る予定にしていれば……

 

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▲青函フェリーの積載風景


 フェリーターミナルも、余裕を持って到着、青函フェリーの乗船時間は約4時間ほどということで、久しぶりにまとまった休憩、フェリーの到着後、北海道ではどうしましょうかという話に。

 北海道のルート、長万部までの道は昼間は大変混み合い、走りづらいので、深夜の到着後、交通量の少ないうちにそのまま走ってしまったほうが良いんじゃないかと言う話に。

 しかし、こちらは到着後、函館でホテルの予約をしており、そこでまとまった睡眠を取る予定であったので、とりあえず朝早く出発すればいいかなという判断でした……


 フェリーの乗船時間は4時間ほど。
 ……なので、8時半出発のフェリーは夜の12時半頃に函館に到着……フェリーの大広間は毛布も借りることが出来、加えて幾つか枕も使えるというホスピタリティだったので、乗船してまもなくごろりと横になって、すぐさま爆睡。

 前日は山形県で睡眠に失敗していただけあって、かなりぐっすりと寝られたのですが……
思えば、4時間もたっぷり寝られたのであれば、函館からそのまま走るべきでした……

 逆に前日は本当に、由利本荘あたりでホテルを確保して寝るべきだった……難しいものです。


 フェリーが函館に到着し、そのまま奈古さんや、西川さんと別れ、自分は数キロ先にあるコントロールのサンクス函館港店に先にチェックイン。

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▲PC19サンクス函館港町(1775km地点)


 レシートを貰い、多少の夕食をサコッシュにかかえて、今度はコースを逆走、函館駅前まで走り、予約していた東横インに転がり込みました。

 シャワーを浴びて、汚れたジャージやバンダナ、タオルを適当に洗って部屋干し。
 4時間寝たとはいえ、ベッドに倒れこむと結局午前5時過ぎまで爆睡しました。


 ホテルの本来の出発時間は朝の午前5時前を予定。
 しかし、問題のドロップバッグの荷物が届くのは、話によると朝の8時以降という状況です。
 なので、ひたすらクロネコヤマトの窓口が開く午前8時までホテルでステイ……


 結局このミスが今回のブルベの致命打になってしまいました。

 まず、ドロップバッグを受け取って荷物を入れ替えても、ヘッドライトを充電しないと、点灯時間がなく、夜間走行で詰まってしまいます。


 更には、今回最後に予約を入れた宿が函館で、それ以降の宿ももう一箇所探したのですが、GW期間というのもあり、満足の行く宿を確保できておらず、ドロップバッグはそのまま稚内の局留めの予定。

 しかし、最低でも2回の夜間走行があり、コンビニの極端に少ない北海道ではヘッドライトの充電不良は致命傷……

 仮に今から充電しても、チェックアウトの10時位まではなんとか色々粘ってみても、満充電は不可能。


 宿もない、装備も確実に不足するのがわかっている状態。 

 さらにここですでに予定よりも半日近く遅れてしまっているので、走りきったとしても帰りの飛行機に間に合わない可能性が非常に高い……

 おそらく、身体の状況と飛行機の都合を考えれば、札幌くらいまでは走れるだろう、うまく行けば羽幌、幌延あたりまではいけると思うが、そこがせいぜいかも知れない……


 行くところまで行くか、ここでリタイアするか。


 チェックアウト時刻の10時まで部屋で充電器にライトをかけながら考えた末、結局、ホテルのチェックアウト直後に主催にリタイアを告げ、コースを外れ帰路に向かいました。

 最終的にPC19、サンクス函館港町通過後のリタイア、走行距離にして1775km地点でのDNFでした。

 原因はドロップバッグの手配ミスによる装備不十分で撤退。

 しかし、実際のところは、自分自身がここまで走ってこれると思っておらず、北海道の走行計画がきちんと出来ていなかったというのが大きな要因でもありました。


 昨日の夕方に乗り込んだ青函フェリーに再び自転車を載せて、北海道を去り、あっけなくも、自分のBike Across Japan2400は幕を閉じました。  

 ブルベは順位のないライドイベントで、完走するか、リタイアするかしか評価はありません。

 なので、1800km程も走っておいて、結果はDNFで、何の認定もつきませんでした。


 とはいえ、自分自身の足でこれだけの距離を走り、リタイアしたライダーの中でも、2番めに長い距離を走ってDNFになったというのを思えば、よくやったなあという気持ちが強く、帰りの新幹線でも悔いは感じませんでした。

 

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 次があれば、また、必ずチャレンジしよう、もっと、もっとステディに走れるように、成長しよう。

 そう強く思ったブルベでした。



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by minagi_ichirino | 2017-01-23 02:55 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(後半戦)
 Bike Across Japan 2400参戦記その5
 日本縦断ブルベも新潟県に突入しいよいよの後半戦、5/3からのことです。

 5/2の夜8時頃にルートイン上越にチェックイン
 あらかじめドロップバッグとして送っておいたバッグを受け取り、荷物を入れ替え。
 尻の具合が芳しくないので、ニベアを塗って就寝。 疲労蓄積しており、予定では明るくなる前、午前4時かそれくらいにはスタートする予定だったのですが、前日に満足に寝られなかったのもあり、ガッツリと7時間以上の睡眠。

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 5/3の天気は大丈夫と言われていたものの、翌日5/4は天候が崩れるという予報のため、朝晩の冷え込みに使っていた長袖をドロップバッグに詰め込み、その代わりモンベルのゴアテックス(レインダンサージャケット)上下をサドルバッグに積み込む。

 更には東北地方ということで、朝晩の冷え込みも考慮し、ドンキホーテで買った普通の冬物のタイツを、レーパンの上に履いて行きました。
 これはスポーツ用のものではなく、ちょうど股間に用を足す用のスリットが付いてたりと、なんだか、なんだかというものですが(汗)まぁ、旅の恥はかき捨てってやつです。

 脱いでもいいように、ストレッチ生地のサコッシュもポケットに突っ込む。

 尻痛は、どうやら座面に触れるところが腫れてしまってるようで、気休めになるかなということで、一枚だけ持ってきていたキズパワーパッドを貼りこむ。

 朝の6時前にホテルをスタート、時間的には結構ギリギリまで休憩した形になりました。
 次のPCのセーブオン寺泊のクローズは5/3の11時30分頃で、75km先……5時間半で75kmなので、順当に行けば大丈夫ではありますが……

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▲ペースノートがめくれてるけれど
これは朝方、追い風が吹いていて止まるとめくれてしまう程だったということ。

 やや追い風の中、朝もやの中をしばらく走って行くと、少し前にしまなみ海道で見かけたりしていた、ノルウェーのお役人さんのキャノンデールが淡々と走っているのを見かけ、軽く会釈をする。
 ハウアーユーという中学英語を交えつつ、Very Beautiful Dayとか、Very Very Tiredとか、いくつか単語を拾いつつ、なんとなく喋ってるのを半分くらい聞き取りつつも、かなり足に来ているようで……さようなら。
 まだ上越のPCを超えて10kmも行ってないところで、あの調子だったので、この区間75kmと短いものの、タイムアウトは午前11半……

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▲出雲崎周辺の景色
雪の多い地方だけに、道路は融雪剤で茶色くなっています

 大丈夫かなと思いつつ、自分も時間ギリギリなので、少しペースを上げつつ、上越地方、柏崎の原発を過ぎ、日本海岸に出て、淡々と走っていきます。  途中5人くらい追い抜いたところで、14カ所目のPC、セーブオン寺泊には、なんとか貯金2時間で到着。
(ちなみに、朝に出会ったノルウェーのお役人さんは、この区間であえなくタイムアウト、リタイアと相成ってしまいました)

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▲PC14セーブオン寺泊(1295km地点)

 このPCで気温が上がったこともあり、タイツを脱ぎ、軽装にしてサコッシュを背負いリスタート。
 ここからも新潟市街までは日本海岸沿いを進んでいきます……弥彦山を抜けて新潟市街へ、しかし、やはりどうしても尻が痛い。
 タオルを挟んで300km走ってきたものの、さすがにもう限界。

 たまらず新潟市内でドラッグストアに駆け込み、キズパワーパッドの大きい物を購入、便所で、腫れてしまった局部に貼り付けました。
 ジョンソン&ジョンソンのキズパワーパッドは、いわゆる湿式のキズバンドで、患部の汗や膿を含むとブヨブヨのジェル状のものになるので、ひょっとしたらそれが尻の痛みを何とかしてくれるんじゃないかという、苦し紛れの対策でした。


 しかしコレが大正解?!


