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【趣味】Flyslot Ferrari F40 LM (Le Mans24H 1996)
・今回もスロットカーのお話。
 FlyslotからフェラーリF40GTEの96ル・マン仕様が出た!ということで、居てもたっても居られず買ってしまったわけですが……!!

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・かねてから、FlyのフェラーリF40は出来が良いと言う話だったので、走りはちょっと初心者な自分には少し懸念ではありましたが、サイドワインダー車なのでOKじゃないかということで、ちょっと考えてポチッとしてしまいました。
 しかも一般的にF1仕込みのスプリンターを並べた45号車に比べ、地味と思われる44号車ですが、なんといってもこのマシンのエースアタッカーは、かつてニスモのワークスチームのスーパーサブであり、さらにはエッゲンバーガーのワークスドライバーだったアンデルス・オロフソン!
 
 これは胸が熱くならないわけがないでしょう!!
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 更には、このF40のGTレースカープロジェクトを率いてきたルチアーノ・デラ・ノーチェもオロフソンとコンビを組み、ル・マンのサードドライバーとして、ロークレーシングなどで腕を鳴らしたカール・ローゼンブラッドを並べるあたりが、なんとも渋いラインナップだ。

 もちろんモデルの造形も申し分なし、シャープなディフォルメはいかにもって感じ。
 しかし、やはりFlyだけあって、ミニカー要素が強くボディは激重(汗) シャシー精度もそこそこで、走りに関してはどうかなぁという部分も(汗)

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・一般的にフェラーリF40(にかぎらずフラッグシップ・フェラーリ)と言えば、赤い車両を思い浮かべる方も多いでしょうし、実際このF40の95年仕様、イタリアントリコロールカラーも魅力的なのですが、個人的にこのIGOLカラーの車両には強い思い入れがあるのです。

 このモデル化されたマシンは「フェラーリF40LM」と描かれてますが、厳密にはF40GTEと呼ばれるモデルで、先に述べたルチアーノ・デラ・ノーチェ氏が主導になって、93年からGTへの門戸が開けられたル・マン24時間レースへの参戦を目標に、グループB規定の車両だったF40をより改造範囲を広げモディファイされたGTレーシングカーが、このフェラーリF40GTE。

 95年からはFCI(フェラーリ・クラブ・オブ・イタリア)がバックアップに付き、実質上のセミワークス体制で当時の実質上の世界選手権「BPR-GT」へ参戦を開始。
 96年まで参戦を続けました。

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▲96年のル・マンを走るフェラーリF40GTE

 当時のライバルはマクラーレンF1GTR。
 日本語版のWikiにもそのへんは詳しく書かれてるのですが、確かにこのマクラーレンが強くて、フェラーリ勢はなかなか勝たせてもらえず、参戦した3年間で3勝を上げたにとどまったとのことですが……しかし、このフェラーリF40、実際にはスピードではマクラーレンを圧倒しており、95年のル・マンではGT1カーの最速タイムをマークしてますし、ポールポジションも数多く獲得しています。

 設計年度が古いのは確かで、そもそもグループBレギュレーションに則って作られた車両ですから、実質上のライバルはポルシェ959(961)と言えるでしょう。
 しかし、ライバルのマクラーレンF1はF40に比べて最新なのか?と言われたら、そういうわけでもないというのが現実で、あの車両も91~2年くらいに作られた億万長者向けの高級スポーツカーでしたから、レースを想定した車両設計ではなかったりします。

 じゃぁなんで、フェラーリF40はマクラーレンに勝てなかったのか??

