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【チャリ】自転車で大阪まで行ってみようか
毎年恒例の、自転車24時間ラリーをやってまいりました。 今年はとうとう、といいますか、いよいよといいますか、東京~大阪間キャノンボールランに挑戦してみました。 東京日本橋に有る国道1号線、日本国道路元標から545km先の梅田新道入り口まで24時間以内に走り切るというのがキャノンボールランです。 しかし、どう考えても自分の脚力では24時間以内の達成は無理!! というわけで、目標30時間でとりあえずやれるだけやってみようということにしました。 ちなみに今まで自転車で走った、ロングライド(一気乗り)の最長距離は480km、以前クロスバイクのRoma2(飛鳥たん)で達成した距離でした。 なので、500㎞超の距離は初めて、一度挑戦してみたかったのです。 昼夜を通して走るロングライドということで、ヘッドライトはGentosの閃を二本装備、その他トライアスロン用のボトルゲージを追加し、ウィンドブレイカー、ツールボックス、輪行バッグを車体に装備。 携帯用のエアポンプも装備し、いつも以上に充実のロングライド仕様です。 (それでもブルベライダーからしたら、軽装備かな??) 今回に合わせてタイヤもミシュランのPro4に交換しました。 ミシュランはPro3をずっと履いていましたが、乗り心地もよく、ウェットグリップも良好。 摩耗がちょっと早いという話もありますが、自分の脚力や体重では少なくとも2年位は全然OKだろうという感じです。 変えてみて走って、特におどろくべきところはなし、安心できるというのいいことです。 スタートは12時30分。 日本橋の日本国道路元標のスタート地点には、同じBianchi仲間のJusper氏とAirplay氏が労いに来てくれて、とても感謝! 天気は上々、いよいよスタートです。 まず、国道1号線をすぐにそれて国道15号、第一京浜で横浜を目指します……が、やはり都内、トラフィックが激しく思うように進みません。 最初の休憩地点の横浜、戸部駅前のローソンまで2時間弱とずいぶん時間がかかってしまいました。 チョコレートバーを食べて水を補給。 その後、国道1号線に合流し、戸塚駅を過ぎると藤沢バイパスを回避、県道30号湘南新道から海沿いへ。 ちょうどこの道あたりから、信号の流れも良くなりロングライドらしくなってきました。 大磯駅前で2回めの休憩。 ここまで3時間半くらいです。 その後小田原、国府津、酒匂川を渡り、早川駅前で箱根を回避で、国道135へ。 真鶴を経由して熱海を目指します……というのも、箱根の峠を回避したかったのと、普段東海道線から眺めている景色の中を走りたかった…… 海沿いを行く景色は素晴らしかった。 アップダウンはすこしありましたが、言うほどしんどいほどではなく、伊豆はまた走りたいところでした。 熱海駅へは5時間半ほどで到着、ここで大体120kmくらいです。 ここから熱海峠を経由して函南町に抜けるのですが……この峠が想像以上に苦しかった。 登坂距離が短く、気合でエイヤッ!といけば行けるかなと思ったのですが、行けませんでした。2回も足をついてしまいました。 大体緩いところでも10%を下回る区間はなかったんじゃないでしょうか、全く足を休める場所がありません。 これは27Tのスプロケットがほしいですね…… とまぁ、ヒィヒィ言いつつ函南町に抜けるところで日没、ヘッドライトを点灯させて沼津市街へ流れ込み、国道1号線に合流、ここでまた休憩を取ることにしました。 しかし、どうも様子がおかしい。 ずっと買い込んできたチョコレートバーを食べていて、お腹は全く空いていないのだけど、なんだかイマイチパワーがない。 頭もなんだか頭痛というほどではないけれど、重たい感じです。 ここのミニストップで、おにぎりと唐揚げを食べて見ることにしました、ここからは長い長い静岡の区間です。 国道1号線はバイパス化が進んでいて、自転車通行不可が多く、平行道路をパッチワークのように利用、しかし田子の浦周辺は走りやすく、ガンガン進んでゆきます。 おにぎりの効果は大きく小田原の時よりも調子よく体が動いてくれているような感じです。 この調子で全然行けるかと思っていたのですが、清水市を過ぎる辺りで再び猛烈な食欲が……(空腹ではない!) 温かいご飯が食べたい!!! 静岡でとうとう我慢できずコンビニで弁当を食べることにしました…… 補給食をマメにとっていたので、お腹が空いているわけではないのですが……一体どういうことなのか。 ここで10時間半がスタートから経過していました。 弁当を食べると、頭の重さも取れなんだかとたんに体が調子良くなった気がしてきました。 僕はこの時気づいたのです 「食べないとやってられない」 ということに……!! しかしこのあと静岡県にはさんざん困ることになります。 