【チャリ】Bike Across Japan2400のこと(中盤戦)
 Bike Across Japan 2400参戦記その4
 ブルベもスタートしてまもなく中盤戦にさしかかろうという、650km地点の赤穂市からのことです。
 日付で言えば4/29にスタートして、赤穂市には4/30の深夜22時半に到着、そこから近くの東横インに宿泊し、ライトのバッテリーなどを充電し出発の準備や荷物の入れ替えをしつつ就寝しました。

 なんとか日付の変わる前に寝られたということで、起床は朝の4時半過ぎだったか……6時間弱ほどの睡眠をベッドの上で取れましたが、思ったよりも尻の回復が芳しくなく、重い足取りでホテルをチェックアウト。
 目の前のコンビニでおにぎりを2つ食べ、軽い向かい風が吹いている中スタート。
 
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▲5/1はセブンイレブン播州赤穂駅前からスタート


 やはり5月になったとはいえ、朝晩は寒い……

 先に書いたように、多くの人が都合よく赤穂市で宿を確保しており、時々BAJライダーとも顔を合わせ会釈をしつつ、相生に抜ける高取峠へ。
 高取峠は短い峠で、すぐに下って相生市街に、まだそれほど交通量の多くない国道二号線を走りつつ姫路城まで。

 途中、姫路市街に入ってすぐのファミマで、同じ絵描き仲間のたなべさんが応援に駆けつけてくれ、軽い休憩と一緒に軽く談笑。
 彼も絵描き仲間ながら、MERIDAのスクトゥーラを駆るサイクル仲間なのでした。
 こちらは千葉住まいで、彼は兵庫ということで、まだ一緒したことがなくなんとかタイミング合わせて一緒したいねえとお話しました。
 まだ午前6時位だったと思うので、本当にご足労感謝でありました。

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▲姫路城、よりみちでなく本当にルート上にありました

 姫路に入る頃には向かい風は収まり、姫路城をかすめて加古川沿いに内陸へ。
 加東市、西脇市……交通量の減った道を走っていきます。
 このへんは兵庫県でもほとんど足の運んだことのない地域でしたが、道も綺麗で走りやすく、なかなか景色も良い所でした。

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▲加古川沿いの道、日本へそ公園などありました、いい道。


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▲PC08ローソン氷上町石生(742km地点)


 丹波市の石生(PC08ローソン氷上町石生)のPCには、午前10時頃に到着、ここでスタートして742km地点
 ギリギリまでホテルで休憩したので、貯金はどうかなと思いましたが、なんとか3時間ほど作ることが出来、ホッと一息。
 しっかり休んだので眠気はないのですが、尻の痛みがどうにもならない状態で、まだここから1700km走らないといけないと思うと、完走は無理なんじゃないかという気持ちに……

 丹波市からは福知山の市街地を経由して綾部市、京都の山奥を通りつつ日本海、若狭湾へと抜けるルートです。
 
 この丹波市のPC8から福井県のおおい町のPC9までは長い登りもありましたが、特にBAJでも苦しかった区間で、耐え難い尻の痛みに合わせて、人里離れた綾部市の山奥は補給の自販機もなく、心身ほとほとに弱って疲れ渡ったルートでした。

 とにかく自転車が思うように前に進まないというか……

 綾部の山奥を抜けて、おおい町にに下りてくると、今度は若狭湾から吹き付ける向かい風で、下り基調ながら猛烈に体力を削られ、くたくたになりつつPC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前には15時半ごろに転がり込みました。
 時間的な貯金は5時間ほどあるものの、目標の時間からは1時間遅れ。
 この日の夜は越前海岸の温泉施設で仮眠の予定でしたが、閉店時間のあるところだったので、遅れていると思うように休めなくなるんじゃ……という心配もありました。

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▲PC09ファミリーマート大飯うみんぴあ前(828km地点)

 このうみんぴあ前のPCにはAJ近畿のスタッフが来ており、色々お話する中で「尻がもう痛くて痛くて……何かこう、耐え難い痛みっていうのは、なにか対策とかないものでしょうか?」と相談するものの。