 レースで勝てなかったのは、明らかにマクラーレンに対して燃費が悪く、ピットインのタイミングが早いんですね……
 BPR-GTは耐久レースなので6時間レースだと、ピットストップの回数が多く、レース中盤に逆転を許すという展開が多かった記憶があります。
 
 それからトランスミッションに決定的な脆弱性をもっており、結果として参戦した3年間で、晴れのレースで8時間以上ノントラブルで走行したレースは1度しかありませんでした(汗)
(ちなみにその一度はこの96年のル・マン、太田哲也乗り込むエネアSRLの3台目のマシンが14時間目まで走りました)

 ただレースを通して悪天候に見舞われた95年のル・マンでは、駆動系にかかる負担が少ないため、ミシェル・フェルテのアルデックス・レーシング(細かなマイナートラブルのみ)と、FCIのエネアSRL(トランスミッションの交換を一度やってます)の車両が1台づつサバイバルに成功して、チェッカーを受けています。
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▲ダンロップ先のエッセ(S字)を行く、エネアSRL(FCI)のフェラーリF40GTE(95年ル・マン)
 現在は大規模に改修され、このS字カーブはなくなってしまった。
(この95年のル・マン、Wikiではマクラーレンに28周差をつけられたと書かれてますが、レースを争う以前にF40を24時間走らせること自体が、非常に困難でしたので、ゴールした事自体を「奇跡的」と言っていいと思います……)

 ――なのでこのマシン……トラブルが出なければ。
 それからピットストップの作戦が上手くいき、ペースカーランなどのタイミングが合致すれば、マクラーレン勢をノックアウトするだけのスピードを持ち合わせていた……
 当時のBPR-GTではほぼ唯一のマクラーレン勢に対抗出来る車両でした。

 中でも非常にこのフェラーリF40が得意としていたのは、なんと鈴鹿。
 それもそのはず、エネアSRL(FCI)のエースドライバーだったアンデルス・オロフソンは、かつてJTCやJSPCでニッサンのワークスマシンを駆り、この鈴鹿を戦ってたわけですから、オロフソンの駆るフェラーリF40はとにかく鈴鹿で速かったのです。

 FCIのフェラーリF40は鈴鹿には(自分の記憶では)4回来日し参戦しており、94年の鈴鹿500kmでは総合優勝、再来日した同じ94年の鈴鹿1000㎞ではやはり案の定トランスミッションが壊れてリタイヤしてるものの、ある程度対策された95年から96年は連続して2位に入賞し、どちらもマクラーレンを追い込みながらも一歩届かずの2位でした。

 鈴鹿1000kmと言えばゴールには暗くなり、夜間走行があるレース。
 レース終盤にかけ、スプーンの侵入でバックファイヤを上げながら、マクラーレンを同一周回で追うオロフソンのフェラーリの姿には、TVに釘付けになったものでした。
(当時の鈴鹿1000kmは深夜に録画放映されてたのです)

 さらには、このマシンはセガのゲームにも登場しました。
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 人呼んで「スカッドレース」(海外のリリース名はSEGA SuperGT)
 BPR-GTのライセンスを取っており、このエネアSRLのフェラーリF40の他に、ガルフレーシングGTCのマクラーレンF1GTR、オレカのダッジ・バイパーGTS-R、エルフハベルターレーシングのポルシェ911GT2が登場します。
(しかし、なんでポルシェはラルブル・コンペティションではなくて、どっちかといえば弱いチームのマシンだったんだろう……)

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 いや~、このゲームも友人とゲーセンでよく遊びました!サントラも買いました!
 お気に入りは初級夜、ナイト・エアポートのトリップ感が良かった……
 ドリームキャストへの移植を期待していたのですが、結局移植されませんでしたね……この頃のセガのレースゲームは秀作が多く、収録してる車両もムネアツです。

 とまぁ、そういうわけでこのスロットカーも、整備しなおして、レーシングパラダイス町田で走らせてきましたよっと。
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 友人とお互いノーマグネット仕様にして、ガルフ・マクラーレンと並べて「リアルにスカッドレースだ!!」とか言いながら遊びました(笑)
 しかし、例によってガタ出ししたり、アクスルの調整、ピニオンを真鍮製に変えてる以外はほぼノーマルのFLYの車両ではSlot.itに勝てるわけもなく……もうちょっとカスタムが必要でした。
 
 ノーマルのSlot.itの車両が食えるくらいまではカスタムしていく予定!
by minagi_ichirino | 2014-10-24 09:00 | Slotcar
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