 いや、正解なのかどうなのかはわからないですが、いずれにしてもこれで、尻の痛みはかなり解消されました。
 骨盤の圧迫による痛みは多少あるものの、表面にできてしまったアザや、皮膚の荒れによる痛みはコレで解消。

 

 今回の経験から知ったことなのですが、スポーツバイクで「尻が痛い」っていうのも幾つか種類があって、単純に骨盤が体重で圧迫されて尻が痛いという、圧迫そのものが原因になるもの。

 それから、長時間乗ったことでペダリングや振動によって皮膚が被れたり擦れたりして、皮膚そのものがダメージを受けて痛いという、皮膚の被れが原因になるもの。


 もともとアトピーやアレルギー持ちで、皮膚の弱い自分は前者よりも後者の痛みが深刻だったんですね。

 だから、直接皮膚と触れないようにキズパワーパッドを貼るのは、皮膚を保護するという面では効果があったということ。

 尻の痛みはいろいろあるんだね……


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▲新潟市街で阿賀野川を渡る、昼は気温も高く走りやすいが……

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▲山形と新潟の県境、PC15はこの県境のすぐ先にあった

 寺泊のPCから、次のPCのあるローソン鼠ヶ関までは160kmというロングコントロール 途中、新潟市内と、村上市で一度づつ15分ほどの休憩をはさみつつ、尻の痛みも解消し順調なペースを取り戻し、淡々と日本海を北上していきます。
 村上市街から笹川流れに入る頃には、雲が多くなり、下り坂の天候。
 夕方6時前にPC15ローソン温海鼠ヶ関に到着、目標の時間からは3時間ほど遅れているものの、貯金は再び7時間ほどまで回復し、食事をしながらどこで休憩を取るかを思案します。

 尻の痛みを解消し、調子は上げ調子だったものの、この先天気は下り坂。
 ここからさらに行けるところまで走るか、それとも無料休憩所がある5km先の「道の駅温海」で仮眠をとるか……
 
 雨雲レーダーによれば、あと5時間、深夜12時頃に雨模様になってくる様子。
 前日、敦賀で休まず富山でゾンビのようになってしまったこと、それから、走行中に雨が降ってきて、濡れネズミになり休むに休めなくなるんじゃないかというリスクもよぎり、少々早いものの、数キロ先にある「道の駅あつみ」で数時間の仮眠休憩を取ることにしました

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▲道の駅あつみ、裏はすぐ日本海になっている。

 7時前に休憩所に入ると、先客はおらず、横になれる座敷があったので、そこに荷物をまとめ、モンベルの雨具を枕と布団にする感じで横になります。
 とはいえ、この前日7時間寝ていて、更には時間も宵の口で、思うように寝付けません。
 
 さらにはうつらうつらしてると夜の9時頃に、何故かビニールシートを持ってきた家族連れが入ってきて、色々と寝そべりながら話しだした。
 5~6人くらいの大所帯……幼い子供も居る、GWで旅行しているのだろうけど、どうも会話を察するに道の駅で一晩過ごすようだ。
 ビールを開ける音も聞こえる……疲れていればそれでも寝れるところだが、やはりというか、タイミング的に早いせいか、思うように眠りに落ちてくれない。

 しかし、さすがにこういう宿代わりに好き放題している、民度の低い家族を見ていると、休憩所は夜になったら閉めないと風紀が乱れてダメだなと思ってしまった。


 宿に泊まろうよ、幼い子もいて、俺らみたいに一人で日本縦断してるわけじゃないんだからさ……


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▲道の駅あつみの休憩所、結局ここの休憩は失敗だった

 結局、何度か断続的に寝たり起きたりしながらの質の悪い睡眠を4時間ほどとって12時頃に出発。

 周辺では強い追い風が吹いており、走りやすそうだったが、夜に風が吹くというのは、気圧の谷が近いということなので、天気が崩れたり荒れたりする予兆。
 雨は降り出していなかったけれど、雨を予測して上だけゴアテックスを着て道の駅をスタート。

 夜間走行は得意というのもあって、淡々と走行。
 20kmくらい行ったところで、雨が降り始め、やや雨脚が強くなったため、コンビニでシューズカバーとボトムスもウェット仕様に着替える。
 ついでに少しお腹が空いたので食事。


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▲とにかく東北地方の夜間走行は、雨もあって辛かった!

 しかし、走行距離はすでに1200km近くなり、ただでさえ満足な仮眠が取れなかったこともあり、すぐに疲労が来てしまいます。
 風も、基本追い風なものの、道路のカーブによっては強い向かい風にもなり、海岸沿いの漁港を繋いでゆく道は、街灯も少なく、周囲に何があるのか何もわかりません。

 辛い、体力的にというより、精神的に気が狂いそうなほど辛い……

 先の道の駅あつみから、次のPCの秋田県の岩城二古まで約120km超……


 夜間走行は得意なつもりだったけれど、降りしきる雨と、何も見えない周囲に、走れど走れど見えてこない大きな街。
 さらに道の駅で5時間停車してしまったため、制限時間的に走ってガンガン行かないといけないという、精神的なプレッシャー。
 当然深夜の2時とか3時では、他のBAJランナーの姿も見当たらないだけでなく、対向車のトラックすらすれ違わない。


 庄内空港を通り、酒田市を通り過ぎ、コンビニ休憩のタイミングを逃し、山形と秋田の県境に近い吹浦駅の近くで、やっとのことで自販機を見つけ、缶コーヒーを買ってコンクリートの上にうずくまるようになって10分ほど休憩。
 すぐにまた走り出すものの、秋田県に入ってすぐ、象潟で見つけたローソンで力尽き、雨が一時的に止んでるのもあり、店の前でゾンビのようになって1時間ほどの仮眠。


 ああ、道の駅あつみで寝たのは失敗だったな。
 由利本荘か秋田まで走っていればよかったんだ……と、この時悟ったのです。


 明るくなって目を覚まし、再びスタート。
 雨というのもあり、気温は低く、やや凍えながらにかほ市を通りぬけ、由利本荘は朝6時過ぎ頃に通過。

 雨模様も相まって、酒田市を過ぎてからというもの、東北地方日本海側とにかく景色が物悲しい。

 6時半過ぎ頃に、秋田岩城二古のローソンのコントロールに到着。
 仮眠したとはいえ、この130kmあまりの区間に、結局12時間もかかってしまいました……


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 ▲まさかの奈古さんと邂逅
終盤を迎えようとする前、飄々としていてベテランらしい走りでした


 先着には一人、なんと、岡山県のPCで会って以来のTeam Infinitoの奈古さんが居ました。


「ああよかった、久しぶりに会うBAJランナーだ!」


 調子はどうですかと少しお話ししつつ、自分は寒さもありカップ麺にからあげクンを突っ込む、いつものブルベ飯で腹ごしらえ。
 奈古さんより10分ほど遅れて自分もスタート。

 雨脚は更に強くなり。気温は思うように上がらず、なかなか厳しいコンディション。


 それに、走っていて思ったのだけど、天気もあるのだろうけど、秋田県はとにかく走っていて寂しい。

 道の駅ともしもしピットとたまに訪れる集落くらいしか印象になく、隣をずっと羽越線が走っているものの「これは廃線になるんじゃないか」というくらい寂しい地域の印象を残しました。


 秋田市街に入り、ヨロヨロ走っていると、突如後ろから「BAJの人ですか?」と見知らぬローディに話しかけられる。

 ああ、ロングライドしている人なのかなと思い「ええ、そうですよ、いや~辛いですね」って話してみるが、考えてみれば天気は土砂降りで「この天気でロングライドしているとは、なかなかすさまじい人だなあ……」と思っていたら、どうやらなんと岐阜県からここまで自走できたとのこと。

 なんてこった!! とんでもないジャンキーや!!
(自分のことは棚に上げる)


 彼は弘前を目指しているらしく、秋田市街からしばらく時折会話をはさみながら彼と縦走。
 こちらは上小阿仁村を経由し大館にぬけるルートなので、五城目町の交差点まで、やく10kmほど一緒に走った後、お互い交通安全を祈ってお別れ。


 正直、精神的に参っていたので、かなり救われました。
 いつも一人で走っていたからわからなかったけど、伴走者がいるのって、ありがたいことだね……


 雨脚は強いものの、お昼前には止むということで、どこで着替えようか考えつつ、上小阿仁村への峠を越える。
 上小阿仁村と言えば、度重なるいじめで医者が居ないという「悪の村」だったな思いつつ、峠を下っているとウトウトしてしまい、一瞬落ちて危なく落車しそうになり、慌てて少し先に行った道の駅かみこあにで2時間ほど仮眠。


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 道の駅には運良く横になれる休憩所があり、きりたんぽを少し食べてから濡れた靴下や上着を整理して横になりました。



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by minagi_ichirino | 2017-01-22 03:22 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(中盤戦)
 Bike Across Japan 2400参戦記その4
 ブルベもスタートしてまもなく中盤戦にさしかかろうという、650km地点の赤穂市からのことです。
 日付で言えば4/29にスタートして、赤穂市には4/30の深夜22時半に到着、そこから近くの東横インに宿泊し、ライトのバッテリーなどを充電し出発の準備や荷物の入れ替えをしつつ就寝しました。

