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1 ![]() ちょうど前橋シクロクロスで自転車も傷んじゃったしね、そのメンテナンスと合わせて作業です。 前々から、手組ホイールには興味があって……というよりもね、一応技術的な部分として、出来るようにしておかないといけない&自転車のホイールに関しての理解を深めたい、という探究心もありました。 一応、利用目的としては「シクロクロス」用ですが、AJ千葉にはグラベルブルベもあるので、ロングライド、場合によってはニローネにも付けたいな~という感じで。 ターゲットとしては前後1500g台の重量で、オールラウンドながら上りもヒュンヒュン行けそうな感じで。 ピックアップ(蹴りだし)の良いキャラクター。 多少はラフに使えそうな感じで、ワイドリムなのがいいな。 理想を言えばHEDのBelgiumC2あたりがいいなと思ってたんですが、これ、並行輸入のものしか日本に流通しておらず(岩井商会さん……)リム1本あたり2万くらいするので、これは……却下、というには惜しいので、いつかの期会に! となると、その他検討になったのがVelocityのQuillとMavicのOpenPRO UST OpenPROは最初、候補にしてなかったのですが、新作のリムに28Hの展開があるというので興味が! しかも以前はアイレットがあったのですが、新作のOpenPROはアイレットを撤廃して、さらに軽量化、重量も410g程度で非常に軽量、更にワイドリム!こりゃあいいな!! 対してVelocityのQuillは、もともとHEDと同様USメイドなリムで、以前AeroHeatっていうリムで手組ホイールを走らせていたこともあって、Velocityは非常に好印象なリムのメーカー。 重量に関しては400g台中盤で、OpenPROに比べると一歩譲るものの十分許容内、かつ、よりワイドなプロフィール。 更に情報を集めると、リムのブレーキ面もマビックよりも強いようで、やはりOpenPROより重量がやや重いぶん、タフな作りなようだ。 おねだんはどちらも同じくらい、若干マビックのほうが安いかな? しかし、ここで、名古屋のCirclesが全品15%OFFのセールに入ったので、あっさりCirclesが輸入してるVelocityにリムは決定(汗 オープンプロもいつか作りたいけど! ハブは最初リムに合わせてVelocityのRACEハブもいいかなと思ってたけれど、ご予算的にやっぱりちょっと高価い。 や、理想を言えばインダストリーナインのハブを使いたいし、ホワイトインダストリーズの物も良さそうだけど、このへんはいくらなんでもちょっと高価。 シマノハブなら間違いないけれど、東洋のダートバンシーは「USDMカスタム」をイメージしてカスタムしてたので、シマノハブはちょっと不協和音かな……かと言っても、USメイドなロードハブはちょっと手が出ない。 現実的にてにはいりそうな悪くなさそうなハブを当たると、ガイツーで比較的容易に手に入るHOPEのRS2ロードハブと、定番のDTSwissの350ハブ。 HOPEはおねだん結構お手頃で、カラーも豊富、ただハブのラチェットが2つしか無く、ピックアップの良さという部分ではちょっと疑問符。 逆にDT350ハブは、スターラチェットでかかりの良さはかなり期待できそうだし、ちょっと構造の違うフリー構造に興味津々。 ただ、ちょっとHOPEよりもお値段高いな……とまぁ、コレもしばらくのあいだ悩みつつ色々探して、結局DT350ハブを購入。 ドイツの某所で、F3000円、R7000円という破格で投げられてたのが決定打でした(結局お値段なのかい) スポークはPAXから手配。 前後ともに28Hにしたけれど、前は24Hでも良かったかな…… 重量を少しでも軽くしたいのと、前輪は風をモロに受けるので空力も考慮、かつ、駆動輪ではなく、負荷が少ないだろうと見越して、飛び道具的なポジションのDTSwiss Revolusion2.0-1.5をチョイス。 このスポーク、バテッドが強烈で、触ると細い! 一応、ラジアル組非推奨のスポークですが、前輪は4本取りのイタリアン組なので無問題。 後輪は定番のDT SwissのCompetition2.0-1.8のシングルバテッドスポーク。 