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【チャリ】AJ千葉BRM615あぶくま600
 今季のブルベ最終戦、AJ千葉のBRM915あぶくま600kmに参加して参りました。

 実はまだ今年、ブルベはヘブンウィークの3つしか完走してなくて、200kmのブルベをゴールしていないので、SR取れてないんですね。
 なので、今回のブルベは今季のSRのかかったブルベでもありました。

 自転車はいつものVia Nirone7です、多少ウェットなコンディションもあるだろうということで、サドルバッグはオルトリーブのものをチョイス。
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 正直、もうちょっと良い自転車使いたいなとは思うんですが、なんだかんだラフに走れるし、操縦性に優れるViaNirone7、そう悪くないよなという感じです。
 しかし、ブルベウィークの月曜日に風邪をひいてしまってですね、治りきるかどうかというコンディションでの参加でした。
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 スタートは近所の道の駅しょうなん……の近くの公園からスタート。
(なんでも、道の駅しょうなんの駐車場がどうも使えなくなった??とか?)
 つくば周辺から北上して益子、茂木、那珂川町、大子町、そして太平洋側の勿来へ。
 いわき周辺から内陸に入り、川内村で有人PCによるドロップバッグのサービスが有り、そこから阿武隈高原を走り、郡山、棚倉、白河と南下していき、那須を経由してゴールに向かう600kmです。

 スタートは天気が降るの?降らないの?という感じで、自分は、大して降らないだろうという予測で、あまり雨装備を身に付けずにスタート……したのがこれが大誤算。
 最初は全然それでよかったものの、つくば市周辺あたりから、えらい降り始めてしまい、慌てて、上を着るものの、雲は薄くすぐ脱ぐだろうと予測して、下を着ずに復帰。

 しかし、最初のPCの120km地点までしっかり全部降られてしまい、もう取り返しがつかないくらいほぼ全身水没……何やってるんだか。
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 最初のPCでやっと下を着るものの、イマイチ調子の良さを感じられず、淡々と走行。
 結局雨は、2つ目のPCいわき四倉の240km地点くらいまで、ガッツリ12時間位降られました。
 四倉から先、川内村に至る道は、かなりのハードな峠路で、15%超えの急勾配もちらほら……本当にしんどかった。久しぶりに自転車を押しました。
 みんな勘違いしてるけど、自分はヒルクライム大嫌いです、10%以下ならまぁ、いいけど、それでも本当にできれば走りたくない。

 クタクタになって、川内村の有人PCに辿り着き、なんとかずぶぬれた下着を新しくして、荷物を作りなおす……ほんと助かった。

 ここで3時間しっかり仮眠をとって、立てなおして出発。
 普段ならあまり休まずに出発するけれど、この日は調子があまり良くなくて、タイム云々よりも、とにかく淡々と大事を取った走りに徹した。
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 二本松市にあるPCまでの60kmは、休んだ甲斐があり、結構アップダウンあったものの、乱れずに、いいペースで走行……したものの、疲労がたまって、免疫力が下がっていて、風邪がぶり返してしまいそうな悪寒に襲われる。
 必要以上に炭水化物を補給して、燃やして体温を上げてどうなるかなという感じでリスタート。
 正直この地点で「多分、このブルベ、ゴールできないだろうな」という予感……それでも、地脚そのものは出来てるものは出来てるので、他の参加者と時々パックを作りつつも、いいペースで走行。
 
 深夜1時過ぎに郡山市の市街に到着、ここの信号待ちで一緒のパックで走っていた方に「先に行ってくれ」と伝え足を止めました。
 一緒に居た方は「えっ? 急にどうしたんですか……」と怪訝そうな顔で言われ「やめるかどうか考える」と言い、そこで別れました。

 結局15分ほど、道端で考えた挙句DNFを連絡。
 多分、もう3~40kmはこの調子で走れるだろうけど、郡山から3~40km先は棚倉町で、いかんせん何もない町である。それに標高も郡山より高い。
 そこで行き倒れるよりかは、時間帯的にどうしようもない時刻でも、ここでリタイアしたほうが懸命かという判断でした。

 結局走行距離的には380km、風邪気味で走った割にはよくやったかなという感じ。

 ブルベは自己完結型のサイクリングなので、本当に駄目になる前に「無事に帰る」というのが重要視され、時々「勇気ある撤退」なんて言われたりもしますが、なんというか、自分の考え方ではなんかそれは違う感じするんですよね。
 こう言うと、ちょっとキツいですけど、DNFは基本情けないものだし、みっともないことで、褒められるものではないです。
 走る前に自分が体調や走力、装備、それがどういう状況で、どういうコースをどういうコンディションで走るのか、考えたら、どういう感じになるか想像つくわけですね。
 だから撤退とか、DNFって、甘えなんですよね。 何キロ走ろうと、ゴールできなかったら認定ゼロです。DNSと一緒です。
 
