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【チャリ】茨城シクロクロス19-20シーズン開幕戦「城里町うぐいすの里」
 いよいよ始まるシクロクロスシーズン、自分の開幕戦に選んだのは毎年の茨城シクロクロスの城里・うぐいすの里ステージ。
 ここのコースは非常に高低差があって、上ったり下ったり担いだり、グランドの平坦もあり、開幕からいきなり難易度の高いハードなコース。
 回を重ねるごとに、毎年コースは少しづつ違ったりしているのだけど、今年のコース自体は昨年の第1戦に非常に似たもの。
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▲きのこコーナーの設営は実は自分がやったりした

 事前の練習や、高低差のハードなコースでの動きのチェックができていなかったので、前日の設営から現地入りし、練習も兼ねて試走に取り組んだ。
 そんな試走も、最初の数周は「このラインと抜け方でいいのだろうか?」と言う塩梅で、あんまりうまく走れている感じがせず、色々とトライしつつ、なんとなくというレベルであるが納得行くイメージを作ることが出来た。
 
 バイクは今年で3シーズン目になる東洋フレームのCX-S。
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 前のシーズン終盤で問題になっていたチェンリングも新品に交換し、チェーンももちろん新品、ペダルもニードルベアリングを新しいものに。
 ステムもよりロードに近いポジションで走れるように、若干低くなるようなものをセットした。
 タイヤもドライタイヤのみだったところを、ウェット用のタイヤを用意して、これでコンディションやコースに対応できるようになって、前シーズンで機材面で問題になっていた部分をだいたいカバーすることが出来たはず。

 当日の天気予報は雨で心配されたコンディションだったものの、当日陽が明けてみれば気持ち良い青空が。
 前日設営のお手伝いもあって、城里町に宿泊し、早起きもそこそこに現地入りは朝の6時半頃。

 一応マッドタイヤも用意してきたものの、この日はセンタースリック一択だなと言うことでタイヤはVittoriaのTerreno DRY
 ホイールは今シーズンから使いはじめることにした、自前の手組ホイール、ヴェロシティのQuillリムに、DTSwissの350ハブである。
 蹴りだしはまずまず良いけど、ちょっと重量的にモサい。

 前日に練習も兼ねた試走をしているので、朝の試走はそこそこに、コンディションの確認と、他のライダーの走りやラインをマーキング。
 グラウンドからテニスコート脇に向かうキャンバーとドロップオフの区間、それから冒険の丘までのダウンヒルセクションのライン取りや走り方、なんとなく自分でも悪くない形にまとめたけれど、周囲の人の走りと比べると、どうかなあ……という感想のまま試走を終える。
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▲テニスコート脇のキャンバー区間、ここの進入のラインがタイトでなかなか難しかった

 以前JBCF鴨川クリテで挨拶した、GROWINGの古谷さんが居たので、挨拶も兼ねて話しかけていろいろ聞いてみる。
 古谷さんとは同じC2クラスタなのだが、同じC2に筑波大の横山さんっていうドチャクソ速い人が居るから、マークした方がいいとの情報を得る。
 しかしそうは言っても、正直試走のイメージでは感触は悪くないけれど、速い人はもっと速いだろうなという感触だったので、勝ちに行くレースというより、レース勘をちゃんと持って、とにかくステディに進めようと考えることにした。

 タイヤは前後とも1.5Bar、今回は準備が間に合わずチューブレス化出来なかったのが悔やまれる。

 ゼッケンは13番、誰か欠席が出れば2列目に滑り込めたけど、なんとC2は好天というのもあったかもしれないけれど、欠席者ゼロの28人出走。
 この日は食事が遅かったせいか、レース前に便所で出せず、ちょっとコンディションを合わせきれないままグリッドインとなった。
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▲C2のスターティンググリッド、自分は3列目

 鴨川クリテの反省からか、レース前はとにかく集中、リラックスよりもまず集中。
 号砲が鳴るまでの間、ひたすらレースのスタートをイメージしてジッと待った。

 CM1クラスとの混走ということで、彼等がスタートして2分のビハインドでC2も号砲が鳴り一斉にスタート。
 クリートキャッチはまずまずOK、スタートからしばらくはターマックということで、やや重た目のギヤで踏み倒して1コーナーから最初の上りへ。
 今年は実業団で走ったり、比較的質の良い練習をしているだけあり、例年よりスタートからの踏み込みの粘りがよく、上り区間でも無理せず前方グループにきっちりとつくことが出来た。

