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そもそも、ブルベという言葉、イベントを知ったのは数年前のこと。
その頃はまだロードバイクを持っておらず、クロスバイクのBianchi Roma2 「飛鳥たん」 であちこちを走っていたのですが、スピードを争う競技ではなく、ただ、単純に自分はどれくらい長距離を走れるだろうかという指標として、いつか挑戦したいなと思って、掲示板やコミュニティを遠くから眺めていたのでした。 自分一人でただロングライドに出かけて、クロスバイクでも300㎞、400㎞、今年には600km近い距離も走りましたが、結局は自分一人の都合で楽しんでるだけなので、主催から決められたルート、決められた制限時間内にファストランすると、自分は一体どれくらい走れるのか? また、そう言った競技に出るというのはどういう感じの景色が見えるのか、あこがれでありました。 12年に貯金ほぼ全部はたいてBianchiのInfinitoを買い、そして時間的にも経験的にも、チャレンジできる状況になった今年、いよいよ挑戦してみることにしました。 挑戦したのはAJ千葉主催のBRM719千葉400㎞、話によると比較的難易度の高い400kmクラス……制限時間は27時間、途中、複数の峠を超えないといけない山岳区間も序盤と後半にあり、獲得標高は3500m 初挑戦で完走するにはなかなか手ごわいルートです。 ![]() ・そんな今回のブルベに用意したのは、いつもの杏珠たん(Bianchi C2C infinoto'12)です。 ほとんど、東京~大阪キャノンボールランやった時と同じスペック、装備です。 ただ、あの時はツール缶を、トライアスロン用アダプタで後ろに積んで走りましたが、ギャップ越えの時に落としてしまうことがあったので、今回ツールやスペアチューブなどの補修キットは、サドルバッグを取り付けて納めました。 ![]() ・ペースノート(キューシートに登坂距離や、ペース配分などの支持を加えたもの)も、今回からユポ紙を利用して、雨天での仕様を想定。細かいルート確認はアイフォーンを利用。 今考えられる、理想の装備です。 ![]() ・スタートは袖ケ浦海浜公園、初めての参加なので、いろいろ主催の方に教えてもらいながら、手続きを終わらせて、7時に順次スタートしてゆきます。 ■PC01 40.7km地点「セブンイレブン富津更和店」 当然のことながらここまでは慣らしみたいなもので、マイペースに走ってゆきます。 ルート多少のアップダウンのみで順調に到着。 周囲に人も多いですが、このPCあたりから人がばらけてきます。 自分もベルギーワッフルとレッドブルのいつもの組み合わせ……(というか、原稿中に取ってる軽食と同じメニュー……)でささと片付けてPCを出ます。 ここのPCを出てからが、最初の関所になる山岳区間に入っていったのですが…… ■PC02 94.1km地点「セブンイレブン天津小湊店」 大山千枚田まで向かう最初の峠、梨沢を難なくこなして県道182に合流した直後の、大体51.7km地点、交差点で加速した瞬間に、右足が「バキッ!!」と猛烈な痛みに襲われます。 「なんだこれは……!何が起きたんだ!!」 最初はスジを違えたかなくらいに思ったのですが、全く引かず、更には左足まで全く同じように痛くなってしまい、動けなくなって転んでしまいました。 足が攣ったと理解するのに、そう時間はかかりませんでしたが……今まで、自転車に乗っていて、足が攣ったことなど一度もなかった自分は、完全に気分が動転してしまいます。 「困ったな、どうしたものか……」 100mほどまた跨って走ってみるも、すぐに足が攣ってしまい、まともに進めません。 近くに自販機がたまたまあり、そこまで行って、一旦シューズを脱ぎ水を飲んで、15分ほどよくわからないけれどマッサージ的なものをして、走れるかどうか…… ![]() Lineでも同じBianchi仲間に「足が攣っちゃった!どうしよう!」とヘルプを求めたところ、どうやら自分をよく知ってる皆様の結論が 「お前は補給しなさすぎるんよ」 というお話でした(汗) 確かに走り始めてしばらくしてから頭痛もずっとあり、ミネラルや水分不足が顕著だという指摘が…… ![]() 大山千枚田とかいい景色だったんですけどねえ…… 結局、PC2まで足が痛くて痛くてどうしようもなくて、景色楽しんだり、気分よく走ったりとか全くの状態でした…… ■PC03 142.5km地点「ローソン一宮海岸店」 ![]() ・天津小湊では食べないと走れないので、とにかく食べます。