 でも、辛くても走り続ける勇気と、何も考えずに行く無謀な蛮勇は全然別物なんですね。
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 結局今回の場合、郡山より先に行くのが「怖かった」んですね。
 郡山の大きな町を過ぎると、水郡線沿いを40kmほど走りますが、非電化路線の水郡線なんか、沿線にろくな街もないし、始発も遅い、終電も速い、本数も少ない。
 先に上げた、棚倉町は城下町で水郡線沿いの街ではかなり大きな「集落」ですが、それでも「何もない」町です。
 順当に行けば深夜3時ぐらいに磐城棚倉駅周辺を通過します、周辺は自販機ぐらいしか無いでしょう。

 もうちょっと行けば白河の街の近くまで行きますが、コース的にはそこまでには多少の上りがあります。
 今はドライですが、不安定な大気、ザッと雨が降ってくることもあるだろうけれど、20度を下回る気温で深夜、それも400km走って免疫力の落ちた身体で雨に濡れたら?
 今の体調で、この先の区間、突っ込んでいってどうなってしまうのか、怖かったんですね。
 これ以上風邪が悪化して、私生活に影響出てしまうのが怖かった、今はまだそんなに気分悪くはないけれど……郡山で行くかどうか決めるほかなかった。

 そんなわけで、朝6時半頃まで列車が出発するまで駅前でうずくまって待機。
 結局須賀川駅まで、コースを外れて回送し、そこから輪行して帰宅となりました。

 やっぱね、半端な体調じゃダメだね、600km、自分の未熟さを思い知りました、もっと自分、自転車乗らないとなぁと。

 途中ですね、めっちゃキツイ坂道あるんですね、いわき四倉から内陸に入っていくところで、国道399です。
 15kmくらいの区間で平均7~8%で、時々15%超えるような区間が結構あって、ボヤきながら、うめきながら走ったわけです。
 でもですね、そんな自分を何人かがスイスイ抜いて行くわけですね。
 なかには女性のかたも居てですね……気持ちよさそうに行く姿を見て「ああ、情けないなあ」と。

 以前よりも大分上れるようにはなったとは思うんですが、やっぱ10%超えると全然ダメ、自分のリズムを作れないといいますか……全然踏めないんですね。
 
 コレって多分、自分があまり自転車乗ってないからで、乗ったとしても近所の手賀沼の平地をウロウロしてるだけで、アップダウンの道を走るスキルと自力がないんだろうなあと。

 そういえば、今年のヘブンウィークでも、最終日のゴールで待っていて、先頭走者の方が帰ってきて、少し話したんですが……
 彼は石川県から自走で福岡まで走ってきていて、そして、自走で走って帰るんですね。
 よくそんなに走れるなあとか、痛くならないのか?とか色々聞くんですけど、やっぱもう道具とか、使ってるエキップメントが完全に彼のスタイルに合わせてあって、洗練されていてですね、そういう次元まで距離を走っているんですよね。

 あぁ、こりゃ、走ってる距離が根本的に違う、と。
 それだけの距離走れば、足の仕上がりも全然違うし、ロングライドで行き詰まるトラブルとか、そういうのに全て先手を打ってあるんですね。
 彼の自転車や、ロングライドの話を聞いてると、自分はまだその領域に行けてないな。踏み込めてないなと、思ったんですよね。

 自分は600kmのブルベも何度も完走してるし、BAJでも2000km近く走ってるけれど、結局あくまでもそれはスペック上の数字なだけで、サイクリストとして、ロングライダーとしては、まだ見えない世界があるなと。
 
 そんなわけで、まだまだ走りやすいシーズンだし、ブルベは終わったけれど、寒くなるまで、もう何回か、ハードなロングライドやりたいなあ。
# by minagi_ichirino | 2018-09-14 02:00 | Bianchista
【チャリ】獲得標高4000mからの挑戦状~Attack!299
 Attack!299に参加してまいりました。

 先週のバーニングマンに続いて2週連続の自転車イベントです。
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 Attack299とはなんぞというと、飯能市役所をスタートして、基本R299(正丸峠区間は交通量多いので、そこだけ県道57を使用)をひた走り、山伏峠(標高680m)>志賀坂峠(標高780m)>十石峠(標高1351m)>麦草峠(標高2120m)上り、長野県茅野市に至ってゴールするというロングライドTTイベント。


 内容を聞くだけでゲロが出そうな、走行距離157km獲得標高4000mというコースプロフィール。


 以前から参加したいなと思っては居たんですが、毎年コミケの追い込みとカブってしまうので、遠慮してたんですが、今年こそはと決断的エントリー。

 チェックポイントのクローズ時刻はそのままに、スタート順で走力差を分けるウェーブスタートなのですが、深く考えずに「グロス20km/hで走りゃ8時間でゴールできるし、5時スタートでいいでしょ」という感じで、軽率に最終ウェーブでのエントリー。


……しかし4000mも登るというのは、エントリーしてから気付いたというオチ……


 しかも山頂ゴールだから、下りでグロスタイム稼げない!


 マジでこれ走りきれるのか?


