【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(序盤戦)

 Bike Across Japan 2400参戦記その3。
 前回からずいぶん間が開いてしまいましたが、今回はスタートしてから序盤戦の事の覚え書きです。
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 スタートは4月29日のAM9時、前回に書いたようにスタッガー方式(一人一人順番にスタート)ではなく、一斉にのスタートでした。
 佐多岬ロードパーク付近は強烈なアップダウンが多く、集団でスタートするものの、開幕5~6km、ホテル佐多岬の先、県道68号に合流するあたりですでに集団はバラバラになり、なんとなく同じくらいのペースで走るパックや、ソロ走になっていきます。

 この日の予定では佐多岬をスタートし、鹿屋を経由し、都城で最初のPC(約120km地点)
 そこから日豊本線に寄り添うように走り、宮崎市街を経由して佐土原の先、かつてリニアモーターカーが走っていた都農で2つ目のPC(約210km地点)
 都農から延岡を抜けてそのまま大分との県境、宗太郎峠を越えて下ってきた最初の町、佐伯で3番目のPC(約300km地点)
 佐伯から一つ山を越えた先にある臼杵のフェリーターミナル(約330km地点)から四国、愛媛県八幡浜へ渡ります。

 当然フェリーは時刻表があり、制限時間や宿泊も考えると、最低でも4時台のフェリーに乗る必要があり、スタートして最初の330kmを19時間以内に走るというのが、序盤戦のターゲットでありました。

 天気は快晴と言っていい天気で、スタートから20km地点で国道269に入るとややアップダウンも落ち着き、左手側に鹿児島湾、薩摩半島、雄大な開聞岳が見え、道路脇にはハイビスカスがちらほら咲いているという素晴らしいシチュエーション、風も無風に近い状態で、今までいろんな道を走ってきましたが「最高!」と言えるサイクリングです。
 気分も高揚し、ついついペダリングも力が入り、アップダウンが多かったにも関わらずグロスタイムは25kmを上回り(信号も少なかったのもあるけど)巡航ペースは30kmを越え、想定していたよりもハイペースで南国の道を滑走していきます。
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▲スタート直後、南大隅町の道の様子、交通量も少なく天気も良かった

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▲都城の手前、国道269号
左手ガードレールに平行する舗装路は、国鉄志布志線の廃線跡

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▲PC01セブンイレブン都城郡元4丁目店

 ……いずれにしても、結構いいペースで走らないと、フェリーの便に間に合わないわけですが……
 最初のPC、セブンイレブン都城郡元4丁目には14時前にチェックイン
 ここまで120kmあまり、多くのアップダウンがあるなかで、120kmを5時間切るペースで走ってますからはっきり言って、自分からするとかなりのハイペースです。
 普段のブルベでは、トップゴールを争えるような、それくらいのハイペースですが、周囲の話を聞くと、大体30~40番手程度のポジションで走っているということ……

 速すぎるよ!!(笑)

 さすが、周りの多くの人は1000kmのブルベやパリ・ブレスト・パリ(PBP)を完走してる猛者ばかりで、1000km以上のブルベは初出場の自分はルーキー中のルーキー。
 周囲のペースに惑わされてはいけないなというので、気持ち眺めに休憩を取り、都城からはややペースを意識してセーブし淡々と走行。
 宮崎市街に入る頃には西日になり始め、抜けて、都農のPCが近づく頃にはすっかり夕暮れに。

 その宮崎市街あたりから、水色のBassoに乗った方と脚が合うのか、大体同じくらいのペースでパックを組み、郊外の街道ではお互い先頭を回しながら30km程度の巡航ペースに。
 時折、信号待ちなどで彼と少し言葉をかわしてみると、西川さんという方で、このBAJ2400には北海道からエントリーだということ。
 昨年のPBPや、1000km超のブルベの経験も豊富だが、今シーズンはまだ走り込めて無くて、さらに暑さは苦手、九州の大地はこの季節でこの気温は調子が狂うねとのこと。
 