 そんな坂道を登り切るかどうかのポイントで、古谷さんがいきなり前方でアタックを掛けるようにすっ飛んでいくのが見えた。
 彼は自分が行った鴨川クリテのE3で勝っていて、更にその後E2でも勝ってような健脚なので、ここは無理せずに自分のペースで行こうと隊列の位置取りに気を向ける。

 1周目のダウンヒル区間もライン取りが上手く取れて、そこそこに上位のポジションまで上げて、冒険の丘の担ぎ区間へ。
 特にここの奥の階段部分は、道幅も広くなく頑張っても無駄足になってしまうので、焦らず確実な足取りで……と思うものの、どうもここの区間のペースが自分になく、ジリジリと離されながらこなす。
 ターマックの下り区間も、非常にナーバスなセクションなので、かなりゆっくりと走り、以前走ったC4の時ほど攻めたコーナリングにはせず、確実に行った。
 そのせいもあって、ここの区間でどうしても前と差が開いてしまい、思ったよりみんなこの区間攻めてるな……と気持ち的にちょっと焦る。
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 1周目は7番手で周回を終える。
 レース時間と、イベントの進行を考えると、恐らく4周……
 あんまり攻めすぎないようにとにかく確実な走りを心がけて、坂道やグランドなど踏むところではきっちり踏んで手堅いペースでレースを進めた。
 2周目の後半から、タレて落ちてきたCM1の人たちを処理しながらのレースに。

 しかし、この2周目の冒険の丘の担ぎあたりから、とにかくこの担ぎ区間が、あまりに遅すぎて前の人から大きく離されていってしまうことに気づく。
 いや、1周目もそんなに速くなかったが……
 コレ以上ここの担ぎでペースを上げると、その後の走りに影響が出てしまいそうだし、そもそも力んで走ろうとしても、滑って転んでしまったら却ってロスである。
 フィジカル的に余裕が有るわけではないけれど、追い込めばもうちょっといいペースで走れるかもしれない……しかし、やはり落車のイメージが怖く、終始もう一段ギアを上げられずという走りになってしまった。
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▲長い坂道へのアプローチのセクション、このレースは単独走ばかりだった

 3周目にはフィジカル的にも限界に近く、一度は抜いたCM1の後方の選手にも先に行かれてしまったり、担ぎで後方に詰め寄られて抜かれてしまったり。

 最終周回には9番手で入る。
 しかし、やはりこの周回でも、冒険の丘の担ぎ区間が遅く、ダウンヒルセクションでは10秒以上の差をつけていた後方の二人パックに、一気に抜かれてしまい、そのあと、なんとかグランドセクションで挽回できないか頑張ったけれど、全然遠くへ離されてしまっており、結局は単独で走って11位でのゴール。
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 とにかくこのレース、デュエルを全然やらなかったなあと。
 後ろから迫ってきても、頑張れずにあえなくパスされて置き去りにされるという展開ばかりであった。
 デュエルする元気がなかったといえばそれまでなんだけど、でも結局は気持ちなのかなあとも、イメージだけでも攻めて攻めて、相手に食らいついていくイメージを持たないと、まず体がついてこないよなと。
 たまには脚力オバケみたいな人もいるけれど、基本同じC2カテゴリであれば、似たような脚力で似たようなスキルで……もちろん得意不得意はあるにしろ、そこまで大きなアドバンテージやディスアドバンテージはなかったりするわけで……
 じゃぁ、そういう時に勝った負けたを分けるのって、案外「気持ち」なのかなとも。
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▲めっちゃ恐ろしいグランドまでのアプローチの舗装路の下り
かなり大事を取って攻めずに走ったけれど……

 少なくとも、8位くらいには滑り込めるコンディションだったり、走りだったりしたわけで、それって単純にスキルやフィジカルって問題でなく、自分から十分にそれを引き出せていない、気持ちでもう一歩踏み込んだ領域で走れる余地があったんじゃないかと……

 とまぁ、そう反省はしつつも、レース自体は概ねステディに進められてペースも大崩れすることなく、落車やトラブルもなくレースをまとめられたので、ひとまずは開幕戦としては悪くない形でまとめることが出来た。
 次は得意の取手ステージ、小貝川リバーサイドパークなので、ここでは完全に自分を出しきる走りをしたい。
 そして出し切りさえすれば、確実に着に絡める走りはできるはず!
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# by minagi_ichirino | 2019-09-27 01:28 | Bianchista
【チャリ】JBCF鴨川ブルークリテリウムで打ちのめされた話
 6月の那須矢板ロードレースから約2ヶ月のブランク(という名のコミケ原稿……)を挟んで久しぶりのロードレースです。
 今回は千葉県鴨川市、運動公園の特設コースを周回するコース。

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 しかし、鴨川市というロケーションもあり、ウィンディー筑波からの出走は自分一人。
 JBCF公式ということで、アテンドはチームメイトの松井くんにお願いしてお手伝いしていただきました。
 
 松井くんは今年は少し研究が忙しくてレースの出走はないものの、ロードレースの経験が豊富で、レース前の試走では一緒に走り色々と確認したり、どの辺を気に留めておいたほうがいいかなど、相談に乗っていただきました。感謝!!
 