 Attack!299はブルベではなく、あくまでもロングライドイベント。
 充実したエイドではなく、あくまでもアタックなので、タイムトライアルムードで頑張ってみてください(もちろん安全運転でね!)とのこと。

 サポートカーOKということで……いずれにしてもスタートするには、時間や装備的にレンタカーを借りないといけなかったのもあり、そのレンタカーの代金分で幼なじみであり悪友のハムを雇い――


「お前自転車わかんないだろうけど、とにかくサポートしろよ」


――とペラペラの千円冊15枚でビンタして雇い、彼の車にBCAAとメダリストを溶かした飲料満載したクーラーボックスと工具や補修部品類、衣類やエイド類を積み込みサポートカー登録。


 当日合流した時に、何箇所か補給ポイントやチェックポイントの通過予定時刻や、サポートカーのルートを彼に渡して、軽く打ち合わせ。

 スタート前にヘルメットを忘れかけて引き返すという、愚かなことをしでかすものの、なんとか会場にはそれなりに余裕を持って到着できました。


 自転車はオルトレ。


 基本的にバーニングマンと同じ仕様だけど、スプロケを山用に11-28Tに交換し(チェンリングは52-36)通行するR299十石峠は、酷道なのでガレ場や落石もあるだろうということで、ヒルクライム&レース用のCSTコレーレCLXXから、パンクに強いIRCのアスピートDRY24Cにチェンジ。


 ライトはブルベではないので、Knogの本当に小さい最低限にもののみ前後に装備。

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 やや明るくなった午前五時に飯能市役所駐車場を、足自慢の25人どもに混じってスタートしていきました。

 当たり前だけどブルベと違い、いきなり速い!
 飯能市街をぬけ、山伏峠に向かう間、25人のペロトンになって35~40kmの巡航ペース。
 レースペースの強度ではないけれど……


 この先4000mも登るんだぜ?


 おいおいマジかよ……5時スタートとかマジで健脚しかいないじゃん、なんで俺は5時スタートとかにしちまったんだ!!

 最初の峠で集団は崩壊するだろうけど、でも最初の峠くらいはグルペットではなくメイン集団でこなしたいな……とそれなりに頑張って集団の中ごろで過ごす。

 スタートして25kmほど行くと山伏峠に
 数人がアタックして先行するのが見えたけど、マイペースに走り、前から落ちてくる遅い人を何人か料理し、だいたい足がそれなりに合いそうな大きいグループが出来上がり、そこの後ろにつく。


 ペースは悪くない、頑張らずに淡々と、フォームを意識し丁寧に行こう、弱音ははかない!!

 終盤ややキツかったけど、なんとはナシに10人ほどのグループで山伏峠をクリア。


 そこを下ると秩父市街に入っていくのだけど、まーびっくりするくらいみんな下りが速い。

 マジかよ……ってペースでみんな下っていく。


 のぼりよりもくだりでちぎられそうになる。
 こっちもトップギア11Tで踏み倒してるけど、集団の尻尾を捉えるので手一杯。
 おいおいどんだけワット出てるんだよ、というか、下りでこんなに踏んだら対向車いるかも知れねえのにあぶねえだろ!!
 
 なんとか10人ほどのグループで秩父市街を抜けるものの、その後の平地区間でちょっとオーバーペースと判断、ややペースをゆるめて集団から脱落し、最初の補給ポイントの志賀坂峠手前のコンビニに滑りこむ。


 待っていたサポートカーに乗せていたクーラーボックスより、飲み干したボトルに補給、BCAAとプロテインで筋肉のダメージを補い10分弱で復帰。

 志賀坂峠は手前あたりから雨が軽く振り、どうなるかなと思ったもののあまり振られずにクリア。
 3時台や4時台にスタートした遅い人を、このへんでキャッチして追い抜いていく。
 前日に仕事で痛めた腰が気になるけど、概ね問題なく、脚の具合も峠を2つ越えた割には調子はいい。
 
 十石峠の手前、95km地点の上野村のチェックポイントには、目標タイムより30分弱ほど早めに到着。

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 ここでも前回と同じような補給内容と、腰をいたわるために少しストレッチ、便所にも行き、10分ほどで戦線復帰。

 十国峠は距離も長くそもそも道も、国道というより林道レベルに細く、落石も多く注意深くリズムを刻んで登っていく。
 途中何度か、雲が通り過ぎるたびにザッと雨にふられたりしつつ、山深くを走りここも何事も無くクリア。


(アイフォーンの電池が切れ、Stravaのデータは十石峠の途中で切れてしまいました……)


 この十石峠で相当数の4時台、3時台の人を抜きまくったので、ペース的にはかなり良さそうだ。

 十石峠の下りは序盤は道も細く、しかも前回のブルベでまさかの対向車と正面衝突してるだけに、かなり注意深くコーナリング……していると、やはり速いグループが追い付いてきて先行される。


 こちらも下りに苦手意識もあるわけではないので、なんとか付いていこうと、集団の後方につける。

 カーブはまぁOK、ヘアピンやガレてるところの走りは自分もいいけど、どんだけ踏んでるんだってくらい、下りの直線がみんな下ハン握って鬼速い……自分のデータと照らし合わせると、多分下りで80km/hちょっとくらい、走れる人はみんな出してる、なんだよあの速さは、正気かよ!!