冷やし中華にメンチカツを突っ込んで、おにぎりまで頬張ります。 この先更に養老渓谷方面へ抜けるので、激しいアップダウンがあるということなので、覚悟してスタート。 時間的に早く出発したかったものの、足の回復を優先させ少し長めに休憩、時間的な余裕は大体1時間ほど。 太平洋側から再び山の中へ入り、アップダウンを繰り返しながら、千葉県の秘境「上総中野駅」へ。 そこから大多喜方面へ抜けていくルートです。 左足はそこまでではないものの、右足は相変わらず痛いままで、頭痛も収まらないままです。 とにかくしんどい……気分は思うように走れず、悔しい思いでいっぱいです。 ![]() 途中、湧き水を見つけたのでここで水を浴びました。 天気は時折雨がぱらついたりしてますが、しかし気温は高く、更に体のコンディションも悪く、ここで一休みで少し救われました。 ■PC04 215.4km地点「セブンイレブン犬吠埼店」 一宮海岸を過ぎると、今度はひたすらフラットな九十九里浜を走ります。 ここはクロスバイクでも何度も走ってる場所ですし、infinitoでも走ったことがあるので、感覚もつかみやすく、少しは足が休めるかな……と思っていたのですが、実際のところはそんなことはなく。 やはり足は痛いままです…… さすがにコレではどうしようもない、まだ半分も来ていない状態でこの状況では限界に近く、ゴールできるかどうかというより「いつリタイアするかどうか」という状況です。 そこで、イチかバチかで途中で持ってきていたビタミン剤を飲むことにしました。 本来走り終わった後に、飲むつもりで持ってきていたビタミン剤でしたが、銚子の街に入る直前、大体190km地点くらい、ここで何錠か飲むと……なんと、今まで不足していたビタミンが補充されたからか、しばらくすると頭痛も治まり、100%ではないものの、足の痛みもかなり引き、ここに来てようやく自分本来の走りができるようになって来ました。 時間はすでに夕方を周り、犬吠埼に付く頃には12時間を経過していました。 ■PC05 281.1km地点「ローソン一宮海岸店」(折り返し) ![]() 銚子でカップ麺にメンチカツを突っ込んで食べてると、いよいよ天気が崩れてきて、土砂降りの雨に…… この日は低気圧が関東に接近しており、大気が不安定という予報があり、いつ降ってきてもおかしくないような天気ではあったのですが、ここでいよいよのウェットコンディション。 それも、パラパラではなく、バケツをひっくり返したような土砂降りです。 テールランプが暗かったので電池を交換し、比較的調子を取り戻した体で土砂降りの雨の中、一宮を目指しました。 あとで聞いた話のよれば大雨洪水警報が出るほどだったそうです…… しかし、気温が下がり、もともと雨対策で粘度の高いチェーンオイルを注しており、登坂区間のない九十九里浜なので、雷すら鳴る中、ライオンのような走りで次々と全走者をパス。 この雨の中の激走でだいぶ遅れていた時間を取り戻し、一宮海岸につく頃には時間的余裕が3時間ほどまで回復しました。 到着時刻は午後11時前くらい、ここで30分ほど仮眠して眠気を払うことにしました。 ■PC06 356.6km地点「セブンイレブン富津更和店」(折り返し) ![]() 一宮から、再び千葉の内陸部へ入り、再び養老渓谷へ、しかし今度はなんと日付の回った深夜の林道です。 正直、あまり生きた心地がしませんでした。 当然街灯も皆無で、ミスコースも2回ほどやらかし、夜が明ける前に山岳区間を抜けられればと思ったのですが、結局抜けられたのは明るくなってからの6時前にPC06到着。 PC05で3時間あった貯金は一気に2時間吐き出してしまい、再び1時間ほどになってしまいましたが、なんとかここまで来ると完走が見えて参りました。 途中、この時間になると、ルートのそこかしこに仮眠で寝転がってる人もちらほら見つけ、多くのランドヌールたちが疲労と戦ってるのが垣間見えました。 最大の難所はマザー牧場へ至る道、今回の一番の難所で平均9%の上りが3600m続くという峠です。 自分はこのルートを走って「二度とマザー牧場なんか行くものか」と思いました。 ■ゴール 404.3km 「袖ケ浦海浜公園」 途中何度か一緒に走った、パナソニックのオーダーフレームに乗った方と、PC06をほぼ同時に出発し、その後ゴールを目指してランデブー走行で走りました。 