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 現地には8時前くらいに到着して、簡単に準備。
 このへんは隔週でオートランドテクノでやっている走行会でやっていることというのもあり、スムースな感じにこなす。
 試走時間が結構多くあったので、せっかく走れるならば……ということで、それなりに精力的に走りました。
 
 試走が終わってからトイレを済まして、松井くんに持ってきて頂いたローラー台でウォーミングアップをする……
 
 とはいえ、ローラー台を回すのは初めてなので、どういうイメージでローラー台を回せばいいのかイマイチイメージが掴みづらく、そこそこの強度で淡々と回して、エネルギーの燃焼というか、胃腸周りをならして、レース中にびっくりしないように心がける感じで20分ほど回す。
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 出走はE3の2組、エントリーが少なかった上に2つに分かれているので出走はわずか16人。周回数は25周。
 以前出たクリテリウムは60人近く居たので、その時とだいぶイメージが異なるのだけど……果たして。

 観客も関係者も少なく、なんとなくのどかな雰囲気のまま号砲が鳴ってローリングスタート、なんとなくちょろちょろと走りつつ、すぐにアクチュアルスタートが切られ、早速アタックがかかり、なんとなく反応してしまう。
 レース前のミーティングで、アクチュアルスタートのタイミングがかなり早いなあとは思ってたけれど、実際レース始まるとホントあっという間でローリングは30秒くらいしかなかった……イメージが出来てなかったのもあって、少し面食らう。

 以前はあんまり前に出るのを怖がって、集団内でおどおどしてたのだけど、割と前に出てしまったほうがイージーだよというアドバイスも有り、展開や流れて前に出れそうなら先頭で引いてしまってもいいかなという感じで序盤は展開。
 実際2周目からなんとなく流れで先頭へ出てしまう。
 踏みすぎないように、ちょっと余裕があるかなくらいでペースを間違えないように確実なペースで進める。

 2~3周ほど先頭を引いた後、直線で後ろが追ってきたので、無理せず後方へ……下がろうとしたら、集団が想像以上に小さく、なんとちぎれかけてしまう。
 びっくりして追いかけて何とかペロトン後方へつくものの、無駄足を使ってしまい心拍が爆発して、締め付けられるような腹痛にもかられてしまう。
 集団後方でひらひらしながら、なんとか体を落ち着かせないとと思い、いろいろ試すものの、後方というのもありなかなかインターバルでえらい目に合わされて、勝手に消耗していくアホくさい展開に。

 10周目前後くらいから、どうしようもなくしんどくて、走りがラフになり、パイロンに前輪をぶつけたり、ラインを見誤ってしまったり、なんでもないところでフラついてしまって怒鳴られたりと「こりゃ俺危ない走りになっちゃってるな……」と意気消沈、何度か前に上がれるタイミングが合ったものの、この状況で前に上がるとマジで落車騒ぎになりそうで、怖くて全然集団に入っていけない。

 結局14~5周まで粘ったものの、なんとサッカー場への進入の右カーブで反応が遅れ、直進して土手を登ってしまい一人で勝手にシクロクロス。
 奇跡的に落車せずすぐにコースに戻ったものの、完全にペロトンから落ちてしまい万事休す。

 その後は足切りまでもったいないので、気持ちを切らさずガンガン踏んで走ったものの、18周目でDNFになってしまいました。
 レース途中からはチームの監督や松井くんのことを思うと、みっともないレースは出来ないよなと、必死になってゴールを目指す感じになってしまったけれど、情けない結果に。
 レース中の動きもヘロヘロになってしまい酷いもので、ただまぁ、他の人を巻き込んだりしなくてよかったなとは思ったし、-7LAPとはいえ、瞬殺という感じではなくそれなりには終盤まで走れてたし、それはそれで練習や経験になったし良かったかな。

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 結局いろいろ思ったものの、まずインターバルの強度に体が耐えれてないのと、那須クリテリウムの時も感じたけれど出力が全然足りてない。
 無駄足使ってるのは確かだけれど、とはいえ些細なものなので根本的にこの辺をもうちょっと積み重ねないとなあというのを実感。