 ホイールか?! ホイールなのか!?


 みんな30~50mmのカーボンディープ履いてるから、下りで80km超えるくらい鬼速いのか??


 こちらもエアロに優れるIRCアスピートに、のむラボでファインチューンしてもらったアメクラの30mmハイトなんだがな……!

 十石峠を下ってくると最終補給ポイントの、佐久穂町のチェックポイントに。


 ここも予定よりも30分程度速いペースだ。


 天気もピーカン晴れになり、日焼け止めを塗り、最後の麦草峠に向けておにぎりとウィダーを補給。
 ボトルも少し大きめのものに変えて、電解質パウダーとソルティライチを合わせた大味なスペシャルドリンクに交換。

 長い下りが多く、上半身や腰にダメージがあり、ストレッチしたりサポートカーで横になったりして、結局30分弱ほど停車してリスタート。


 すぐに麦草峠に差し掛かると、最初の300mほどで足が思うように回らないことに気づく。
 補給を一気に取り過ぎたか?
 水を飲み過ぎたか?
 足そのものというより、お腹に力が入らない。


 26kmもある長い長いのぼりなので、遅いなら遅いなりに「馬なり」に走るしか無い。

 今まで抜いていった人に追いつかれ、抜かされるが、仕方ないと割り切り、自分の走りに集中してピークを目指す。


「周囲に惑わされるな!」


 かつてダン・ガーニーも、戦闘力が劣るマシンでデイトナを走るチーム員に、そう激を飛ばしていたなと思い出す。

 麦草峠の序盤、10%前後あるんじゃなかろうかという区間をなんとか足をつかずにやり過ごし、八千穂高原スキー場を過ぎたあたりからか、やや緩い勾配に。
 その辺りからリズムがとれてきたか、少し足が回るようになり、ややペースを上げて進んでいくと、残り10km切ったあたりで右足がとうとう攣ってしまい、ダメージを避けるため痙攣し始める前に、あえなく停車してストレッチ。


 攣ってしまったのは右足の膝の上あたりの大腿四頭筋。
 おかしい、水分もずいぶん摂ってるし、足つり防止のタブレットも食べてたはず……限界を超えてるのか??


 数分停車し、念のための補給をした後、恐る恐る出発。
 あともう10kmは切っているはず、看板には標高1800mの数字が見える。
 しかし、走りだして10分位すると今度は、左足の大腿四頭筋が攣ってしまった……再び停車してストレッチして、持っていたタブレットを全部のみこみ、ボトルも空にする。


 あとちょっと、こんなところで止まってる訳にはいかない……

 数分停車した後走り始めると、少し上空に雲がかぶさってきて今度は大粒の雨が降ってくる。
 停車して体温が落ちてしまった体に、標高2000m弱の土砂降りは相当にしばれる。
 顔をしかめながら登っていると、今度は左足のハムストリングが攣り始めてしまう。

 再び停車して、ストレッチするものの、食べられるもの、飲めるものは全部消費してしまい、もう打つ手が無い……

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 この時になって初めて「足が終わっている」という状況に気づく。


 補給はやや乱暴だったけど、まぁOK、走るエネルギーはある。
 しかし足に力を入れると筋肉がすぐに引きつってしまう。 気づけば尻の下の筋肉(大殿筋?)が両側ともダメージが有り、尻を揉むとかなり痛い。
 少し自転車を押して歩いてみるものの、歩いて辿り着くほどの距離じゃない。
 あと200mくらい登らないと行けないはずだ。


 走るしか無い。


 再びオルトレにまたがり、恐る恐るペダルを回す。
 とにかくブルベで使っているあらゆるペダリングを尽くし、丁寧に、丁寧に、インナーローで足に力を入れ過ぎないように、ペダルを回していく。
 エネルギーはあるから、走ってしまえばそんなにペースは悪くない。
 停車していた時に抜かれた人を何人か抜き返すけれど、足はいつまた痙攣して、動かなくなるかわからない。

 頼む!最後まで持ってくれ!!

 ハンドルを引きつけてみたり、押してみたり、ダンシングして体重でペダルを回したり、上体を起こしたり倒したり……
 
 一端は止んでいた雨も、白駒池の案内が見える辺りで再び土砂降りになり、猛烈な寒さに震えながら進んでいくと、自分の前を走っていたライダーが「あと、そこを曲がって上ればピークのはずですよ!」と教えてくれた。


 あとせいぜい2~300mで平地か下りのはず……そう思い、なんとかダンシングでスパートを掛ける。
 たとえ、ここで足が攣っても、押してゴールできるはずだ。

 カーブを曲がってやや登ると、雨が急激に弱くなり、その向こうにカメラを構えているスタッフが見えた。
 峠のピークだ!!


 思わず天を仰ぐパンターニのポーズで、カメラに応えて麦草峠を通過!!