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▲宮崎市街の様子、少し先を行くのはこのへんからパックを組んだ西川さんのBASSO

 2つ目のPC、セブンイレブン都農寺迫には日が暮れきる前の18時40分頃に、西川さんとパックを組んだままチェックインし、多少の食事と水を補給しチェックアウト。
「このペースなら4時台の一つ前、深夜2時台のフェリーにも間に合いそうだ」
 とお話をしつつ、PC後もパックを組んで最初の夜間走行に臨んでいきました。
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▲PC02セブンイレブン都農寺迫、まだ明るいうちに到着できた

 延岡の街を過ぎると大分都の県境、宗太郎峠で、以前乗り鉄でこの峠は見てきただけに、結構登るかなと思いつつ、ずっとアウターで行けてしまうようなチンタラした登りが淡々と続き、途中まで西川さんと一緒に走ったものの、登りの苦手な自分は彼からジリジリと遅れてしまい、一人の走行に。
 気温も宮崎市街では30度以上あったものが、この峠では10度を下回る急転直下で、逆に寒いのがあまり得意ではない自分は思うように調子が出ず、さらには40kmあまりもこの低温の山奥をくねくねと走りました。

 下ってきた先の3つ目のPC、セブンイレブン佐伯神岡でも気温が低く、とても休める状況ではなく、カップ麺で暖を取りつつそそくさとスタート。
 時間は23時15分位。
 このPCで先に佐多岬で挨拶をしていた、BianchiのTeam Infinitoサポートを受ける奈古さんにも追いつかれ、更には佐伯から津久井、臼杵フェリーターミナルまでの登りですっかり置いて行かれてしまいました……
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▲PC03セブンイレブン佐伯神岡、とにかく寒かった……

 とはいえ、決して失速していたわけではなく、登りがあまり得意ではない自分はマイペースで走っていただけ、なのですが(汗)

 臼杵フェリーターミナルには深夜1時半頃に到着、西川さんや奈古さんからだいたい15分ほど遅れての到着でしたが、乗り込むフェリーの便は一緒ということで、目標としていたフェリーよりも一便前をキャッチ出来て、ここまで想定よりもいい調子、いいペースで来ているから良かったかなと。

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▲九四オレンジフェリーに乗船
サドルバッグは外して客室に持ち込んでました

 臼杵から八幡浜までのフェリーは2時間ほどの航路で、GPSやマッピング、走行ログとして使ってるiPhoneの充電や、予備バッテリーの充電も出来、暖かい部屋で横になって、質のいい睡眠をとることが出来ました。
 もちろん330kmも走り、獲得標高も6000m近くありましたから、それ相応のダメージは有りますが、ビタミン剤を飲んで、まとまった休憩を取ればOK。
 朝からの四国の旅路に備えます。

☆ ☆ ☆

 フェリーは深夜2時40分出港で、5時前頃に八幡浜に到着でしたから、大体睡眠時間にして2時間超くらいで、当然一日中自転車を漕いでましたから、一瞬で眠りに落ち、乗船員に叩き起こされるまで熟睡していました。
 5時過ぎにフェリーを降りて、四国は温かいという淡い期待を壊すような肌寒さの中リスタート。
 臼杵にはコンビニがなかったのもあり、何人かは、八幡浜のコンビニで補給したりもしていましたが、次のPCまで50km程度という短いコントロールなので補給なしで瀬戸内海沿岸を走っていきます。
 
 国道378は瀬戸内海沿岸の漁村をつないでいる道ですが、標高の高いところには行きませんが、思いの外アップダウンが多く、更には海からの吹き付ける風も思ったよりもあり、気温も低く、思うようなペースで走れません……

 午前7時50分頃に4番目のPC、松山市の手前、ローソン伊予インターにチェックイン。
 予定よりも一便早いフェリーに乗ったわけですから、そこまで頑張らなくてもよかろうということで、このPCで35分ほど停車し、同じフェリーの便に乗った人たち全員よりも遅れてPCをスタートしました。
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▲PC04ローソン伊予インター
実はこのPC停車中、ちょうど画像の後ろの自転車の台湾の方に自転車を倒されてしまい
サドルの修正したりもありました。