まぁ、理想を言えばサピムのCX-RAY使えれば良かったんですが、このスポーク高杉晋作 ただ、それでも駆動輪だし、トラクションでも仕事して欲しいのもあって、軽量性と強靭さを考えるとやはりDTのコンペディションかな…… 28Hの左右とも普通の4本取りのイタリアン組です。 ニップルはアルミニップル、やはりブラスニップルの1/3の重量なのは魅力。 その他にもスポークプレップだったり、グリスだったりいろいろ用意が必要で数ヶ月かけて、ちまちまディアゴスティーニのように集めました。 一応、以前似たようなスペックで某所で店員さんに相談した時に「1500g台イケますよ」と太鼓判押してもらってたのですが、実際はどうかな……ということで、計算してみます。 【リム】 ・Velocity Quill 28H (465g F&R) 【ハブ】 ・DT Swiss 350 QR (F158g R308g) 【スポーク】 ・前 DT Swiss Revolusion 285mm×28本=132.3g ・後 DT Swiss Competition 284mm×14本 282mm×14本 =183.9g 【ニップル】 ・DT Swissアルミニップル (F.R9.33g) スポーク重量は、のむラボのスポーク比重から計算、さぁコレで計算してみると…… 前輪754.6g 後輪966.2g 合計1722.2g……あ、あれー!? 1500g台じゃないじゃん!?某所店員!適当言うんじゃないよ!!(笑 んまぁ、リムをオープンプロにして、ハブをDT240あたりにすれば1500g行くとは思いますが、しかし1700gちょっとか……スペック的にはフルクラムのレーシングクワトロと大差ないくらいでしょうか。 あっちは3万そこそこで買える完組に対して、こっちは手組で、部品揃えて大体5万円弱ほど。 そう思うと、組む前からちょっと思いやられてしまいました。 ![]() とはいえ、ホイールの走りはあまり期待できないなあという感じになってしまいましたが、お勉強も兼ねてちまちま手組み。 普段ママチャリのホイール組みくらいしかやったこと無いので、こういうガッツリしたハブでスポーク通して組むのは初めてなので、いろいろ違う部分に戸惑いつつも、大きなミス無く完成。 振れ取り台に乗せてテンションを調整しつつ、振れを取っていくのですが、やっぱり縦振れが上手いこと取れず……ある程度のレベルまでは取れましたが、ある程度のところからは詰め切れず…… ただまぁ、かなり些細な部分での追い込みなので、普通に乗るぶんはOKな感じ。 センターもほぼドンピシャに近い感じにできた。 リムテープを取り付けて、早速、東洋ダートバンシーに取り付けてみました。 タイヤはリヴェンデールのジャックブラウン33.3C 乗り出してみるとどうでしょう? ホイール重量的に期待してなかったのもあるんですが、想像以上にピックアップがよく、伸びやかにスピードが乗ってきます。 「あ、良い、このホイール……!」 自転車を倒しこんでも、結構粘ってくれてリムの良さも引き立ちます。 初めての手組みで、なおかつスペック的には平凡な感じになってしまったので、どうかなと思いましたが、実際乗るとスペックのイメージ以上に走ってくれて、これは嬉しい! あとは、しばらく普段使い含めて転がしてみて、耐久性や状態をチェックしていければいいかなという感じです。 しかし、自分で組んだホイールっていうのはいいですね。 取り付けた自転車を改めて見て、じっと眺めてしまいました。 自分はあまり、自分の自転車にいい感じに愛着が作れなかったのですが、こう、ホイールまで自前で作れると、気持ちが入りますね。 ホイール自体も、自分の求める走りや遊びの「デザイン」がホイールにあるわけですから、自転車そのもののスペシャリティが高まります。 この、愛着が見つけられたのは自分的には大発見でした。 今後も年に1本か2本は手組ホイールに取り組んで、どんどん技術をマスターしていきたい所! ▲
by minagi_ichirino
| 2018-10-30 01:46
| Bianchista
前橋シクロクロス第1戦に参戦してまいりました