 なんとか日付の変わる前に寝られたということで、起床は朝の4時半過ぎだったか……6時間弱ほどの睡眠をベッドの上で取れましたが、思ったよりも尻の回復が芳しくなく、重い足取りでホテルをチェックアウト。
 目の前のコンビニでおにぎりを2つ食べ、軽い向かい風が吹いている中スタート。
 
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▲5/1はセブンイレブン播州赤穂駅前からスタート


 やはり5月になったとはいえ、朝晩は寒い……

 先に書いたように、多くの人が都合よく赤穂市で宿を確保しており、時々BAJライダーとも顔を合わせ会釈をしつつ、相生に抜ける高取峠へ。
 高取峠は短い峠で、すぐに下って相生市街に、まだそれほど交通量の多くない国道二号線を走りつつ姫路城まで。

 途中、姫路市街に入ってすぐのファミマで、同じ絵描き仲間のたなべさんが応援に駆けつけてくれ、軽い休憩と一緒に軽く談笑。
 彼も絵描き仲間ながら、MERIDAのスクトゥーラを駆るサイクル仲間なのでした。
 こちらは千葉住まいで、彼は兵庫ということで、まだ一緒したことがなくなんとかタイミング合わせて一緒したいねえとお話しました。
 まだ午前6時位だったと思うので、本当にご足労感謝でありました。

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▲姫路城、よりみちでなく本当にルート上にありました

 姫路に入る頃には向かい風は収まり、姫路城をかすめて加古川沿いに内陸へ。
 加東市、西脇市……交通量の減った道を走っていきます。
 このへんは兵庫県でもほとんど足の運んだことのない地域でしたが、道も綺麗で走りやすく、なかなか景色も良い所でした。

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▲加古川沿いの道、日本へそ公園などありました、いい道。


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▲PC08ローソン氷上町石生(742km地点)


 丹波市の石生(PC08ローソン氷上町石生)のPCには、午前10時頃に到着、ここでスタートして742km地点
 ギリギリまでホテルで休憩したので、貯金はどうかなと思いましたが、なんとか3時間ほど作ることが出来、ホッと一息。
 しっかり休んだので眠気はないのですが、尻の痛みがどうにもならない状態で、まだここから1700km走らないといけないと思うと、完走は無理なんじゃないかという気持ちに……

 丹波市からは福知山の市街地を経由して綾部市、京都の山奥を通りつつ日本海、若狭湾へと抜けるルートです。
 
 この丹波市のPC8から福井県のおおい町のPC9までは長い登りもありましたが、特にBAJでも苦しかった区間で、耐え難い尻の痛みに合わせて、人里離れた綾部市の山奥は補給の自販機もなく、心身ほとほとに弱って疲れ渡ったルートでした。

 とにかく自転車が思うように前に進まないというか……

 綾部の山奥を抜けて、おおい町にに下りてくると、今度は若狭湾から吹き付ける向かい風で、下り基調ながら猛烈に体力を削られ、くたくたになりつつPC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前には15時半ごろに転がり込みました。
 時間的な貯金は5時間ほどあるものの、目標の時間からは1時間遅れ。
 この日の夜は越前海岸の温泉施設で仮眠の予定でしたが、閉店時間のあるところだったので、遅れていると思うように休めなくなるんじゃ……という心配もありました。

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▲PC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前(828km地点)

 このうみんぴあ前のPCにはAJ近畿のスタッフが来ており、色々お話する中で「尻がもう痛くて痛くて……何かこう、耐え難い痛みっていうのは、なにか対策とかないものでしょうか?」と相談するものの。

「痛いのは、我慢するしか無いよねえ」

 ……という、元も子もないアドバイスを頂く。

 そうだね、みんな辛いもんね……


 なけなしのアドバイスで「尻にハンドタオルでも挟んでみれば?」と言う言葉で、尻にハンドタオルを挟んで再スタート。

 たしかに走ってみると、サドル面の骨盤のあたり方が変わるので、痛みが減るわけではないけれど、幾分痛み方が変わるのでそう悪くないのかなとも……


 次のPCであるローソン越前海岸のコントロールまで100kmほど、若狭湾沿いは、尻の痛みを紛らわせるために、違うことを考えながら(主に夏コミの漫画のプロットどうしようかなあとかそんなの)いつの間にか走りぬけ、敦賀市で日没。

 綾部で時間を食い、更にはうみんぴあ前のPCでかなり休んでしまい、予定時刻から大幅に遅れ敦賀市の健康ランドで早めの仮眠をとるのもアリかと思うものの、まだ明るいうちだしここでの仮眠はゲテだろうというので、そのまま国道8号線「敦賀街道」に合流、暗闇の訪れた日本海岸を淡々と走っていきます。


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▲敦賀で日没、まだ太陽は高いけど若狭湾の夕暮れ


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▲電池不良で交換し全灯させたナイトポッド
ヘッドライトにはこの後度々悩まされることになる


 いつものようにGENTOSのヘッドライトを点灯させていくものの、右ライトの電池がすぐに切れてしまい、サドルバックに詰めていた新品に交換し再スタート。

 しかし1時間ほど走ったところで、今度はテールランプが何故か消灯……
 さすがに二晩も点けていたら消えてしまうかと思い、こちらも電池を入れ替えて再スタートするものの、30分ほどでまたしても消灯……
 浸水止めのパッキンが逆に挿入されていたというくだらない原因を発見するのに10分ほど停車と、なかなかマイナートラブルでさらに遅れ、予定していた仮眠施設には、予定よりも3時間遅れて到着。

 ここで3時間ほど仮眠する予定が、到着が遅れたおかげで、15分ほどしか仮眠が取れない状態で、施設を追い出されてしまい、寝る場所をどうにかしないという状態に……


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▲PC10ローソン越前海岸(926km地点)


 PC10ローソン越前海岸には22時前に到着。

 一応目標時間に到着はできているものの、仮眠をすっ飛ばした上での到着時刻なので、一体どこで休もうというお先真っ暗な状態。
 PCで会った他のライダーに話を聞くと、少し先に行った道の駅みくにでは、休憩施設があるよということで、ここで仮眠が取れたらいいなということで、とりあえずがんばってそこまで走ることに。

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▲海外からの参加者のベストバイク
MOOTSのチタンバイク、なかなか決まってて良かった……

 道の駅みくにには深夜1時頃に何とか到着、そこで寝れたらと思ったのですが、何と非情にもここの休憩室は夜の9時で扉が封鎖。
 仕方ないのでベンチで横になるものの、あまりの寒さで30分で目が冷めてしまい「行くも地獄、留まるも地獄」という状況に。

 ハンドタオルを挟んで幾分気が紛れるようになったとはいえ、ひどい尻の痛みは相変わらずで、更には眠気からくる、酷い倦怠感から、ゾンビのような死相を浮かべながら金沢のコントロールを目指すことに。


 更に途中、加賀市の市街でイートインが開いているファミリーマートを見つけて、ここでも何とかiPhoneを充電しつつ30分ほど仮眠……イートインで寝れるわけ無いじゃん!!何やってるんだお前は!!と今更ながら思うわけですが、なんだかもうグダグダな走りです。

 GENTOSのヘッドライトも思いの外調子が悪く、ライト自体は付いてるうちはある程度明るいのですが、夜前にも変えたにも関わらず、明るくなってくるかなって時に、またしても消灯……


 結局ソンビのような走りを続け、小松空港周辺で夜が明け、朝7時過ぎにPC11の金沢駅前のローソン(ローソン金沢昭和町)に到着。

 目標は午前5時前でしたから、2時間遅れになっていました。

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▲PC11ーソン金沢昭和町(1036km地点)
疲れ果ててて、こんな写真しか撮ってなかった

 さすがにこのPCにこの時間になってくると、他のBAJチャレンジャーの姿もまばらになってきますが、とうとうこのPCでは自分以外の人とは出会わず……応援に来ていた、他参加者の知り合いさんといろいろお話しつつ出発。

 ほぼ満足に仮眠が取れなかったことを話すと「それは危ないですよ、この先親不知っていう難所がありますから、どこか、それまでにきちんと仮眠をとったほうがいいですよ」とのこと。


 彼は手書きのFight! BAJ2400と書かれたスケッチブックを持ってきたのもあって、なかなか励まされました。クタクタだけど頑張ろう……


 結局その後、少し先に行ったところにある倶利伽羅峠の手前にある、道の駅くりからで、ソファの上ながら3時間弱ほど仮眠をとることに成功。

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▲道の駅くりからで休憩
ビタミン剤の入った袋とコーラ


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▲倶利伽羅峠のピーク、ここから富山県に

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▲時には同じBAJライダーと邂逅
コリラックマさん……

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▲富山市街には立派なお城がありました

 多少リフレッシュして出発、倶利伽羅峠をえっちらおっちら越えて富山県へ、砺波市を抜け午後2時頃に12カ所目PC、ファミリーマート魚津北鬼江にチェックイン。

 ここで佐多岬からスタートして1123km地点です。

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▲PC12ファミリーマート魚津北鬼江(1123km地点)