何しろバイパスが多く、並行回避路を通るのですが、予定していた道路が通行止めになっていたり、複雑なルートで間違えてしまったりで、なかなか思うようなペースで進んでいきません。 日付が変わって、深夜1時前に藤枝市到達。 更に走って深夜2時50分に掛川市、3時40分に磐田市を通過。 途中、金谷から掛川に抜けるときに、ちょっとした山を超えるのですが、深夜に山道を走っていると、突然目の前に明るいネオンでピカピカのラブホテルが現れて、まるでヘンゼルとグレーテルの気分になりました。 夜明けは浜松市、スタートから16時間が経過しようとしていました。 せめて夜明けくらいには豊橋か、愛知県までいけたらと思っていただけに、疲労とともに、まだ静岡県という現実がのしかかります。 一晩中走っていまだ静岡県て…… 結局豊橋到着は午前7時、さすがにかなり疲れを覚えてきたので、ここで1時間弱ほど休憩を長く取ることにしました。 太陽が上り明るくなってきますが、この日は雲が多く、雨がふるような分厚い雲ではないですが、日差しが弱くコンディションとしてはなかなか走りやすい天候です。 蒲郡通過は大体8時半過ぎくらい、幸田は9時過ぎ。 ルートが悪くなかなか名古屋に近づくに連れ、ミスコースを幾つかやらかし、苦戦しつつも、名古屋到達はだいたいお昼の12時位。 この名古屋で24時間を経過しました。 正直この、名古屋~豊橋間が一番走っていて辛かったところです。 もうちょっと走れてるだろうと思っていたのですが、現実はなかなか厳しい、まだ大阪まで結構な距離があります。 もう諦めちゃってエスケープしようかともふと頭をよぎったのですが、さすがにそれはここまで来て無いだろう、時間がかかっても走ってしまおうと、蟹江でうどんを食べて再びスタートします。 四日市は15時に到達、スタートから26時間半経過。 四日市からは亀山へ抜けて、もうひとつの難所、鈴鹿峠へ入っていきます。 とうとうキロポストも400kmへ到達、ゴールまであと150kmあまりです。 鈴鹿峠は、全く予習していなかったので、どんな感じなのか全く想像できず、すこし心配していたところだたのですが、序盤に走った熱海峠に比べたら、はるかに常識的な登坂路で、たしかにあまり楽な道ではありませんでしたが、淡々と登り、時々景色を楽しみつつクリア。 なんとか18時前に峠をクリアし、明るいうちに鈴鹿峠を超えることが出来ました。 しかし、甲賀市、伊賀市あたりを走っている所で時々猛烈な眠気が襲ってくるようになり、さすがにこれは厳しいと思い途中のコンビニ立ち寄り、自転車を止めたら、その場で崩れるように寝てしまいました。 20分ほど寝ていたと思います……気づくと周囲が薄暗くなってきていました。 滋賀県の草津市に到着が大体19時50分、そこから大津を抜け京阪と並走しつつ山を超えて京都の山科へは、21時ちょうどくらいに到達。 あと50kmほどです。 山科は谷底にある街というイメージなので、ここで少し休憩をしたあと、京都の中心部へは22時頃到達。 しかし、京都の歴史ある建物の多い町並みを、自分の自転車で流してゆくのは、すごく心にぐっとくる物がありました。 ああ、京の都に到達したんだなという感慨…… 京都駅を過ぎてからは京阪国道をひた走ります。 枚方市まではひたすらフラットな直線路、新快速で大阪京都はけっこうスグと言うイメージがあったので、テンションも上がって頑張るのですが……これがなかなかゴールしない!! いよいよ守口市に差し掛かったらあたりで、すっかり電池切れ。 あと10kmになってからの辛さと言ったらもう、もう!!! 結局とちゅうで休憩すればよかったところを、あと10kmだからとタラタラ走ってしまい、この10kmで1時間弱かかってしまいました…… という感じで、最期はクタクタになりつつゴール!! かかった時間は36時間9分!!走行距離は568kmでした!!新記録!!(何がだ さすがに24時間過ぎたあたりから、ハンドルを握る手が痛くて仕方ない状態で、更には尻も痛くなってきてしまいかなり辛かった…… とはいえパールイズミのタイツは今まで以上に痛みを低減してくれて、今まで使っていたGoldwinの安物に比べたら、全然いいものだなと実感。 シューズも以前使ってたナリーニのものでは、足の裏が痛くなることが多かったのですが、今回はそういうこともなく良かったなぁと。 グローブは次回はもうちょっとパッドの厚い、ロングライド用のものを用意しよう…… ・あ、もちろん大阪ということで、走り終えたあと、なかおか珈琲のホットケーキ、オレオのホットケーキを食べましたよお
by minagi_ichirino
| 2014-06-25 21:15
| Bianchista
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