![]() 8日の月曜日に行われたJCX取手で、まさかのC2昇格を果たしてしまった自分。 開幕前のイメージとしては取手ステージで、良いポジションでゴールし、前橋や幕張など、比較的勘があり、苦手ではないコースで上手く表彰台に滑りこむ作戦でしたが、いきなりのカテゴリー昇格。 そしてその6日後に行われる連戦でした。 当然、昇格直後の付け出し番付なので、スタート位置は最後方でした。 前橋は自宅からとおいので、午前3時にチームメイトと合流し、高速飛ばして前橋へ。 前日から雨が降り出してきており、当日の集合時間の地点で千葉の柏は激しく土砂降り。 実はカレーハムスターCXTはめっぽう天気に強く、今のところレース当日が雨だったことは一度もなく、レース中に降り出したり雨が入ったのも、前回の取手と2年前の千葉で、ザッと通り雨があった程度で、好天連勝街道まっしぐら。 とは言え、今回はさすがに「いや~、雨だろうなあこれ」と話しつつの集合でした。 しかし、実際には熊谷あたりで雨雲が抜け始め、前橋はほぼドライ。 結局多少小雨が降って、少し湿ってる程度のコンディションでした。 今回もカレーハムスター参加イベント連続晴れ記録を更新 ヽ('ω')ノ<マタカッテシマッタ 前回の前橋では現地入りがギリギリで、ろくに試走ができず無様なミスでズルズル後退というレースだったのですが、今回は余裕を持って現地入り出来て、試走時間も2時間あり、結構入念にいろいろ試しながら走りました。 コースそのものはだいたい昨年と似たような感じですが、シケインが一箇所追加されてるのと、コースがちょっと長くなってます。 パッと見てド平坦なパワーコースに見えつつも、降車セクションも結構あり、階段や大小のドロップオフあり、パンプトラックのセクションも長く、コース後半のグラベルは非常にバンピー、スリッパリーな砂利セクションもあり、走ると見た目以上にバラエティ豊かな構成。このへんのバイクコントロールやラインの読みがトータルで効いてくるという、思いの外のテクニカルなコース。 相方がC3で、自分がC2なので、久しぶりに先に走る応援しつつC3を観戦。 ちなみに相方は、序盤から調子がよく、2周めにトップに立つと、そのまま後方との差をコントロールして独走勝利。 まさかのC2昇格……なんだよ!また一緒かよ!!(汗 彼も、まさか勝てると思っていなかったらしく、かなり驚いていました。 ![]() レース前に調子よく排便も終え、小貝川よりもコンディションや足の具合もよく……ただ、スタートが最後方。 しかも、初めてのC2で40分レース……とにかく頑張りすぎず、淡々と自分をコントロールして走ろうと決めていた。 前回の取手ステージで同じ表彰台に乗った二人も参加しており、レース前にお互い健闘を誓い合いグリッドイン。 グリッドインして気付いたけれど、間違ってコースのイン側の方へ陣取ってしまった、嫌な予感しかしない。 マスターズ1とU17カテゴリーと混合で、マスターズ1よりも30秒送れてのスタッガースタートでした。 スタートは上々、ここ最近通勤で信号で止まるごとに、スタートのシミュレーションしていたからか、スタートの調子はよく、少しばかり前へ前へと上がりつつ、1コーナーの階段へ。 しかし、イン側はラインが悪く、カオスに巻き込まれてしまい、結局後ろには数人という感じでほぼポジションキープに近いスタートに。 半周走ったところで、もうすっかりトップは見えないところへ行ってしまった。 数珠つなぎになった後方のパックに紛れつつ、甘いラインの選手をジリジリと抜きつつ1周目を消化。 前橋は直線が長いのだけど、非常にスムースなのもあり、肘をハンドルに乗せるTTポジションでスピードアップ、周囲の調子を見ると、自分、直線は相当に速いようだ。 直線で二人くらい抜き、更に前のパックの尻をキャッチして2周めの芝セクションへ。 ペースは良い……だが、2つ目のシケイン(通称:ゲットワイルドシケイン)で、降車の瞬間、何故かチェーンが脱落。 「あれ?なんで??」 慌てて止まって、チェーンを引き上げるものの、ちょっと手際が悪くて20秒ほどのロス。 少しばかり中団グループの後方につけていたものの、またしても、ほぼ最下位争いの30番手以下へと脱落してしまった。 チェーンが落ちた瞬間、気持ちが切れそうになってしまったものの、考えてみればC2は40分レース。 長丁場になればなるほど、自分の得意なフィールドに持ってこれるので、まだ1周半しか走っておらず、あと5周以上もあるのを考えると、まだまだ逆転のチャンスは有ると言い聞かせ、後方ながら戦列復帰。 ![]() ▲林間区間は無理せず、ひたすら降りて「ラン」で行った それからひたすらペースをコントロールし、ステディに安定して走ることを心がけた。 