 気温は非常に高く、風は時々追い風、時々向かい風という感じで、風向き、道の向きでリズムを乱されながらも、倶利伽羅峠を降りてからは概ねここまで平坦、なんとか明るいうち、16時半頃に富山~新潟の県境の難所、親不知に突入。

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▲難所、親不知の旧道で
親不知は交通量の多い道路ですが、一部徒歩と軽車両は車とは違う旧道を通ります


 親不知は富山と新潟の県境、10kmあまりの区間を連続したトンネルで繋いだ上り勾配の難所で、トラックや交通量も多く、今回のルートでは指折りの要注意なセクションです。

 なんとか、明るいうちにここを通過できてよかった……暗くなってたらどんな地獄だったか……

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▲糸魚川に沈む夕焼け、2日連続の日本海の夕焼けです


 親不知を通過して糸魚川で夕暮れを迎え、日本海の景色を眺めつつ日没、直江津の手前での少しばかりの登りに悪態をつきつつ、20時前に直江津改め上越市にあるPC12、セブンイレブン上越河原町に到着。


 道の駅くりからで休憩をとってからは順調に来ていて、ハンドタオルで尻の痛みも何とかごまかした状態で走れており、正直な話、前日に若狭湾を走ってる時は、この新潟でDNFかなと思っていたわけですが「もうちょっとやれるかも……」

と言う気持ちに。

 上越のローソンのPCでは何人か先客がいて、調子はどうかとか世間話を少々、足の具合がよくないと苦しんでる仲間にグリコのビタミン剤を分けてあげました。

 こちらも「ヘッドライトが思いの外良くない、すぐにバッテリーが死んで消灯してしまうんだ」とボヤくと


「GENTOSの355じゃ苦しいでしょう、乾電池タイプじゃ寒暖差ですぐやられちゃいますよ、(自分の使っている)こいつはいいよ!」


 彼のハンドルについていたのは、キャットアイのVolt1600。自分がロングライド始めた頃にはなかったヘッドライトです。

 光量もいいし、ランタイムもいい、寒くても昇圧回路で安定していると絶賛してました。

 そんな彼は、もう一つ先の街柏崎市での宿泊を予定しており、お互い健闘を祈りつつ出発、出て行く仲間たちの姿を見ると「やれるところまで走ってみよう」と言う気持ちになりました。


 ここで1225kmの走行距離、ちょうど半分ほどまで消化したということになりました。

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▲PC13セブンイレブン上越河原町(1225km地点)


 自分はPCのチェックアウト後、そのまま予約していたルートイン上越で宿泊予定ということで、1kmほどコースをそれてホテルへチェックイン。

 ドロップバッグの荷物を受け取り、自転車をフロントに預け、傷んだ尻のケアに入浴施設を利用、ビタミン剤を摂取しすぐに眠りに落ちました。



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by minagi_ichirino | 2017-01-22 01:06 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(序盤戦)

 Bike Across Japan 2400参戦記その3。
 前回からずいぶん間が開いてしまいましたが、今回はスタートしてから序盤戦の事の覚え書きです。
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 スタートは4月29日のAM9時、前回に書いたようにスタッガー方式(一人一人順番にスタート)ではなく、一斉にのスタートでした。
 佐多岬ロードパーク付近は強烈なアップダウンが多く、集団でスタートするものの、開幕5~6km、ホテル佐多岬の先、県道68号に合流するあたりですでに集団はバラバラになり、なんとなく同じくらいのペースで走るパックや、ソロ走になっていきます。

 この日の予定では佐多岬をスタートし、鹿屋を経由し、都城で最初のPC(約120km地点)
 そこから日豊本線に寄り添うように走り、宮崎市街を経由して佐土原の先、かつてリニアモーターカーが走っていた都農で2つ目のPC(約210km地点)
 都農から延岡を抜けてそのまま大分との県境、宗太郎峠を越えて下ってきた最初の町、佐伯で3番目のPC(約300km地点)
 佐伯から一つ山を越えた先にある臼杵のフェリーターミナル(約330km地点)から四国、愛媛県八幡浜へ渡ります。

 当然フェリーは時刻表があり、制限時間や宿泊も考えると、最低でも4時台のフェリーに乗る必要があり、スタートして最初の330kmを19時間以内に走るというのが、序盤戦のターゲットでありました。

 天気は快晴と言っていい天気で、スタートから20km地点で国道269に入るとややアップダウンも落ち着き、左手側に鹿児島湾、薩摩半島、雄大な開聞岳が見え、道路脇にはハイビスカスがちらほら咲いているという素晴らしいシチュエーション、風も無風に近い状態で、今までいろんな道を走ってきましたが「最高!」と言えるサイクリングです。
 気分も高揚し、ついついペダリングも力が入り、アップダウンが多かったにも関わらずグロスタイムは25kmを上回り(信号も少なかったのもあるけど)巡航ペースは30kmを越え、想定していたよりもハイペースで南国の道を滑走していきます。
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▲スタート直後、南大隅町の道の様子、交通量も少なく天気も良かった

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▲都城の手前、国道269号
左手ガードレールに平行する舗装路は、国鉄志布志線の廃線跡

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▲PC01セブンイレブン都城郡元4丁目店

 ……いずれにしても、結構いいペースで走らないと、フェリーの便に間に合わないわけですが……
 最初のPC、セブンイレブン都城郡元4丁目には14時前にチェックイン
 ここまで120kmあまり、多くのアップダウンがあるなかで、120kmを5時間切るペースで走ってますからはっきり言って、自分からするとかなりのハイペースです。
 普段のブルベでは、トップゴールを争えるような、それくらいのハイペースですが、周囲の話を聞くと、大体30~40番手程度のポジションで走っているということ……

 速すぎるよ!!(笑)

 さすが、周りの多くの人は1000kmのブルベやパリ・ブレスト・パリ(PBP)を完走してる猛者ばかりで、1000km以上のブルベは初出場の自分はルーキー中のルーキー。
 周囲のペースに惑わされてはいけないなというので、気持ち眺めに休憩を取り、都城からはややペースを意識してセーブし淡々と走行。
 宮崎市街に入る頃には西日になり始め、抜けて、都農のPCが近づく頃にはすっかり夕暮れに。

 その宮崎市街あたりから、水色のBassoに乗った方と脚が合うのか、大体同じくらいのペースでパックを組み、郊外の街道ではお互い先頭を回しながら30km程度の巡航ペースに。
 時折、信号待ちなどで彼と少し言葉をかわしてみると、西川さんという方で、このBAJ2400には北海道からエントリーだということ。
 昨年のPBPや、1000km超のブルベの経験も豊富だが、今シーズンはまだ走り込めて無くて、さらに暑さは苦手、九州の大地はこの季節でこの気温は調子が狂うねとのこと。
 
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▲宮崎市街の様子、少し先を行くのはこのへんからパックを組んだ西川さんのBASSO

 2つ目のPC、セブンイレブン都農寺迫には日が暮れきる前の18時40分頃に、西川さんとパックを組んだままチェックインし、多少の食事と水を補給しチェックアウト。
「このペースなら4時台の一つ前、深夜2時台のフェリーにも間に合いそうだ」
 とお話をしつつ、PC後もパックを組んで最初の夜間走行に臨んでいきました。
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▲PC02セブンイレブン都農寺迫、まだ明るいうちに到着できた

 延岡の街を過ぎると大分都の県境、宗太郎峠で、以前乗り鉄でこの峠は見てきただけに、結構登るかなと思いつつ、ずっとアウターで行けてしまうようなチンタラした登りが淡々と続き、途中まで西川さんと一緒に走ったものの、登りの苦手な自分は彼からジリジリと遅れてしまい、一人の走行に。
 気温も宮崎市街では30度以上あったものが、この峠では10度を下回る急転直下で、逆に寒いのがあまり得意ではない自分は思うように調子が出ず、さらには40kmあまりもこの低温の山奥をくねくねと走りました。

 下ってきた先の3つ目のPC、セブンイレブン佐伯神岡でも気温が低く、とても休める状況ではなく、カップ麺で暖を取りつつそそくさとスタート。
 時間は23時15分位。
 このPCで先に佐多岬で挨拶をしていた、BianchiのTeam Infinitoサポートを受ける奈古さんにも追いつかれ、更には佐伯から津久井、臼杵フェリーターミナルまでの登りですっかり置いて行かれてしまいました……
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▲PC03セブンイレブン佐伯神岡、とにかく寒かった……