 あと数キロ下ればゴールだ。
 
 麦草峠の茅野側の路面はドライで、やや雲が多いものの晴れ間も見える。
 思ったよりも長い下りを走り、無事にゴール受付に……

 結果は8時間35分。

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 25人がスタートした5時台の人の中では13番目のタイムでした。


 目標は8時間ちょっとほどのタイムだったので、概ね想定内のペースではしれたかなということでまぁ満足。
 しかし、麦草峠があまりにグダグダで……せめて足をつかず、淡々と行ければと思ったけれど、3回も止まって足をついてしまった。
 峠で足をついてしまったのは、2年前の喜多方600kmの箕輪でハンガーノック起こして以来で本当に久しぶり。

 補給ももうちょっと手早くして、麦草峠もいい感じに走れれば7時間台はまずは入れるはず……

 ゴール後は手伝ってくれた友人と握手して、施設のシャワー室を借りて着替え。


「200kmはレジャー」とはよく話すけれど、今回の160kmは本当にボロボロになりました。こんなにダメージ受けたロングライド本当に久しぶり。
 ゴールしてしばらく、体がばらばらになるくらいダルくて辛かった……

 下りも含めて、峠や坂道はもっと走る練習しないとダメだなと思いました。


 帰りは友人とそのまま甲州街道でのんびり帰宅。
 自転車やロードレースを全然知らない彼は、こう言うブルベ的なイベントを初めて見たわけですが、ゴールしたあとに自分にこう言いました。


「今日はじめて知ったけど、お前って、結構速いんだな」


# by minagi_ichirino | 2017-08-07 00:52 | Bianchista
【チャリ】フレッシュ北海道は盛りだくさん!
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 フレッシュ北海道に参加してまいりました。

 前日に飛行機で函館空港に現地入り……のはずが、チケットの予約を間違えてしまい新千歳空港に行ってしまい、そこから特急北斗で函館まで行く、というオチになりました。
7500円ほどの追加出費トホホ……

 苫小牧駅弁のほっけめしがびっくりするくらい美味くて……また食べたいなぁ。
 いまのところ亀山駅の茶漬け弁当>八代駅の鮎屋三代に次ぐ3番手かな(多分!

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▲苫小牧駅のほっけめし弁当、また食べたいなあ

 飛行機の便が早かったのもあって、それでも午前中には函館入りして、荷物だけホテルに預けて、大沼公園まで前日試走。
 携帯ポンプで飛行機輪行で抜いたエアを補充するものの、5.5気圧が手一杯、近場の自転車屋で空気入れを借りて8気圧弱までインフレート。

 途中五稜郭に立ち寄って桜を眺めるものの、まだ五分咲き程度。
 
 自転車はフレッシュの試走なので、サドルバッグにナイトポッドを装備した完全ブルベ仕様。
 やや重たいなと思いつつ走るものの、なんとなく動きの勘を掴みつつ大沼公園駅で引き返す。

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 大沼公園周辺の道路はなかなか長めもよく綺麗で、大沼だんごという名物もあっていいところでした。
 この日は70km程の試走。
 
 夜に前日の顔合わせ的な食事会があって、初めて一緒する石間さん、あかかめらさん、河村さんに挨拶。
 座敷に座って色々話すものの、全員シュッとした体で、ひと目で只者ではないロングライダーの雰囲気。
 何度か一緒している西川さんの足も概ね知っているだけに


「こりゃあ、他のチームメンバーはみんなあし・ある男って奴だな……」


 夜に少しドサッと雨が降るものの、翌朝のスタートには上がり、ややウェッティな路面のまま5時にフレッシュはスタート。

 スタートして10kmか20kmでいきなり城岱山ヒルクライムで今回のルートではKOMとなるポイントを通過。


 鹿部町に差し掛かる辺りで路面もドライになっていき、最初のPCで軽く朝食。


 途中、水曜どうでしょうのカントリーサインの旅のラストシーンの「鹿部町のカントリーサイン」があったものの、通り過ぎる。

2カ所目のPCのニセコまでは150kmもあり、その間に何度か休憩。

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 途中、森町からは海岸線沿いをはしる道路でしたが、かもめが自分のすぐ脇まで降りてきてびっくり。
 海岸線をかもめと一緒に走るとか、映画のシーンかよ!と思いつつ嬉しいハプニングでした。

 長万部で昼食、かにめしは長万部駅弁だったそうですが、駅で売ってるのを見たこと無いので従業員さんに「今も売ってるんですか?」って聞くと「特急では売ってることもある」とのこと。

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▲この後リーダーはまんべくんのキャメルクラッチを容赦なく食らった


 長万部を越えると内陸に入り、猛烈な過疎や人口希薄地帯を淡々と行く道路。


 途中道の駅黒松内で休憩。


 気温はグイグイ上がるものの、北海道らしい肌寒い風で冬用の装備ままリスタート。

 蘭越を抜けてニセコでやっとのPC2、ここで付き合ってきた函館本線から別れて、真狩を通って洞爺湖畔へ。

 途中ニセコの景色は非常にワイドスクリーンで、丘の上に広がる畑や草原に思わず感嘆の声を出してしまいました。
 羊蹄山もお天気良く、雄大な姿を眺められました。

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 自分は普段、自転車に乗ってると漕ぐことばかりに気が向いてしまって、あまりこうして立ち止まって眺めたりとかしないのですが、この日はビュースポットも多く、あちこちで足を止めて楽しみました。