シケインは毎回同じ場所できちんとステップを踏んで処理、ラインもきちんと選ぶ。 焦って乗車で行かず、難しい低速セクションは下りて担ぐ。 降車時も、きちんと減速して確実にこなす。 レース中盤になると、前からタレて落ちてくる人をひたすら処理するレースに。 1周辺り1~2名程をオーバーテイクする感じで、ぐんぐん順位を上げていく。 自分が後方に近づき、オーバーテイクを仕掛けようとすると、前の人は奮起して突然ペースを上げたり、抜き返してきたりするが、取り合わず、十分にくたばってから確実に追い抜いていく。 自分も中盤以降、苦しさはあったが、オーバーナイトブルベで、眠気や疲労のなかバイクに集中して走る事には慣れていたので、辛かったけれど集中力は切らさず確実な走りはできたと思う。 ラスト2周になり、前に5人ほどのパックが近づいてくる、なんとかあのパックに乗れないだろうかと、ペースをキープし淡々と前を追う。 ペースは確実に自分のほうが速い、だが、気持ちがはやって一気に踏み込んでペースを上げると、電池切れを起こしてペースが乱れてしまう恐怖もあり、確実なペースで最終ラップへ。 前のパックは、ラストスパートかで崩壊し、自分の前へパックから脱落した2人が迫ってきた。 追いつけるかもしれない 無茶な走りをしていないぶん、スプリント勝負で少しでも順位をあげられればいいかなとジリジリと追い詰め、とうとう最後の林間セクションへ。 前の一人がラインをミスり、大回りしてしまったところへ、自分はイン側へ鋭く切り込み並びかける。 しかし、強引にドアを閉められ抜くには居たらず、ラインのドアを閉められた反動でコーナーでやや失速。 ワンテンポ速く前の人がスプリントを仕掛けていく。 こちらも負けては居ない、OK,大丈夫だ、自転車2~3台分の距離の差なら、今日の自分なら直線でねじ伏せられる。 そう思い、最終コーナーでハンドルを引き、ギブネールレバー一気にトップギアへ、そして一念発起で踏み込んだ瞬間「パチン!」と嫌な音が。 音を聞いた瞬間「あ、チェーン切れたな」と一瞬で分かった。 視線を落とすと、案の定、チェーンが切れてぶらんとしている。 「最悪ッ!!」 頭が真っ白になり。呆然としかけるが、レース中だ、走ってでもゴールラインを越えなくては。 そう思い、自転車を降り、押しながらゴールラインまで走った。 200m程だろうか?全力疾走に、周囲の観戦してる人は大盛り上がり、実況も自分の名前を読んでくれた。 コースサイドから外国の方が、めっちゃニコニコしながら応援してくれていた。 結局36人スタートして、24位でした、ゴールは32人がゴール。 中盤、かなり色々抜いたので、もうちょっといい順位かなと思ったけれど……こんなものか。 ただ、JCXポイントでは25位以下は2ポイントに対して24位以上は3ポイントというのもあり、なんとか3ポイントにありつけてよかったかな、と思いました。 ![]() ▲まさかレース中にチェーンが切れるとは…… チェーンが切れたのは予想外だったけれど、思えばレース序盤でチェーンが落ちたのも前振りだった気もするし、そもそも昨シーズンスタートして以降、全くチェーンを変えてなかったのも考えれば……シーズン始まる前にチェーン変えなさいよッて感じですねメ( 「ε゚、)ゝむしろ最終コーナーで切れたのはラッキーだったな、なんて。 そのあとはケータリングを楽しみながら観戦。 次回CXは少し間が空いて、11月11日のスターライトクロス幕張。その前に斉藤さんの古賀志林道8時間耐久もありますが! ▲
by minagi_ichirino
| 2018-10-23 01:43
| Bianchista
先日の城里町の開幕戦を皮切りにスタートしたシクロクロスシーズン。
今回はいきなりクライマックスな地元戦の取手・小貝川ラウンドです。 地元、というのも、この常設コースから自宅までだいたい25kmほどで、自走で練習に行くのが可能なコースであり、なおかつ、非常に走り慣れたコースでダートの癖なんかも多少はわかっていて、昨年はC4で優勝昇格しているコース。 ![]() ▲勝手知ったるホームグラウンド ただ、昨年ほど準備万端というわけではなく……正直、C3に昇格して以降、今のところトップ争いに絡めたことは一度もありませんでした。開幕戦でも、そう悪い走りではなく、上手くまとめたものの、16位という割と平凡なポジションでゴールしており、C3の最上位は前シーズンの土浦の8位。 