 その他、レースのスタート直後のアタックになんとなく反応してしまい前へ出てしまったということと、集団から無意味に落ちかけてしまったということ。
 ちょっと不用意すぎたし、小集団のレースはこの辺もっと緊張感持ってチェックはいらないと変なことになるよなと。
 レース前にもっとイメージトレーニングをちゃんとやって、気持ちをちゃんとレースの中に持って行ってやれば、こういう不用意な動きも減るだろうしなとも。

 しかし、せめてゴールはしたかったな……実際集団の後方で苦しそうに自分とポジションを変えながら走ってた方は、なんとか最後尾ながらゴールしているので、もうちょっと集中して丁寧に走れれば、ゴールできないレースではなかったはず。
 この悔しさは次のレースにぶつけたい……と、言いつつも、次はもうCXのシーズンインです(汗

 9月の末、茨城CX開幕戦、城里町で会おう!!

# by minagi_ichirino | 2019-08-25 22:40 | Bianchista
【同人】コミックマーケット96
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 今回初めての四日間開催となりましたコミックマーケット96に参加、出展してまいりました。
 スペースへ足を運んでいただいた方、お疲れ様でした、当サークルの作品を手にとっていただきました皆様、ありがとうございました。
 もし、読んでいただけたなら、是非、感想をソーシャルメディアなどで記して頂ければと願っております。

 当サークルが出展しましたのは、3日目の西ホール、上側のフロアになります3~4ホールでした。
 普段のコミケならちょうど企業ブースになるところでしょうか。
 3日目は一般入場において、カオスがあったようですが、基本的にこの3日目の西3~4ホールは男性向け(いわゆるエッチな本ね)があまり多く出展されてるホールではなかったようで、終始のんびりと過ごせました。

 逆にスペースへ足を運んでいただいた方とは、かなりの時間色々とおしゃべりすることが出来て……ひょっとしたら少し、立ち寄りにくいタイミングが合ったかもしれません。 こちらとしては気づいたら、促したりはしていましたが、なかなか難しいところですね。

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 今回の新刊、いかがだったでしょうか?
 久しぶりに新刊を2種類発行することが出来ました、一冊は昨年の冬コミで発行したコピー本をリバイスしたもの。
 もう一冊は急いでまとめあげたカタチでしたが、コピー本での新刊です。
 実はこの2冊、綴じ方向が一般的な漫画作品と違い、左綴じの横書きの本なんですね。

 コレは単純に、マンガやイラスト作品をそれぞれ独立したものとして収録するのではなく、全体の流れとしてまとめあげた場合、横書きのほうが自然な形になるというシミュレーションの結果から、こういうパッケージングになったんですね。
 現に「夢をかなえる魔法の使いかた」の1冊めの本は右綴じの縦書き方向の編集になっています。
 しかし、それではページをめくっていった時に、一体感というか、グルーヴィーではないな……という反省がありました。

 紙も大幅に変えています。
 その辺の紙や仕様の設定にも、相方のレノルスと打ち合わせをして、お互いこういう形でやっていこうという確認をして、そしてこう、形になっていったわけですね。
 ページ数こそ少ないですが、自分が同人誌というカタチにした時に、盛り込みたいアイデアをかなり具現化出来たと思います。
 ストーリーそのもので言えば、なんてことはないストーリーですし、なんとなく目を通しているだけでは、なにしろ8ページですから、すぐにページを閉じてしまうような内容だとは思います。
 
 しかし、一冊の本として俯瞰してみた時に、非常にあらゆるところに細かいアイデアや、情報が詰まっていて、同人誌というパッケージにおいては、なかなかここまで、多彩なものを盛り込めて、なおかつ一貫したストーリーと方向性を示せているものって、なかなかないんじゃないかなと。
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 例えばA Kitchen Storyですが、コレは自分、一梨乃みなぎとレノルスのそれぞれのオリキャラが朝ごはんを作って食べるだけの、なんてことはないお話です。

 しかし、自分のアンジェリカと、彼のセラフィは完全に別々の作者のキャラクターで、それぞれのオリジナルキャラクター同士を一つのストーリーの上に乗せて(オムニバス形式でなく!!)同人誌を形成するというのは、そもそもが難しく、非常に珍しい取り組みだと思います。
 それぞれのキャラクター同士の人物相関から、ステータス、作家同士の共通認識の音頭を取る必要があります。

 それから完全に自分と彼、それぞれが一本のストーリーの中で異なった表現方法を取りつつも、やはり一つのストーリーから逸脱せずに収録されている点です。
 イントロとアウトロ部は、死神天使☆えんじぇるこまちや、小野塚小町のアルファベット本シリーズでも何度か表現方法としてカタチにしたような、空間を使ったカットイラスト表現からの、フルカラー漫画、見開きのラフ絵と小話、フルカラーイラストはお互いのページを見開きにおいて、それぞれのキャラクターのコントラストが出るように。