ここからはほとんどアップダウンもなく、ゴールペース……かと思いきや、途中、通過チェックの富津岬からは向かい風になり、のこり20kmほどが果てしなく遠く感じられたものでした。 だいたいあのへんは景色も非常に単調でしんどい…… ![]() とまぁ、かなり辛い道のりになりましたが、なんとか制限時間内にゴール。 タイムは25時間50分ということで、はっきり言って不本意なタイムではありますが、いやしかし、無事ゴールまで辿りつけてよかった…… 途中かなり一緒に走り、お互いに声を掛け合ったパナソニックのフレームの方と、ゴール後に握手、健闘を讃え合いました。 ・しかし、今回の反省点としては、全くロングライドを走ることに関して、体を上手に使えてないなぁというのを実感しました。 足が攣ってしまったり、ひどい頭痛に悩まされたりというのは、補給や栄養不足からくるものなので、そう言った部分をもっと配慮して走らないといけないなと、勉強しないとなと強く思うのでした。 走ってる途中は「もう二度と出ないぞ!!二度と出ないぞ!!」と思ったのですが、走り終わり、こうしてブログを書いてると、やっぱまたチャレンジしてみたくなるものですね(笑) ▲
by minagi_ichirino
| 2014-07-22 15:43
| Bianchista
すっかり最近はスロットカーに熱が入ってしまい、ミニ四駆は動態保存以上のことはあまりやっておらず、レースに出る気も走らせる気もソコソコにと言う感じだったのですが、悪友に誘われて、久しぶりにレースに出てまいりました。
しかも遠征です、ジャパンカップ群馬大会。 遠征と行っても、同じ首都圏、大したところではないのですが…… タミヤの公式大会は1年半ぶりくらいです。 しかし、出るからにはある程度走る車を用意しないとダメだなぁということで、事前に新橋で5レーンコースのテストを行いました。 ![]() ボディは、以前ミニ四駆GPで使用したポセイドンをとりあえず練習用に使って、昨年の夏くらいに作って殆ど走らせずに置物になってた、ポリカABSのS2シャシーを使用。 本当に久方ぶりだったので、ゆっくりとインストレーションを行って、少しづつマシンを詰めていく作業。 今回のジャパンカップはブリッジ式のレーンチェンジャー「フジヤマチェンジャー」が一番の難所ということで、ここで飛び過ぎないように、マシンを低く飛ばすセッティングに終始しました。 しかし、1日、数時間だけの作業では細かいところまで詰めるのは難しく、全体の方向としてはとにかくゴール狙い、他のライバルたちの脱落を狙う作戦に行くことにしました。 ![]() ![]() ・そうして作った車両がコレ。 あまり今風のマシンではありません、それもそう、だって1年半前にやってた車両をほとんどそのままの設計思想で組んでるだけですから…… ローラーがほとんどゴムリングですが、これはコーナーできちんと減速するため&デジタルカーブ対策です。 右後ろの下一つが脅威のデルリンローラーになってますが、コレも一応レーンチェンジャー対策。 最初にタッチする右側下をゴムリングより変形の少ないデルリンにすることで、姿勢制御できるかどうかとかいうよくわからない思惑なんですが、十分テストや検証してないので、とりあえずテストで走って何も問題なさそうなのでそれで行くことにしました。 前のローラーも左右で違いますが、深い意味はありません。 右側のローラーを赤くしたかっただけです。 前輪の直後にマスダンパーを置いてますが、コレが多分一番の工夫点です。 シャシーのサイドから、FRPを生やしてここに置いているのではなく、なんとフロントバンパーの後ろ側……前輪車軸前方からFRPを生やして、それをこの位置まで延長して持ってきています。 テコの原理みたいなものですが、支点から作用点を遠くすることで、少ない重量で大きい効果を得られるかなというのと、シャシー前方にマスダンパーの支点を置くことで、ピッチング抑制に効果的かなと。 FRPは、フロントバンパー部から前輪とシャシーのスキマの間を通り、前輪後方へを絶妙な曲線でつないでるので、個人的には、かつてのF1のボーテックスジェネレーターみたいで気に入ってます。 もちろんあまり十分なテストをしてないです(汗) ・当日、高崎まで行ったのでは間に合わないので、前日のうちに高崎に現地入り。 ホテルで一泊してから会場まで向かうことに。 ![]() ホテルの部屋で最終的なマシンチェックや、仕上がってない部分の作業をする彼。 結局自分も金属パーツの接触面の磨きをやったりしていたので、睡眠時間は2~3時間で会場へ。 ![]() ボディも今回のために作りおろしたポセイドンX。 しかし、正直前回作った青ポセイドンのほうが気に入ってる……(汗 群馬大会ということで、どれくらいの人が来るだろうかと思っていたのですが、想像以上に多くの人が駆けつけていて、自分らもオープン時間ジャストに会場へ来たのだけど、それでも受付は1000番台、とにかく思ったよりも人が多い! 午後からのレース、ということでそれまで5時間近く待たなくてはいけません。 物販でピットボックスが欲しかったのだけど、2時間以上並んでなんと売り切れるという残念な結末。 会場は空調もなく、一緒に行った相方以外に話し相手もなく、話すこともなく、ひたすら退屈を持て余していました。 午後になってやっと出番。 まず先に相方が走り、ソコソコのスピードで走ってたものの、フジヤマチェンジャーでお約束のコースアウトで終了 続いて自分の出番、1コースの割り当てられたので、チェンジャーは最終ラップに通過する流れです。 モーターはライトダッシュとハイパーダッシュ3で迷ったけど、失速が怖いので多少パワフルなハイパーダッシュ3をチョイス。 ギア比は新橋では3.5でもテストしていたけれど、大事を取って3.75のグリーンのカウンターギアをセット。 電池はなんとニカドバッテリー、パンチやピックアップは劣るものの、軽量性とマイルドかつピーキーでない放電特性を選びました。 完全な完走狙いです。 スタートはいつものようなジャンプスタートせず、ガッつかずに静かな立ち上がり(1コーナー進入は最下位だったと思う) そこからひたすら淡々とゴールを目指す作戦です。 周囲のライバルたちのマシンを見る感じ、どの人も結構凝った作りをしているので、どれもかなり走りそうな予感がしていたとおり、フジヤマチェンジャー以外でのコースアウトはなさそうな感じ。 自分のポセイドンは低く飛ばすセッティングが功を奏したか、低めのギア比でバンクセクションやインフィールドでの走りが良く、少しづつ順位を上げ、レース中盤には明らかに自分より速かった1台が消え、トップ争いに躍り出ました。 そのまま最終ラップまで5レーンの車両とサイドバイサイドの争いをしましたが、結局チェンジャーを最後に残していた自分は、そこで逆転され、直線1枚くらいの差でヒート2位ゴール、予選敗退となりました。 ゴールしたのは3台だったので、全滅もしばしば見られた一次予選、完走狙いとしてはちょっと苦しい組み合わせだったかな。 しかし、きちんとチェッカーを受けることが出来たし、全く危なげない、狙い通りのレースが出来たことにはとても満足、勝ちに行ったレースではなかったので、トップ争いまで出来たのは嬉しい誤算。 レース後、中盤以降ずっとサイドバイサイドで争っていた一位の人と握手、第二ヒートも頑張ってくださいと健闘を讃えました。 ![]() ・帰りにおみやげに榛名牛乳サブレを買って帰りました 榛名は大丈夫です とまぁ、ソコソコ楽しみましたが、次回の走行や参加は全て未定です。 また気が向いた時に少し走らせようかな。 それと、レース用の車両だけではやはり退屈なので、遊べる車体を一台欲しいね。
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by minagi_ichirino
| 2014-07-14 12:14
| Backyard
突然の話ですが……
自分は、人様の作った看板娘、うちのこ、いわゆる版権物ではなくオリジナルキャラクターを描いたりするのが好きだったりします。 特にデザイン的にツボを抑えていたり、独特の世界観を持っていたりすると、興味津々で、その風貌やキャラクターのちょっとした創作の一面を見て、彼女は一体どういうキャラクターなんだろう?とか、きっとこういう風な生活、動き、立ち回りをするんだろうなと、そんなふうに夢中に考えてしまうことがあったりします。 ![]() ▲なかでも特に気に入ってるのがこの「シルビアさん」 Pixivで交流の有るれなーど氏のオリジナルキャラクターです、元々はElonaというゲームの彼自身のプレイングキャラがモチーフになっているそうですが、一体どういう冒険してるのかなと思うと、なかなか想像をかきたててくれます。 