なので、開幕戦よりもコンディションが上がっており、幾分走りに期待をしていたとはいえ、せいぜい昇格を争うような上位パックに付いていければ大健闘かなという感じでした。 ![]() 自分はCX用のタイヤとしてVittoriaのテレーノTNTを使ってるのですが、このタイヤ、グリップ感もノブの摩耗も良く気に入ってるのですが、いかんせん重いんですよね、公称410gあります。 しかも例によってイタリアンメーカーなので鯖読んでるでしょう、多分400g台半ばあるでしょう、ここで軽量なR-Airとは言えチューブドで利用すると、33Cタイヤですから太いチューブでは+100gくらい乗るわけですね。 タイヤとチューブだけで500g\(^o^)/ おもすぎです、以前履いてたセドリックグラシア32Cが200g台ですから外周で100g以上重いわけです。 なので、そんなディスアドバンテージをフォローするには、チューブレスレディなのを活かしてチューブレス化しかないわけですね。 先の投稿で書いたようにチューブレス化は色々と辟易としつつも、シーラントを足しつつも、エア漏れはまぁ、ラテックスチューブくらいにまとめることが出来て、レースの数日前に小貝川でチューブレスタイヤで走行テスト。 数周走って空気圧を調整したり、測ったりしつつ、概ね好感触、かなりアグレッシブに振り回しても、ビードが落ちることもなく、エア漏れも、そうすぐ抜けちゃう感じでもなく…… ちなみに、だいたい1.8~1.6程度がイニシャルセッティングとして良さそうかなという感じ。 1.8では転がりが良いものの、直線でのピッチングが大きく、トラクションをかけづらく、1.7を下回ると、ターン時のタイヤの変形が大きくなり、走りもだるさがやや出て来るかという感じ。 ただ、当日、マディなコンディションであれば1.6程度まで落として、ターンでのグリップ感を稼ぐのは全然アリ、1.6ならそこまで直線区間もそこまでネガティブではないかなという感想でした。 チューブレス自体は、確かにピックアップの良さは感じることが出来て、タイヤのグリップ感も割と探りやすく、チューブドに対してそこまでは大きなアドバンテージとは思えないものの、概ね好感触。 練習としては、高心拍状態での追い込みに不安が少し残ったものの、タイヤに関しての理解が進み有意義なテストを終えて当日に。 つつがなく現地入りし、空気圧はテスト通りわずかに1.8barを下回るくらいでセッティング。 前日まで晴れており、路面は上がってるかなというのと、スタートまでわずかに空気抜けるだろうというのも考えてのことでした。 朝の試走では、昨年と若干違うコースの部分を覚えるのと、勝負どころになりそうな部分を探ったり、いろんなラインを試してみつつ2周で引き上げる。 このとき感じたのは「あ、今日の自分速いな、ひょっとしたらかなり良い走りできるかもしれない」という調子の良さ。 明らかに、コース序盤の公園部分のターンでのペースが良く、バックストレートでもいろんなペダリングやポジションを試せる強みがあるので、差を付けられる気が全くしなかった。 ベースに戻り、少し水やジェルを飲んだり、チームメイトと意見交換しつつレースに備える。 排便もレース招集20分前にきっかりこなし、コンディションはできるかぎりは整えられた。 ゼッケンはエントリー漏れのミスの関係で、シンガリの61番だったけれど、AJOCCランキングを反映してもらえて、15番目のコールアップでグリッドイン。 2列目に並べた。 ちなみに2列目はC3昇格以来の最高のスタートポジションだ。 呼吸を合わせつつ、緊張しすぎないようにスタートのイメージに集中していく。 前回はコースの関係でやや抑え気味のスタートだったけれど、ここではスタートからおもいっきり踏んでいくつもりだった。 2列目という好ポジションというのもあるし、1コーナーが広く、足さえあればラインの自由度もある。 スタートのギアも、普段より一枚重たいギアにセットした。 集中……スタート前の緊張感をコントロールするのは、以前RCでレースに出ていた時に覚えた術で、自分の場合はとにかく、スタート直後の動きをイメージする。 どのラインを行くのが理想的か、どれくらいのポイントでシフトアップするか、どういうスピードで1コーナーに流れこむか…… とにかくレースをイメージし、そして緊張感を飲み込むほどの興奮を自分の中に作っていく。 