 とはいえ、決して失速していたわけではなく、登りがあまり得意ではない自分はマイペースで走っていただけ、なのですが(汗)

 臼杵フェリーターミナルには深夜1時半頃に到着、西川さんや奈古さんからだいたい15分ほど遅れての到着でしたが、乗り込むフェリーの便は一緒ということで、目標としていたフェリーよりも一便前をキャッチ出来て、ここまで想定よりもいい調子、いいペースで来ているから良かったかなと。

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▲九四オレンジフェリーに乗船
サドルバッグは外して客室に持ち込んでました

 臼杵から八幡浜までのフェリーは2時間ほどの航路で、GPSやマッピング、走行ログとして使ってるiPhoneの充電や、予備バッテリーの充電も出来、暖かい部屋で横になって、質のいい睡眠をとることが出来ました。
 もちろん330kmも走り、獲得標高も6000m近くありましたから、それ相応のダメージは有りますが、ビタミン剤を飲んで、まとまった休憩を取ればOK。
 朝からの四国の旅路に備えます。

☆ ☆ ☆

 フェリーは深夜2時40分出港で、5時前頃に八幡浜に到着でしたから、大体睡眠時間にして2時間超くらいで、当然一日中自転車を漕いでましたから、一瞬で眠りに落ち、乗船員に叩き起こされるまで熟睡していました。
 5時過ぎにフェリーを降りて、四国は温かいという淡い期待を壊すような肌寒さの中リスタート。
 臼杵にはコンビニがなかったのもあり、何人かは、八幡浜のコンビニで補給したりもしていましたが、次のPCまで50km程度という短いコントロールなので補給なしで瀬戸内海沿岸を走っていきます。
 
 国道378は瀬戸内海沿岸の漁村をつないでいる道ですが、標高の高いところには行きませんが、思いの外アップダウンが多く、更には海からの吹き付ける風も思ったよりもあり、気温も低く、思うようなペースで走れません……

 午前7時50分頃に4番目のPC、松山市の手前、ローソン伊予インターにチェックイン。
 予定よりも一便早いフェリーに乗ったわけですから、そこまで頑張らなくてもよかろうということで、このPCで35分ほど停車し、同じフェリーの便に乗った人たち全員よりも遅れてPCをスタートしました。
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▲PC04ローソン伊予インター
実はこのPC停車中、ちょうど画像の後ろの自転車の台湾の方に自転車を倒されてしまい
サドルの修正したりもありました。

 この日は愛媛県の瀬戸内海沿岸をを走り、今治からしまなみ海道に、広島県の尾道に抜けて、福山市からは内陸寄りに道を変え井原市、総社市を経由して岡山へ。
 岡山からは海沿いへ向かい、赤穂市で宿泊する計画でした。

 松山市に差し掛かる辺りになると、午前9時前になり、気温も上がり始め、交通量も増えたものの、ペースも出来てきて、疲労感はあるものの順調なペースのまましまなみ海道に。
 今治のコンビニで小休憩して、評判のいいしまなみ海道へ入って行きましたが……このしまなみ海道が、個人的には苦しいポイントとなりました。

 しまなみ海道はゴールデンウィークということもあり、人が多く混雑しており、また道も複雑で、あまりスイスイと気持ちよく走れるような道ではありませんでした。
 途中広島1000kmのブルベの人たちとすれ違い、会釈を送りつつ、生口島のPC(ローソン瀬戸田中野・481km地点)で買い物をし、広島県の因島、尾道へ。
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▲しまなみ海道、かなり今治側のほうです
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▲これもしまなみ海道、青い線が引いてあるけど、やっぱり道はちょっと複雑で迷いやすい。

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▲PC05ローソン瀬戸田中野、気温もピークなくらい暑かった


 ほぼ全ルートを舐めるように走ったしまなみ海道ですが……サイクリストの聖地とか言われてますが、正直な話、先に書いたように僕自身としては、少なくともブルベで走る上であまり気持ちのよい道ではありませんでした
 景色は確かに天気もよく壮大でしたが、写真を撮ろうにも道が狭く、それと酷い坂道と多くの一時停止を求められ、道も複雑、あまり快適な道ではありませんでした。


 更には幸谷峠という10%超の激坂峠もあり……


 実際この区間はグロスタイム15kmを下回り、寄り道していないにもかかわらず、ひどくブレーキになってしまい、渡り終わり尾道の交差点に降りてきた時には西日になっていました。

 思うに、ロードレーサーでスイスイ気持ちよく走るというよりも、ミニベロやクロスバイクでのんびり流して走るようなのが似合うんだろうな……

 尾道からは国道二号線にやや付き合い、福山市街からは井原市方面へ。
 しまなみ海道でも時々顔を合わせていた西川さんとは、福山市街あたりから再びパックになり(本当に平地は同じような脚なんでしょうね……)矢掛町にある6番目のPC「セブンイレブン矢掛東町」(約560km地点)には17時45分頃チェックイン。

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▲PC06セブンイレブン矢掛東町
井原鉄道沿いは交通量は多かったけど走りやすい道だった

 やはり本州、しまなみを過ぎてからは交通量も多く、いつものブルベらしくなってきた感じです。
 全身、体の節々にだるさは感じるものの、概ね好調で、強いてあげれば尻が結構痛いということくらいでしょうか。

 PCを出てしばらく行った先、総社市からはライトオンの夜間走行になり、岡山市に入る頃には再び西川さんとパックを離れ単独走行に。
 走行距離も岡山からは600kmを越え、とにかく疲労感と眠気もあり「早く走れば長く休める!」というのもあって、宿を確保している赤穂市まではペースアップ。
 岡山市街の信号峠でやや遅れたものの、7番目のPC、セブンイレブン播州赤穂駅前(約650km地点)には22時30分頃にチェックイン。
 そのままPCの目の前にある東横インに崩れ込むようにして入り、予め佐多岬から送っておいた荷物を受け取り、シャワーと同時に着替え、パッキングしなおし即就寝。

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▲PC08セブンイレブン播州赤穂駅前
自分以外にも多くの参加者が周辺で宿泊していた

 やっと600kmブルベ一回分となりましたが、まだまだ序盤戦、全体の1/4が終ったにすぎないのでした。


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by minagi_ichirino | 2017-01-21 16:05 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(スタートまでのこと)
 Bike Across Japan2400参戦記その2。
 今回は出発からスタート前夜、そしてスタートまでのこと。

 タイトルの通り、鹿児島県の九州最南端「佐多岬」から北海道の北端「宗谷岬」まで約8日半の制限時間で走り抜ける、極めてエクストリームなブルベです。
 まず、参加するにしても前年までの実績が必要で、2015年度のスーパーランドナー認定を獲得していることが出走条件でした。
 ……まぁ、当然ですよね、走力のない人が記念参加して困ったことになっても仕方ないわけですから。
 自身は、なんとか2015年度に初めてスーパーランドナー認定を取ることが出来たばかりで、ルーキー中のルーキーみたいなポジションでした。
 
 更に前回のブログに書いたように、600km以上のブルベには参戦したことがありませんでしたから……3日以上にわたって一日中走り続けるサイクリングというのが、一体どういう世界なのか想像もつきませんでした。
 何か、とてつもないことに挑戦している自覚はありましたが、とにかくゴールまで走り続ける想像がつかない。
 走れるところまで走るしかない、やれるだけやろうという、そういった意気込みだけがスタート前にあった自信でした。


 前日の朝に自宅を出発
 まずは飛行機で羽田から鹿児島空港へ……飛行機輪行は初めてでしたが、全日空がいいよというアドバイスも有り、ANAをチョイス。
 ゴールデンウィークで搭乗手続きに時間がかかりましたが、なんとか無事に飛行機輪行もOK。
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 ちなみに荷物のほとんどが衣類、自転車のらない時の服装はTシャツ一枚とトランクス、短パン、クロックスのみ。
 あとは全部サイクルジャージやレーパン。 寒冷地用と夏用と、想定できる範囲内で持っていけるだけ持って行きました。


 走りを良くするために、走行中の荷物は基本ドロップバッグ方式で、2日事に宿で拾って着替えたり手入れする作戦。


 自転車には最低限、エマージェンシー的な工具や補修パーツ、天候に備えて冬用の長袖、長手袋を装備。

 タイヤは前回のスペックにも書いたように、前輪ミシュランPRO4グリップ23C、後輪ミシュランPRO4エンデュランス23C。
 一応新品にしてきたけど、サイドカットは想定外扱いで、一切対策なし、スペアタイアもなし。

(というか、今までブルベやサイクリングしてきて、サイドカットしたことは一度もない……)


 スペアチューブは2本、1本のみ携行で、1本はドロップバッグ。
 普段と違うのはチェーンカッターとアンプルピン、ボルト折損のために予備のステンボルトを持っていったこと。
 トラブルフリーが前提です(一応整備士&自転車技師の資格持ってるしね)