「痛いのは、我慢するしか無いよねえ」

 ……という、元も子もないアドバイスを頂く。

 そうだね、みんな辛いもんね……


 なけなしのアドバイスで「尻にハンドタオルでも挟んでみれば?」と言う言葉で、尻にハンドタオルを挟んで再スタート。

 たしかに走ってみると、サドル面の骨盤のあたり方が変わるので、痛みが減るわけではないけれど、幾分痛み方が変わるのでそう悪くないのかなとも……


 次のPCであるローソン越前海岸のコントロールまで100kmほど、若狭湾沿いは、尻の痛みを紛らわせるために、違うことを考えながら(主に夏コミの漫画のプロットどうしようかなあとかそんなの)いつの間にか走りぬけ、敦賀市で日没。

 綾部で時間を食い、更にはうみんぴあ前のPCでかなり休んでしまい、予定時刻から大幅に遅れ敦賀市の健康ランドで早めの仮眠をとるのもアリかと思うものの、まだ明るいうちだしここでの仮眠はゲテだろうというので、そのまま国道8号線「敦賀街道」に合流、暗闇の訪れた日本海岸を淡々と走っていきます。


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▲敦賀で日没、まだ太陽は高いけど若狭湾の夕暮れ


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▲電池不良で交換し全灯させたナイトポッド
ヘッドライトにはこの後度々悩まされることになる


 いつものようにGENTOSのヘッドライトを点灯させていくものの、右ライトの電池がすぐに切れてしまい、サドルバックに詰めていた新品に交換し再スタート。

 しかし1時間ほど走ったところで、今度はテールランプが何故か消灯……
 さすがに二晩も点けていたら消えてしまうかと思い、こちらも電池を入れ替えて再スタートするものの、30分ほどでまたしても消灯……
 浸水止めのパッキンが逆に挿入されていたというくだらない原因を発見するのに10分ほど停車と、なかなかマイナートラブルでさらに遅れ、予定していた仮眠施設には、予定よりも3時間遅れて到着。

 ここで3時間ほど仮眠する予定が、到着が遅れたおかげで、15分ほどしか仮眠が取れない状態で、施設を追い出されてしまい、寝る場所をどうにかしないという状態に……


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▲PC10ローソン越前海岸(926km地点)


 PC10ローソン越前海岸には22時前に到着。

 一応目標時間に到着はできているものの、仮眠をすっ飛ばした上での到着時刻なので、一体どこで休もうというお先真っ暗な状態。
 PCで会った他のライダーに話を聞くと、少し先に行った道の駅みくにでは、休憩施設があるよということで、ここで仮眠が取れたらいいなということで、とりあえずがんばってそこまで走ることに。

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▲海外からの参加者のベストバイク
MOOTSのチタンバイク、なかなか決まってて良かった……

 道の駅みくにには深夜1時頃に何とか到着、そこで寝れたらと思ったのですが、何と非情にもここの休憩室は夜の9時で扉が封鎖。
 仕方ないのでベンチで横になるものの、あまりの寒さで30分で目が冷めてしまい「行くも地獄、留まるも地獄」という状況に。

 ハンドタオルを挟んで幾分気が紛れるようになったとはいえ、ひどい尻の痛みは相変わらずで、更には眠気からくる、酷い倦怠感から、ゾンビのような死相を浮かべながら金沢のコントロールを目指すことに。


 更に途中、加賀市の市街でイートインが開いているファミリーマートを見つけて、ここでも何とかiPhoneを充電しつつ30分ほど仮眠……イートインで寝れるわけ無いじゃん!!何やってるんだお前は!!と今更ながら思うわけですが、なんだかもうグダグダな走りです。

 GENTOSのヘッドライトも思いの外調子が悪く、ライト自体は付いてるうちはある程度明るいのですが、夜前にも変えたにも関わらず、明るくなってくるかなって時に、またしても消灯……


 結局ソンビのような走りを続け、小松空港周辺で夜が明け、朝7時過ぎにPC11の金沢駅前のローソン(ローソン金沢昭和町)に到着。

 目標は午前5時前でしたから、2時間遅れになっていました。

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▲PC11ーソン金沢昭和町(1036km地点)
疲れ果ててて、こんな写真しか撮ってなかった