 洞爺湖で夕食を摂り、温泉に入ってひとやすみ。


 日が暮れてナイトポッドを点灯させて再スタート。
 壮瞥町でPC3
「このへんは確か、国鉄胆振線が走ってたんだよな……」
 と思いを馳せながら再び沿岸の伊達市へ

 ちなみにスタート直後の北斗市以降、まともな大きい街は伊達市に来るまでほぼ皆無で、広い道とロードサイドの店舗に「うわぁ、大きい街だなあぁ」と思いつつ走りました。
 長万部もずいぶん小さかったし、ニセコもそれほど大きいところではなかったし、森町、八雲町も……

 暗くなってくると予想していた通り、酷い寒さになり、シューズカバーは付けなかったものの、グローブは冬用のものに変えて走りました。

 室蘭のPCを過ぎる辺りから眠気も加わってきて、寒さと眠気でしんどい展開に。
 やはりブルベは一筋縄ではいかない!!

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 苫小牧あたりで夜明けを迎え(苫小牧は道がひどかった!)そこから千歳に向かいそこでゴール。
 認定距離は374km程、でした。
 一昨年のフレッシュが365kmだったから10km伸びたのかな?

・今回走って思ったのは、北海道は信号が少ないということ。
 信号峠らしいものはほとんどなく、大して踏んで走ってないのに、簡単にグロス25が出るということ。
 やはり信号は最大の敵だった。
 
 景色がよく飯が旨いが、それ以外の部分はそれほど言うほどのものではないということ。
 交通量も道を吟味しないと、トラフィックの激しい道が多くかなり気を使うし、アスファルトも荒れ放題、結構ラフロードが多かったなという感じ。
 ただ、北海道の景色は北海道でしか見れないので、これは何者にも代えがたい。

 それと予想していたように、やはり寒いということ。


 ロードバイクで走っても楽しいけど、クロモリのランドナー的な自転車か、バイクパッキング的な楽しみ方で、気ままに走るっていうのが一番楽しい気がする感じでした。

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 で


 ゴールして千歳から、札幌まで疲れきっていたけれど自走。
 思ったよりも距離があって40kmほど、時計台やらで写真撮って、あそぶべ公園行ったりして時間をつぶし、夕方からナイスプレイス、サッポロビール園で集まってバンケット。


 ジンギスカン食べ放題ということで、人生でこれ以上ない勢いで肉を食べまくって終わり。


 本当にこれ以上ない勢いで食べました。


 多分5~600gはジンギスカン食べました。
 自分のテーブルに来た肉の2/3は自分が食べたと思います。
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 ホント、ゴールしてろくに食事してなかったからね…
# by minagi_ichirino | 2017-05-08 00:16 | Bianchista
【チャリ】ビワイチって知っとるけ??
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 琵琶湖ロングライドに参加してまいりました。

 ロードバイク買わせた絵描き仲間の後輩レノルスをつれだして、140kmのビワイチライドに一緒にチャレンジ!

 新幹線で名古屋まで行ってそこから後輩とジョイン。
 車で前日に現地入りして1泊、姫路から来てたちょっとエッチな変身ヒロイン絵描きなたなべさんなど、知り合い二人ともここで合流して一緒に焼肉大会と、なかなかの充実ぶり。
(彼も一応は絵師なので、色々と突っ込んだ話題もしてみたり)
 
 肝心のロングライドは、4つあるウェーブスタートのうちの4番目のスタートだったこともあり、140kmのロングライド勢では一番遅いだいたい7時15分位にスタート。

 持ち込んだ自転車はOltre。

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 とは言えまだまだ初心者の後輩の引率ということで、非常にゆっくりとした、無理の無いペースでのスタート。
 大体巡航速度は20km程度なので、制限時間が10時間なので、ほぼタイムアウトと戦うギリギリ隊ペース。


 ただ、やたら歩道を走らされたり、ガタガタの路肩を進むように言われたりと、遅い人は総じて不慣れな人が多く、そこらじゅうで前走者に突っ込んだり、ひっくり返ったりしてる人を見かけて「おっかねえなあ……」という感想。


 最初のエイドステーション(27km地点)には貯金30分で到着。

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 前日焼肉を一緒した知り合いもここで合流し、4人で出発……!するはずが、自分が出発前にやっぱりもよおして、激混みの便所に駆け込んだせいで、最後尾ビブを着たスタッフに尻を叩かれて出発(ガチに最後尾です)


 色々振る舞われてましたが、前日の焼肉が残ってたので、コロッケだけ1つ食べる。

 琵琶湖の北側は結構な田舎で、残雪も目立って寒かったけれど、なかなか風光明媚で走りやすく楽しい道すがら。

 多少の……本当に多少のアップダウンがあったせいで、走りなれてない後輩のペースがイマイチ、かつ、かなりのスローペースだったので、合流した姫路からの知り合いはここでお別れして先行していきました。
 