 お昼すぎには鹿児島空港に着くと、主催のチャーターしたバスに搭乗。
 自転車は別途トラックもチャーターしており、参加者のバイクはトラックに載せて佐多岬まで運搬です。
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▲チャーターされたホテル佐多岬のバス、特に知り合いも居なかったので一人でおとなしくしてました……
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▲空港からトラックによる運び出しの様子

 国鉄大隅線の廃線跡を眺めながら、3時間ほど走りホテル佐多岬に到着。

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▲バイク搬入後の様子、まるでル・マンのパドック裏のよう。

 バスの到着の後、少し遅れて自転車が搬入されると、ロビーから廊下一面で全員が自転車の調整を始める……ちなみにスタートは52名。
 さすがにこんな2400kmも走るブルベに参加するもの、全員が手慣れた手つきで調整をしており、佇むオーラが普段のブルベとは全然違います、不慣れな人や初心者ぽいひとは皆無。
 何人か知り合いが居て、挨拶と健闘を交わしました。
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▲サイクルヨーロッパのサポートライダー、奈古さんのインフィニートCV。
1月に一緒にサイクルヨーロッパのオーディションを受けた方に再会で驚き(ちなみに自分は落選しました)
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▲スタート前に寄せ書きも描きました
せっかくなので、えんじぇるこまちと本当に無事故を祈って。

 前日は11時前には就寝。


 当日は朝6時頃までしっかり寝て朝食、宅配便を預けて、一旦自転車にまたがりクイックの締め付けや、ボルトの類チェック、空気圧もOK。 改めて8時過ぎにホテルを出発、スタートの佐多岬ロードパークへグリッドイン。

 しかし、話には聞いていたけれど、佐多岬直前は酷いアップダウンが多く、道路も荒れており「路肩には注意しないとな……」という感想。


 天気は快晴。


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 車検と簡単にライダーズミーティングを終えて、記念撮影。

 他のライダーの自転車を見てみると、半分以上はハイエンドのカーボンバイク……Pinarelloのドグマや、Timeのスカイロン、Kuotaのカルマ……エンデューロ向けのモデルも結構有りましたが、わりとガチガチのレーシングバイクのチョイスが目立つ様子。

 アルミモデルも少なくはない、自分のViaNirone7はグレードによっては10万を下回る安物アルミバイクなので、全参加者中1~2を争う「安価車」……もうちょっといいバイクがいいなあなんて。

 雑誌でよく取り上げられる「ツーリングやロングライドこそ、クロモリがいい」という話題もあるが、現実を見て、クロモリをチョイスされてる方はホンの2~3人という超少数派。

 むしろチタンバイクのほうが多いという驚きのバイク事情でした。

 チタンバイクは、セブンサイクルズに、パナソニック、リンスキー、MOOTSとチタンバイクオールスター状態でした、自分もBianchi S9 Matta欲しくなってきた…… 


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 スタートは29日AM9時になると「それでは各自、スタートしていって下さーい」と言う感じで、ほぼ一斉スタート。
(千葉ブルベでは車検を終えた人から順にスタッガー方式でのスタートなので、すこし面食らいました)

 52名の戦士たちが、号令のもと一斉に一路北へと長い長い道程をスタートしていきました。

 自分もTimeのiClicペダルをカチリとエンゲージさせ、やや後方ポジションながらいよいよのスタートを切りました。


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by minagi_ichirino | 2016-11-01 02:28 | Bianchista
【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(出走前夜)
 自転車の長距離ラリーであるブルベの話。
 5月のGWの時期に、そのブルベでも日本で最長距離を走ると言われている、Bike Across Japan2400に参戦してまいりました。
 そのレポートというか、覚え書きというか、それを数回に別けて書いていきたいと思います。

 まず今回は当日までの事前準備までの話。
 使用する自転車はBianchiのVia Nirone7 PRO、普段からブルベで使っている自転車ですが、今回は超長距離を走るということで、完全な全天候対応の重装備仕様です。

 前回のブログ記事で11速化を完了したわけですが、10時間くらいかけて、ほぼ完バラにバラして、ワイヤーやバーテープも一旦引き直して、リムも砥ぎ石で磨いて、オーバーホールがてら組み上げました。

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 そうして組み上げたVia Nirone7、またの名を「姫」

 10000kmくらい走ってしまったExtenza Bicoloreを脱ぎ捨てて、タイヤはミシュランPro4に。
 なんと前輪はPRO4GRIP、後輪PRO4Enduranceという変則的組み合わせ……

 前後輪で違う性格のタイヤをつけるのはMavicもそうだけど、個人的にはニッサンR89C(WSPC仕様)の影響(笑)


 25Cのタイヤにしようか迷ったけれど、結局23Cに……


 STIの角度が気に入らなかったので、少し調整、フィジークのジェルパッドもちょっとだけ挿入、これで手のひらが痛くならないといいな……

 ヘッドライトは相変わらずのGENTOSの閃355の2灯をメインに、シマノPROのイリウム300を局所スポットで利用予定。

 ボトルケージはTACXのDEVA、人生初のダブルボトル仕様です。
(片方はツールボトルか輪行袋の予定ですが……)


 フロントフォークも軽量性と下りでの安定感を狙って、Infinito用のフルカーボンフォークをインストール。

 オリジナルのアルカーボンのものに比べると、フォークオフセットが少なく、ややクイック目なハンドリングですが、軽量性は劇的です。


 減りやすいタイムのクリートも新しくし、スプロケットも平地用の12-25Tから、12-28Tの山用に変更!

 更に今回は、ブレーキ周りとハンドル周りにベータチタニウムボルトを投入

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 天王寺のMovementで特注で作ってもらったアイスブルーカラーのベータチタニウムブレーキボルト!

 ブレーキのしっかり感……も、もちろんあるのですが、それよりもネジとしての美しさと精度の良さ、工具を通した時に「あ、いいものを使ってるな」という感覚は、なかなかやる気にさせてくれるものです。

 

 仕事が忙しい時期でなかなか時間が取れなかったものの、なんとか暇を見つけてBAJ直前に本番装備で150kmほどの走り込み。
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 主に房総半島の山間部を中心に、アップダウンも含めて走り、まずまずの感触。
 身体もいい感じに絞れており、体調も安定、コレならベストの走りができそうです。
 2400kmにも及ぶペースノートも1週間かけて4冊(600km分を4冊)にかき分けて、準備完了。

 作戦としては基本300kmごとにまとまった休憩、600kmごとに宿泊、というペースをイメージです。
 しかし、かくいう自分は一つのまとまったライドでは640km分しか走ったことがないので、どうにもその先のことはイメージしづらく、計画もかなりあやふやなまま、前日の飛行機に乗ることになりました。

 期待半分、不安半分、といえばそうなのかもしれませんが、どちらかと言えば「こんなビッグイベントに参戦できるなんて、なんて光栄なことなのだろう!!」と言う感激が胸いっぱいでした。

■Bike Across Japan 2400 使用機材
 
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車体:Bianchi Via Nirone7 2015 Belkin Ltd
コンポ:Shimano Ultegra(6800系) 11S中心
ハンドル:ITM Millenium Wing Shape Carbon 400
バーテープ:Sella Italia BarTape Contololo
ヘッドライト:Gentos 閃355 2灯+Shimano PRO Ilium400
ペダル:Time i-Clic2 ファイバーフレックス
サドル:Astute Skyline VT Lime
ホイール:Campagnolo ZONDA 2015
タイヤ:(F)Michelin PRO4 GRIP 23C (R)Michelin PRO4 Endurance
(with Panaracer R-Air Tube)
GPS:None
パッキング:Ortlieb サドルバックL+ダブルボトル

備考:
・フロントフォークをBianchi Infinito用のものに交換。
・ステムボルト、フロントブレーキシューボルトをベータチタニウムに交換。
・パッキングは、500ccのボトル(CAMELBAKのポディウムチル)と輪行袋を外側にマウント。
・サドルバッグの中身は、レインジャケット上下にシューズカバー(雨装備)とツールや補修パーツの袋、携帯のバッテリー。


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by minagi_ichirino | 2016-04-21 00:00 | Bianchista
【チャリ】富士山まで行ってみようか
 適当な自転車のロングライドのお話。


 自宅から富士山までちょっと走ってきました。
 ルート的には都内を新宿方面に抜けて、そこから甲州街道をゆき、多摩丘陵を抜け、津久井湖から道志みちへ。
 道志みちを走り切ると山中湖、そこから河口湖、西湖とかすめながらぐるりと回り、富士ヶ峰高原から富士宮、富士駅までの道すがら。
 距離で言えば大体230km程度の道のりでしょうか。