 さすがにこのPCにこの時間になってくると、他のBAJチャレンジャーの姿もまばらになってきますが、とうとうこのPCでは自分以外の人とは出会わず……応援に来ていた、他参加者の知り合いさんといろいろお話しつつ出発。

 ほぼ満足に仮眠が取れなかったことを話すと「それは危ないですよ、この先親不知っていう難所がありますから、どこか、それまでにきちんと仮眠をとったほうがいいですよ」とのこと。


 彼は手書きのFight! BAJ2400と書かれたスケッチブックを持ってきたのもあって、なかなか励まされました。クタクタだけど頑張ろう……


 結局その後、少し先に行ったところにある倶利伽羅峠の手前にある、道の駅くりからで、ソファの上ながら3時間弱ほど仮眠をとることに成功。

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▲道の駅くりからで休憩
ビタミン剤の入った袋とコーラ


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▲倶利伽羅峠のピーク、ここから富山県に

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▲時には同じBAJライダーと邂逅
コリラックマさん……

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▲富山市街には立派なお城がありました

 多少リフレッシュして出発、倶利伽羅峠をえっちらおっちら越えて富山県へ、砺波市を抜け午後2時頃に12カ所目PC、ファミリーマート魚津北鬼江にチェックイン。

 ここで佐多岬からスタートして1123km地点です。

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▲PC12ファミリーマート魚津北鬼江(1123km地点)


 気温は非常に高く、風は時々追い風、時々向かい風という感じで、風向き、道の向きでリズムを乱されながらも、倶利伽羅峠を降りてからは概ねここまで平坦、なんとか明るいうち、16時半頃に富山~新潟の県境の難所、親不知に突入。

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▲難所、親不知の旧道で
親不知は交通量の多い道路ですが、一部徒歩と軽車両は車とは違う旧道を通ります


 親不知は富山と新潟の県境、10kmあまりの区間を連続したトンネルで繋いだ上り勾配の難所で、トラックや交通量も多く、今回のルートでは指折りの要注意なセクションです。

 なんとか、明るいうちにここを通過できてよかった……暗くなってたらどんな地獄だったか……

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▲糸魚川に沈む夕焼け、2日連続の日本海の夕焼けです


 親不知を通過して糸魚川で夕暮れを迎え、日本海の景色を眺めつつ日没、直江津の手前での少しばかりの登りに悪態をつきつつ、20時前に直江津改め上越市にあるPC12、セブンイレブン上越河原町に到着。


 道の駅くりからで休憩をとってからは順調に来ていて、ハンドタオルで尻の痛みも何とかごまかした状態で走れており、正直な話、前日に若狭湾を走ってる時は、この新潟でDNFかなと思っていたわけですが「もうちょっとやれるかも……」

と言う気持ちに。

 上越のローソンのPCでは何人か先客がいて、調子はどうかとか世間話を少々、足の具合がよくないと苦しんでる仲間にグリコのビタミン剤を分けてあげました。

 こちらも「ヘッドライトが思いの外良くない、すぐにバッテリーが死んで消灯してしまうんだ」とボヤくと


「GENTOSの355じゃ苦しいでしょう、乾電池タイプじゃ寒暖差ですぐやられちゃいますよ、(自分の使っている)こいつはいいよ!」


 彼のハンドルについていたのは、キャットアイのVolt1600。自分がロングライド始めた頃にはなかったヘッドライトです。

 光量もいいし、ランタイムもいい、寒くても昇圧回路で安定していると絶賛してました。

 そんな彼は、もう一つ先の街柏崎市での宿泊を予定しており、お互い健闘を祈りつつ出発、出て行く仲間たちの姿を見ると「やれるところまで走ってみよう」と言う気持ちになりました。


 ここで1225kmの走行距離、ちょうど半分ほどまで消化したということになりました。

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▲PC13セブンイレブン上越河原町(1225km地点)


 自分はPCのチェックアウト後、そのまま予約していたルートイン上越で宿泊予定ということで、1kmほどコースをそれてホテルへチェックイン。

 ドロップバッグの荷物を受け取り、自転車をフロントに預け、傷んだ尻のケアに入浴施設を利用、ビタミン剤を摂取しすぐに眠りに落ちました。



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by minagi_ichirino | 2017-01-22 01:06 | Bianchista | Comments(0)
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