 この日は愛媛県の瀬戸内海沿岸をを走り、今治からしまなみ海道に、広島県の尾道に抜けて、福山市からは内陸寄りに道を変え井原市、総社市を経由して岡山へ。
 岡山からは海沿いへ向かい、赤穂市で宿泊する計画でした。

 松山市に差し掛かる辺りになると、午前9時前になり、気温も上がり始め、交通量も増えたものの、ペースも出来てきて、疲労感はあるものの順調なペースのまましまなみ海道に。
 今治のコンビニで小休憩して、評判のいいしまなみ海道へ入って行きましたが……このしまなみ海道が、個人的には苦しいポイントとなりました。

 しまなみ海道はゴールデンウィークということもあり、人が多く混雑しており、また道も複雑で、あまりスイスイと気持ちよく走れるような道ではありませんでした。
 途中広島1000kmのブルベの人たちとすれ違い、会釈を送りつつ、生口島のPC(ローソン瀬戸田中野・481km地点)で買い物をし、広島県の因島、尾道へ。
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▲しまなみ海道、かなり今治側のほうです
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▲これもしまなみ海道、青い線が引いてあるけど、やっぱり道はちょっと複雑で迷いやすい。

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▲PC05ローソン瀬戸田中野、気温もピークなくらい暑かった


 ほぼ全ルートを舐めるように走ったしまなみ海道ですが……サイクリストの聖地とか言われてますが、正直な話、先に書いたように僕自身としては、少なくともブルベで走る上であまり気持ちのよい道ではありませんでした
 景色は確かに天気もよく壮大でしたが、写真を撮ろうにも道が狭く、それと酷い坂道と多くの一時停止を求められ、道も複雑、あまり快適な道ではありませんでした。


 更には幸谷峠という10%超の激坂峠もあり……


 実際この区間はグロスタイム15kmを下回り、寄り道していないにもかかわらず、ひどくブレーキになってしまい、渡り終わり尾道の交差点に降りてきた時には西日になっていました。

 思うに、ロードレーサーでスイスイ気持ちよく走るというよりも、ミニベロやクロスバイクでのんびり流して走るようなのが似合うんだろうな……

 尾道からは国道二号線にやや付き合い、福山市街からは井原市方面へ。
 しまなみ海道でも時々顔を合わせていた西川さんとは、福山市街あたりから再びパックになり(本当に平地は同じような脚なんでしょうね……)矢掛町にある6番目のPC「セブンイレブン矢掛東町」(約560km地点)には17時45分頃チェックイン。

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▲PC06セブンイレブン矢掛東町
井原鉄道沿いは交通量は多かったけど走りやすい道だった

 やはり本州、しまなみを過ぎてからは交通量も多く、いつものブルベらしくなってきた感じです。
 全身、体の節々にだるさは感じるものの、概ね好調で、強いてあげれば尻が結構痛いということくらいでしょうか。

 PCを出てしばらく行った先、総社市からはライトオンの夜間走行になり、岡山市に入る頃には再び西川さんとパックを離れ単独走行に。
 走行距離も岡山からは600kmを越え、とにかく疲労感と眠気もあり「早く走れば長く休める!」というのもあって、宿を確保している赤穂市まではペースアップ。
 岡山市街の信号峠でやや遅れたものの、7番目のPC、セブンイレブン播州赤穂駅前(約650km地点)には22時30分頃にチェックイン。
 そのままPCの目の前にある東横インに崩れ込むようにして入り、予め佐多岬から送っておいた荷物を受け取り、シャワーと同時に着替え、パッキングしなおし即就寝。

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▲PC08セブンイレブン播州赤穂駅前
自分以外にも多くの参加者が周辺で宿泊していた

 やっと600kmブルベ一回分となりましたが、まだまだ序盤戦、全体の1/4が終ったにすぎないのでした。


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by minagi_ichirino | 2017-01-21 16:05 | Bianchista | Comments(0)
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