 最後のページはレノルスに漫画を頑張ってもらいましたが、彼はもともと漫画を描いた人ではなかったので、冬コミの本からオフセット化するにあたって、打ち合わせからもう一度絵コンテを作りなおして、表現の修正をしています。
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 なにより、自分と彼は、見てわかるように100%全く違う絵の指向性です。
 彼は画用紙に色鉛筆を走らせて描く、トラッドなスタイルですが、自分はフルデジタルのCG絵です。
 それによる、それぞれの作家のコントラストも非常に興味深い部分だと思います。

 まだまだ、細かい部分のアイデアや創作表現があるのですが、とにかく、あらゆる部分において、非常に前衛的な作品として形に出来たかなと思います。

 次回のイベントは……しばらく開きまして、冬コミ、コミックマーケット97を予定しては居るのですが、ひょっとしたら秋口くらいに何処か出るかもしれません。
 一応年内は、このアンジェリカとセラフィのお話にお付き合い頂ければと思います。

# by minagi_ichirino | 2019-08-13 00:28 | Infomation
【チャリ】Bianchi 928SL IASP Ceramica Flaminia
 オンロードでのレースやロードワークで愛用しているマシン、928SLについて、ひとまずまとまってきたので、ここに記しておこうかなと。
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 自分がレースで使っているBianchiの928SL、モデルイヤーは2009年で、今からもう10年ほど前のものではあるのですが「928」という名前がついたモデルでの最終型です。

 有名な話ですが、928というモデル名はBianchiのバイクがダブルツール(この場合はジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランス)を獲得した年号に由来しています。
 1949年と、1952年はエディ・メルクスと並んで「チャンピオンの中のチャンピオン」と語られる、ファウスト・コッピによって。
 そして1998年は、伝説的なクライマー、マルコ・パンターニによって。

 自分の使う最終型2009年モデルは、928のロゴはイタリア語の筆記体で描かれていて、トップチューブに「Nave Due Otto」ってあるんですが、でもちょっとわかりづらいですよねこれ……
 
 この928SLは2009年当時Bianchiの競技用のハイエンドモデルで、それを表すHoC(HORS of CATEGORY)のロゴがあります。
 00年代前半に登場した、ハイエンドのカーボンフレーム「Bianchi XL Carbon」が元々の起源で、このXLっていうのはアルミモデルやチタンモデル、スチールモデルも含めたコンペティションユースのグレードです。
 自分の使う928SLは、09年の最終型で名前にあるようにIASP……インテグラルシートポストが特徴で、シートチューブも完全な丸パイプではなくエアロ形状になっており、翌年に登場する初代Oltreのスタディモデル的なポジションになっています。

 このチェレステ成分が少なめで、赤やカーボン地が見えるカラーリングは、この2010年前後のグラフィックの特徴で、この年代は比較的派手なカラースキームが施されたモデルがBianchiには多かったように思います。
 ちなみにこのカラースキームは、カタログ外カラーで、当時供給していたプロコンチネンタルチーム「Ceramica Flaminia」のものです(日本に何台あるんだろう?ひょっとしたら自分のこの一台しか無いかもしれない)

 ただ、フロントフォークだけが何故か08年カラーになっていてちょっとちぐはぐです(汗


 そもそもなんでこんなキワモノ車両を手に入れられたかというと……知り合いの栃木のコレクターさんが、ちょっと倉庫整理というので「ところでみなぎくん、前話してた928SL買わない??」って持ちかけられたんですね。

 その当時自分はオルトレを乗ってたわけなんですが、よく走るバイクでそれなりには気に入ってたんですが、いかんせんシートステーが細すぎてやたらめったら気を遣うし、個人的にはもうちょっとスパルタンな性格のフレームが欲しかったんですね。
 中でも2009モデルの928SLはグラフィックも好みだし、あれのチェレステがあれば欲しいなと思ってて、時々栃木の彼と会う度に「いや~09モデルの928SL、どこかにないですかね~」とは話たりしてたのですね。

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 まさか本当に転がり込んでくるとは……
(余談ではあるのですが、一緒にアレッシオカラーのS9 MATTA(マグヌス・バックステッドのレプリカ)買わない??とも持ちかけられたんですが、仕様を聞くとあまりに豪華すぎて、ガンガン使う自転車って感じじゃないなってなって、そちらは流しました……)