 彼に合わせて結構スローなペースで合わせてたけれど、自分らの後ろすぐには、最後尾ビブを着たスタッフが居るのもあって、少しペースあげる?大丈夫?って話しつつ、下り基調の区間で若干ペースアップ。


 だいたい巡航ペースは25弱くらいでしょうか?
 直前で少し疲れてしまったものの、まずまず順調なペースで61km地点のエイドステーションには、だいたい30分ほどの貯金に再び回復。
 結構疲れたと話してたので、BCAAカプセルを彼に渡して休憩してると、同じBianchi乗りの女の子のグループに話しかけられる。

「かわいいBianchiですね!女の子の自転車かと思いました!」


 せっかくなので他愛もない談笑する。
 次のエイドまでは41kmくらい、彼女らの話によると「天ぷらとカレーが食えるので、頑張って走るといいですよ!」
 そういうのもあるのか、このエイドではごま団子1つと、小さいパンひとつだけでした。


 しかしカレーを目指し、エイドを出発して一緒に走りはじめて2~3kmで異変。
 一緒に走ってた後輩が明らかに失速、さっきまでのペースで全然走れない! 女の子のクロスバイクや小学生の子供にも抜かれて、巡航ペースは12~5くらいで走るので手一杯という感じに。
 
「疲れてるのか?何処か痛いのか? エイド出て調子が出ないだけか?」


 色々話しかけるが、膝の筋肉が痛い、ふくらはぎが重いとのこと。 辛くて力が入らないと。
 だめだこりゃ!オーマイガー!単純にもう脚がないヤツや!


 エイドからは余裕を持って出発したものの、後ろから来た人に猛烈にゴボウ抜かれ、区間の半分くらいで最後尾ビブを着たスタッフにも置いて行かれ、周囲にはゼッケンを着けた参加者はもうほとんど見当たらないという状況に。


 琵琶湖大橋も乗って走る気力も体力もなく、とぼとぼと自転車を押すのみ。

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▲ここが第三エイド、相方と共に自分も足切されたのだが……

 約100km地点の第3エイドまでは、いろいろ気を紛らわすように話しかけたり、励ましながらだましだまし走ったものの、結局ここでタイムアウト……
 カレーを楽しみに走ったのに、最後尾のスタッフにも、カレーが食べられますよとか励まされたのに、着いた頃にはケータリングは全部撤収していて、何も食べられず……OTL


「嗚呼、遅いのは罪だ……」


 通過チェックの机もクローズされていて、周囲を見ると、自分ら以外にも何人か足切りを食らった参加者が、クタクタになってへたり込んだり、立ち尽くしたりしている。
 スタッフに収容車に自転車と一緒に乗るように勧められ、相方はもう体力的に限界なので、スタート地点まで収容車で行くことに。


 自分もスタッフに案内されるものの、ゴールまではあと45km程だったのと、全く脚を使ってなかったので全然走れるというのもあって、自分は自走(と言うかロングライド続行)を選択。
 次のエイド(区間約25km)まで間に合えば大丈夫ですよね?と確認すると


「え?走るんですか!?タイムリミット1時間くらいしか無いですよ」
 
 そりゃそうだ、この時間にこの場所にいる参加者は大抵疲れて走れない人しか居ないし、走ると言われてびっくりされるのも無理もない。


 結局、貯金どころか借金20分で第三エイドを、撤収されつつあるなか、一人で出発。

 そこから一人35km巡航の猛烈なペースで飛ばし、信号があまりないこともあって、15分ほどで、最後尾ビブを着たスタッフをキャッチ。

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 途中近江八幡の、ちょっとした5~7%ほどの上りも、アウターギアで踏み倒して、他参加者をこれでもかとゴボウ抜きし、最終エイドには40分ちょっとで到着し、貯金を30分までひっくり返しました。


 ちょうど、第1エイドのあと、別れて先行していった知り合いも、出発するタイミングで無事見つけて合流!!

 ラストの20kmくらいの区間は、お互い楽しくライドしつつゴール……するはずが、第3エイドと最終エイドで何も食べられなかったせいで、ラスト10km切ってからのまさかのハンガーノックに(汗
 エイドステーションがこれだけあれば、補給食とか何もいらないだろう!ガハハ!とか思ってたんですが、まさかこんなにエイドで食べられないとは思っていませんでした……


 お前はバカか。


 ゴールしたらなにかエイドがあって食べられると思い、我慢しつつゴールし、受付に行くと無事「完走証」を渡されました。


「あの、完走証じゃなくて、食べるものを……ゴールはエイドとか、ないんですか」
「あぁ、ゴール地点はないんですよ~」


 オーマイガー!!