 ロングライドの距離の基準は人それぞれであり、心の状態とも言われるわけですが、個人的には超長距離を走るのに慣れてしまった身としては、やはり200km程度は走らないと……という感じではあります。
 逆に言えば、200km程度で弱音を吐いたり、翌日に疲れを残してるようだと、まだまだだなぁという部分もあり……

・今回の自転車はやっと月賦の終わった(笑)無印Oltre、個人的には「マリア」と名づけてます。
 ミドルコンパクトの52-36Tクランクに、12-28Tのリアスプロケットです。
 先日、平地用の12-25Tスプロケットを入手し、18Tで走れるぜってなったわけですが、さすがに今回は山伏峠もあるので、ロー28Tで行きました。

 ☆☆☆ 


・出発が朝7時と少し遅かったせいか、平日の通勤時間に都内を通ることになり、思いの外時間がかかってしまい……また、図らずとも南多摩尾根幹線道路を走るルートになり、道志みちの入口になる頃には思ったよりも疲労感が……

 ロード乗りをやってると耳に挟む通称尾根幹こと南多摩尾根幹線ですが、道幅は広くアップダウンも豊富で確かに走り応えがありました……



 道志みちは津久井湖側から、山中湖方面へ上っていく方向です。
 途中標高1000m近くまで上がるので、凍結が心配でしたが、事前情報ではここ数日暖かく残雪や凍結はないとのこと……

 この「道志みち」こと国道413号、走るのは3回目で、津久井湖から山中湖まで約45kmの一本道。
 非常に風光明媚で、交通量も多くはなく、なにより信号が2箇所しか無い(道の駅どうし付近に2箇所のみ)所が非常に走りやすく、ピークである山伏峠もさほど苦しい峠ではないので、個人的におすすめしたいツーリングルート。

 さすがに3月初頭では、景色は殺風景ではありましたが……
 初夏にまた行きたいところ。


 道の駅どうしでも休憩、異常気象の影響か、この日はポカポカ陽気でした。

 道の駅どうしを過ぎると勾配がややきつくなり、やがて山伏峠にさしかかります。
 今まではInfinitoで来ていましたが、Oltreで走るのは今回は初めて、どれくらい走ってくれるかなと思っていたわけですが、自分の脚力がイマイチなのか、それとも調子が悪かったのか、以前よりもうまく登れませんでした……


 峠のピークに有るトンネルを抜けると山中湖村です、後は下り。

 さすがに標高が高くこの季節は、暖かい日とはいえ寒いです。
 湖畔に降りてくると、思いの外風が強く、横風、追い風、向かい風、あらゆる方向からぴゅうぴゅう吹かれました。


 おもえばこの写真をとったタイミングが一番風が強かったです。
 写真をとった直後、Oltreを風で倒してしまいました……幸い傷らしい傷はなく、リアハンガーも曲がったりせず、不幸中の幸い……

 時間が少し遅かったのですが、富士五湖、寄れそうだったら寄ってみようということで、まずは近くの河口湖へ……


 河口湖は山中湖よりも少し標高が低いようです、基本的には下りの道すがらでした。
 周囲の観光施設もなかなか充実しています。
 そこから湖畔を走り、多少のアップダウンを越えて西湖へ……


 う~ん……時間的にはこのへんでしょうか?
 精進湖、本栖湖は残念ながら回れませんでした。

 西湖から富士ヶ峰高原へ抜けて、そこから一気に富士宮まで下るルートで帰ります。
 途中、富士ヶ峰は思ったよりも登りがキツく……というより、見た目ではさほどの登りではないのですが、実際には自転車が全然進まず、思わず悪態をつくようなルートでした……
 坂道ではもっとスマートに走って、弱音を吐かないようにしないと……


 この日は富士山に雲がかかってることが多かったのですが、この富士ヶ峰を走っている間に、ちらりと綺麗な富士山が見えました。
 やはり富士山、現れると風格があります、知っていても見えると圧倒されますね。

 富士宮では、名物の富士宮焼きそばをいただこうかと思ったわけですが、やはり時間がかなり押してしまい、アンテナショップは営業終了、しかし、せっかく静岡県ですから、さわやかで肉を食べて帰ることにしました。

 レア焼きの柔らかな肉が美味い……

 やはり自転車のロングライドをやってると、いつも思うのは「肉が食べたい」という食欲。
 ここまで約200km、途中サンドイッチと道の駅どうしのソフトクリームしか食べてませんでしたから、もりもり食べました。

 食事の後は軽く15kmほど走り、富士駅から輪行。
 最近出来た東京上野ラインのお陰で、沼津か三島あたりからは上野まで直通列車があり、上野からは始発列車に乗れるので、輪行する自分には非常にありがたいダイヤになりました。

 シメてこの日の走行距離222km、獲得標高3700m、ごちそうさまでした。


▲あっ! エンドキャップ落としちゃったよ!
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by minagi_ichirino | 2016-03-12 22:09 | Bianchista
【チャリ】BRM2016一戦目『千葉200km』
 自転車の長距離ラリーであるブルベのお話。

 例年、冬は寒くて走りたくない&春は仕事が忙しいというので、5月末くらいからのシーズンインが多い自分ですが、今年はBAJ2400(日本縦断2400kmブルベ)をGWに控えてるのもあって、今のシーズンから走行距離を稼いでおこうということで、完全に忙しくなる前に1戦走ることにしました。

 申し込んだのはAJ千葉のBRM220千葉200km
 コースプロフィール的にはごく普通の200kmと言う感じで、とりわけ高所を走ったりするわけでなく、難易度的にはかなりイージーな感じです。
 しかし、週末は天気が大きく崩れるとの予報が……



 自転車は今回もVia Nirone7
 Oltreを投入しようか考えたものの、BAJ2400ではVia Nirone7で走る予定もあり、そう言う部分もあり春先まではアルミのバイクで行こうということに。
 間に合えば11S化でと考えたものの、税関に引っかかり、パーツは届かず結局昨年の10S仕様に、サドルなどを新しくしたマイナーチェンジ仕様での参戦になりました。

 破れていたバーテープは、家に残っていた切れ端を使って、敗れた部分だけ巻き直すという突貫ぶり。

 スタートは非常に久々に、ウェーブ1の最初の方にスタートしていきました。ウェーブ1の早い方はファストラン狙いの人が多く、ほとんど団子状態になることもなくほぼ一人で走る展開でした。
 8時スタートは時間に余裕があっていいね……



 袖ヶ浦海浜公園スタートして、最初にマザー牧場を登り、くだってきたところで最初のPC、ここで40km地点。
 マザー牧場のくだりで後ろからかなり速い人が来て、スパーンと抜かれる。
 PC補給もそこそこにほぼ同時に出発するものの、明らかに平地巡航スピードが彼のほうが速く、ジリジリと離される展開に……
 大体10kmほどなんとか背中が見える程度には追いかけていたのですが、しいたけ登りでとうとう千切られてしまいさようなら。
 後から聞いた話では、この彼こそがこの日のトップフィニッシャーでした。



 このPC1くらいまでは雲は厚くなってくるもののドライ装備で走りきり、なんとかPC2くらいまでは持ってくれたらいいなぁと淡い期待を抱くものの、館山市、道の駅みよし付近ですっかり土砂降りになり、水しぶきを上げて走る状態に。
 たまらずここでウェット装備に着替えることにしました。



 上下雨具を装備し、シューズカバーも装備。 

 PC02では軽くドーナツとヨーグルト、ビタミン剤だけで済まして直ぐに出発。 しかし、走りだして1時間足らずで補給が全然足りてないことが判明。 もっとしっかり食べればよかった。

 途中2回ほど止まったりペースを落として、一本満足する。

 そんな感じでペースを乱していたら、昨年フレッシュで一緒したといちさんにブチ抜かれる。
 三石山の登りまで何とか背中が見える感じで走るものの、上りの途中でハンガーノック気味になりここでも一本満足しながら登ったため、一旦離される展開に。

 しかし、土砂降りで濃霧が出てる状態だったので、他の人が慎重に下る中、自分一人だけガンガンに下り、おそるおそる降っていたパナクロモリの一人と、といちさんたちに何とか再び合流。
 3人でPC03に滑り込みます。
 ここでだいたい160km地点。

 PC03で申し合わせたように3人でカップ麺を食べ(自分はメンチカツもたべる)少し長めに食事で止まった形で、ほぼ3人同時にささと出発。
 
 大きいアップダウンが20kmほど続く展開なので、のぼりでどんどんといちさんに離されるものの、しばらく行った先で彼はパンクのためコース脇で停車、後退していきました……

 ラスト20kmほどで陽がくれて、途中林道で慎重に進んだため、一旦離れていたパナクロモリの方と合流。
 このまま二人でゴールまで行きましょうという、そういうノリになり、雨脚の強まった街をしばし走るものの、ゴールまで5kmの地点で、なんとパナクロモリの方がハンガーノック……