 実際にお迎えしたのは昨年の11月で、そこからちまちまと部品を集め……足りなくなったお金は、オルトレをヤフオクで手放して工面して、今度こそは妥協せず相棒と呼べるようなマシンにするぞと、細部まで納得行く仕様で組み上げていきました。
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 ディレイラーはフェニーチェ用に用意していた直付用の6800系があったので、それをバンドで取り付けたのですが……なんとロゴが隠れるじゃないですか!!
 えっ?コレは仕様なの?? いいのこれで??
 ちなみに反対側(フレーム左側)はロゴが途中からありません……え~、これはですね多分エラーフレームです

 他にもヘッドの寸法がなんだかおかしい……ヘッドベアリングがちゃんと埋まらなくて、ダストキャップやフォーククラウンの間がスキマスキマ状態。
 
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 インテグラルシートポストなので、以前計測してもらったシマノのバイクフィッティングシステムのシートを参考に切っていきます。
 ちなみに少し短めに切って、切り落とした部分を幾つか輪切りにして+7~8mmほどのアジャストができるようにしました。
 しかし、肝心のシートクランプ付属のアルミのシートエンドが……寸法ズレで付きませんでした。一体どうなってるんだメイド・イン・イタリー!!(涙

 インテグラルからフレームの中を覗けば、ビニールのゴミが結構詰まってます……カーボンフレーム、精度がイマイチだとロットによってゴミが残るとは、話には聞いてたけど、コイツはハイエンドやで、しかも恐らくチーム供給品の余り物やぞ……そりゃあ、リカルド・リッコもレース前に絶望して献血に行くレベル。

 とまぁ、はっきり言って「フレームの出来としては大変よろしくないです」
 品質とか本当にあったもんじゃない感じです、正直自前で組んでて「おいおいマジかよ、偽物じゃなかろうなこれ……」という猜疑心に何度も苛まれました。
 ただこの928SLは大変な不人気車で、不人気すぎて2009年モデルなのに売れ残りまくって2010年もカタログに載ってしまった といういわくつきでもありまして、当然こんな不人気車の偽物なんてあるわけないですね。
 
 そもそも、この928SLまでは恐らくフレーム自体もイタリア現地生産と思われるもので、このモデル以降は台湾生産、塗装などをイタリア本国で行うという流れになっていったと考えられ、それを思えば「う~むイタリアンジョブとはこのことか」とも思えなくもない。
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 クランクは以前から使いたかった30mmスピンドルのROTORの3D30の170mm、チェンリングは投げ売り状態だったROTORのNoQ/Qarbon50T……しかし、このチェンリング、そんなに精度よろしくないですね。クランク回してて、結構左右のフレがあって音が出やすく、FD調整がNoQにかかわらず結構シビアで……やっぱShimanoかPraxis入れたかったな。
 フレームはBB30登場以前のものなので、当然BSA68なんですが、トライピークのBSA68/30のコンバーションBBを入れるという、ちょっとへその曲がったアイテムで、ねじ切りフレームにBB30を入れるという行為に及びました。
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 バロックギア入れてみたりしたんですが、なんとROTORの5穴のPCD110は、穴の位相がちょっと特殊らしくて、バロックギアのPCD110の位相は、SRAMや7900系の5穴用、ROTORでは全然ピークがあってませんでした
 なので、結局CXで余ってたSRAM FORCEの34Tをインナーに入れてます。

 
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 そしてコイツ、ビッグプーリーキットです、チーム右京が使ってたトライピークのジェットストリームです。
 本当はカーボンキットのほうを入れたかったのですが、あっちはもう絶望するほど高価だったので、こちらも十分高価ながら、まだ手が出せそうだったので使ってみます。
 しかしビッグプーリーキットとといえば、変速セッティングのシビアさに、バランスがズレた時のディレイラー巻き込み事故が気になるところ……そこでの解決策が……
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 DT SWISSのRWSです、コイツでリアエンドをがっちりホールド!
 更にはホイールも横剛性のしっかりしたものをチョイスして、自転車を振った時にもちゃんとプーリーケージとのクリアランスを確保できるように考えました。
 これで、さすがにディレイラー巻き込みはノープロブレムだと思いたい!

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 ハンドルはFSAのWING PROのBianchiのレパルトコルサモデルです。
 Bianchiのミドルグレード以上の完成車についてくる極普通のアルミハンドルなんですが、これ、非常に調子が良いです。
 浅ドロップで、下ハンドルもひきやすいし、肩からクランプ部分まではいい感じにウィング形状に、剛性感も良く、何よりそこそこ軽量です。
 下ハンドルが400mm幅ですが、ブラケットから肩の部分にかけては恐らく380mm程度のナローな幅なのも、なかなか腋を締めやすくていいですね。

 やはりカーボンに比べると軽さや凝った形状ではないのですが、しかしそれでも重量的にはDEDAのZERO100くらいですから、十分軽量級といえるでしょう。
 個人的には出来のいいアルミハンドルに、ゴツ目の高剛性なカーボンステムがジャスティス。

 この組み合わせがThis Is It!!