 結局琵琶湖ロングライドのエイドはコロッケ一つとごま団子1つ、りんごパン(バターロールくらい)しか食べられませんでした。
 あんまりな自分を気の毒に思った、姫路の知り合いから、持っていた補給食のまんじゅうとブラックサンダーを恵んでもらい、それに飽きたらず、屋台の焼きそばも食べました(有料)

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 ちなみにちゃんと最後は貯金1時間まで挽回しましたよ!
# by minagi_ichirino | 2017-03-13 00:35 | Bianchista
【チャリ】クロスバイクでシクロクロスはできるのか?【完結編】

 あれよあれよで挑戦にのめり込んでいくシクロクロス。

 今回はとうとう完結編、茨城CX城里町に出走してきました。


 カテゴリはC4のB組に出走、39人中13位でした。

 コースがすごいと言うお話で誘われていったのですが、とにかくキャンバー区間が激ヤバ、担ぎの階段もまさかの95段で、他のところで頑張って詰めても、ここが上手く走れないとお話にならないコース。

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 試走したところ、キャンバー区間がびっくりするような高さで、高所恐怖症の人は絶対無理やろなという勢い。
 自分も足がすくんでしまい、練習では一度もまともに乗車できず、全然走り方がわからないというようなレベル。

 他の区間も非常に立体的なコースで、とにかくライディングスキルにフィジカルも求められる、今まで走ってきたコースとはスケールがぜんぜん違う感じ。

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 そんな感じなので、スタートも最後方グリッドというのもあり、上位入賞は望めなさそうなので、とにかくヒートアップせず、自分のペースをキープして、スウィープに走る作戦に徹しました。

 ターマックの登り区間からスタートで、自分はゆっくりと様子を見ながらのスタートで、スタート直後の坂道を登る地点でほぼ最下位。
 そこからコースの序盤や中盤にある、比較的フラットな区間で踏み倒して前に出て、担ぎも練習した甲斐もあって、そこでも前との差を縮め、徐々に順位を上げていく作戦。

 難関のキャンバー区間は、1周目は怖くなって降りて押してしまったものの、押すと想像以上に体力を食ってしまいダメだということで、2周目からはイチかバチかの気合で乗車走行を敢行!!

 比較的グリップの安定してそうなセンターをキープしつつ、BB下がりのキツいROMA2を、クランクを斜面に当てながらも強引に踏み倒して、前へ!前へ!
一度も成功しなかったキャンバーの切り返しターンも、気合を叫びながら頭を真っ白にして、ハンドルを切り込む!


 怖い!

 

 ターンするときはビルの3Fくらいの高さから急転直下のターンをするので、考えてしまうとまともに走れない!


 カンチブレーキを握りつぶすように力を入れて引く!!引く!!
 パワーとグリップにフォークが負けて、バリバリバリとイヤな振動が手元に伝わってくる!!
 それでも手を離せば即転倒!!


 左ターン!少し行って右ターン!左ターン、右ターンから少し長いスロープ、ブレーキを握り倒してるのに、加速していく!


 止まらない!!


 近づいてくる右直角カーブ!!
 とっさに腰を引いて、後輪荷重、自転車を右に倒し、えぐり込むように踏むべし!!踏むべし!!(どこかで聞いたフレーズ)
やったぜ!キャンバー区間全乗車通過!!
うぉぉぉぉぉ!!!
(本当にこんな感じの気持ちで乗ってました)


 階段の担ぎ区間は、そもそも担ぎが考慮されていないただのクロスバイクフレームなので、無理せず淡々とクリア。

 最終周回のキャンバー区間では前の人の転倒に巻き込まれすこし遅れたものの、概ね乗車でクリア。コツを掴んだか!?
 階段もマイペースで登り、スパートしてきた一人に抜かれたものの、それ以外は概ねほとんど誰にも抜かれず、終わってみれば13位でした。

 スタートが最下位だったことを考えれば、26人抜いたのか……20位前後かなと思ってただけに、嬉しい誤算。


 特に今回は上位入賞の望みが薄く、キャンバー区間もなんとか最後にうまく乗れたこともあって、満足の行くレースでした。

 ちなみにROMA2は今回のあまりのハードな走行でフォークが折れました。
(フォークの両方のブレードに完全に一周のクラックが入ってしまいました)
 悪路走行禁止の自転車ではないとはいえ、さすがにお気楽クロスバイクなROMA2さんには酷過ぎましたねえ~


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 とにかく今回のクロスバイクチャレンジで痛感したのは、クロスバイクの限界ということ。

 クロスバイクでシクロクロスをやるにどの辺が限界なのかというと、まず本来レーシング用途で作られていないフレームなので、強度的な部分もそうですし、レースで運用するとなるとポジションがなかなか出ないという点。

 ROMA2の場合はとにかく落差が出なかったという点と、フロントフォークの剛性不足なんですね。

 カンチブレーキのストッピングパワーすら受け止められないとは……


 それからジオメトリー的な面、クロスバイクは安定感を出すためにBBのドロップ量を増やしてるフレームが多いんですが、シクロクロスでは倒しこんだ時のバンク角が稼げなかったり、凹凸を乗り越える際にクランクをぶつけやすいんですね。

 今回公式レースを2レース走って思ったのは、ちゃんとやるなら、ちゃんとしたバイク用意しないと……と言うことでした。

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 とまぁ、これでシクロクロス編はおしまい!


# by minagi_ichirino | 2017-02-13 23:44 | Bianchista