もちろんキャラクター自身の魅力もそうですが、作者、デザインした人(公式)が近くに有ることがほとんどで、こういったオリキャラを通した交流もすごく魅力的です。 版権キャラクターと違って、オリキャラは作者自身に寄るキャラクターのコントロールが自在ですし、何より作った作者は 「大抵は」 作ったキャラクターにすごく愛着を持ってくれてます。 なのでイラストを通した交流も、版権キャラクターのそれと違って、ストレートな交流ができますし、また交流を通してキャラクターが少しづつ変わっていったり、ドンドン成長に近いような、そういう進歩が見れるというのも、たまらなく楽しいものです。 もちろんそれは、既存の世界観の中でシェアードワールドするような創作……例えば、東方オリキャラ勢にも言えることです 実際、東方オリキャラに自分はすごく興味を持っていて、以前には西行寺涼々子という笠蛇氏のキャラクターを描かせて頂きました。 ![]() ▲西行寺涼々子 東方妖々夢に登場する西行寺幽々子の娘という設定の、笠蛇氏のオリジナルキャラクター。 ただ、氏のデザインでは幽々子の髪型違いという枠を出ていない(描き分けが難しい)という感じがあって、ドレスのデザインに関しては、一梨乃みなぎオリジナルのもの。 オリキャラの交流はこういったのも面白く思う 版権キャラクターよりもインタラクティブ性がある、と言ってもいいかもしれません。 しかし、こうした交流や、人様のオリキャラを描いたりするときに、自分自身が一番懸念している部分、心配する部分が、原作者はどれだけこのキャラクターを愛しているのだろうか?? と言う部分です。 先に書いたように、オリキャラを作った人のほとんどの人が、自分自身が生み出したキャラクターを愛し、可愛がっているのは間違いないのですが、その愛情は最初の一瞬だけで、ほんの一時のテンションだけであるケースも少なくないのです。 特に矢継ぎ早にオリキャラをドンドン量産して、名前と簡単なプロフィール(身長や誕生日など!)を添えただけで、描いたイラストも1枚だけ、スグに違うキャラクターに情が移ってしまうことも少なくないように思えます。 (少なくとも、自分から見える景色はそうなのです!!) もちろん、そういった楽しみもあるだろうし、そう言った形で創作を楽しむというのもひとつの手段、やり方だとは思うのですが…… ただオリキャラを通しての交流…… 人様に自分のキャラを描いて欲しい!とか、そう言った交流を求める以上は、自分の生み出したキャラクターをきちんと育てて、大事にして欲しいなと、自分は思うのです。 何ヶ月も、場合によっては1年以上前描いたイラスト一枚、SS1本だけで、後は本人から何の言及もなく、そのキャラに付属するようなちょっとした創作も一切なく、突然肖像を見せて「オリキャラ描いて!」と言われても、個人的には「この娘は生きているのか??」って思ってしまいます。 自分が描いて、かわいいなと思っても、その先が行き止まりでは、なんだかペンも重たいのです。 ![]() ▲ちなみに、自分もアンジェさんというオリジナルキャラクターがいます。 ただ、看板娘という扱いではない上に、あまり本腰を入れて創作をしていないので、あまりこのキャラクターでの交流はしんどいかなと思う部分があります。 あくまでも、当サークルの看板娘は「えんじぇるこまち」です。 ただ、彼女は既存の版権の世界観、東方Projectのキャラクターをモチーフにしているだけに、オリキャラとしての交流は、少し不向きだったりします。 (そもそも、ふたりとも交流目的で創作をしたキャラクターではありませんが!!) なので、どういう形でも、オリキャラを描いて!と交流を求めるより先に、作者自身がきちんとキャラクターを愛して、面倒を見てあげる……具体的には見る側に「供給してあげる」ことが、まず大事なんじゃないかなと、自分は思うのです。 特に自分なんかは「生きている」キャラか、それとも「過去になってしまった」キャラクターかで、接するテンションがかなり変わってきてしまうので…… もちろん、口先だけで「今でも好きですよ、今でもいますよ」って言うだけなら誰でも、なんとでも言えますからね。 それならきちんとその子を描いて、その子の今を提示するのが、やはり作者の愛のバローメーターといえるんじゃないでしょうか。 やっぱり自分にとって、キャラクターの長い設定よりも、純粋に今いるキャラクターかどうかの方が、魅力に思ったりするのです。 自分の好きなオリキャラには、細かい設定はおろか、名前すらついていない子も居ましたが、定期的に作者がちょこちょこ描いていて、それを見るうちに「いいな、この子かわいいな」ってなっていったものですから。 とまぁ、なんとなく、人様のオリキャラや創作を見ていて、なんとなくぼんやり思っている事でした。 ▲