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 そしてこのカスタムの最後に加えるスパイスが、なんとこの特注ボルトです。
 日本特殊螺旋さんによる、ベータチタニウムボルト。

 928SLはフレーム単体でで1000gを切り、更にはシートポストが要らないので、スペック上では非常に軽量なフレームではあるんですが……このスペックには落とし穴があってですね「その代わり、インテグラルに使うシートヤグラが激重」なんですよね。
 ヤグラはかつてのスレッドステムのように、ウスで閉めこむタイプなんですが、持って驚くほどの重さです。

 サドル部分は、自転車で一番高いところに位置するものですし、何より、ペダルやハンドル周りという、動きの起点からも非常に離れた位置にあるものですから、ここに重量物があると、操縦の軽快さが損なわれやすいんですね。
 なので、なんとしてもこのヤグラをもうちょっとでも軽量化したい……そこで、やたらめったら巨大なM6ボルトをチタン化するというカスタムに走ったのです。

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 う~ん……陽極酸化処理で色を付けてみたけれど、見てくれ的には非常に地味。
 しかし、こういう部分の処理というか、こだわりが愛着に響いてくると信じたい。
 理屈的には、確実にこの部分は軽いと、バイク振った時のリニアさが違うはずだから。

 と、組んで試走したりを繰り返しつつも、いよいよ完成したのがこの姿です
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▲練習&ポタリングのVittoriaルビノ仕様

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▲本番のChallengeタイヤ仕様(今はVittoria CORSAになってます)

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▲アルミリムのニュートロン、矢板ロード仕様

 実際ポジションが出てくると、最初に組んでいた時の不安はどこかへ、非常によく走ります、10年前とはいえ腐ってもハイエンドですね
 初代オルトレに比べると、結構ガッチリ感あります、ただ、ヘッド周りの剛性は今のバイクに比べるとやや物足りないかな……
 蹴り出しもいいし、BB周りの剛性感も申し分ない。

 ビッグプーリーも最初のうちは、だいぶ音鳴りがありましたが、今は慣らしが終わり非常にスムースにストレス無く動いてくれます。
 ホイールは普段はFulcrumのRacing ZERO CARBONを使っていますが、将来的には40~50mmハイトのリムも使って走ってみたいところです。


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Frame Bianchi 928SL IASP Ceramica Flaminia
Wheels Fulcrum Racing ZERO Carbon (Brite)
Tire Vittoria Open CORSA 23C
QR DT Swiss RWS
Crankset ROTOR 3D30/170mm
Chainring ROTOR NO-Q Qurbon 50-34Tooth
BB Tripeak BSA30 Steel
Groupset Shimano ULTEGRA 6800+Tripeak Jetstream Derailleur Cage
Brakes Shimano Ultegra R8000
Handlebar FSA WING PRO Reparto Corsa 400mm
Stem FSA K-FORCE CARBON 100mm
Saddle SelleItalia SLR Super Flow
Seatpost βtitanium BoltTune
Pedal Time Xpresso6



# by minagi_ichirino | 2019-08-02 01:56 | Bianchista
【チャリ】ビアンキミニベロどうでしょう
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 なんだかんだとそれ相応には使い倒しているミニベロ。

 2012年にお迎えして、通勤から下駄チャリにしていたビアンキのミニベロがとうとう破壊しやがりまして、少々お金をかけてリビルドをしました。
 破壊というのも、この自転車、ブレーキがVブレーキなんですが、長年使ってきたせいでリムが削れ過ぎて裂けてしまったんですね。
 他にもシフターも割れて壊れてましたし、グリップもボロボロ、修理するか、押入れに仕舞いこむか、非常に悩んだりもしましたが、結局は多少お金かけてカスタムしつつも走るように整備しました。

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 という姿がコレです。
 ベースはBianchi Minivelo7で、モデルイヤーは2012年なので、ホントに7年選手。
 パイピングはハイテンスチールですが、ラグの演出がなかなかオールドスクール感あります。
 ちなみに走りは「やたら疲れる自転車」です、車輪の直径もあいまって、とにかくぴょこぴょこ跳ねる。
 何度か、普段使いももうちょっと快適な自転車にしたいなと思いつつも、このめんこい佇まいをみると、まぁ、ミニベロも良いか……という気持ちで7年です。