そして、笛がなりレーススタート。 クリートキャッチはスムースにOK、初速は毎度ちょっと鈍いけれど、そこから積極的にギアを上げ、グイグイとペダルを回し前へと上がっていく。 ややラインがラフだったけれど、悪くないスタートだ、ターン1を立ち上がって多分7~8番手くらいだろうか「いいな、問題ないな」 ![]() 少し先に先頭のパックが見える。 この距離をコントロールしていこう、スタート直後でやや乱戦気味な混乱もあるが、なんとか上手くあしらい、上位のパックの少し後ろで追跡していく。 一人速い人が居て、抜けだしているようで、その後方の数人のパックに追いすがるような展開だ。 しかし、走っていて周囲のペースがかなりスローで、後方にいながらかなり余裕のある感じだ。 それならばとバックストレートで抜けだして、先頭を行くスバルのジャージの人の後方へ一気に追いすがる。 ![]() 普段手賀沼周辺で独走の練習してるだけあって、直線区間の自分のトップスピードはまずまず良く、この直線だけで一気にトップ下へピタリと追いすがる。 一気に前に出てコントロールする展開も良かったが、彼のペースが良く、後方からジワジワとせめて、隙を付いて前に出る作戦で行こうと一旦小休止する。 しかし、2周目……まさかのトップがミスコースし、労せずトップに躍り出てしまった!! なんてこった!!展開早いよ!! 願ってもいない展開だが、正直あまりに突然のトップ走行に、かなり動揺してしまった。 ![]() ▲よく見ると目がイッてしまっている自分…… なにしろ今までC3でトップ争いに絡めたことは一度もなく、トップの人の走りがかなり良くて、まさかこんな凡ミスをするとは思っていなかった。 今回も上位で展開はできるだろうけど、優勝は狙えるかどうか……というイメージだっただけに、まさかのトップ走行にどういうペースで走るか、持ち込む展開をイメージしておらず、集中が乱れてペースを落としてしまった。 2周目にトップに立ち、その後はひたすらミスをしないように、難しい区間は慎重すぎるような走りで、ステディに進めた。 案の定、後方からのアタックに曝されて、時折追いついてきたライバルに先頭を譲るか、やはりバックストレートのスピードには余裕があり、どんなに前に出られてもそこで労せずに前に出ることが出来た。 最終ラップにも先頭で突入。 すぐ後方の一人居るのはわかっており、トップ争いをしているのはアタマでは理解していたが、精神的には全く信じられず、どこか混乱しているような感じもまだあった。 この周回でも中盤で、一人抜かれるが再びバックストレートで簡単に抜き返し、シケインも無難にこなす。 勝てるだろうか?どうだろうか? 最後のダブルクランクの進入で後方を振り向いた瞬間だった。 右に振り向いた所、左、アウトサイドからレイトブレーキで一気に前へ出られてしまった! 無茶な進入だったみたいで、前に出た彼はリアをスキッドさせてしまい自分の目の前で真横に、慌てて自分もリアをスキッドさせて車体を横に向かせて転倒を防ぎ、クランクを回る。 最後のストレート、後方につければ前に出られるかと思ったが、先頭に出た彼は立ち上がりがよく、後方に付けずに一気に離されてしまった。 後方から威勢のいいスプリントで捲ってくる人が居たが、なんとか抑えて2位でゴール。 ![]() レース中盤にトップに立った時の走りがちょっと保守的過ぎたし、ラップタイムもGPSログを見ればばらつきが多く、ペースが乱れてるなという感じだった。 最後のクランクで差し込まれた時、たしかにかなり強引なオーバーテイクだったので、レース後、優勝した人にごめんなさいと謝られたが、むしろあの時、自分は隙を見せてしまったんだろうなと反省。 「絶対勝つぞ!」という意思があって、集中できていたら、あの時並ばれたとしても抜かれなかっただろうし、自分のスキルを考えればボディタッチしつつも気迫を見せる事はできたはず。 ![]() いずれにしても、調子の良さを活かせて上位争いは出来たし、願っても居ないC2昇格。 40分レースになっておっかないけれど、これで早朝スタートからは開放! 次回の前橋からはC2だ。 ▲
by minagi_ichirino
| 2018-10-15 01:10
| Bianchista
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