by minagi_ichirino
| 2014-07-04 02:21
| Free Talk
6/29、東方椰麟祭に参加してまいりました。
![]() イベントも今回で五回目、途中で主催が変わってみたり、2月から6月へなったりとか、いろいろ形態を変えていますが、自分も皆勤賞の5回目です。 以前、最初のうちは地方イベントという色が強かったのですが、最近は遠征するような人間はこのイベントを選んで参加しているし、関東からも足を運ぶ人も多いので、あまりイベントとして遠征しているという感じは、年々薄くなってきていて、まるで関東のイベントに参加しているような、そう言う感じすら感じることもあったりします。 自分は東京から一旦大阪まで来て、そこから知人のクルマに乗せてもらい、広島まで向かうというロジスティクスでした。 大阪は毎月のように来ているので、特にやること、行きたいところがあるわけでなく、ひたすらなかおか珈琲でスケッチブックを描いていたり、次回作のプロットを組んだりしていました。 ![]() ・なかおか珈琲では七夕のキャンペーンをやっているので、自分も短冊を描きました。 えんじぇるこまち、より多くのみんなに愛されることが、自分の願いです。 頑張って描かないとね。 イベント当日は、同じ絵描き仲間のえゐみー嬢に売り子を頼みました。 なので、途中少し抜けたりする事もできたのですが、会場内をあまりウロウロすることは出来ませんでした。 彼女も一度サークル参加している方とはいえ、やはりちょっと売り子としては少し不慣れなところがあって、少し大変な思いをさせてしまったかなとも。 ![]() ・痛車展示では、えんじぇるこまちの痛車がありました。 昨年ブレイドで展示していただいたSD氏のクルマです、一身上の都合で痛車を降りざる得ない状況になってしまい、泣く泣く昨年の椰麟祭以降、痛車をやっていなかったのですが、今回のイベント限定でやっていただきまして、自分としても感激の展示でした。 いつか、また派手な仕様で復活させたい、それまで自分は彼女の物語を描き続けたいなと、心に誓いました。 イベント自体は何かハプニングがあったわけでなく、サプライズがあったわけでなく、本自体も思うように売れず、ペーパーも刷った分を配布できずという感じで、自分個人の内容としてはあまりいいイベントではありませんでした。 日頃の行い……? う~ん、反省です。 ![]() ・スケブは一部だけ受けました、リクエストで古明地こいしです。 色も塗りました、ただ、色も持ちあわせがちょっと苦しかったかな……描き上げるのにずいぶん時間を描けてしまい、待たせてしまって少し申し訳なかった。 イベントが終わったあとは毎年アフターイベントに参加するのですが、今年は参加せずに再び知人と合流、ちょっと食事だけして大阪まで帰りました。 大阪ではまた、バスの時間までなかおかでのんびり過ごすという、黄金パターン(笑) ![]() ・このオレの氷は、ミルクと濃い珈琲のブロック状の氷に、練乳をかけて頂く涼味です。 のんびり溶かしながら食べるものなので、少し長い時間のんびりする場合に注文することをおすすめします。 ここには掲載できないですが、この遠征の間、ひたすらスケッチブックにR18になるような、ひたすらエロい絵の練習をしていました。 自分はあまり今までこうしたR18絵を描いてこなかったのですが、ここ暫く、本自体もあまり売れていないし、なかなか周囲の評価も芳しくない、画力に関しても、進歩はあるけれど詰まってる感じがするので、何か今までになかった、違うことを始めてみてもいいかもしれないということで、ガリガリ描いてました。 作品としてフィードバックする予定は全くないのですが、なにか自分の足りない部分を補えるような発見があったらいいな、なんて思ってました。 次回のイベント参加計画は、暫く置いて8月のコミックマーケット86です。 今度は、今度こそは楽しかったといえるイベントにして終わりたいと思っております。 頑張らないとね。 ▲
by minagi_ichirino
| 2014-07-03 02:03
| Free Talk
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