 あとちょっとなのに……



 結局風の強まった海岸沿いをヒィヒィ言いながら走り、土砂降りの中、一人でゴールしました。
 タイム的にもコンディションをおもえば上々ですが。
 それにしても、こう、速い人達のいるようなウェーブ1で走ると、自分の単純な走力の未熟さに反省。
 それと補給の下手くそさにも反省でした。

 3月はブルベの予定はなく、次回は4月、BAJ2400の前の前哨戦になりそうです。

今回のスペックなど
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by minagi_ichirino | 2016-03-08 00:22 | Bianchista
【チャリ】シュペール・ランドヌールへの道
 BRM1024 AJ千葉 美浜300kmのお話

~ここまでのあらすじ~
・シーズンイン直前に、まさかのフレーム破壊をやらかし、シーズンインは遅く4月のフレッシュ日本橋に通勤用Via Nirone7で出走した一梨乃みなぎ。

 まさかの好走に気分を良くし、梅雨時なのもいざしらず、6月に立て続けにブルベに参戦、初めての600km『白馬木崎湖600』では経験不足が災いし450kmでリタイア、しかし続けて参加の『石廊崎400』では、順当なペースで走りきり、昨年の400km以上に早い23時間ちょいでゴール。

 同人仲間をブルベ沼に突き落とそうと、誘った真夏の金太郎200では、ゴール後のガリガリ君完売に涙するものの、滞り無く走りきり。

 9月の喜多方600では完走率50%を割る過酷なブルベを、淡々と走りきり、残るはあとひとつ、300kmのフィニッシュを持って、2015年のシュペール・ランドヌール認定が得られるというところまでやって来ました。

 
 自転車は今回も新車は間に合わず(間に合わせる気があるのか?)通勤用のVia Nirone7
 前回はケーンクリークSLという軽量ブレーキを投入しましたが、今回も更にインプルーブ著しく、新アイテムを投入しました。
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Bianchi Infinitoの前フォーク
 なんととうとうここまで来たか、どんどんキメラ化、魔改造著しくなってしまったVia Nirone7……
 もともとは、メインバイクで使用していたBianchi Infinitoですが、2月にフレームを壊してから長期入院、10月になって、すってんてんになって帰ってきたということで、前フォークは無事なので交換してみることにしました。

 Nironeのフォークはアルミコラムではあるのですが、Infinitoはさすがにフルカーボンフォークです。

 ちなみにNironeはサイズは50、Infinitoはサイズ47なので、ヘッドチューブ長からしてどうかな?っていうのはあったのですが、ITMのステムのスタックハイトが低く、かつ、Nironeのポジション自体もベタ下げしてるのもあり、ほぼポジション変化なく取り付けることが出来ました。

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 軽く試走した感じでは、ハンドリングが軽くなったかな程度の認識。
 ただまぁ、違和感そのものはないし、走りにくさはないので、そのまま言ってみようかという感じで当日を迎えました。

 当日は、千葉の稲毛海岸からスタート。
 自宅から比較的行きやすいところだったものの、スタート時刻を1時間見誤り、結局受付ギリギリ着、スタートも最下位の上に、ウェーブ3からも20分遅れという、割と絶望的なビハインドでスタートしました。
 主催の皆様、大変ご迷惑をお掛けしました……

PC01 58.8km地点 セブンイレブン上総大多喜駅前店まで
 稲毛海岸を出て、千葉みなと駅周辺の市街地、住宅街を走っていきます。
 受付がギリギリだったため、ウェーブ3の最下位スタート、更にはスタート時刻から20分押すという遅刻ぷりもあり、快調に走るものの、なかなか前の人が見えてきません。
 
 しかし天気は良く、うぐいすラインも気持ちよく、300kmという気楽な距離に気持ちもウキウキ。
 スタートに失敗したせいで、最初のPCまでの制限時間が心配ですが、千葉県内で完結するブルベなので、海抜標高も高いところまで行かないのは気楽なものです。

 結局途中で、2~3人を追い抜いた程度に留まったところで、大多喜駅前へ到着。
 急いできたため、朝食を抜いており、ここで早くも食事休憩です。

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 貯金はなんとか20分ほど、壁に立てかけて、ひとやすみ、です。
 知り合いの池沢さんと少し喋って出発。

PC02 118.2km地点 セブンイレブン鴨川長狭中学校前店まで
 PC01を出て、いすみ市の里山を走って行くルート。
 最初はなだらかだったものの、途中から淡々と登りもあり、道も細くなり、周囲にランドヌール達の姿も見えず…… 「果たしてこの道で合ってるのか??」 と言う気持ちに。
 途中ある程度苦しい坂道が出てくるものの、さしたる距離ではなく余裕でクリア。
 一度ジャンクションをオーバーシュートした程度のロスで、山を下り鴨川市、海沿いのルートへ。

 通過チェックは御宿駅。
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 ▲通過チェックに入る自分。というかいつも思うのだけど、走ってる時の顔、なんでいつも不機嫌そうなのだろうか……
 ここでスタッフにおまんじゅうをいただき、戦線復帰です。

 太平洋岸を走るルートは向かい風が強く、なかなか進みません。
 特に行川アイランドを過ぎたおせんころがし付近から、風が強くなり、かなり苦しい展開。
 前のグループに追いつき、風よけに走ろうかと思うものの、グループそのものが風で失速しており、むしろ自分が引っ張るという、ダメだコリャな展開に……

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 途中一度便所休憩で足を止めた程度で、PC02に到着。
 向かい風の中、苦しいなりになかなか悪くない走りかな、ここで貯金は1時間半に。

PC03 178.1km地点 セブンイレブン館山大賀店まで
 一旦内陸に入ったルートも、再び海沿いへ、海沿いは相変わらず強い向かい風……思えばこの部分が、このブルベで一番苦しかったように思います……
 野島崎灯台を通り過ぎ、房総半島の先端をぐるりと周回、房総フラワーラインは何度か走っている道ですが、実は明るい時間に走るのは初めてでした……
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 向かい風の中、やっとの思いで洲崎灯台を回り込むと、風向きも追い風に変化。
 やっと俺のターン!と言う感じで、ペースアップ。
 明るいうちにPC03に滑り込みます。 ここで貯金は二時間半ほど。
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 向かい風でかなり消耗してしまっていたので、ここでいつものブルベ飯を投入。
 お約束のチリトマトヌードルにチキンを入れて食べます。

PC04 224.7km地点 セブンイレブン富津更和店まで。
 やや腹ごしらえをして出発、だいたい同じくらいのペースのRedleyと二人で館山市街を走りぬけ、那古船形駅付近から内陸の山岳区間へ。

 内陸に入っていくあたりから、空が暗くなり、Light On。
 すっかり暗くなってから林道に突入していきます。

 やはり、喜多方のブルベ、白馬のブルベを走っていると、千葉県の山は楽勝!とまで行かなくても、そこまで気が狂いそうな峠ではなく、余裕を持った走りで淡々とクリア。
 途中何人か抜かしつつ、同じくらいのペースで走るRedleyの人とランデブーでクリア。
 しかし、2つか、3つ目の丘で、Redleyの方がズルズルとペースダウン……その後は一人で走り、道、間違えていないよなと思いつつ4つ目のPCへ。

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 ここの富津更和のセブンイレブンは、千葉ブルベではお約束のPCコンビニ。
 ここからいつものクライマックス、マザー牧場の上りに入っていきます。

ゴール 300.5km 稲毛海岸まで
 最終PCをスタートして、すぐにマザー牧場までの登りに。
 ちょうどPCを出て、だいたい同じくらいのペースで走る人が居るなと思ったら……赤白のBARホンダカラーのMAKINO MK01……なんと、4月のフレッシュで同じチームだった、タクさんじゃないですか!

「みなぎさん、先行っちゃってくださいよ~」
「いやいや、こっちもいっぱいいっぱいなんで……」

 というお話で気を紛らわしながら、マザーの上りをクリア。

 タクさんとは、下って姉ヶ崎袖ヶ浦くらいまで一緒に走りました。
 しかし、タクさんはそこで眠気にノックアウトされたようで、コンビニ停車。
 自分も千葉市内、ゴールまで20kmほど手前で、一度コンビニで休憩をはさみつつ 特に滞り無く走り切りゴール。

 ゴールタイムは15時間3分となかなかの好タイム。
 遅刻と休憩をもうちょっとまとめれば、1時間位削れそうな感じも……

 そして、300kmをゴールということで、2015年のSR(シュペール・ランドヌール)を達成になりました。
 いやはや、今年の始まりには思っても居なかったSR達成。
 なんとも数奇なものでした。

 これにて、今年のブルベは終わり! お疲れ様でした!

PS:この日は終電を逃してしまい、自走で帰りました。 ブルベより辛かった……
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by minagi_ichirino | 2015-11-24 02:30 | Bianchista