 ホイールはヤフオクで激安品が出てたのでそれに交換……しかし、JOYTECHのハブの回転がシブシブで、こりゃああんまり良くないなあと。
 しかしコイツでロングライドを頑張るわけでなし、お気楽ご近所自転車ですから、まぁ、こんなもんでいいでしょうという感じです。

 合わせてタイヤをKENDAのKWESTから、パナレーサーのPASERAコンパクトに交換です。アメサイド。
 本当は、ケブラービードでスキンサイドの1.5インチ幅のタイヤが欲しかったんですが、そんなものはない

 そもそもスキンサイドで1.5インチ幅のタイヤって地点で相当選択肢が少なく、実質KENDAのKWESTか、ブリヂストンCHEROの20F用純正タイヤしかありません。
 1.75幅になってくると、BMX用が出てきて選択肢が広がるんですが、1.75幅では今度は泥除けがキツキツです。

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 ▲実はこんな感じで、以前1.75幅のスキンサイドのタイヤ……パナレーサーのHP406を履いていたことがあったんですが、泥除けとにクリアランスがほんとギリギリで、ビーバーテイル付けられなかったんですね。
 つまり「オールディーズなビーバーテイルつけたいというエゴ」で、タイヤはどうしても1.5インチ幅にしたかったんですね。
 なので、アメサイドは黄色が強いんで、ちょっと調和という部分では少し色強い感じもしますが……ただ、KWESTに比べるとPASERAはなかなかモッチモチで乗り心地は良いですね、良いタイヤだなって感じあります。

 結構前にサイクルモードで「パセラコンパクトのスキンサイド出してくれよ」ってパナレーサーのところで話したことあったんですが、まぁ、出てないのでそういうことでしょうね。

 そもそもビアンキのミニベロの末端モデルを、7年もそれ相応のコンディションを維持しつつも、普段から下駄乗りしてるっていうのはなかなか居ない気もします。
 可愛いんですけど、そもそもママチャリより手間かかりますし、クロスバイクに比べると走りも劣ります(ROMA2乗ってたのでわかる)

 普通なら飽きますて……そういう部分でもミニベロパーツってどうしても、より趣味性が強いDAHONやブロンプトン系のものになっていくのかなあとも。

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 それからペダルも変えたんですよ、三ヶ島のシルバンもなかなか気に入ってたんですが、いかんせん7年使って色々ぶっ倒したりぶつけたりしてますから、ボロボロのガッタガタで……同じく三ヶ島の新作Gammaペダルに交換です。

 このペダル、LAMBDAペダルをベースにアップデートしたものなんですが、ボディがよりスリムになってバンク角稼げるのがウレシイですよね。
 シェイプもLAMBDAよりややコンパクトになって、シュッとしていていいですね。
 ただ、前後方向に広い踏み面はなかなかガッツリ感あって、グイグイ踏めます。
 何よりリヴェンデールとのコラボレーションっていうんだから、もう胸熱です、三ヶ島の作りの良さと、リヴェンデールのセンスと世界観が合わさって、新作ペダルながらこれは傑作の予感しかない。

 ちなみにシルバンよりQファクターは広めで、ゴツ目のバッシュでもペダリングしやすいですね。
 俺はナイキのSB系のシューズを合わせるかな!

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 グリップは適当にサイクルベースあさひのものをチョイス、2000円ちょっとくらい。
 このグリップ、ウィークエンドバイクスのカスタム用のものなんですが、めっちゃ種類いっぱいあるんですよ。
 しかもロックオンタイプで2000円台、作りは価格相応ではありますが、下駄乗りしてる人はいい選択肢じゃないかなあと。
 自分はキャンバス地のものを選んだので、使い倒してラットな感じが出てくることを期待。

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 サドルはカシマックスのものを……えーともう何年だ?
 オーダー品ではあるんですが、6800円でこれだけ使えてるんだからもう良いでしょうコレ、お気に入りのパーツです。
 艦これの鹿島とセッ○スしたくて選んだわけじゃないですよ、カシマックス。

 ちなみにこのミニベロ、ハンドルもステムもヘッドパーツもBBもRD、ブレーキレバーも交換していて、更に今回シフター周りも全部交換して、そもそも7速から8速化したので、はからずも、とうとう初期から使ってる部品はシートポストとクランク、泥除けだけになりました。
 いや、そんなカスタム廃人的な事するつもりじゃなかったんだけどな……
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 でもまぁ、7年も乗るとね、色々壊れるんだよ!!

# by minagi_ichirino | 2019-07-25 02:43 | Bianchista